今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2015年5月号)

承前

 まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
 選ぶのはある程度の方針として、前、中、後と衛の定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
 それではいってみましょう。

黒田bbAチャンネル

 突然服の話をし出すナギ。すわ、彼氏ができて意識の高い系女子に!? とみせかけ。基本は皆で服持ち寄って、という可愛い回でした。女の子が服の話できゃいきゃいするのはわりと定番のネタですが、そういやこの漫画じゃあまり見なかったなあ、とも。にしても、ナギの私服の意識が低めなのが可愛いですね? お兄ちゃんの着たりとか、こういう所でもお兄ちゃん子してるのがもう。可愛いなあ! 後、ユー子が持ってきたケーちゃんの服が何故かセクシー寄りで、意外な一面がこんな所で見られるとは。本人はユー子が目立つの嫌っている部分があるのに、自分は、というのが中々倒錯的です。素晴らしい。ですが、一番素晴らしいのは可愛いコーデされたナギである事は論を俟ちません! 何あれ超可愛い! 可愛いしか言ってないくらい可愛い! あのコーデ凄いよ!流石∀のお兄さん! スーツナギとかも見たかったけど、あれが見られれば後三年は戦えます!

原悠衣きんいろモザイク

 今回のゲストだというのにここで感想を書く、という段でどういうレベルだったかはお察ししていただきたい。時期的にも原作時間的にもすっかり忘れてたやてへぺろ! とバレンタインネタをゲスト先でぶっ飛ばす原悠衣先生はやはり一線越え済みでしょう。これでなんとか綺麗に収まっている=普通の漫画だとおかしい!なんだけどこれはきんモザだから全く問題ありません! というのがもう。最初の方でアヤヤがぶっ壊れ妄想、バレンタインからその生涯を妄想して「幸せになってね…」トなった辺りでこの回が綺麗に落ちるのかというのに恐怖を持って見なければならないから困ります。まあ、先に書いたようにオチはついたから、本当に良かった。というか、やっぱり原悠衣先生は物が違う。『シグルイ』で言うと藤木源之助くらい物が違います。怪物や……。

もず『ばーどすとらいく!』

 武断派の刺客! シリアス展開、行っちゃいますか!? と思ったけど、現時点ではひとまず置くみたい。とはいえ、宇宙人である事をばらすというカードがある相手が登場、というのは中々難しい綱引きが始まった感があります。それ武断派的にもこの漫画的にも切り札だしなあ。その点がどう変遷していくか、は今後の見どころでしょう。にしてもクロさん、ちょっと頭悪い感じなのはやっぱりまだ地球慣れしてないからだろうか。そりゃクルさんでも最初頭悪い感じだったしなあ。その辺が整ってきてからが、この漫画の正念場でしょうか。