半坪ビオトープの日記

2010-11-30 赤塚松月院

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先週、毎年恒例の史跡巡りで、板橋区北部の赤塚から高島平地域を散策した。

赤塚でよく知られた寺院として、萬吉山宝持寺松月院がある。曹洞(禅)宗に属し、本尊は釈迦牟尼如来を祀る。

創建は不明だが、下総の豪族、千葉自胤(よりたね)が1456年に赤塚城に移り、ここを本拠に勢力を挽回した後、近くにあった真言宗宝持寺を曹洞宗に改宗させ、寺号を松月院と改めさせて千葉氏の菩提寺とし、寺領を寄進し自ら中興開基となっている(1492)。

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開山は、後に大本山永平寺十世となって永平寺再興に力を尽くした高僧、曇英慧應(どんえいえおう)である。この本堂は1754年の再建である。

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松月院は徳川家康より1591年に御朱印40石の寄進を受けた古刹で、以後歴代将軍はこれを踏襲したため、現在この家光朱印状を含め12通が残されている。

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江戸時代末の1841年には兵学者高島秋帆により、徳丸が原で大規模な砲術演習が行われ、その際陣屋となった松月院には演習関係の遺品が多く所蔵されている。これは砲術調練図である。

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陳列館としての松宝閣には、ほかにも開基千葉氏の遺品、高島秋帆や代々住職の書、この釈迦涅槃図や十六羅漢図などの江戸時代の仏画も展示されている。

2010-11-29 ヒメイチゴの木

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アセビドウダンツツジに似た白い筒型の花と橙色や赤色の実がなっているこの木は、ツツジ科アルブツス属のヒメイチゴの木(姫苺の木、Arbutus unedo 'Compacta') という園芸品種である。。

ヨーロッパ原産の樹高3m以上になる耐寒性常緑中低木だが、矮性のコンパクタという品種がヒメイチゴの木という名で出回っている。

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花期は10〜12月。ヤマモモの実に似た径2cmの果実は、緑→黄→橙→赤と、翌年の秋にかけて次々に色づいていくので、面白いことに秋には花と実が同時に楽しめる。

皮はタンニン原料になるほか、果実はジャムや果実酒に利用される。

2010-11-28 目白庭園の紅葉

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ようやく都内も紅葉の盛りになってきたので、近くの目白庭園に紅葉狩りに行った。

9月にも見た回遊式の小さな日本庭園だが、池の周囲には六角浮き見堂や、石塔、滝の流れなどがあり、変化に富んでいて見物客が多い。

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庭の奥の築山から水が滝となって流れてきて、周りの紅葉越しに見ると水しぶきが躍動感を与えて、ひととき渓谷を思わせる。

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滝見台の奥にもすっかり色づいた紅葉が集まっている。

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赤や黄色のモミジ葉が青く澄んだ空や常緑樹の緑に映えて美しい。

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水際の赤鳥庵という数寄屋建築の前から池を挟んで対岸を眺めると、池の水面に映る光景がことのほか興趣をそそる。

2010-11-27 ツルシキミ、チェッカーベリー(ヒメコウジ)

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ミヤマシキミによく似たこの木は、ミカン科ミヤマシキミ属のツルシキミ(蔓樒、Skimmia japonica var.intermedia f. repens) という。ミヤマシキミの変種で、北海道、本州の日本海側の多雪地帯に適応している。関東以西、四国九州の山地の冷温帯にも自生する。

積雪に適応して茎の下部が地を這い、高さは30〜100cmになる。枝はしなり、折れにくい。花期は5〜6月。白い花は雌雄異株で、果期は10月から翌年の5月と長い。強健で栽培は容易だが、全草および果実はアルカロイド(ジクタミン)を含み、有毒なので注意を要する。

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10数mmの実がなるこの木は、ツツジ科ゴーテリア属のチェッカーベリー(Gaultheria procumbens) という。和名は、シラタマノキ属のヒメコウジ(姫柑子)という。

