感想 瀧川武司  『EME RED END―W-JACK』

EME RED END―W‐JACK (富士見ファンタジア文庫)

EME RED END―W‐JACK (富士見ファンタジア文庫)

 内容を要約すると「なんだぁ…… ENDだぁ…… いったいなんのENDだよてめーーーっ!!」
 だって、どう考えてもENDの看板に偽り有り、というか偽り以外の何があるんだよーーーっ!! と心ならずも叫んでしまう昨今。読んだ皆さんはいかがでしたでしょうか。私には先の慟哭通り、これがENDだと言うのは納得がいきませんでした。連載最終分なんてあれ、どう考えてもミドリ紹介回じゃないですか。そりゃ、乱の話も良子の話も一段落してますけど、それがどうやってENDだって証拠だよ! ふざけるなっ!
 それに、これでENDだとすると、三色ショートだってこれでENDですよ。なんてことー! EMEで実に一番楽しみだった部分が終了ですかー! 最後はなんだか良い感じにゆるかったので、その、失意に泣きぬれていいですか?
 しかし、地味に張られた伏線群とか一体どうするつもりでしょうか。つーか第九ってなんなんだ? 他のENDでもちゃんと出てくるのか? なんとかなるのか? いやそもそも今後はどうなるんだ、EME。
 あ、そういえば、茜ちゃん一ミリも出てこなかったな今回。Ωですらショートで出番あったのに……。なんてことだ……。三色の意味は紅、蒼、茜の三色の意味じゃなかったのか? 有名無実化してたのはそりゃ、知ってますけど……最後ぐらい……。
 とかんとか。