旧友に会う

仕事帰り、某雑誌を買おうとうろうろして、諦めモードでJRの改札を通り、京王の改札を通ろうとしたところ、何やら見た顔が。大学の同級生ヒデであった。
いま準社員扱いだという、某社のベースボールカードを改札を通らないでやりとりしてた。駅員がけげんに見るなかで、ムダ金はびた一文出さない姿勢が彼らしい。後ろでは、改札を突破したらしいメガネがとっつかまっていた。
ひととおりのやりとりが終わるのを待って立ち話。話には聞いていた就職関係の話と結婚の話を本人から聞いた。
しかし、就職してて良かった。いま無職で会ってたら、しどろもどろだったろう。なんつーか彼は身の処しかたがうまいので、会ったときには己を振り返って“いままで適切な判断を下してきただろうか?”と考えてしまうんで。
別れて帰るとき、メガネは財布を開いていた。だったらちゃんと払えよ。