アメリカ東北部原産の常緑小低木で、革質で光沢がある暗緑色の葉をつける。7〜8月に帯桃白色の花が咲き、9月以降、鮮やかな輝赤色の果実が熟し、2月ごろに及ぶ。冬には葉が赤みを帯びる。

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寒さに強く日陰を好むのでクリスマスからお正月の寄せ植えによく使われる。シラタマノキと同じくサリチル酸メチルの成分を含むので、葉をもむとサロメチールの香りがする。

英名は、Checkerberry、Wintergreen、Eastern Teaberry という。

このように箱根湿性花園では、ダイモンジソウなどいくつかの山野草も販売していた。

2010-11-26 恒春カズラ、ムレチドリ

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光沢のある黄色の花冠が鮮やかなこの花は、キントラノオ科トリステラテイア属のコウシュンカズラ(恒春カズラ、Tristellateia australasiae) という。沖縄、熱帯アジアオーストラリアに分布する常緑つる性低木で、高さは2〜3mになる。

熱帯、亜熱帯では通年、沖縄では4〜12月、本州では5〜10月と花期が長い。鉢植え用にコンパクトな、ミリオンキッスという園芸品種が、香春カズラという名で出回っている。

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こちらの赤紫色のランは、ステノグロッティス属の交雑種でムレチドリ(群千鳥、Stenoglottis cv. fimbriata × longifolia) という。属名は、ギリシア語 stenos(細い)と glotta(舌)に由来し、唇弁にちなむ。

南アフリカからタンザニアにかけて分布する地生ランで、林床の岩の上や樹木の幹に着生する。花期は9〜10月。高さは30〜50cmで、ハクサンチドリの近縁種である。

2010-11-25 マツムラソウ、キバナノツキヌキホトトギス

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この風変わりな花は、イワタバコ科マツムラソウ属のマツムラソウ(Titanotrichum oldhamii) という。

沖縄石垣西表島台湾中国南部の常緑樹林内の湿った岩場に自生する、草丈15〜30cmの多年草

花期は7〜10月。花冠は黄橙色で、筒状漏斗形、内側には赤い斑紋がある。絶滅危惧�類(VU)の危急種である。

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こちらのホトトギスは、キバナノツキヌキホトトギス(黄花の突抜杜鵑草、Tricyrtis perfoliata) という。宮崎県尾鈴山周辺の渓谷の崖のみに自生する固有種で、茎は50〜70cmになる。

花期は9〜10月。国内のホトトギスの約20種のうち、葉が茎を巻いている(突き抜き)のは、この種だけである。絶滅危惧�A類(CR)である。

2010-11-24 アキチョウジ、エンシュウハグマ、ジンジソウ

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高尾山ではセキヤノアキチョウジを見かけたが、こちらは岐阜県以西の本州、四国九州に自生する、アキチョウジ(秋丁字、Plectranthus longitubus) という。和名は、秋に丁字形の花を咲かせることによる。

花期は8〜10月。山地の木陰に生える、高さ60〜90cmの多年草である。

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こちらも高尾山で見かけたオクモミジハグマと同じモミジハグマ属で、エンシュウハグマ(遠州白熊、Ainsliaea dissecta) という。秋田県静岡県西部に多い。

花期は9〜10月。山地の木陰に生える高さ30cmほどの多年草である。

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ユキノシタによく似た花を咲かせているのは、ユキノシタ属のジンジソウ(人字草、Saxifraga cortusaefolia) という。関東地方以西の本州、四国九州の渓谷に自生する。

丸い葉のユキノシタと違い、掌状の葉には深い切れ込みがある。5・6月に咲くユキノシタと違い、花期は9〜11月。ダイモンジソウと違い、上の花弁3枚が小さく、下の二枚が「人」の字に見える。

2010-11-23 ダイモンジソウ

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ユキノシタによく似たこの花は、ユキノシタ属のダイモンジソウ(大文字草、Saxifraga fortunei var. incisolobata) という。

