このBlogについて

 いまちまたで密かなブームとなっているOSの自作。OSとは「Operating System」の略であり、WindowsLinuxMacなどなどのことを指すらしい。詳しいことは「http://computers.yahoo.co.jp/dict/os/790.html」を見てくれ。しかし、OSを自作するなんて実際のところ難しいことばかりじゃないのか? そもそもごく普通のプログラマにそんなものが作れるのか? 仮に実際に作ろうと思いネットでOS作成に関する本を探しても、なにやら小難しいことばかり書かれてあるよく分からん本ばかりなんじゃないのか? 実は、その通りなのだ
 OSの自作なんて難しくて、解説本も書いてる本人しか分からんようなもんばっかりで、普通の凡人プログラマなどに到底理解しようのないものなのだ。が、しかし、そんな凡人プログラマ(というか俺)の前に突如として現れたのが「30日でできる! OS自作入門」という本だ。
http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1984-4/4-8399-1984-4.shtml
 30日? おいおいおい、バカにしてんのか? 30日っていったら一ヶ月だぞ。一ヶ月。そんな短期間でOSが作れるわけねーだろ! こんなふざけた本を書いてるやつぁー誰だ? このやろ〜
……………
著者は川合秀実? ん? どっかで聞いたことがあるような…って、OSASKの開発者じゃねーかよ! これはどうなんだ? いやしかし、著者があのOSASKの開発者なら少なくとも内容的には問題ないんじゃないか? あとは分かりやすさなのだが、なんか中学生や高校生にも読めるようにとか書いてあるぞ。最近の中学生や高校生はOSを作ったりするのか。どんだけ賢いんだよ。俺が中学生の頃なんてアンモニア元素記号を覚えられなくてヒーヒー言ってたぞ。高校生の頃なんて盗んだバイクで走り出してたぞ、行き先も分からぬまま(ってそれは尾崎豊だけだ〜)。
 ゆとり教育の弊害どころかゆとり教育でOS作り出してる中学生がいるわけか。すばらしいじゃないか。ゆとり教育の弊害うんぬんいってたやつら出て来いゴルァ〜。というわけで俺はすかさずこの本を買った。少ない給料をはたいて3,990円をレジで支払ったよ。確かに値段は少々高い。しかし、30日でOSが作れるようになるなら安い買い物ではないか。
 かくして、俺は「30日でできる! OS自作入門」を手に入れた。のだが、どうも、今だに30日というのが信じ難いのだ。30日でOSが作れるようになるなんてホントか? しかもポインタで挫折した人はこの本ではエリートらしいではないか。マジか? あのなぁ〜、自慢じゃないがな〜、俺もポインタで挫折したクチだよ(ぉぃ。そんなんでいいのか? ホントにOS作れるようになんのか? 出版社のキャッチコピー的な意味合いで、無理やり30日でできるって付け加えられただけじゃないのか?
 だったら、試してみようじゃないか。この本で、本当に30日でOSが作れるようになるのかをなぁ〜。覚悟しろよ出版社、もしできなかったらamazon.co.jpに批判レスつけまくってやるぞ。覚悟しろよ川合秀実*1、もしできなかったら質問メール1日10通くらい送りまくって、できるまで付き合ってもらうぞ。そして覚悟しろよ俺、この本ではエリートでも、実際はただのドカタプログラマ。本読む時間が絶対的に足りないぞ(ダメじゃん)。
 というわけで、30日限定の「本当に30日でOSが出来上がるのかを試してみるBlog」を立ち上げるに至った俺。だた、30日毎日時間とれるなんて基本的に学生くらいしかいない。残念ながら社会人は時間がない。プログラマはさらにない。8時に家出て22時に帰ってくるがデフォなのに毎日本読むなんてできっこない。死んでしまう。息絶えてしまう。なので、このBlogは基本的に本を読み進めた日しか書かない(というか書けない)。しかし、本を読んだ日には必ず学んだことや、それによってできたソースコードは公開していくので、このBlogで数えて30日経ったあとにOSが出来てなかったら、それはもう30日では無理だったということだ。本がウソだったということだ。そんなときは遠慮なく出版社や著者にメールを送りつけるのだ。
 さてさて、本当に30日でOSが作れるようになっているのか。
 乞うご期待!

*1:著者の方、呼び捨てですみません