11文字の殺人(東野圭吾)

11文字の殺人 (光文社文庫)

11文字の殺人 (光文社文庫)


「気が小さいのさ」あたしが覚えている彼の最後の言葉だ。あたしの恋人が殺された。彼は最近「狙われている」と怯えていた。そして、彼の遺品の中から、大切な資料が盗まれた。女流推理作家のあたしは、編集者の冬子とともに真相を追う。しかし彼を接点に、次々と人が殺されて…。

王道。

僕の中のミステリー小説のイメージをそのまま物語にしたような話。アリバイトリックとか、動機とか、そんなミステリー用語が溢れるのも、たまに読むと案外悪くないものです。中身はといえば、こちらは同時にエントリーした「ステップファザーステップ」とは真逆で、誰もが暗い側面を持っていて、ちょっと救いのない印象。

世の中はなんだかんだ言いつつも温かく優しいのか。それとも冷たく暗いのか。

ステップファザーステップ(宮部みゆき)

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。

お神酒どっくりて。

さくさく読める短編ミステリー集みたいな感じ。疲れているときでも、読むのがそれほど苦になりません。特に、誰も死なないし、表立って暴力の場面が出てくることが少ないせいか、とてもほのぼのした雰囲気の中で読めます。誰もがほどほどにイイヒトで、そういう意味ではとても癒し。

煙か土か食い物(舞城王太郎)

煙か土か食い物 (講談社文庫)

煙か土か食い物 (講談社文庫)

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろが? ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。破格の物語世界とスピード感あふれる文体で著者が衝撃デビューを飾った第19回メフィスト賞受賞作。

むしろすがすがしい。

「好きな人はとても好きで、嫌いな人はきっと好きになれない。とりあえず1ページだけ読んでみては?」。この人を紹介するとき、一番しっくり来るのは、この表現から始まるんじゃないかと思います。

文庫本、というやや長めのものでは初めて読みましたが、個人的にはこれ、相当好きです。文章がほかのものと比べてもどこか頭一つ抜けている感じ。序盤・終盤は少しゆっくりめに、中盤は圧倒的なスピード感みたいなものを感じさせてくれました。一冊の本の中でチェンジ・オブ・ペースしてる感覚、とでも言うのでしょうか。

ミステリーという観点では、ものすごく複雑な問題の答えがわりとすぐに出てしまうし、犯人とかもういろいろ荒唐無稽なんだけど、それをものともしないのは、この文章力の為せる技なのかもしれません。

渋谷女子高生に直撃☆COBOLの意味わかりますか?

SE・ソースコード・バグ・Java etc……、特にITエンジニアであれば普段の日常会話で頻繁に使用するこれらの言葉は、果たして世の女性たちにどこまで通用するのか? 第1回目は、渋谷を歩く女子高生に直撃質問してみた。

こんなに・オレ・ブサイクだけど・おまえが・LOVE。


その業界の中で働き始めると、当たり前になる言葉たち。ITの単語って確かにわけわからないものが多いけど、これはちょっと面白すぎ。

URL:http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03500.jsp?p=bpc014

もすかう

Moskauの正体は70〜80年代の西ドイツのアーティスト、ジンギスカン(Genghis Khan)が発表した「めざせモスクワ」である。
この動画はニュー速VIP板から出回り、強烈なインパクトから一時は祭状態となった。
(Moskau(モスカ)関連まとめページ・概要より引用)

マイヤヒーid:hasumix:20050201参照)を超えるのか?

たまたまだらだらネットをやってて発見。話題性から言ったら、もうはるか昔なのかもしれないけど、初めて見た瞬間思わず笑ってしまいました。あーもう、これ、しばらく頭から完全に離れないや。下記リンク先を上から順に見ていくと大変面白いと思いますよ。

もしまだ見てない人がいらっしゃるなら、一見の価値はあると思います。マイヤヒーみたく、どこかでCDになったりとかしないかなぁ(買わないが)。

URL:

http://www.geocities.jp/moskau_m/

  • 最初に出回ったmoskau動画(22M超につき、閲覧注意):

http://www.geocities.jp/moskau_m/russes.mpeg

http://www.geocities.jp/tanu_fla/fla/f01.html

  • FLASH製作元・たぬふらサマ:

http://tanufla.fc2web.com/index.html