属名のサキシフラガは、ラテン語の「saxum サクスム(石)」と「frango フランゴ(割る)」という意味で、岩の割れ目に自生していることや、大きな岩をゆっくり砕いてしまう印象から、または結石を溶かす薬草であるから、などの諸説があります。

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日本全土、朝鮮半島南千島サハリン中国の渓谷や岸壁に自生する多年草で、地域変異が大きく多くの変種が知られている。花色は白が基本だが、赤や桃色など多くの園芸品種が作出されている。この濃桃色の花は、「緋の舞」という。

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ダイモンジソウの花弁は5枚で、上の3枚は短く、下の2枚が長いため、漢字の「大」という字に似ているのでこの名前がついている。

ユキノシタも同じような形の花だが、花の咲く季節が違い、葉にも明らかな違いがある。こちらの赤色の花は、「紅珊瑚」という。

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ダイモンジソウは、山間僻地では古くから、利尿、便秘薬などの民間薬として利用されていた。

また、ユキノシタと同じく、アクが少なく美味しい山菜で、天ぷら、和え物などに活用される。この白い花は、「ナチダイモンジソウ」という。

2010-11-22 サラシナショウマ、ヤマラッキョウ、シラサギカヤツリ

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白いブラシのようなこの花は、サラシナショウマ属のサラシナショウマ晒菜升麻、Cimicifuga simplex) という。日本全国、アジア東北部の山野に自生する多年草で、高さは1〜2mになる。

和名は、若葉を水で晒して食用にすることにちなむ。茎葉は解熱、鎮痛の漢方薬として活用される。花期は8〜10月。大きな総状花序は雄大で、大きめの庭によく似合う。

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紅紫色の花は、アリウム(ネギ)属のヤマラッキョウ(山辣韮、Allium thunbergii) という。福島県以西の本州、四国九州沖縄の山地の草原に自生する鱗茎植物で、高さは40cmほどになる。

花期は9〜11月。葉はアサツキのように細い円筒状で、総状花序は半球状のアサツキの花と違い、球状である。

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白鷺が飛ぶ姿に見立てたこの花は、カヤツリグサ科イヌノハナヒゲ属のシラサギカヤツリ(Rhynchospora colorata) という。北アメリカ南東部原産で、高さ50cmほどになる湿地性植物。

花は中心部分で目立たない。花期は5〜10月。長く白色を保つ葉状総苞は清々しく、涼しげな水鉢植えに向くので、夏場によく出回っている。

英名は、Star-rush という。属名は、ミカヅキグサ属とかディクロメナ(Dichromena) 属とも呼ばれ、別名も、シラサギスゲ、スターグラス、シューティングスターなど多くあるが、意外と日本的な風情があり、シラサギカヤツリの名が一番似合っている。

2010-11-21 イソギク、アワコガネギク、フジアザミ

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湿性花園で推奨できる花としては、4月のミズバショウや5月のクリンソウコマクサなどがある。

径5mmほどの黄色の頭花がたくさん集まって咲くこの花は、キク属のイソギク(磯菊、Chrysanthemumu pacificum) という。千葉県から静岡県太平洋岸の崖に群生する、高さ20〜40cmの多年草

花期は10〜11月。葉には浅い切れ込みがあり、葉裏は銀白色で、覆輪のように見える。

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こちらの黄色のキクは、アワコガネギク(泡黄金菊、C. boreale) という。名は、密集する頭花が泡にように見えることによる。別名は、キクタニギクで、京都府の自生地(菊谷)に由来する。

花期は10〜11月。岩手県から近畿地方九州北部の山野に自生する。高さは1〜1.5mになり、盛んに枝分かれする。

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この花は日本最大のアザミで、フジアザミ(Cirsium purpuratum) という。中部地方関東地方の山地の砂礫地に自生する多年草で、高さは60〜100cmになる。富士山の周辺に多い。

