感想 井上堅二 『バカとテストと召喚獣3』

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

 内容を要約すると「覗く! なんとしてでも!」
 ははははは。バカよバカ、覗きバカよ!
 最初はちゃんと理由があったのに、虐げられ続ける内にいつの間にか、さも当然のようにその理由を放棄する辺りのバカさは、もう素晴らしい。気持ちはわかる。だが落ち着け! そして当然のように待ち構えるオチ。

 わはっ
  わははっ

 それで終わってしまうかと思ったら、こうきたか! そうかそうか。それなら話が違ってくる。次に出る巻が非常に期待度の高いものとして立ち上がってくる。
 だが、ここで終わっておいて次短編とかなしでしょ? なんですか? 新手の待ち戦法ですか? むしろ待たされるのは我々ですか? どうすてくれるんだよ、このじれったい気持ち!
 イラスト。179pの何故かいるー! が個人的には爆笑ものでした。なんでいつの間にいるのあなたー!? そして衝撃の最終ページ。いや、本当にどうするんだろ、これ。