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日記

2016-11-29

 7時半に起きて、ジョギングに出る。この時間帯だと子どもを載せるカゴ付きの自転車と何台もすれ違う。同世代の人たちも大勢いるけれど、僕はのんきにジョギングする毎日だ。帰りにスーパーに寄ると、出勤前の会社員たちが買い物をしている。ペットボトルを買うのにもコンビニではなくスーパーを選ぶのか。アパートに戻ってゆで玉子を食べる。テレビに石丸さんが出ていた。

 取材用に質問リストを作ったのち、マルちゃん正麺(醤油)で昼食。「ミヤネ屋」では、昨日の放送終了後にASKAと電話をする様子が流れている(カメラが回っていると言わずに電話を繋いだ井上公造の芸能レポーターとしての仁義はどうなっているのか)。昨日は放送中に「ミヤネ屋さんへ」とブログが更新され、その後本人から電話があり、そのときの様子が放送される頃には本人が逮捕されている――すごい世界だ。

 しばらくASKA逮捕にまつわるVTRが流れていたのだが、突如として画面が切り替わり、スタジオに戻る。朴槿恵大統領の緊急会見が始まる。拙い調子で通訳が朴槿恵の言葉を翻訳する。「処遇を国会に任せる」「その手続きにしたがって職を辞する」と辞意を表明したあとの、「私はすべてを諦める」という言葉が印象に残る。しみじみした気持ちになっていると、緊急ニュースを知らせる音が鳴る。テロップには「ブラジルのサッカー選手ら72人を乗せてコロンビアに向かっていた旅客機が墜落」と表示されている。今日は一体どうなっているんだ。

 16時過ぎにアパートを出ると、知人からメールが届く。ある人が癌で余命3ヶ月と告げられたのだという。その話は今日になってわかったことらしく、明後日にはアパートを引き払って故郷に帰ってしまう。明日は引越し作業をしているので、会いたい人がいれば明日のうちにと連絡がまわっているようだった。東西線に揺られながらふとカレンダーを開くと、今日は新月だ。射手座の新月はどういう日であるのか調べてしまう。その人はこういう思考を嫌うであろうに、ついそんなことを考えてしまうのは動揺しているのだろう。

 18時まで喫茶店で『S!』誌の構成をしたのち、某局へ。局の前には多くの報道陣が集まっている。さっきまで放送されていた生番組で闘病生活から復帰を果たした人が出演していたらしく、その場で原稿を書いている記者も大勢いる。編集者が来るまでロビーに佇んでいるつもりでいたのだが、警備員から不審がられたので外で待っていた。東京タワーが見えた。18時半に取材が始まる。20時半頃に取材が終わって外に出たところで、編集のOさんから「橋本さん、何か聞いとかなくていいんですか」と話を振られる。いやいや大丈夫ですと言っていたのだが、Oさんが取材相手のFさんに「橋本さんはFさんの番組のファンなんです」と伝えてくれる。思い切って「毎週踊りながら観てます」と伝えると笑ってくれて嬉しくなる。幸せな取材だ。

 高田馬場まで戻り、フレッシュネスバーガーに入る。チキンナゲットとアイスコーヒーを注文し、23時の閉店までさきほど取材した音源のテープ起こしをする。「コットンクラブ」に移動して、ビールを飲みながら今度は『S!』誌の構成に取り掛かる。ほとんど完成したところで、仕事帰りの知人がやってくる。今日はいろんなことがあり過ぎたので、そのまま帰る気持ちにはなれず、少し飲んで帰ろうと誘っておいたのだ。ローストビーフ、アサリワイン蒸し、それにポルチーニリゾットを平らげ、赤ワインのボトルを飲み干してからアパートに帰った。