花期は8〜10月。頭花は径9cmほどになり、葉も大きく、株全体が堂々としている。

私事ですが、登山家の級友がマナスルで急逝したという訃報に接し悲嘆に暮れている。

規模は違うけれど、そろそろ老後の山歩きを始めようと思っている身には、一寸先は闇だとの遺言だと思われるので心したい。

2010-11-20 ハコネギク、ノコンギク、リュウノウギク、ハマギク

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箱根湿性花園には日本全国の湿性植物が約200種のほか、草原や林、高山植物が約1100種、外国の花も含めると総計1700種集められている。

四季折々に咲く花も春から夏にかけて多く、やはり秋は少ない。秋の花ではキク科の花が特に多い。

この花はアスター(シオン)属のハコネギク(Aster viscidulus) という。花期は8〜10月。高さ30〜60cmの多年草で、箱根を中心に富士火山帯の山地に多く自生する。別名、ミヤマコンギクという。

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こちらの花は同属のノコンギク(Aster ageratoides var. ovatus) という。花期は8〜11月。本州、四国九州の野山にごく普通に自生する、高さ50〜100cmの多年草

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この白菊はキク属のリュウノウギク(竜脳菊、Chrysanthemumu makinoi) という。和名は、仁丹などの漢方薬に使う竜脳に似た香りの油が含まれることによる。

花期は10〜11月。本州の福島県以西、四国宮崎県の山地に自生する、高さ30〜90cmの多年草

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こちらは同じくキク属のハマギク(浜菊、C. nipponicum) という。花期は9〜11月。

茨城県から青森県太平洋岸に自生する、高さ50〜100cmの亜低木。花が大きく美しいので、江戸時代から鑑賞用に栽培されている。

2010-11-19 箱根湿性花園、リンドウ、ハコネトリカブト

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箱根仙石原は、江戸時代初期まで「千石原村」という地名で、昔から広大な原野が広がっていて、ここを開墾すれば千石もの穀物が収穫できるだろうということから名付けられたという。

しかし、火山灰土壌と湿地のため夢と終わり、屋根葺き用のカヤだけが出荷された。

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園内には湿原や川・湖沼などの湿性植物のほか、草原や林、高山植物も植えられている。秋の花を代表するこの花は、リンドウ属のリンドウ(竜胆、Gentiana scabra var.buergeri) である。

花期は9〜11月。本州、四国九州の山野に自生する、高さ20〜100cmになる多年草

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こちらの青紫色の花は、トリカブト属のヤマトリカブト(Aconitum japonicum var. montanum) と表記されていたが、丈が低いのでその変種のハコネトリカブト(A. j. var. hakonense) と思われる。

ヤマトリカブトは本州中部以北に、ハコネトリカブト中部地方及び関東西部の山野に自生する。

2010-11-18 仙石すすきの原

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先月末に箱根に出かけたが、雨天のため仙石原の湿性花園だけを見てきた。

湿性花園を起点に仙石原すすきの原を循環する「仙石すすきバス」が、秋(9月中旬から11月上旬)の土休日のみ運行している。

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台ケ岳(1044m)の裾野から仙石原高原一帯に広がるススキの原は、まことに広大である。

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湿原植生復元区となっている仙石原湿性花園の一部にも達していて、園内からも散策できるようになっている。

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台ケ岳の裾野のすすきの原は、遠くから見ると黄金色のじゅうたんのように輝いて見える。

2010-11-16 藤原の里ふるさと村郷土館

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帰りがけに、藤原ダム近くの藤原の里ふるさと村郷土館に寄り道した。藤原集落ではダムで約160戸が水没したのだが、この地方の民俗行事や生活用具・道具、奥利根山岳会の資料などが展示されている。

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ここ藤原集落の明川地区では、明川桜の里といって千本以上の桜の木が植えられている。

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夏にはホタルの里となるそうだ。

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近くには奥利根民俗集古館や雲越家住宅資料館などもあったが、またの機会にとっておくことにして帰途に就いた。

2010-11-15 奈良俣ダム、湯の小屋温泉

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湯檜曽の先から利根川源流に向かう。藤原ダム、須田貝ダム、奈良俣ダム、八木沢ダムと首都圏の水がめといわれる大きなダムが続く。

