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くだま記


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2010年2月11日(木)

[][] 劇評

歌舞伎:十七代目勘三郎二十三回忌追善「二月大歌舞伎」(歌舞伎座

◇心情の変化の表現巧みな勘三郎

先代勘三郎の追善にふさわしく、古典から新作までが並んだ。

昼の最初が舞踊劇「爪王(つめおう)」(戸川幸夫作、平岩弓枝脚色)。勘太郎の狐(きつね)と七之助の鷹(たか)による舞踊仕立ての争いが、きびきびとして優美だ。

次が「俊寛」。勘三郎の俊寛は、若き恋人同士の成経(勘太郎)と千鳥(七之助)への慈愛が感じられ、赦免船を見送る際の心情の変化の表現が巧みだ。勘太郎、七之助をはじめ、梅玉の丹左衛門、左団次の瀬尾、扇雀の康頼と周囲もそろう。

「口上」に続き「ぢいさんばあさん」。仁左衛門の伊織と玉三郎のるんの夫婦が、息の合った演技を見せる。年老いてからの2人の再会が胸を打つ。勘三郎の下嶋が、人に好かれない男の悲しみを見せた。翫雀、孝太郎、橋之助が脇を固める。

  〜後略〜

毎日新聞 2010年2月10日 東京夕刊

歌舞伎:十七代目勘三郎二十三回忌追善「二月大歌舞伎」(歌舞伎座) - 毎日jp(毎日新聞)

写真は『俊寛』より俊寛(勘三郎)。


本当に『俊寛』の幕切れの勘三郎丈の表情は素晴らしかったです。3階席だったので双眼鏡が手放せなかったのですが、拍手もしたい…というジレンマが(笑)。*1

けれどあの演目は1階より3階の方が観劇に向いている気がします。あの舞台装置全体を俯瞰で拝見した方が、1階で間近で観るより俊寛の気持ちが染みる気がするので。実際に1階で拝見したことは無いので、比べるような発言はどうかと自分でも思いますけど(苦笑)。


*1:6日観劇。

さっちほっ小僧さっちほっ小僧 2010/02/13 07:50 俊寛は圧巻でした。やっぱり3階席(自分の定席ですが)から喜界ヶ島の浜辺全体を見なけりゃね。

haruki_xxxharuki_xxx 2010/02/17 21:29 さっちほっ小僧さま>
まずはコメントオープンと御返事が大変遅くなりましたことお詫び申し上げます。はてなにアクセスする度に重くてここまでたどり着けませんで…タイミング悪いなー。
さてさて。このお芝居が成立した頃には今のように2階・3階といった高い視点から観劇することは無かったものと思われますが、やはり絶対にあの幕切れ前の転換というのは、上から見下ろした方が良いだろうなー、と強く思います。初めて拝見したのは勘三郎丈襲名公演の幸四郎丈のものでしたが、やはり3階から拝見していて、あの転換に思わずおー、と言ってしまった記憶がありますし。
今後、もしかしたら他の演目との兼ね合いで1階で拝見する機会があるかも知れませんので、その時には必ず3階から観た時と比べた感想を書きたいと思います(笑)。

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