Japanese American National Museum 1
Little Tokyoにある全米日系人博物館に行きました。沖縄出身者を両親に持つハワイ生れのToshiko Takaezu ”The Art of Clay”展に興味があったからです。もう50年以上のキャリアを持つ彼女の作品は、宇宙を感じさせる球や円筒状の焼き物。実際Galaxyという作品もありました。彼女曰く、「生活の中で、作品を作ること、料理すること、野菜を育てることは何の違いもないのです」"In my life I see no difference between making pots, cooking, and growing vegetables,"。形と釉薬の妙に引き付けられ、吸い込まれるように作品を見ていた私たちに、美術館の方が、ミュージアムショップで小さい作品を置いていますよ、と教えてくれたのだけれど、ちょっと手が出ませんでした。
Japanese American National Museum 2
Toshiko Takaezu展が終わったところは、日系アメリカ人史の展示と繋がっていました。第二次世界大戦における日系人の資料が所狭しと並べられています。収容キャンプのミニチュア、そこでの写真、戦後の追悼イベントの写真、生活用品、志願してアメリカ兵として戦地に赴いた若者達の写真、勲章、千人針。
1940年頃は、普通のアメリカ人と机を並べてアメリカ人として育った二世が多い時代だったそうです。日本人だというだけで受ける数々の差別に対し、アメリカのために忠誠を誓い、出兵し、多くの人々が442部隊にて激戦の地に斃れたことを目の当たりにすると、もう途中から堪えられなくなって涙なしではいられませんでした。是非、沢山の人に訪れてもらいたい博物館です。
http://www.janm.org/