奈良俣ダムは1990年完成のロックフィルダムで、堤高158mと利根川水系では最も高い。

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この辺りの標高は約800mで、放水路の周りは紅葉の盛りを迎えているようだ。

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水上温泉郷の一番奥にあるのが湯の小屋温泉で、タヌキの宿で有名な洞元荘があるが、今回は17ある源泉かけ流し貸切露天風呂が無料で入浴できる龍洞に泊った。

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翌日は朝から雨だったので、紅葉の名所という利根川源流の照葉峡をあきらめ、温泉三昧で昼近くまでのんびり過ごした。

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中でも川のせせらぎと紅葉が眺められる露天風呂がよかった。

2010-11-14 天神山

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天神峠の奥に少し上ると天神山がある。その山頂にある東屋には「希望の鐘」が設置されている。

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天神山から見る谷川岳(1977m)は、少し陽が差してきたように見える。天神尾根をたどって谷川岳まで3kmだが、往復すると5時間以上かかるので高齢者には難しい。

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谷川岳の左(西)には、俎堯覆泙覆い燭阿蕁法∨太郎山(1954m)、仙ノ倉山(2026m)といくつも山が連なっている。

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帰りもリフトとロープウェイを使った。

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こちらの谷はもう日が陰っていたが、少しでも紅葉を楽しもうと眼を凝らして眺めながら下った。

2010-11-13 天神峠から

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天神峠には、二つの鳥居の先に天満宮、同じく二つの鳥居の先に弁財天が祭られている。右の弁財天の周りには水が溜まっていて、5月頃にはミズバショウが咲くという。

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左の天満宮の脇には「諸天善神嶽(中院)の由来」なる看板が立っていて、平安初期に菅原道真が没した後全国に天満宮が祀られたことや、谷川岳天満宮の由来が書かれている。

また、この地で西暦1000年代の皇宋通宝、1100年代の政和通宝などの中国の古銭が発掘されたことを記し、信仰登山の古い歴史を紹介している。

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天満宮の後ろの岩場からも谷川岳が望めるが相変わらずどんよりとした雲に囲まれている。

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北の白毛門(1720m)笠ヶ岳(1852m)朝日岳(1945m)方面には晴れ間が見えていたが、こちらもやがて雲に覆われてきた。

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東を見ると、高倉山(1449m)の彼方に武尊山(2158m)、その左に燧岳(2356m)や至仏山(2228m)などの尾瀬の山並みが見える。

2010-11-12 天神平からリフト

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天神平(1319m)からは谷川岳(1977m)がすぐ近くに見える。午前中は晴れていたのに午後になってどんよりとしてきたのが残念だ。

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ここから天神峠(1502m)までペアリフトが運んでくれる。

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左には高倉山(1449m)が見える。ここ一帯が間もなく天神スキー場としてにぎわうのであろう。

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谷川岳をよく見ると双耳峰であることが分かる。左がトマノ耳(1963m)で、右がオキノ耳(1977m)だ。数日前に降った雪もところどころに見えた。

2010-11-11 谷川岳ロープウェイ

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先週、紅葉を見に谷川岳周辺に出向いた。ロープウェイ土合口駅(746m)から天神平駅(1319m)まで2400mを10分で上る。

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今年は9月が暑かったため紅葉がはっきりしないという。向かいの山を見ても赤い葉は少なく黄褐色の葉が多い。

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それでもやはり山肌近くを眺めると紅葉の真っ盛りという感じがする。

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ロープウェイに乗って上から紅葉を眺めるのもなかなかいいものだ。

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既に上の方は盛りを過ぎていて、枯れ葉が目立ってくる。

2010-11-10 シュウメイギク

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キクの花に似ているこの花は、アネモネ(イチリンソウ)属のシュウメイギク秋明菊、Anemone hupehensis var. japonica) という。

京都の貴船地方に多いので別名、キフネギク(貴船菊)とも呼ばれるが、古くに中国から渡来して野生化したものと考えられている。

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本州、四国九州の人里近くの山野に自生する。花期は9〜11月。高さは50〜80cmになる。花色には赤、白、桃色などがある。

