モーツァルトの息子
「モーツァルトの息子」(池内紀著) を読みました。 なんて説明すればいいのかな、、、 人物伝なんですけが、名前を言ってもわかってもらえないような人達の人物伝です。 ナイーフ(素朴)派の重要人物だったり、ウィトゲンシュタインに1世紀先駆けた、銀行家だったり、不平の天才だったり、一つの部屋について旅行記を書いちゃったり、父親がモーツァルトだったり (つまりは、レオポルトの孫)。 そんな、歴史の陰に吸い込まれそうになってる(吸い込まれちゃった)人たち、総勢30人についてのエッセイです。
こちらは、短編集ではなく、オックスフォード大辞典誕生にかかわった人たちにスポットライトを当ててます。 癖のある人たち。 W.C.マイナーに似た人が「モーツァルトの息子」にも出てきます。アナログでWikipediaするのを想像してみてください。 まぁ、Wikiではなくなるのですが。