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2006-07-31 (月)

はてブの被お気に入りをあえて見せないということ

被お気に入りを探す方法が盛り上がっている

自分のはてブの被お気に入り(お気に入られ)を知る方法を巡って、はてな界隈が盛り上がっているようだ。

なるほど、ここにある方法なら、パブリックなユーザで自分のブックマークを最近お気に入りに登録したユーザを高い確率で網羅できるだろう。

お気に入りに登録されているのを知ったとき

自分のブックマークがお気に入りに登録されているのを見つけたとき、なぜこのユーザは自分を登録してくれたのか、つい思いを巡らせてしまいそうだ。

  • ブックマークに書き込んだコメントを評価してもらったのだろうか。
  • ブックマークのジャンルや質が目に留まったのだろうか。
  • ブックマークの量が目立ったからなのだろうか。
    • 外泊などでネット断ちする日を除いては、ほぼ毎日ブックマークしているから、勢いブクマの数も増えてしまう。
    • 更新が確実なニュースサイトみたいな扱いを受けている、というのはあるかもしれない。
  • 単にコレクションされているだけなのだろうか。
    • 「なんだかよくわからないけど、よく見かける」ユーザの一人として放り込まれているのかもしれない。
  • あるいは、ネタやウオッチの対象にされているのだろうか。
    • はてブ中毒患者の一サンプルとして、秘かに観察の対象とされているのだろうか。

被お気に入りをあえて見せないということ

僕自身、被お気に入りの数字が常にトップに表示されることが必要以上に気になってしまったので今は表示を消している

随分前に書いた記事で、はてブであればうれしい機能のひとつに「お気に入りに登録しているユーザを知る機能」があればなあ、と書いたところ、どなたかから「ネガティブなお気に入りもあるしね」とたしなめられたことがある。

パブリックユーザであれば、エントリーページから気になるユーザのブックマークの傾向をたどったり、あるいはGoogleを手繰っていけば誰が自分をお気に入りに登録しているか知ることはできる。

先日リリースされた、ログインしている間は指定したユーザを見せないことができる「あぼーん機能」とは全く逆のアプローチなのだけど、被お気に入りを探すことをユーザの創意工夫に委ねる今の状態は、ある意味では、ブックマーカーが催す感情に配慮したはてなスタッフの気遣いなのなのかな、と思うようになったのだけど、どうだろうか。

*1:山登りや鉄道

2006-07-30 (日)

蒜山・山陰ツアー(2日目)

大山PAで5:30起床、6:00出発。上蒜山スキー場駐車場に車を停めて上蒜山を往復。蒜山の麓のわき水「塩釜冷泉」で喉を潤し、土産物屋で昼食。さてどう帰ろうか。米子自動車道中国自動車道で帰るのが一般的だが、中国道宝塚から向こうは確実に渋滞するだろうしそんなのに有料道路代を出すのも納得がいかない。ならば、と、多少遠回りでも日本海沿いに下道で帰ることにする。

2年前に細い県道をアプローチして走った青谷羽合道路、国道9号線から直接入れるように改良されていた。

ガソリン価格130円の和田山で給油、福知山の市街地を避けて綾部経由で国道27号線へ。

国道27号線と国道9号線との合流地点(京丹波町)のみ1km程度渋滞した。夏の休日はどこも多かれ少なかれ渋滞は覚悟しておいたほうがよいのだろう。

スーパーで食料品の買い出しをを済ませ、下道だけでなんとか21時に自宅着。ふうっ疲れました。

鳥取 上蒜山(ハイキング)

右脚のリハビリを兼ねて往復登山。

7:30上蒜山スキー場出発、9:40〜10:00上蒜山山頂、11:40上蒜山スキー場駐車場到着。荷物は日帰りのハイキングの荷物のみ、足を滑らせないように細心の注意をはらう。天気は曇り。稜線に近づくにつれて霧に展望を遮られるようになった。山頂は観光バスで大挙して押し寄せるおじちゃん・おばちゃんのしゃべり場と化している。

そういえば蒜山ハイカーの手っ取り早いバイブルともいえる「日本二百名山(Wikipediaの解説)」に名を連ねているのだった。いきおいガイドブックに載ってしまう山に人が集中するのはある意味やむをえないか。

