エアコンの修理

昨日悲願(大げさ)であったビルトインコンロの交換を行ったが、一難去ってまた一難、ということで、今日は富士通ゼネラル製のエアコンの修理をスケジュールしている。このエアコンは、昨年9月に購入したものでまだ一年も経過していないが、なぜか冷風が出なくなったのだ。エアコンの故障はこれまで何度も経験しているが、これまでで印象に残って(残すな)のは、シャープ製エアコンが冷えなくなった件だ。このときはエアコン内部に入っている茶筒のようなファンの目に埃がつまっていて、「冷えてはいるけれど、ファンが(本当に)茶筒状態になり、せっかく冷えた風が出てこない(したがって、一向に冷えない」というものだった。今回は、まだ新しく、ほとんど使っていないこともあって、風はばんばん出てくるが何故かその風が冷たくないのだ。

グーグル先生に聞いてみたら、家電量販店の店員をしたことがあるという人が「実は室外機にバケツで水をぶっかけると冷えるようになる(ことがある)」と書いてあるのを発見、「これだ!」と思って、夜中にパジャマで外に出て、室外機に水をかけてみたが(警察に見つからなくて良かった)、まったく効果がなかった。それであきらめて普通に電話して、出張修理を申し込んで次第である。

修理はコールセンタに電話したわけだが、電話をとったオペレータの女性の方がもう苦情になれ抜いていて、最初から超低姿勢、何を言って「申し訳ありません」「めんごめんご」状態でなんだか脱力した(案外作戦だったりして)。笑ったのは、こんなやりとりだ。

  • 「おそれいりますが、エアコン吹き出し口の部分に埃がつまっているというようなことは。。。」
  • 「それはありません。購入したのは昨年9月でほとんど使っていませんし、先月運転したときは冷えてました」
  • 「まあ、それはそれは購入したばかりでご不便をおかけして申し訳ありません。ところで、運転モードのほうはどのようになっているでしょうか?」
  • 「運転モード、ですか?あ、あの冷房、暖房、除湿とか?」
  • 「はい、そうでございます」
  • 「あ、そう言われれば運転モードは確認してなかったかもしれません。間違って「暖房」にしていたら冷えませんよね?。。。ってそんな馬鹿な(笑)」
  • 「大変申し訳ありません(ここで二人で笑う)」

ということで午後修理屋さんがやってきた。最初に室内機を見て、風が出ているが冷えていないことを確認、その後室外機を見る。室外機のまわりを確認してから、「これはガスですね」と言う。詳しいことはよくわからないが、要するに配管のつなぎめの部分からガスが漏れてしまったのが原因のようだ。コンプレッサーを室外機に接続して、真空状態にして、それから持参してきたガスが入ったボンベを開き、ガスを注入する。それで、運転して冷えることを確認して修理終了だ。時間にして一時間強。購入から一年経過していないので、メーカー保証で無償だったけれど、よく考えてみるとそもそも富士通ゼネラル社のエアコンには何の落ち度もない、というか故障もない。ユーザに請求しなくても発生する稼働(作業工賃)と出張費が富士通ゼネラルに行くのはおかしな話で、設置工事に問題があったのだから設置をした業者が負担すべきような気がする。

修理屋さんにお礼を言って見送りながら、ふと家にあるもう一台の富士通製エアコンのことを思い出した。このエアコンは、4,5年前に購入したもので、フィルタの自動掃除機能がついている。「そういえば、一度も掃除をしたことがないけれど大丈夫のかな?」と気になった。マニュアルを読むと、家にあるタイプは、フィルタのほこりをエアコン本体に内蔵するスペースに「保管」する仕様で、ときどき掃除してくださいとある。マニュアルを見ながら慎重に部品を取り外して、中を開いたところ数年分のほこりが一杯たまっていて、外にあふれているところだった。掃除機をかけてほこりを吸い取り、慎重に部品を取り付けて、最後にリセットボタンを押して動作に問題がないことを確認した。これでまた数年間忘れても大丈夫。でめたしでめたし。