アサヒカメラ11月号

アサヒカメラ 2010年 11月号 [雑誌]

アサヒカメラ 2010年 11月号 [雑誌]

 秋深まるこの季節、紅葉特集満載でお届けします。新製品とフォトキナの情報もタップリです。よろしくお願いします。
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アサヒカメラ10月号

アサヒカメラ 2010年 10月号 [雑誌]

アサヒカメラ 2010年 10月号 [雑誌]

 本日発売! まずは先日も書いたゴスペラーズ酒井雄二氏のインタビューをゼヒ! 今、彼をカメラ世界に引きずり込もうと画策しています(笑)。特集は「ああ懐かしのスーパーカメラ再検証」を担当しました。20〜30年ほど前の近過去カメラには、今思えば「なんじゃそりゃ?」な機能が満載だったりするので、それを検証しつつカメラの進化の過程を探るという、実にマジメな企画です。いや、マジで。
 でも今月号の目玉はなんといっても新製品ラッシュの新型カメラをどんどん紹介していることでしょう。また「秋の歌を写す」という企画も面白いです。歌がいかに写真になるのか、乞うご期待。新製品が多い号は売れるというジンクスというかデータもあるので、なんとかいい売り上げをと願っております。皆様よろしくお願いいたします。
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お行儀

 なんだか最近文句ばかり書いているが……。
 昨夜は東京フォトの内覧会に顔を出してから横浜に戻り、野毛のとあるバーに入る。初めての店だがマスターとはちょっとだけ顔見知りである。オーソドックスなカウンターバーで、落ち着いた雰囲気。静かな店内には女性客がひとりだけ。この女性、年のころなら20代半ばというところか。カウンターのスツールの上にアグラをかくような形で座っていたが、オレが入店するとあわてて脚を降ろした。こういうタイプのバーではいささか行儀が悪いと思ったが、常連なんだろうし、初めて入ったオレがどーのこーのいうことじゃない。
 マスターと話が弾み、またくだんの女性も話好きと見えて、3人で野毛界隈の飲み屋の話題で盛り上がった。女性客はこの近所に引っ越してきてまだ1年ほどということで、あっちこっち飲み歩いて店を開拓しているという。酒もかなりイケる口のようだ。野毛にある有名店で彼女がまだ行っていない店の話題になり、そのうち何軒かはオレはすでにチェック済み、というかよく行く店もある。特にナンパという意識はなく「今度機会があったら一緒に行きましょうか」という流れになった。
 「眠くなった」という彼女は先に店を出たが、帰り際にはあっさりと連絡先も教えてもらい、近いうちにどこかに誘おうと思いながら、もう少し飲んでいるうちにマスターとの会話がさらに弾み、時刻はすでに午前3時をまわった。
 さすがに酔っ払ったのでそのバーを出たが、帰宅までの途中で悪いクセがでて、もう一軒顔を出そうという気になる。というのも、さっきの女性が「『A』は有名な店だけどまだ行ったことがない。よかったらゼヒ連れて行って欲しい」と言っていた「A」がすぐそばにあり、そこは朝までやっているので、彼女を連れて行く準備運動でもしておこうと思ったのだ。
 初めて入るには少々勇気がいるような雰囲気の「A」だが、もう何度も行って店主とも顔なじみになっている。よし、今度はあの娘を連れて美味い酒を呑もう、なんて鼻の下を伸ばしながら暖簾をくぐり、戸を開けたら……あれれ?
 L字型になったカウンターの一番奥にさっきの女性がいた。隣には男性がいて、かなり楽しげに談笑している。オレはカウンターの反対側に座り(実際、そこしか空いていなかったのだ)チラチラと見ていたら、むこうも気づいて驚いた顔を一瞬したが、すぐに隣の男性との会話に戻って、しばらくすると二人で店を出て行った。そのときにもオレのほうをチラとも見なかった(と思うがよくわからん。なんせ酔ってた)。その後複雑な気持ちを抱えたままひとりで呑み続け大泥酔してしまったよ。
 お行儀の悪い人というのは、どこにいってもお行儀が悪いという教訓を得ました。
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LUSH LIFE

