6時に目がさめる。揖保乃糸を茹でて食べようとして、一人前は二把だと気づく。どうりで一昨日は物足りなかったわけだ。腹を満たしたところで、昨日観た作品の感想を書き記す。誰に求められているわけでもなく、ネガティブなことを書かないほうが楽ではあるけれど、書く。12時、整骨院。腰を押される。帰りにスーパーマーケットに寄り、明日は一日台風で出かけられないことを想定して、大量に買い込んだ。

 昼、知人が作った塩焼きそばを食す。午後、先日のライブの感想と、今日からの連載を楽しみにしていますとメールを送ったのち、読書メモを作成する。今日は江藤淳『成熟と喪失』のこと。今年上演される『書を捨てよ町へ出よう』を観る前に振り返っておきたいことがあり、その振り返ったことが誰かに届けばと思って書き始めたメモ(ヘッダーの写真は寺山が三沢で暮らしていた場所)。

 18時頃にひと段落して、散歩に出る。毎日新聞の夕刊を探すも、近くにあるコンビニはどこも夕刊を扱っていなかった。歩いていると新聞配達所があり、この近くで夕刊が買える場所ってありませんかと尋ねると、「うちで買えますよ」と男性が笑う。パッと1部だけでも売ってもらえたのか。夕刊を片手に「越後屋本店」まで散歩に出かけ、又吉直樹の「人間」第1回を読みながら、アサヒスーパードライを飲んだ。外はすっかり暗くなっている。日が落ちるのがずいぶん早くなってしまった。