hastingsがなんか言っている このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-02-06

[]情報ポートフォリオを作った時に必要なability。

 もうすぐ引っ越すのですが、新聞をとるのを止める予定です。安売り広告のためだけにとってましたが、忙しくなって安い日に行けない事が多くなり、まったく取る価値がなくなりました。

 ライブドア問題についての日本テレビ氏家会長のインタビューと、R30さんのこの記事等を用いて、「デジモノに埋もれる日々」のCKさんが非常にまとまった記事(こちら)を書いています。はてブで250以上ブクマされているのでご存知の方も多いでしょう。既に論議され尽くしている感もありますが、自分で書き残す事で自己の中でのRemindを行っておきます。

  • 今までマスコミが社会的に評価されていたのは、「メディア事業者は、自らを知の集約地として定め、それ以外を知の足りない者として定めて格差を保つ」ビジネスモデルを構築していたことが原因の1つ。
  • なぜそのビジネスモデルが成り立っていたかというと、大衆にとって知を得るためのコストが大きく、必然的に限られたサプライヤからしか知を得なかったため。
  • それが、知を得るためのコストが驚異的に下がったことによって、1つのサプライヤに依存しない「情報ポートフォリオ」を自ら構築できるようになり、マスコミビジネスモデルは成り立ちにくくなった。

 ここからは個人考察。

  • 収集コストが下がったが、1つの事象に対して判断を下すのに必要な時間コストは増大する。1社の株価を見ていた昔に比べ、10社のポートフォリオを組んでいるから。
  • 時間コストを増やさずに、価値観の異なる意見を効率よく収集する手段は、まだ究極的なものがあるわけではない。
  • ポートフォリオを構築したい人は、「たとえ耳障りが良くても、これは違う意見もありそうだなーと感じ取る俯瞰性と嗅覚」と、「どこで探求をやめるか、という見切り」が必要。この2つを持たないと、情報の処理コストが高くなりすぎて情報過多に陥る。

 アウトソーシングしていた事を自社でやると、コストがかかるのは自明の事。マスコミに頼る事を、頼る事の問題も理解して選択したのであれば、その方が費用対効果が大きくなる人もいるでしょう。