まずは以下の記事をお読みいただきたい。

●京都・製菓工場損賠訴訟:甘いにおい、賠償命令 周辺住民「かなりの苦痛」−−地裁
 菓子製造工場から出る甘すぎるにおいや騒音で苦痛を受けたとして、京都市南区の住民17人が、工場を経営する「石田老舗」(本社・同市中京区)などに2145万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は15日、同社に280万円の支払いを命じた。杉江佳治裁判長は「臭気及び騒音は受忍限度を超えている」と述べた。

 判決によると工場は05年2月に操業を始めた(08年に移転)。住民らは「洗濯物を干せず、窓を開けて空気を入れることもできない」と主張。同社は「異臭や騒音はなかった」と反論した。同社は「判決内容を確認しておらずコメントできない」としている。【古屋敷尚子】

毎日新聞 2010年9月15日 大阪夕刊


●京都・製菓工場損賠訴訟:甘すぎるにおい「苦痛」、賠償命令−−地裁
 菓子製造工場から出る甘すぎるにおいや騒音で苦痛を受けたとして、京都市南区の住民17人が、工場を経営する「石田老舗」(本社・同市中京区)などに2145万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は15日、同社に280万円の支払いを命じた。杉江佳治裁判長は「臭気及び騒音は受忍限度を超えている」と述べた。

 判決は、工場からあめやカステラなど菓子特有の甘いにおいが発生していたと認定。杉江裁判長は「音やにおいの不快感は日中、継続的なものであり、かなりの苦痛となる」と指摘した。【古屋敷尚子】

毎日新聞 2010年9月16日 東京朝刊

 この場合の問題はにおいだけではなく騒音にもあるようだが、メインは「におい」です。
 で、この記事を読んだとき、以前からずっと考えていたことについてヒトコト言いたくなった。それは、あっちこっちにある「LUSH」という店のこと。
 この店の前を通るときいつも感じるのは「においの暴力」。
 店の前というより、数メートル手前からもんの凄く甘ったるい石鹸の臭いが漂ってくる。店周囲の空気をモロに吸い込んだらむせ返るほどで、二日酔いの日なんかマジで吐きそうになる。←オレはこれが多々ある(笑)。
 繁華街での様々な規制というのがどうなっているのか詳しくは知らないが、音に関しては「騒音条例」などがあるし、視界に飛び込んでくるものは地域(例えば学校の近所とか、風致地区など)に応じた規制があるはず。しかしにおいに関してはあるのだろうか? 
 とにかくLUSHは臭い! あれは二重の意味でムカつく! もしソバ屋の隣にLUSHがあったら、オレはそこでは食いたくないね。
 HPによればLUSHとは「英国生まれのフレッシュハンドメイドコスメ」だそうで、日本最初の店舗は自由が丘店(1999年)。その後は全国に70ほどの店舗展開をしているそうな。オレがよく前を通るのは新宿のメトロプロムナード店。あそこは小さな屋台みたいな感じで、さえぎるものが少ないせいか、周囲まで強烈に臭い! なんとかならんか!
 だいたいLUSHって聞いたとき、昔流行った小瓶入りの鼻から嗅ぐ簡易飛び薬のことかと思ったぜ。あ、あのにおいで飛ぶ人もいるのかな? あとHP読んでたら「ラッシュライフ」って言葉もあった。コルトレーンじゃねーってーの。さらにHPのトップには、包装紙を減らして地球環境にも配慮してま〜す、みたいな記述があるけど、周辺環境にもうちょっと配慮して欲しいと思うぞ。
 とりあえず新宿の地下街を歩くときは通路の反対側を歩きます(それでも臭いけど)。
追記:こんなのがありました。→http://kotonoha.cc/no/156838

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あんた誰?

