感想 高遠るい 『はぐれアイドル地獄変』2巻


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はぐれアイドル地獄変 2

 大体の内容「はぐれアイドル地獄変 Part2」。少しは知名度の出てきた南風原海空さんですが、相変わらず鉄火場に持っていかれるという謎の天運が今回も彼女を襲います。そんな運命にも負けずに頑張る海空さんの姿に打たれる物があったりなかったりするのが、『はぐれアイドル地獄変』なのです。
 今回の鉄火場は、結成された日本KGB(勿論、英字はカップ数)の敏腕マネージャーの昔のことでとっ捕まっての元外人大関とのVS。その前のエロ展開についても背後関係にI○Cが絡んでいるという無茶苦茶具合ですが、それに輪をかけて無茶になるのがやはり豪島セーラさんが突如登場して海空さんと百合営業した人をビックリドッキリメカで責めるという展開。腹筋をしてボタンを押さないと責め具が止まらないというエロ漫画ではよくあるっちゃそうなギミックですが、最大速度で秒間20往復とかそれ安全性能大丈夫ですか? という代物で、名前も『哀少女ポリアンナ1号』と飛ばしておりまして、そのネーミングセンスとともに記憶に残るエロ展開となっています。その後もフードファイターな人があれを豪食するとか、一々エロい展開をぶっ込んでくるエロ展開の桃源郷のような回でありました。それには実際お○ん○んもお○ん○んもろくに映りませんが、そういうのじゃねえんだよ、エロってのは! というエロセンスが光っていたかと思います。実際使えますし。←おい
 さておき。海空さんのことですね。
 今回のVSは先に書いたように元外人大関。色々狼藉を働いたせいで角界追放の憂き目にあったものの、そのヴァンパイアなお○ん○んでセーラさんに太鼓判を押された男優。そして実際に大関を張っていただけはあるタフネスで海空さんを追い込みます。流石にこれは今回で海空さんの純潔が、と思ってハラハラドキドキでしたが、一瞬の隙をついての経絡突きでの海空さんの勝利とあいなりました。このバトルの流れは大変楽しかったので、流石だなあという素直な感想が漏れるばかりです。というか、描いてて活き活きしているのが感じ取れる内容であります。
 さておき。
 海空さん、知名度が上がってまいりましたが、やってることがやっぱり色物で先の日本KGBも百合営業とかマネージャーが仕掛けたりするし、ド朝のお天気リポートで何故か板割りがセットだったり、そろそろ露出は抑えめにしようとしたらファン離れが、という具合で本当にこの人芸能界に輝ける日が来るのだろうか、という老婆心めいたものが湧いてきます。特にイメージビデオで露出抑えるようにしたらファンがブーイング、つまりギリギリの露出をするというのが基本となってしまっているので、その色を払しょくできるんだろうか、というのが。生半な道じゃないので、本当にどうなってしまうんだろうか。一瞬でも輝ける日が、本当に来るのだろうか。セーラさんみたいな偏光レンズに当たった光みたいなのじゃなく、なんだろうか。今後が気になるばかりです。
 さておき。
 それにしても今回も豪島セーラさんがいい所持っていき過ぎです。先のエロ展開での出しゃばり具合といったら! I○Cの方々に、クールジャパンのルビが人権後進国にあてがわれるという台詞を言っちゃったりしてます。日本のセックスシンボルって自分で言ったりしてます。元外人大関を招へいしたのもセーラさんです。誰があの人に頼んだんだよ! って言いたいくらいのエロ独演会の様相すらありました。もうエロ展開はあいつ一人で十分じゃないかな。ってなんか画像貼りたいくらいです。そして、そしてこの巻巻末での、スピンオフでの主役しているというのを、そして単行本も出るというの見て、やっぱり皆に好かれる、ある意味この漫画のシンボルになってんだなあ、という感想しか出ないです。まあ、これだけキャラが立ってたらそら人気出るわ。てか単行本、普通にエロ本なのかしら……。セーラさんメインだしなあ……。
 とかなんとか。