下りはいつも以上に慎重だったので、エアリアマップ並に時間がかかってしまった。

写真

f:id:hatayasan:20060730081258j:image

蒜山の山腹から見下ろした蒜山高原。中国地方にも信州のように開放的で牧歌的なエリアがある。

参考にしたい記録

蒜山縦走(上蒜山〜下蒜山)ハイキング
サイクリストがトレーニングで蒜山の稜線を駆け抜けた記録。どうやら蒜山は縦走するのが一般的みたい。下山地から車を回収するためにタクシーを呼ぶ需要があるのだろう、登山口にはタクシーの電話番号と料金が記された看板が数枚立っていた。
野人が遊ぶ:蒜山三座 縦走
精力的に大山エリアで山スキーを続けておられる野人さんの記録から。2005年9月、蒜山三山を縦走。高山植物の写真が美しい。

ハワイゆーたうん(羽合温泉。鳥取県湯梨浜町)

1993年に開設された地元の日帰り温泉施設。料金は350円と良心的。

中は光を積極的に採り入れる設計で明るい雰囲気。さすがハワイである。

真夏日の日曜日のためか、家族連れの海水浴客が多かった。

2006-07-29 (土)

蒜山・山陰ツアー(1日目)

出発まで

かみさんと今週も出かけることになった。

先週は東に行ったから今週は西に行けばいいか。広島・山口方面で寿司でも食べたいなと考えていたが、当日朝出発の1泊2日ではあわただしすぎるし勿体無い。

このところ身体を動かせていなかったのでリハビリを兼ねて簡単な山に登ろう、ということで蒜山大山のある岡山鳥取周辺を目指すことにした。

行動の記録

名神高速に乗って、いきなり吹田西宮北19kmの渋滞に巻き込まれる。抜けるのに1時間強を要する。帰りは中国道を避けたほうがよさそうだ。

佐用ICで中国自動車道を降りてJR姫新線沿いに走る国道179号線をひたすらトレースする。途中、美作市道の駅彩菜茶屋で昼食。

中国地方の名湯に数えられる奥津温泉三朝温泉に立ち寄ってみるが、重厚な旅館が立ち並ぶばかりで手頃な共同浴場を見つけられずにスルー。三朝温泉は橋の上にある足湯に浸かっておいた。

倉吉方面に出た関金温泉で一風呂。さて夕食の時間帯が近いがまだ買出しも済ませていない。17時過ぎでまだ明るかったので倉吉に出て米子を目指す。

国道313号線を倉吉方面に流していたところ、北条倉吉道路なる高規格の幹線道路が工事中であった。Wikipediaの解説によると2006年度中の供用開始とか。鳥取道、米子道松江道、浜田道で横断道は打ち止めと思っていたが、ずいぶんと景気がよいようだ。

9号線を米子まで。日吉津村のジャスコで買出しを済ませ、米子ICから米子道に乗る。数キロ走って最初のパーキングエリアである大山PAで車中泊

今回は先週とは違って、道路の交通量も少ない。

大山山麓とはいえ蒸し暑く、持ってきた寝袋はかぶせる必要もなかった。窓を3分の1ほど開けていたため僕もかみさんも多少蚊の訪問を受けたようだが、疲れを回復できたのでまあよしとしよう。

倉吉線(廃線跡探訪)

風化する遺構

大山蒜山エリアに足を運ぶにあたって是非寄っておきたかった。

倉吉中国勝山を結ぶ国道313号線沿いに、1985年まで「倉吉線(Wikipediaの解説)」というローカル線が走っていた。路線自体は倉吉から20km南の山守までしか伸びていなかったが、将来は中国勝山とを結ぶ「南勝線」の構想もあったようである。

関金の市街地直前で、もしかしたら?と思わせる盛土が道路に沿い始める。ただし素人目には堰堤なのか廃線跡なのか見分けがつかない。予備知識がなければこの国道沿いにかつては列車が走っていたことを想起するのは難しくなりつつある。

西倉吉駅周辺に、静態保存したSLとともに倉吉線があったことを遺す記念館があった。

参考にしたいウェブページ

山陰本線と倉吉線の旧型客車  1980JNR.com
倉吉線在りし日の姿を豊富な写真で紹介。ディーゼル機関車の牽引する旧型客車が倉吉線を走る姿を見事にとらえている。トップページからたどれば、このウェブサイトは1980年代の国鉄を撮影した写真を公開しているみたい。しかも「ゴハチ*1・旧国*2・旧客*3ローカル線」をメインに撮影しているところが渋い。鉄道系のウェブを歩いていて久しぶりに鳥肌が立った。20年以上前の写真が丁寧にスキャンされて微かな記憶が鮮やかに蘇る。これはすごい。
倉吉線の跡トップページ
現在も残る倉吉線の軌跡を、区間ごとに図面で区分けして紹介。草むした駅ホームの跡(泰久寺駅)が切ない。
未来鉄道データベース:南勝線
倉吉線が、将来は姫新線中国勝山と結ばれる計画があったことを語り継ぐページ。なお、計画中・建設中で未完成の鉄道路線を「未成線」と呼んでいる。(Wikipediaの解説

