石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第4回(2014年9月号)

承前

 石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛なので、この機会にその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:12コマ(61コマ中)
    • 今回はメイン三人に更に男の子がプラスされたので登場コマ数的に不遇な感じのいちこちゃん、だと思っているのか? というくらいに飯たくさんくれや!(意訳) とかじゃんけんに意地でも勝つぜ! な行動とかによって短い出番で印象の棘が刺さりまくるいちこちゃんなのでした。こういう馬鹿は男子に多い印象ですが、女子でこれですからね。毎度書きますがこの子の将来が老婆心によって不安爆発します。これで将来同窓会とかでとんでもないレディになって現れて、男子が皆「そんなのありかよ!」ってなりそうでもあるのが更に怖い。
  • 今回の台詞

そんな! おかずをいっぱい食べるためのテクニックにあんな手があったなんて!!

  • ふたばちゃんがみゆちゃんへの好感度上げの為におかず食べてあげる、というのを横から見ていてこの反応。運動モンスターは知ってましたが食欲でもモンスターであったか。というかテクニック違います。

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:31コマ(61コマ中)
    • 相変わらずの小策士(小学生策士の意)であるふたばちゃん。今回は意中?のみゆちゃんがたくさん食べたいとしているのを見て、女子なんだからダイエットした方がいいんじゃないのー? と焚きつけつつ、ダイエットならこういう方法もあるよねー、とするという見事なマッチポンプかましておりました。基本的にみゆちゃんをいじって楽しむのがふたばちゃんのライフワークなんだなー、という感じで上げたり下げたりしており、この子も毎度書くけど将来大丈夫かなあ。
  • 今回のセリフ

何この悪寒!?

  • 男子面子が出てきた、というのでふたばちゃんが自分に気がある! と大勘違いしてるガキの妄想に寒気を覚える、ふたばちゃんなのでした。というかそいつ(名前分からん)の勘違い力は三千世界に響き渡るレベルのもので、将来ふたばちゃんに保険金掛けられて、とかになりそうな予感がビンビンします。

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:37コマ(61コマ中)
  • この漫画って基本的にみゆちゃんとふたばちゃんで成り立ってるなあ、という感じで登場コマの多いみゆちゃん。今回は給食たくさん食べたいけど、ダイエットとかも! という女子らしい展開でありました。まあ、ダイエットはふたばちゃんがマッチポンプしてる感じがあるので、まさに流されやすい小学生、みゆちゃんの面目が躍如っております。まだ小学生だから致命的にはならないけど、これが将来も、と思うとやはり不安を感じさせます。でも、流されやすいというか普通の子ってこんな感じだもよなあ。
  • 今回のセリフ

ふたばちゃん…

  • 流石にこのちょろさは普通の子って感じ以上の物を感じるなあ、という、焚きつけたふたばちゃんが給食を少し食べてあげると言われた瞬間のみゆちゃんなのでした。