感想 秋田みやび 『ソードワールドノベル 輝け! へっぽこ冒険譚 2』

 内容を要約すると「グレソとフルプレートの狭間で」
 一巻目と二巻目の間に、リプレイの話がまたがっている構造なので、ちょっと不親切な手触りが漂ってますが、逆に秘密のピースを見つけたような味わいでもあり。まあこの辺はやっぱり、ファン向けなかもしれない。
 話はまったく変わって、イリーナヒースはまったくあり、というかリプレイ10巻のイラストでなんかキュンと来て以来のイリヒス派ですが、なんか今回のを見るにつけて脈的にあるかなしかを考えてしまいます。微妙に距離感が共に変わってきたのは分かるけれど、これは逆にイリヒスにならないんではないか。もっとなにか劇的なことがあれば、まったく別の道に行ってしまうのではないか、とか考えては見たものの、それは秋田みやびの掌の内だよなあ。イリ兄とヒス姉の仲、というのは、それの前哨戦に見えなくも無く、でも、当人達ではないわけだし、やっぱりどう転ぶかわからんよなあ。とも。……何こんなにやきもきしてるんでしょうね、わたし。