2016-11-28

 9時過ぎに起きて、ジョギングに出る。固い枯葉がごろごろ転がっている。いつも走っているのは豊島区文京区の境界線の小道で、豊島区側が高田、文京区側が目白台だ。豊島区側に新しいアパートが建てられていたのだが、完成したアパートには「目白台」という看板が出ている(たとえ文京区側に建てられていても、このあたりは川沿いの低地だから「目白台」ぽくないけれど)。

 昼、麻婆豆腐丼を食したのち、明日の取材に備えて本を読み込む。少し遅刻してスタジオに向かい、BOEESの練習に合流する。18時まで。今日は打ち上げはなかったので、アパートで晩酌しながら引き続き資料を読み込んだ。

2016-11-27

 朝8時に起きる。昨日までの締め切りでお願いしていた件があるのだが、結局もらうことはできなかった。無理なお願いであるのは重々承知ではあるけれど、この件には答えてくれると思っていたのでがっかりする。そんな程度にしか思われていなかったのかとこぼすと、「当たり前やん」と知人が言う。最終的なデータをまとめて入稿する。知人はスカイプで会議をしていた。

 13時過ぎ、知人と一緒にアパートを出る。スカイプ会議をしていたときのモノマネをすると、知人の顔がどんどん曇ってゆく。「うちでスカイプ会議やったのが失敗だった」とぼやいている。「ティーヌン」(西早稲田本店)に入り、いつものようにまずは生春巻きとラープ・ムーを注文し、ビールで乾杯。何杯か飲んだところで最後にデラトム(トッピング全部のせのトムヤムラーメン)を食べた。アパートに戻っていると、知人が「私もドキュメンタリーが観たい」と珍しいことを言うので一緒に観始めたのだが、30分もしないうちに眠り始めた。

 その後もブルーレイに録画したドキュメンタリーを観続ける。日が出ているうちはハイボールを飲みながら、日が暮れたあとはお湯割を飲みながら観続ける。21時過ぎには眠ってしまった。

2016-11-26

 9時過ぎに起きて、ジョギングに出る。シャワーを浴びたのち、11時半の開店にあわせて知人と一緒に「コットンクラブ」へ。どういうわけだかかつてないほど列が出来ている。列が出来ているとはいえ、広い店だから開店するとすぐに席につくことができる。40食限定の日替わりメニューのチキンのオーブン焼(ケッパー白インゲン豆トマトソース)とビールを注文し、乾杯。

 食事が運ばれてくるのを待つあいだ、ジョギングしながら聞いていた「ニューヨークのオールナイトニッポンZERO」(11月17日放送回)の話をする。ニューヨークの屋敷さんが話していたのは、小さい頃のクリスマスプレゼントの話だ。中学1年のとき、母親にリクエストしたプレゼントはゆずのアルバムだったという。すると、どういうわけだか「1年の屋敷が『ゆず一家』を持ってる」という噂が学校で広まり、ヤンキーの先輩が「貸してくれ」と言ってくる。これは絶対に借りパクされるパターンだ――半ば諦めながらも、せめてこれだけはと歌詞カードを抜き、「歌詞カードは無くしました」と先輩に渡したのだという。

 しばらく経っても先輩が『ゆず一家』を返してくれる気配はなかった。そうこうするうちに卒業式が近づいてくる。屋敷さんにとって、そのアルバムは女手一つで育ててくれている母親が買ってくれたプレゼントであり、勇気を出して「返してください」と先輩に切り出す。だが、先輩は言葉を濁して返してくれず、落ち込んで帰宅した屋敷さんは母親に「ごめん、せっかく買ってくれたプレゼントを借りパクされた」と正直に話す。すると母親は「その子、何て子?」と聞いてきた。その先輩の名前を伝えたところ、次の日には先輩が「悪かったな」とアルバムを返してくれた。屋敷さんの母親と先輩の母親は元同級生で仲が良く、親同士で話をしてくれたのだ。アルバムは取り戻すことができたものの、「中学1年にもなって母親に頼るとは何て情けないんだ」と悔しくなって泣いてしまったそうだ。