ガチョーン伝説

ガチョーン伝説

 1980年代の後半、オレは都内某所にアパートを借りて住んでいた。その部屋に引いた電話には留守番電話機能が付いていた。携帯電話などない時代のことで、留守電は編集者という仕事上必須だった。
 そして、その応答メッセージでよく遊んでいた。購入したのが初夏だったのでキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」冒頭のフレーズを入れてから自分の応答の言葉を録音したり、それを秋にはマイルス・ディビスの「枯葉」にしたり。
 でも最強アイテムはクレージーキャッツ
 電話がかかってきて相手が最初に聞くセリフがいきなり「サラリーマンはぁ〜、気楽な家業ときたもんだ!」とか、あのスーダラ節のおまぬけなイントロだったりして、一部に好評、多くは不評という状況だったけど、オレは面白がっていた。
 その最強の中でも、もうまったくもってサイコーだったのが谷啓が歌う「あんた誰?」だ。
 イントロなしで曲の頭にいきなり「びろ〜ん、あんた誰?」というセリフが入る。これを留守電に入れて喜んでいた。
 あるとき、担当していた小説家のセンセイが、普段は会社にしかかけてこないのに、たまたま急な用事があるとかで自宅に電話をかけてきた。運悪くオレは外出中で、そのセンセイに「びろ〜ん」を聞かせるハメになってしまった。
 後日飲んだとき、大笑いしてくれて事なきを得たのだが、その後母親がやはり「びろ〜ん」の洗礼を受け、「いい大人がみっともない!」と激怒され(当時は20代後半でした)まぁそうかもしれないな、と思いやめた。
 植木等のライブに飛び入りでハナ肇谷啓が乱入したステージを目の当たりにして、狂喜乱舞したのもその当時のこと。
 谷啓の訃報にに接しまさに「がちょ〜ん」です。↑の3人は誰もいなくなっちゃった……御冥福をお祈りいたします。
谷啓

谷啓

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ゴスペラーズファンの皆様へ

あ、宣伝です(笑)。
私が携わっている雑誌「アサヒカメラ」の次号(10月号)において、ゴスペラーズ酒井雄二さんのインタビュー記事が掲載されます(私が取材しました)。
2ページで、内容はカメラ・写真に関することですが、ファンの方にとっては、いつもの「音楽メイン」な内容とは違うテイストの話が読める機会なのではないでしょうか?
ご興味がある方はぜひご覧くださいませ。
ちなみに9月18日発売でございます。
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過去形となります

 昨日は都内のカメラ屋を転々として調布に帰ってきた。空腹のあまり、とにかく飯を食おうと南口のサイゼリアへ入る。そこそこ混んでいる店内に入ると、お姉さんが「お一人様ですか〜? おタバコはお吸いになりますか〜?」と、まぁいつもの通りの決まり文句。
 でも次に言ったセリフには驚いた。席に案内されると
「こちらでよろしかったですか?」
 ……え? 知らねーよ! そっちが案内したんだろ? なんで過去形!?
 本日そのコトを友人が働く店でランチを食いながら話したら「あー、ありますね。ウチのバイトがよく使うので似たようなのが、客にメニュー渡すとき『こちらがメニューになります』っていうの。できたものを運ぶときも『Aランチになります』って言ったりする。あれは違和感あるなぁ」とのこと。
 言われてみれば確かにそれも最近よく聞く気がする。「メニューになります」って、んじゃ運んだときはメニューじゃなくて、徐々にメニューになっていくのか? もしそうならかなり面白いが。ここは普通に「こちらがメニューです」でいいでしょ。より丁寧に言いたければ「メニューでございます」か。サザエさんを見習いなさい。 
 なんなんだろうね、あの不思議な言葉使いは。そもそもなんで過去形になるのかがわからない。以前もレジで細かい値段、例えば892円とかになって1000円札を出したら「1000円でよろしかったですか」って言われたことがあるが、あれも気分悪くなった。「1000円でよろしいですか」ではなぜいけないのか? 過去形にしたり「なります」っていったりすれば丁寧になるとでも思っているのかな? よくわからん。
「なります」って東武東上線だよね。

なります

なります

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