『まんがタイムきららミラク』2012年4月号 感想

今号の巻頭漫画感想

眉毛『純粋欲求系リビどる』

 プール授業だわっしょい! でも! という事で水着回とリヒト君の謎能力の発露が重なって、リヒト君が人前でリビドーを発露したらどうなるんだ? というのの解答となった感がある回となりました。リヒト君の謎能力は更に謎を増す事になりましたが、これで人前でリビドーを出しても問題ない事になったので、バトル局面の自由度が飛躍的にアップしたと言えます。謎も増えて話の駆動系に影響も与えて長期連載の足がかりも出来るし、いいてこ入れですな!←無関係なのにやたらしたり顔で
 さておき。
 今回のバトルは水中戦という事で、リビどる姿は当然水着です。今回先にプール授業があったので、スク水からの変身となりました。どんだけ水着回に力入れたいんですか! と叫びたくなる衝動と、でも眼福ですむくむくです! という喜びがない混ぜになってなんともいえない気持ちになるのでした。レンちゃんの布面積少ない水着もリクちゃんのゼンラーとスク水姿は最高でしたね! バトル面では相手がそれほど強くなかったけど、水中相手ではどうしようもない。どうする! と思ったらリヒト君の謎能力の影響で一網打尽、というのはややしょっぱかったですが、まあ陸生生物が水生生物に水の中で勝てる道理は無いですからね。リヒト君の謎が増した分とさっぴても、いい勝負の終わり方だったのかもしれません。

個別チェック三連撃

タチ『桜Trick

 お姉さん(美月さん)は妹(優)の事が大好きなんです! なので、その恋の相手が気になって仕方ないので、友達に監視を頼むというのが今回の筋。友達視点のぱっと見では仲がいい友達にしか見えない感じでありますが、優と春香の間は深い仲でありまして、ゆえにちょっとした事でも分かっている読者側からすると細かくキマシタワー出来るのでありました。ガチ百合、おいしゅうございます。
 今回はキスがしっかり描かれたのも印象的でした。最初の身長差ネタが最後にぴりりとアクセントを加えており、単に可愛い百合ー、ではなくガチで百合ーであるのを深く心に刻まれるのでした。というか、今回はガチでエロいな…。

奄美あまゆ『Lisa Step!』

 健康診断回。こあ先生が成長したらやだなあ…。という想いに深く囚われましたが育つわけねーから! もう成長期終わってるから!

パイン『きしとおひめさま』

 ものがたりはここからはじまります。っておせー! と思ってしまったのは無理からぬ事でしょうか。一年以上使ってプロローグ、って他の途中脱落した初期連載陣にも似た様な御仁がいましたな…。本当によくここまで生き残れたなあ、というのが、その言葉を見て思ったのでありました。
 それはさておき。今回は物語が大きく動く回となり、きしとおひめさまが再会する話でもあり、ついでに謎が膨れ上がる回だったわけですが、それらが特に引っかかり無く描かれたのはこの漫画にとっては大きなゲインでしょう。ちょいギャグ調のタイミングがおかしい時期を乗り越え、タイミングよくギャグ調を混ぜつつシリアスにも展開出来る、というのが今回でまぐれではないと証明されたと言えまして、今後の長期連載にも期待が持てると言うものです。今回はちょっと遠景になった途端に絵がヘタレるというマイナスがありましたけどね! あれは今後は是正していただきたい所ですよ。

今号の巻末漫画感想

あfろ『月曜日の空飛ぶオレンジ。』

 大体の内容は遭難! という事でななみんがおばちゃん宅からの帰宅に見事に失敗。そして遭難する事に。そこには普通の遭難風景(普通?)が繰り広げられるかと思ったら、この漫画は『月曜日の空飛ぶオレンジ。』ですよ? そうは問屋が卸しません。そこは謎周波数で引き寄せられた森川さん(42)や通い道だと言うせんぱいの登場で意外と愉快に。せんぱいの方はテントなどを出してきた上に遭難に慣れているので、ななみんの助けになって、もし来なかったらこの漫画どうなっていたの……・と思わされれましたが、周波数が合うと助けに来るという森川さん(42)は全く役に立ってなかってなくてもにょもにょ。あんた何しに来たんですかねー! と、ななみんと大体同じような事を思いました。最終的に佐藤さん(熊)に追われるエンドになった森川さん(42)の未来はどこだってどうでもいいわ!
 さておき。
 今回のヨシノの出番は一コマでした。それも超モブっぽい顔出してるだけで台詞も無し。そしてこの諦念……。そしてこの諦念……っ! という事でヨシノについて語ろうかと思ったんですが一コマの登場では、遠目の崩れた顔でもヨシノと分かるスキルの高さを誉めそやす以外に手が無く、でもこのヨシノも崩れ気味でかわいすなあ、という気持ちにはなりました。これでもうちょい出番があればですねー!

一応の総評

 月刊二度目となりました今回。前回に隔月連載と告知された作品の穴はどうなる。どうするどうなる! と思ったら普通にゲストを入れる策でありました。まあ妥当ですね。隔月新連載とか無いですよねー! 後、一作分埋まってないで数減ってますけどねー!
 連載陣の方は比較的堅調に見えると言えます。中盤がちょっときらら本誌並みにゲストが多いというハンデを補うにはまだまだ、という気もしますが、それでも見てる方が慣れ慣れてきたのか、先にも言ったように堅調に見えるんですよね。それがいいのか悪いのか、は藪の中ですが、でも一応でも堅調に見えるのなら、張りぼての虎でもいつかは本当の虎になるかもしれない。そんな夢物語を夢想するのでありました。

今回の掲載順変動

 掲載順がどう変動したのかのメモを残しておきたいと思います。作品の並び順は便宜上、第一回を基礎にしています。

作品名 vol'1 vol'2 vol'3 vol'4 vol'5 3月号 今回 位置±
リリィ 1 1 2 2 4 4 - -
桜Trick 2 5 3 3 3 3 3 ±0
純粋欲求系リビドル 3 2 4 7 1 2 1 +1
夜森の国のソラニ 4 7 7 1 7 10 2 +8
メラン・コリー 5 3 13 8 5 12 15 -3
Good night! Angel 7 4 1 4 2 1 4 -3
月曜日の空飛ぶオレンジ。 8 8 17 3 11 19 18 -1
Lisa Step! 9 15 16 13 6 16 11 +5
おきまりラブ 11 6 5 15 9 18 - -
きしとおひめさま 12 13 8 5 13 8 13 -5
Seed 13 9 19 19 18 - 17 +1
スイート マジック シンドローム 14 14 9 10 8 15 5 +10
福33三色バンチ 17 12 14 9 15 13 - -
tune! - - 10 16 - - - -
となりの魔法少女 - - 11 6 10 6 - -

ゲスト枠

作品名 3月号 今号 位置±
TEI OHー! 5 10 -5
くじらジュブナイル 7 6 +1
幸腹グラフィティ 9 7 +2
そこにいず 11 9 +2
虹色教室 14 14 ±0
彼女は彼女だけど彼女じゃない 17 16 +1
城下町のダンデライオン - 8
アイコト - 12
終了枠
  • vol'5
    • 『前から2両目』『にじげんめのうた』『ルンルルコミュニケーション』『るーてぃんルーティン』『びぎなーず9』(全てvol'1から)