感想 中村光 『聖☆おにいさん 1』

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

　大体の内容。聖人達のおのぼり生活。
　見所。

　神降臨

　……まあ、そうだね。
　いまどき流行に乗ってみるつもり、というのではなく、「荒川アンダーザブリッジ」繋がりイコール作者買いしました。名前をちら、ちらと見るようになって、売れているのかなとか考えてみたりしなかったと言えば嘘になりますが！
　で、内容と言えばブッダとキリストの聖人二人組が下界＝地上でのんびり生活する、というだけと言えばだけな話です。何故日本を選んだのか、というのは最大の謎ですが、これが明かされる時は来るのでしょうか。
　一応ギャグ漫画の範疇に入るものですが、なんというか爆発的なものよりも、地に足をつけた地道なボディでこっちを削りに削って削りぬいてとどめのボディ、という地味目の攻め方でくるギャグ、というかギャップか、漫画でした。「よつばと！」みたいな日常系と言って差し支えないノリですが、ネタをことごとく聖人ネタにつなげて来るのがおにいさん流。まあそれが無いとただのあんちゃんの平日ですが。基本「荒川」より派手目な所が少ない感じですが基調は似ている、てか同じ作者だし、ので、そっちが分かる人は問題なく手を出せる漫画だなあと。これが大丈夫な人は「ゆるめいつ」に手を出しても大丈夫だと思うんですがどうか。←どうかじゃありません
　1巻の内容では浅草に行く話がいい。アジアで一括りにされるブッダの唇がまだたらこ気味だし！　後はプールの話も良かったなあ。割るなよ……モーゼじゃないんだからさあ……。いや、モーゼはもっと切羽詰った時にしてたから、それより上か。何が上だか分からないけど。後はおみくじか。通信手段にするなと。それ、まわりくどいよ！
　とかなんとか。