 僕はとても良い話だと思ったのだけれども、知人はあんまり興味なさそうに聞いている。僕が話し終えたところで口を開く。「いつも不思議に思うんだけど、誕生日とかクリスマスとかを何でそんなにありがたがるわけ?」。僕は誕生日が好きだ。誕生日には仕事を入れず、自分がしたいことだけして過ごしている(普段の生活だって、したいことだけして過ごしているけれど)。その日は世界が自分のために存在しているとさえ思っている。別に「祝ってくれ」と思っているわけではなく、むしろ誰かに祝われてもうまく喜ぶ自信がないけれど、その日は心が軽くなる。クリスマスもそれに近く、数日前から浮かれていて、毎年何かしらご馳走を買っている。別にコンビニで売っている鳥の足でもいいから、何かスペシャルだと思えるものを買って過ごしたいと思う。でも、誕生日にしてもクリスマスにしても、知人は僕とは真逆の考えだ。

 観劇の予定のある知人と別れ、13時にアパートに帰る。コーヒーを飲みながら、録画してあるブルーレイを引っ張り出して、ひたすら見返す。昨晩遅くに、原稿の依頼があった。同じ雑誌の別の編集者からそれぞれ別件で依頼があり、ホクホクした気持ちだ。その原稿を書くための資料として、ひたすらブルーレイを見返す。日が暮れたあとはおでんをツマミにお湯割を飲みながら、日付が変わる頃までブルーレイを観続けた。

2016-11-25

 9時に起きてジョギングに出る。今日は寒かった。昨日のおでんの残りで朝食を取っていると、テレビで「今日はブラックフライデーだ」と言っている。アメリカでは11月の第4金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、クリスマス・セールが始まる日として賑わうのだという。この手のやつだとイースターが先に流行ると思っていたけれど、こんなものまで輸入されてきた。調べてみると、ブラック・フライデーは感謝祭(11月の第4金曜日)に関連したイベントであるという。ールのほうだけ輸入するのが日本らしくもある。

 この日は気になるニュースがいくつかあった。一つは富山で「氷見寒ぶり宣言」が出たということ。しっかりした大きさの脂ののったブリが安定して出荷できる見通しが立った時に出すそうだが、去年は不漁で宣言が出なかった。一番好きな魚はぶりなので、今年は冬が楽しみだ。もう一つ、フランスモンペリエにある高齢の宣教師が暮らす施設に武装した男が押し入り、1人が殺害されたというニュースも気になる。テロなのだろうか。モンペリエは、先月チェルフィッチュが公演した街だ。

 14時過ぎ、池袋へ。まずはビックカメラでフィルムを現像に出す。この1ヶ月で数本撮っていたけれど、現像に出しそびれていた。それから、暗い気持ちで豊島区役所に向かう。今回は税金や保険料の話で行くわけでもないのに、区役所に行くというだけで憂鬱になるようになってしまった。出版社から「マイナンバーを提出するように」という連絡が何度か届いているけれど、マイナンバーカードの受け取りをサボったまま1年近く経ってしまっている。そろそろ何とかしなければとやってきたのだ。

 窓口でその旨を伝える。既に区役所には保管されておらず、カードを取得するためには改めて申請書が必要だという。が、その申請書を発行するためにも数週間かかるそうだ。ただ、マイナンバーを知るだけなら住民票にも載っているということなので、マイナンバーの記載された住民票の写しと、申請書をそれぞれ発行してもらうことにする。「お渡し口」と書かれた窓口まで案内されて、整理番号を手にして待つ。あたりを見渡すと、中国人の姿が多いことに気づく。中国語が話せる職員がいて、応対している(日本語でやりとりする中国人もいる)。そうか、留学生であれ何であれ、豊島区に住んでいる以上は区役所で手続きが必要なのか。僕は外国の役所で手続きをすると想像しただけで頭が痛くなるので、尊敬する。

