タルチョ

世界で一番青い空を澄んだ空気がすり抜けて

タルチョが崇高な山に靡く





時間は横浜の100分の1

アンカラの50分の1

ポカラの20分の1くらいのスピードで流れてる





西寧で出逢った僧たちは 漢族の街で何を想うのだろう

種族で暮らしていた僕たちは いつしか村を街を国を造った

世界中の少数民族は変わらぬプライドで生きているのさ














多摩川の夕刻

眩しすぎる太陽が 電車の車内も街全体も包んだ

きっと世界で一番青い空とは歴然の差でも

その壮大な夕陽が彼らを思い出させる




タルチョが崇高な山に靡く


空気は横浜の100分の1

アンカラの50分の1

ポカラの20分の1くらいの量で流れてる











ヒマラヤを越えたカトマンドゥでも タルチョは今日も靡いてる







夕陽は優しいから 僕らは時に騙される

忘れてはいけない

君と僕と彼らのこと

タルチョは今日も靡いてる