2010-11-09 シラネセンキュウ、セキヤノアキチョウジ、ツリフネソウ

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琵琶滝コースも小川が広くなるとともに道幅も広くなってくる。道端にシシウド属のシラネセンキュウ(白根川芎、Angelica polymorpha) が咲いていた。

名の由来は、中国の薬草である川芎に似た白根山に生える草という意味である。

花期は9〜11月。本州、四国九州の山地の木陰に生える多年草で、高さは80〜150cmになる。

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沢沿いにはヤマハッカ属のセキヤノアキチョウジ(関屋秋丁字、Plectranthus effusus) が大株となって咲いていた。関屋とは関所の番小屋のことで、関所のあるような所に生えるという意味である。

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花期は9〜10月。関東、中部地方の山地に自生する多年草で、高さは30〜90cmになる。

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こちらの赤紫色の花は、ツリフネソウ属のツリフネソウ(釣舟草、Impatiens textori) という。

花期は8〜10月。北海道から九州までの山地の渓流沿いに自生する一年草で、高さは50〜80cmになる。

やがて高尾山ケーブルカーの清滝駅に出て簡単なハイキングは終わり、近くの温泉施設でのんびり昼食休憩してから帰途についた。

2010-11-08 琵琶滝、岩屋大師、サワガニ、シュウカイドウ

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6号路、つまり琵琶滝コースは沢沿いの細い道なので、11月の混む時期になると上り専用になる。実際、園児たちがぞろぞろ登ってきて摺れ違うのがたいへんだった。

かなり下ってから左側に琵琶滝が見えた。しめ縄の先に滝の流れ出し口があり、この滝に打たれて修験者達が修行に励んだ。

ここで熱心に修行する者には滝の音が琵琶の音に聞こえることから琵琶滝というそうだ。今でも4月〜10月には、蛇滝とともに滝に打たれる水行の修行場となっている。

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さらに下ると岩屋大師に出る。昔、嵐の中、病気で難儀している母子のため、弘法大師は法力で岩に穴をあけて母子を避難させた、と伝えられている。

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この辺りで小雨の降る中、道端にサワガニがさ迷い出てきた。一日中湿っている沢沿いではよくあることと思う。

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小川の水際にはベゴニア属のシュウカイドウ(秋海棠、Begonia evansiana) が咲いていた。花期は8〜10月。中国マレー半島原産で、江戸時代初期に渡来し、神社仏閣周辺に半野生化している。

2010-11-07 コウヤボウキ、アキノキリンソウ、タイアザミ

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上りの1号路は山頂で終わり。下りは尾根道の稲荷山コースが滑りそうなので6号路、つまり琵琶滝コースをとることにした。

下り始めるといくつかの花に出会った。この目立たぬ花は、キク科コウヤボウキ属のコウヤボウキ(高野箒、Pertya scandens) という。昔、高野山では竹を植えることを禁じていたので、この枝を集めて箒にしたことに由来するという。

関東以西の山地に自生する草本状の小低木で、花期は9〜10月とされる。同属にはカシワバハグマがあり、オクモミジハグマに似る。

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黄色い小花が集まって咲いているこの花は、アキノキリンソウ(Solidago virgaurea var. asiatica) という。

原種北半球に広く分布していて、日本にはこの亜種や高山に咲くミヤマアキノキリンソウ(S. v. var. leiocarpa) が自生する。

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こちらのアザミ関東地方で最も普通に見られる、タイアザミ(大薊、Cirsium nipponicum var. incomptum) である。

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ナンブアザミ南部薊)の変種で、別名、トネアザミ利根薊)ともいう。

2010-11-06 高尾山頂、タマアジサイ

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薬王院の飯綱権現堂の上には不動堂がある。室町時代初期の作とされる不動三尊像が安置されている。さらに進むとようやく高尾山頂に着く。10月下旬の時点では、まだ紅葉は始まっていない様子だ。

