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鈴木清順の陽炎座

DVDで十何年振りかに視ましたよ。

（最初に視た時はVHS）

『ツィゴイネルワイゼン』の陰に隠れてそれ程評価されていないと思われる本作ですが、

ビジュアル的な鮮烈さではこちらの方が上ではないでしょうか？

絵金の凄まじさは矢張り凄いよなあ。

あと、鈴木清順映画の特徴である妙な軽さ、おかしさ全開であり

“大正浪漫”のみを期待すると大分違うので、そのあたりが微妙な評価の原因かもしれません。

つーかコメディ（と云うより落語の笑いか）は清順映画の魅力なのになあ。

DVD発売の際に収録されたインタビューで、清順監督が松田優作について

「にっかつ映画の頃の俳優と違って、動けませんからね」と云っていたのが印象的でした。

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