ワーキングプア層に違和感・追記

 久々のエントリに私の想像に反してブクマがついたので追記。

ワーキングプア層に違和感 - はにっき

 そもそも就職できなかった人もいるってこともあるんですよね。


 でも、うちの親父なんかは、私の将来つきたい職業を聞くと「そんな仕事に就けるのか」って必ず言ったっすよ。

 恐らく私が医者か農家にでもなるとでも言わない限り言われたでしょうね(ちなみにうちは農家ではない)。

 うちの親父の持論はこう↓

 人はとことん困ったときテレビを買わなくなるかもしれないが、医者に行かない人はまずいないし、飯を食べない人もいない。だから医者か農家が一番だ。

 いや、突っ込みどころ満載なのはわかってます。私は、医者でも農家でもないし。でも、結局、いわゆる(私基準でない)「勝ち組」でないにしろ、ワーキングプアに陥ることなく暮らせていけている人って、ただ運が良かっただけでなく、こういった忠告を鵜呑みにするでないにしろ、それに近い安全パイを拾った人なんだろうなと思ってます。

 「そんな、親が言ったとおりに生きるのなんてつまらないだろ」とか「あほくせー」という意見もあるでしょう。


 私もそう思ったことがありました。というか、今もちょっとは思ってます。



 でも、この世の中って、それが通るほど楽チンな世の中なんですか?



 不慮の事故で一家の大黒柱がいなくなり、生活に窮する母子家庭がいくらでもいる世の中なんです。まずはそういった人たちの救済でしょう。



 日本では、精密電子機器のエンジニアの就職先はかなりあるでしょう。この進路を選んだ人はワーキングプアにならずに済んでいるはずです。ですが、もし、未開の地だったらどうでしょうか? この人は、はっきり言って用なしです。そんなところではジャングルに分け入って一匹でも多くの野豚を狩ってくるほうがよっぽど価値があります。狩なんてできないこのエンジニアは、自分がかろうじてできる些細な仕事をするしかなくなるでしょう。そんな彼はたちまちワーキングプアです。

 そう。つまり、進路を選択する時点で、この国ではどんな人材が需要があるのかということは常に考えねばならず、それに対する助言は先人たち(親とか)がしてくれてるはずなんです。もし、そういった助言もなにもしなかった親がいるのだとしたら、ワーキングプアのケツぬぐいはその親がするべきだと私は思います。その助言を跳ね除けたのなら知ったこっちゃありません。



 そして不幸にもその親そのものがいない家庭であったのだったとしたら、そこにこそ福祉のメスを入れるべきだと私は思います。

結論

私の勝手な妄想。

先人の助言を跳ね除けたワーキングプア

 知ったこっちゃない。勝手に野たれ死んでくれ。

先人(親)が助言をしてくれなかったワーキングプア

 親がなんとかしろ。それは子育ての失敗だ。

親がいなかったワーキングプア

 公的支援を。そして、同じような人がでないように親がいない(または片親)の子供たちに支援を。性格の不一致などで離婚した人自身には公的支援は要らないと私は考えています。

事故、病気などがきっかけでなったワーキングプア

 公的支援を。

リストラの末になったワーキングプア

 知ったこっちゃない。私の親父はリストラではないが50で前の職場の窮状を見て依願退職したもののすぐに再就職し、エンジニアとして何年も活躍してる。しかも、不況の色が濃く残るド田舎でだ。決して高学歴ではないが、そんな腕を持つ親父を私は深く尊敬している。

なんでそんなに厳しいの?

 え? だって、私が苦しかったとき、お上は助けてくれなかったもん。自分の力で這い上がったんだから、お前らも自分で何とかしろってこと。