京都 琴（箏）だより （宮川町でウロウロ）

先日　知人の箏の先生の　おさらい会が　京都　宮川町の歌舞練場であり　お顔出しさせて頂きました。　京都の花街には　芸子さん達の為の　歌舞練場というものが　必ずあり、踊りの会や　日頃のお稽古などにも使われます。祇園と違い　宮川町の歌舞練場は　四条通りから　大分南へ行った少しわかりにくい所に　あるのです。　当日は　先生が宮川町の　芸子・舞妓さん達に　箏や胡弓などを　ご指導されてられることでもあり　華やかな　お衣装の舞妓さん達も　弾かれてられました。　さて先生への　ご挨拶も済ませて外へ出まして　四条通りを　目指してトコトコと　歩きましたが　一向に　それらしい風景には　なりません。　「何だかおかしいなあ」と　思いつつも歩いていましたが　丁度　散歩されてられる　地元の方らしき？　女の方を　見つけまして　「高島屋は　どちらですか？」とお尋ねしましたら「あー全然逆ですわ。　四条通りへ行かはるのなら私も　そっちへ行きますから付いて行ってあげますわ。」と　ご丁寧に　言って下さり同道させて頂きました。　何と　いつもの事ながら　呑気な私で呆れます。　「この近くも変わりましたけど」など　例により？楽しいお話しに　盛り上がりまして　てくてく歩かせて頂いて　お別れしました。　本当に親切な方で　私は感謝しました。京都弁というのは　いいものですね。　こうして　初めてお会いしても何だか　長くからのお友達の様な感じになって和やかに　お話しが出来ます。　有難うございました。それにしても私の方向音痴も誇れるほどだなあと呆れて　一人で　可笑しくなりました。