 住民票の写しはすぐに用意されたけれど、マイナンバーの申請書のほうはなかなか呼ばれなかった。「××番の整理番号をお持ちのお客様」という声がずっと繰り返される。昔は「お客様」と読んでいただろうか。僕は区民であってお客様ではないはずなのだけどと違和感を感じてしまう。区役所が新しい庁舎になり、その新しさに目を奪われていて気づかなかったけれど、受付をしているスタッフや書類の受け渡しをするスタッフは公務員っぽくない雰囲気の人たちだ。よく見ると、会社の名前が書かれたネームプレートを下げている。業務の一部は民間に委託されていたのか。調べてみると、時給1300円で求人が出ていた。

 30分ほど待ったところで、ようやく番号が呼ばれる。渡されたのは申請書――ではなく、「通知カードを再交付申請をされた方へ」という紙だ。マイナンバーカードの申請に必要な書類は数週間後に自宅に簡易書留で届くので、「確実にお届けできるように以下の点について、ご確認ください」とある。そこには「転居届を出している方は解除してください」「「可能な限り表札を出してください」など、ごく普通のことが書かれているだけで、どうしてこれを受け取るだけで30分も待ったのだろうと首を傾げたくなる。が、それもこれもすぐにマイナンバーを受け取りにこなかった僕のせいなのだから、文句を言うわけにもいかないのだ。

 現像された写真を受け取り、G大学図書館に立ち寄ってから帰宅する。アパートに帰る頃には日が暮れていた。昼食――と言ってももう17時だ――として麻婆豆腐丼を食したのち、再び出かける。今日は20時から、アーツ千代田3331東葛スポーツの公演を観るのだ。東葛スポーツの公演は缶ビール缶チューハイの販売があるので、いつものように3缶買って開演を待つ。今回は短編集のような構成だ。序盤のヒラリー×トランプの討論会をサンプリングした短編や、ケーシー高峰風に世相をイジる短編を観ていると、主宰の金山さんがワイドショーにコメンテーターとして出演して放言を繰り返す姿が観たくなる。

 しかし、劇が進むにつれてそうした印象は薄れてゆく。特に最後、『何者』をサンプリングした「認活(認可保育活動)するママの奮闘」がテーマの短編を観ていると、特にそう感じる。今日の公演の前半は――というより、これまでの東葛スポーツの公演は――時事ネタをイジる角度が絶妙で、切れ味も抜群だった。しかし、最後の「認活(認可保育活動)するママの奮闘」をテーマとした短編は、(もちろん面白くもあるけれど)「切れ味の良い時事ネタいじりを観た」では済まないものがある。この切れ味の悪さは、あまりにも現実的だからだろうか。笑って済ます話ではないからだろうか。この切れ味の悪さが、今後の東葛スポーツにどんな影を落としてゆくのだろう。

 そんなことを考えながら会場を後にする。アーツ千代田3331で観劇したあとは、いつも上野まで歩いて「カドクラ」という店で飲むことにしている(以前、東葛スポーツの作品で触れられていた店だ)。ホッピーハムカツ、それにポテサラを注文する。相変わらず大盛況だ。しばらく飲んでいると、隣によれよれした老人男性がやってくる。老人はチューハイと煮込みを頼んで、煮込みの汁を啜っている。男性を挟んで向こう側には若い男の二人組が飲んでいたのだが、老人が汁を啜っている姿を「おい、見ろよこの爺さん」といった様子でニヤついて眺めている。その姿を観ていると無性に腹が立ってきて、僕はその2人を睨みならが飲んでいた。二人組は僕の視線に気づくと、「お前、狙われてるぞ」とひとりが笑い、もうひとりがお尻を隠すような仕草をする。睨んでいるのも馬鹿らしくなって店を出た。どんどん居心地が悪くなるのだろう。

 現像した写真たち。

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