ほぼ一年ぶり

保守。
最後の更新から、もう一年近くたっていました。
この間、陶芸は春と秋の活動になっていて、作陶した点数は10品にも満たないのではなかったかと思う。
久々に作陶すると、形を作る勘は鈍っていないのだけれど、土の固さの調整が面倒だったり、土と釉の組み合わせや、電気窯の温度設定 例えばねらしの時間などを忘れてしまう。
今シーズンは、目標をもって陶芸に取り組みたいとおもいます。

初窯(20100327-0404)

年度末の繁忙期から開放されると同時に、日本電産シンポの100V小型電気窯を半ば衝動買い?で購入してしまいました。

以下、初窯の生贄たちです。



とっくりは、上耐熱土赤に、白化粧土をある方法でのせたが・・・

収縮率の違いからばりばりにはがれてしまったのでふき取って、なかったことに・・・

で、これが問題の電気窯、名前はプティですが、ひところ流行った家庭用餅つき機のデカイ版のような様相。
雨の当たらないベランダの端に鎮座していただきます。
とりあえず400℃まで試運転して湿気をとばしました。

700℃素焼き終了。昇温の速度は1分1度くらい。

釉掛け。三号釉と茶流紋釉です。

1240℃で焼き上がり。ついに自宅でもこんなことができるようになったと感激。
100℃を切ったあたりで窯を開けたものの、しばらく貫入が入りつづけて「ピンピン」いってました。

中央上の焼き締めは以前七輪で焼いたものを投入。紹興酒が浸みていたせいか、浅黒くなって、しかもクラックだらけ。

・黒御影土+三号透明釉+茶流紋釉 茶流紋の発色が全然。

・徳利&ぐい飲み軍団。
茶流紋が還元がかったようで、緑系の色は綺麗なんだけど、酸化焼成では青白い色が出るはずだが、わずか。この電気窯は酸化焼成のはずなのだが・・・研究が必要である。





三千盛の限定品「ひなたぼっこ」を身欠きニシンを炊いたもの(嫁さんの母親作)でいただきます。

課題:
・温度のコントロールと焼き上がりは全然問題なさそう。どこにおいたものも良く溶けている。
・酸化・還元雰囲気がどうなっているのかいまいちわからない。
・電源を入れていると常に回っている冷却用ファンがうるさい。(夜静かなときはかなり気になる。)焼き始めから終わりまで結構時間がかかるので、深夜にかからないサイクルを考えねばならない。とりあえず遮音壁代わりに板を置いて大分マシになったが、まだまだ工夫が必要。
・300〜200℃で電源を切って、自然冷却したが、とくに問題はなさそう。マイコンがやや心配。
・ねらし時間や温度カーブを自由に設定できるので、結晶釉系統もやれそうな気がしてきた。

窯出し(20100320)

<今回の戦利品>
(1)上耐熱土赤+三号透明釉+茶流紋

(2)上耐熱土赤+鬼板絵付+三号透明釉+茶流紋

(3)上耐熱土赤+鬼板絵付+三号透明釉+茶流紋

(4)上耐熱土赤+油滴天目(筆塗)

(5)黒御影土+三号透明釉+茶流紋

(6)上耐熱土赤(素焼七輪)+茶流紋

(7)上耐熱土赤+油滴天目(筆塗)

(8)上耐熱土赤+油滴天目(筆塗)

(9)黒御影土+三号透明釉

(10)黒御影土+白化粧土(生掛)+三号透明釉

(11)上耐熱土赤+三号透明釉+茶流紋(筆で一部)

(12)上耐熱土赤+白化粧土(生掛)+三号透明釉

(13)上耐熱土赤+白化粧土(生掛)+三号透明釉

(14)上耐熱土赤+三号透明釉

(15)上耐熱土赤+鬼板絵付+三号透明釉

(16)上耐熱土赤+油滴天目(濃い目+薄目)

(17)上耐熱土赤+三号透明釉

この4点を後輩らに進呈予定.

釉掛け(20100314)

しばらく前に先生に預けた品々の素焼きが終了したとのことで、釉掛けさせてもらう。
今回はあまり色々な釉薬を使わないでやってみる。

・鬼板絵付け
・透明釉のみ、透明釉+茶流紋釉、油滴天目


 

作陶(20100207-0208)

黒御影土を入手したので、試しに。
最近使っていた上耐熱土赤と比べると、非常に伸びの良い、細かい土でろくろ整形向きと思われる。
半乾きで色々加工するのも容易に思われる。

黒御影土
http://www.tougeishop.com/item/tougei_nendo/t0305/

最初に適当な量、土をとってみたら小鉢が作れるくらいの量があったので、それをさらに半分にしてぐい飲みを作る。
柔らかいうちに高台を削ろうとして失敗したのでごまかしで内側に化粧土を流しこみ、刷毛でのばした。


あと、茶流紋釉も入手したので、今度の本焼きのときに試してみよう。
http://www.tougeishop.com/item/tougei_yuuyaku/t0711/t0711_3/