高尾山(599m)は「明治の森・高尾国定公園に指定され、また東海自然歩道の東側の起点ともなっている。

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山頂の広場は「十三州大見晴台」とも呼ばれ眺望のよさが有名だが、この日はあいにくどんよりと曇っていて富士山の姿も見えなかった。

「こんな天気ではお客も少ない」といいながら「やまびこ茶屋」のおばさんが店を閉めてしまったので、楽しみにしていたお昼は下山後に延期となった。

茶屋の脇には「高尾ビジターセンター」があり、高尾周辺の自然や歴史などの資料を展示している。

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山頂にはまだ、タマアジサイ(Hydrangea involucrata) の花が一つだけ咲き残っていた。福島県から岐阜県の本州中部と伊豆七島に分布し、蕾が球形なのが特徴である。

2010-11-05 飯綱権現堂、天狗社、アズマヤマアザミ

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飯縄(飯綱)権現とは、信州飯縄山に対する山岳信仰が発祥とされる神仏集合の神である。

高尾山薬王院は南北朝時代、俊源という中興の祖が祀った飯綱大権現が多くの信奉を集め、戦国時代には武田、上杉、北条氏から、江戸時代には多くの庶民から崇敬された。

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飯綱権現堂(本社)は、江戸時代(1729年)の建立で、朱色の拝殿、弊殿、本殿の三棟が連なるいわゆる権現造りの建築である。彫刻の装飾は極彩色に彩られ、都の有形文化財となっている。

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飯綱権現堂の左にはいくつか小さな社がある。いちばん小さい社が天狗社でいろいろな下駄が奉納されている。

その右の新しい社が飯縄大権現社といい、これが飯綱権現堂の前身と思われる。さらに右の奥には福徳稲荷社がある。

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高尾山参道や山道の脇にはアザミの花がよく咲いている。山林内や林縁に生えるこのアザミは、アズマヤマアザミ(Cirsium microspicatum) という。

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関東地方中部地方に分布し、花期は9〜11月。頭花は葉の脇に穂状につき、斜め上向きに咲く。

2010-11-03 薬王院山門、天狗像、修行大師堂

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やがて階段の続く男坂と回り道の女坂に分かれ、合流した地点に権現茶屋があって休憩できる。

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なおも進むと高尾山薬王院の山門に着く。総檜の重層入母屋造りの山門には四天王が鎮座している。

普通の山門では、ほとんど正面の二天王だが、ここでは持国天(東)、増長天(南)が正面に、広目天(西)、多聞天(北)が裏側(内側)に建っている。

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これが宝塔槍を手に持つ多聞天である。

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山門の内側には、大天狗(鼻高天狗)小天狗(烏天狗)の像が立つ。中興開山630年を記念して、平成17年に設けられた。

天狗とは何かについては諸説あるが、この修験山伏の格好をした天狗は、古くから祀られた森や山の精霊と考えられてきたものであろう。

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修行大師堂には弘法大師が祀られている。その向こうに見えるのは鐘楼である。

2010-11-01 浄心門、神変堂、オクモミジハグマ

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高尾山の1号路を上って最初にくぐるのがこの浄心門で、「霊気満山」の額がかかり、これより修験道の霊場、薬王院の境内に踏み入る感がする。

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浄心門のすぐ先に、修験道の祖といわれる役行者が祀られている神変堂がある。役行者は、七世紀後半に日本各地を回り、多くの山を修行の場として開山した。役小角(えんのおづぬ)ともいわれる。小角とは神事で使われる楽器のことである。

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神変堂の先に「殺生禁断」の大きな石碑があり、樹齢数百年の杉の並木が続く。

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掌状の大きな葉と白い房状の花が特異なこの花は、モミジハグマ属のオクモミジハグマ(奥紅葉白熊、Amshaea acenfolia var. subapoda) という。

ハグマ(白熊)とは、中国から渡来したヤクの尾の毛で、日本では法具の払子、槍の柄、兜などに付ける白い房状の飾りで、花の形が似ることによる。

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花期は8〜10月。本州に自生する多年草で、東日本に多い。