花房観音  「歌餓鬼抄」 このページをアンテナに追加

2007-03-24 私の好きなあの人は、いい男です。

 私の好きなあの人は、いい男です。

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 まいど!横山だ!(横山やすしのことです、、、と、わざわざ書いてしまうところが昭和は遠くになりにけり)

 前回の日記にも書いたが、ワシが部下の新人OLを仕事を教えるついでに調教して、完全なマゾ奴隷となった新人OLがワシの命令に従い会社の皆の前で、オナニーを始めてイク瞬間に泣きながら放尿してオフィスの床を濡らし、それをケツを出したまま四つんばいになって雑巾で床を拭くOLのアナルに「んまあ!汚い物をひり出す下品な穴を神聖なオフィスで丸出しにするなんて、おしおきしないといけないわね!」と言いながら書類が閉じてあるバインダーでバシバシ笑いながら叩く変態女課長の役で登場している「猫の神様」、http://www.shinchosha.co.jp/topics/nekokami/読んだかな!


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 嘘ですって。そんな内容の本じゃありません。信じないで下さい。嘘ですよ〜っ。私は本当は、女性専用車両で、マゾ奴隷の人妻に、「ここでオナニーしなさい。男に見られるより、同性に見られる方が、恥ずかしいでしょ。うふふ。恥ずかしい?恥ずかしがって嫌がってる顔が可愛いから、いじめたくなっちゃうの。ほら、さっさとオナニーしなさいよ!早くしないとご褒美あげないわよ!」と命令する変態女調教師の役で登場しております。


 もうええ加減にしますね。しまいには誰かに怒られそうだ。そんな私の妄想話は置いておいて(置いておきましょうよ、忘れてください)「猫の神様」改めて読んで、しみじみと美しい文章だなぁと思いましたの。


 「巧い文章」というヤツは、ある程度の経験や努力で何とかなると思うんだけど、その技術に溺れてしまうと「どうだ!巧いだろ!感動しろ!」と上から読者を見下してしまうと思うんです。そうやって、読み手を馬鹿にして(書き手が無自覚にしろ)傲慢になってしまうと、それが文章からどうしてもにじみ出ると思うのよ。それは文章だけの話じゃないか。だから「昔は面白かったけれども、段々面白くなくなる」書き手とか、作り手というのが数多く存在するということは、そういうことだと思う。技術が磨かれれば磨かれるほど「面白くなくなる」とという怖い現象が存在するということは。

 だから「巧い文章」には私はあんまり魅力を感じない。へー、ふーん、上手どすなぁーと、感心はするけど、それだけ。それ以上のものは無い。

 でも「美しい文章」というのは、感心じゃなくって感動するものだと思うんです。じゃあ「美しい文章」というのは、どういうものなのかと具体的に述べよと言われたら上手く言えませんが、、、結局「魂」の入れ方なのかなぁとも思います。だからAVでも本でもそうなんですが、私的な恋愛が描かれたものに人々感動させる「名作」が生まれるのは「魂」が籠めやすいからなんでしょうね。


 歌でもそうですね。「巧い」人は、たくさんいるけれども、人を感動させる歌い手は、魂の入れっぷりが凄い。全身全霊かけて、我が人生をかけるように歌う人というのは自分の魂で、人の魂掴みます。

 「魂」を入れるというのは、それは自分自身に対しても、読者や聞き手に対しても誠実であることなんじゃないかと、先日知人のライブに行って思いました。


 前回の日記に、東良さんの本のことと、西原理恵子さんの伴侶の鴨志田さんの訃報のことを書いたのですが、作家・柳美里さんのブログに鴨志田さんの葬儀の際の西原さんの喪主挨拶のことが出ていました。http://www.yu-miri.net/diary/mailbbs.php?page=1422日の分の日記です。(mixiのコミュって情報収集に便利やね)そういえば、柳美里さんも一人の男性の最期を看取ったんですよね。好きな人の最期を看取るということは、辛いことだけど羨ましい。



『とてもいい男でした。彼のことで嫌な思いをしたひとは、どうか忘れてください。ほんとうは彼は意志の強い男です。いい男です……』

 西原さんが、鴨志田さんのことを「いい男」と繰り返し表現されているのが印象的でした。苦労は散々されたんだろうけれども(だから離婚されたんだろうし)それでも「いい男」だったと思えることは、やはり幸福な出会いだったのだろうかと(無責任ながら)思いました。

 「毎日かあさん」の中の、「好きだった人を嫌いになるのは難しい」というセリフが、ずっと心に残っていたのです。でも本当にそうだと思う。一度好きになった人を嫌いになるのは難しい。20歳前後の若い娘が、「今まで付き合った人はー10人ぐらいー」とか言うのを聞く度に、それはセックスした人数であって恋人の人数じゃないから!と突っ込みたくなるのですが(しかしセックスした人数は更に多かったりする)、一度本当に好きになった人を、簡単に嫌いになれるわけがないので、人間は一生のうちに、そんなにたくさんの人を好きになれないと思うんですよね。

 誰かを好きになる、その誰かと真剣に対峙するということは、かなりのエネルギーも要ることなので、尚更たくさんの人と「恋愛」なんて出来ないと思うわけなんですが、、、まあ、「好き」にもいろいろあるから、それは人それぞれの価値観と言ってしまえばそれまでなんだけど。


 そして一度好きになった人を嫌いになる時というのは、どういう時か。それは「軽蔑」し始めた時なんだろうと自分の経験を振り返って思いました。例え他に好きな人が出来ても、「軽蔑」しない限りは、想いが形を変えたりしながらも残ると思う。「軽蔑」しちゃったら、終わりだと思う。軽蔑しながらも利用価値があるから続けるという関係も存在はしているでしょうけれど。


 そういう軽蔑しながら付き合い続けるということも(それは恋愛関係だけの話じゃないですね。友人関係でも同じだ)アリなのかも知れないけれども、そういう関係だと、上記の西原さんのような「とてもいい男でした」というセリフは出て来ないだろうなぁと思います。

 好きな人は、「いい男」であって欲しいし、軽蔑はしたくない。例え別れの時が来ても、「いい男」のままで、別れたいなぁと思う。(別れ難くなるという矛盾を孕みますが)


 じゃあ、「いい男」であるということは、どういうことなのか。それは自分自身の人生に対して真摯であろうとする人が「いい男」じゃないかしらと思いました。



 外は、雨です。弥生3月も、あと少しで終わります。

 

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