『スプラトゥーン』.96ガロン私的覚書 Bバスパーク編

この項について

 この項は個人的にスマッシュヒット、売上的にもスマッシュヒットな『スプラトゥーン』の.96ガロン(以下無印)の攻略めいた覚書です。私的な、あくまで私的な覚書なので至高の飛躍があるかもしれませんが、それについてはご容赦いただきたい。ほとんど自分の為に書く物なのです。それでも一応騙……語りかける体裁では書いていきますが、わかりにくくてもそういうものだと思ってください。
 さておき、それではいってみましょう。

Bバスパークについて

 初期マップラインナップの一つのBバスパークです。全体的にスロープになっている場所が多いのでローラーでウロウロするのが大変し易いマップであった、というのが個人的な思い出です。実際相手の攻撃を坂を下りてかわす場面は結構見られるマップではないでしょうか。ただしっかりしていないと、いない間に相手の陣地に乗り込んだぜ!>こっちの陣地が塗られてる!?>取って返したらまた相手と出会わない上に塗りかえされてる! という不毛なうろつき合戦になってしまうので、そこをどうするか、というのがポイントになってきます。つまり、真ん中の塔をどうするか、ですね。
 それでは、攻め方、守り方を考えていきましょう。

攻め方について

 Bバスは無印的にはやりやすい所とやりにくい所が明確かと思います。互いの陣地近くは見晴らしも良く撃ち易いし、塔の上も大変効果的な場所です。対して相手陣地へと向かう道の、三本ある導線の左右二つが狭くて正面衝突も多いのが難でありますし、塔の周りの窪地も狭くてリーチが活かしにくい。ということで、攻める場合は高台を中心に考えるのが基本となります。
 塔の上は無印にとって大変有利な位置です。それは単に高いから攻撃を受けづらいというだけではなく、無印の射程なら相手の自陣侵入を未然に防ぐことも出来るからです。ここの押さえが無いと、相手がずるずると自陣に侵入して、だから味方も敵のいない方を行って、とグダグダになるばかりなのです。そういうグダグダも楽しいですが、しっかり攻略するならきっちり押さえる必要が出てきます。無印の射程なら、左右の侵入路をあらかたカバー出来ますし、また火力があるのでエイムさえちゃんとしていれば抜けられ辛くなります。その点が無印の良さですね。
 中央が取れた時は、基本は長射程を活かしてくる敵を倒したり下がらせたりという言う立ち回りですが、この塔に固執し過ぎるのもあまりよくありません。あまりに分かりやすい有利な場所な為、ひたすら狙われるからです。特にトルネードとメガホンレーザーを使われると退避する以外の道がありません。そうでなくてもキューバンボムや、そもそも横を塗って登ってくることも可能な訳で、維持するのは大変です。なので、方向性としては周りをきっちり塗りつつ、味方の援護を貰いながら、その援護をしながら、でもまずくなったら逃げる。この辺りの機微をきっちりするのが、塔での戦いの要です。
 逆に中央を攻める時はどうするか。無印単体で出来るのは左右のちょっとした高台から上を狙い打つか、下から撃つか、突貫するかです。どれも重要ですが、無印の性能からすると、突貫よりは左右の高台から攻めるのがよいでしょう。右の方が味方側なので上に上がり易いですが予見されやすく、左の方が不意を突き易いものの相手側なので上に上がりにくい、となっております。どちらもどちらの難しさがありますが、塔の上以外の道の制圧にも使えるので、登り方は覚えておきたい所です。
 突貫と下から狙うのは状況次第であります。突貫は上手くしないと無駄死にしやすいですし、下から撃つのは牽制効果はあるけど当たり辛いので時間がかかって横合いから撃たれるしで、難度は高い場合も多いから、本当にいけると踏めたら、が基本です。
 中央の制圧が出来れば、相手の侵入を防ぎつつ、攻めていく形となります。相手陣地の周りはこちら陣地と同様なので、開けたところ。なのでポジショニングは大事ですが、無印の性能、射程が長く連射が遅いこと考えると、やはりここでも攻め過ぎないのが合言葉。相手陣地近くにある金網の足場辺りを駆使して援護していくのが基本形でしょうか。上手く後詰するのも長射程の仕事です。
 次はそれ以外の仕事、守りの仕事を見ていきましょう。

守る場合

 守る動き方は戦線を維持することが基本になる訳ですが、Bバスでは戦端の開かれる場所が広めであり、単一の箇所で防げても他の場所で抜かれる場合が往々にしてあります。それを嫌って敵のいない所を、とすると敵と味方のぐるぐっまわーるぐるぐっまわーるが完成してしまいます。それを防ぐ中央の塔を占領する行為は攻め同様に守りにも必要です。そこについては攻めで書いたこと以外でもう少し踏み込んだ所を。
 守る場合は、その位置を守るか、横の道を守るかというのを取捨選択をしていくのが肝要です。先に書いたように逃げないといけない場合もありますが、それも未然に防ぐように動くことも必要です。具体的には射程内を塗っておくこと。このゲームの基本です。これは味方の助けも要りますが、塔の下の方も塗れていれば、塗った場所がレーダーの働きをするこのゲームの強みを活かせます。上から狙っている場合は良く周りが見れるので、ゲームパッドも同時に見ていくといいかと思います。
 横の道を守るのも、自分の位置を守るのの延長線上。塔の周りを通らないといけないというマップの構成上、塔から守るのが基本になります。一応、右の道なら高台から狙う方策もありますが、この辺は小競り合いに終始するので、大枠は塔の上からだと考えたいところです。
 塔の位置より下がって戦う場合は中々難しいのがこのマップ。侵入路が広く、三カ所あるのでどっちを押さえても入ってこられるのが辛いところ。右の道は相手がイカになって登らないといけない所もあるので押さえやすい以外は、どこも簡単に侵入出来るので、中央を落とされたらどう取るか、それをどうフォローするか、という思考にした方がいいかもしれません。

塗る思考法

 Bバスは塗るのは大変楽な部類のマップです。開けていて、高い所から撃つのも出来て、なので適当でももりもり塗れます。ただ、バトルでの効率を考えると、スプリンクラーにある程度任せておく方向がいいでしょう。初手なら自分が進む前方以外に、主に右の方に投げておくのが鉄板。それからちょくちょく付けていきますが、塔の上や右や左の高台の上などが設置候補。他がそれ程高くないのと、その三点が壊すのに登らないといけない場合があるというのでいやらしい場所になるのが理由です。また、押している場合は適当に相手の陣地近くにぶん投げるのも効果的です。

ということで〆

 Bバスパークは、

  1. 中央の塔が最重要地点なマップ。攻めるも守るもここ次第。
  2. 道が広い為に、慣れないうちは相手と遭遇しない場合もあるマップ。そこをどう噛み合わせるかがポイント。
  3. 塗る場合はどうスプリンクラーとこちらの塗りとを最適化するかが重要なマップ。適当でもわりといけるけど。

 ですね。
スプラトゥーン個人的覚書