グリーンスコーレせきがね(関金温泉。鳥取県倉吉市)

1200年前から湧きだしているという中国地方の名湯、関金温泉を見下ろす高台の国民宿舎。日帰り入浴可能、400円。

浴槽は一つあるだけで露天風呂などもなくいたって質素。シャンプー・石鹸もないが、ふらりと立ち寄る分には十分だろう。

*1電気機関車 EF58

*2:旧型国電

*3:旧型客車

2006-07-26 (水)

関心を持ってくれるユーザがそばに視えるようになったことで、文章を書く垣根は低くなった

HTML手打ちの時代は

HTMLを手打ちで書いていた頃は、ひとつのHTMLファイルごとに「作品を作る」という意識が片隅にあったように思う。

ネタが熟すまでは多少時期が空いても更新には手を着けなかったし、他人に読んでもらうという意識よりも、自分自身がファイルに打ち込んだ文章に納得できるかどうかがまず先にあった。

ユーザがすぐそばに「視える」ということ

はてなウェブサービスを使い始めて感じたのは、サイトの管理人と読者の距離が、HTMLを手打ちで書いていた数年前と比べて格段に縮まっているように思えたことだ。

たとえば自分の日記に関心のあるユーザの「数」を知るならば、はてなでは下記のような手段が用意されている。

容易にサイトを更新できるブログが登場し、自分に関心を持っているユーザがはてなウェブサービスを通して「視える」ようになったことで、テキストを公開するに際してのトリガーが「納得する作品を作りたい」から「感じたことを伝えたい」「思ったことを書き留めておきたい」へと、次第に流動的に、ともすれば刹那的なものへと変化していったように思う。

それは、「読者」に自分の文章を読んでもらいたいという「コミュニケーションへの渇望」なのかもしれないし、経験を積んだ人はそれを「プレッシャー」と表現するのかもしれない。

書く垣根が低くなったからこそ、ブログブログごと味わう気概を持ちたい

以前のように「ネタが熟す」のを待たずにエントリを公開してしまうことで、「しまった」とあとで思い悩むこともある。一方で、話題が旬なうちにエントリを公開することでブロゴスフィアの流れの一角に乗れたような「ニヤリ感」を感じることもある。

公開された時点での完成度が必ずしも100%でないからこそ、周囲の反応やコメント欄によってエントリが昇華され、新たな意味を付与されていくことだってあるだろう。

ブログSBMが台頭している現在にあって、ブログPermalink一期一会、とする意見が優勢なのだけど、文章を公開するに際しての垣根が低くなっている今だからこそ、少なくとも気になるブログに際しては、エントリの書かれたときのブロゴスフィアの話題であったり、エントリに添えられたコメントも含めて味わっていきたいな、と思ったのだけど、どうだろうか。

老ノ坂峠を往復

身体を久しぶりに動かす。歩き以外ではじつに7月16日以来。

データ項目データ
走行距離20.1km
実走行時間51:32
平均速度23.4km/h
最高速度60.0km/h(老ノ坂峠からの下り)
積算距離1738km

老ノ坂峠まで、29分09秒要した。走り込んでいる時期より1分30秒遅いタイム。

しばらく怠けていたのだからしかたがない。地道に身体を作っていくほかないだろう。

2006-07-24 (月)

ブックマーカーの記憶の集合として、はてブのコメントページは残り続ける

あなたの替りなんていくらでもいるけれど

ブログを閉鎖すること自体、自分が知らないだけで、ブロゴスフィアのあちこちで日常茶飯事に起きていることだろう。

たかだかブロガー一人が更新を停止してエントリを全て削除したとしても、遠からず替りのブロガーに視線が移って何もなかったかのように興味も自然に移っていくのだろう。

それでも、自分の思考の水面に雫を落としてくれたブログに際しては、たとえそのブログが閉鎖されていても、記事を時に読み返したくなる衝動に駆られることがある。

ブログは閉鎖されても、はてブのコメントページは残り続ける

ブログが閉鎖されると言及先のリンクは全てリンク切れになり、RSSフィードキャッシュも2週間もすれば読めなくなる。

それでもエントリを振り返りたいときは、はてブブクマコメントのページを思い出してみよう。

もちろん、はてブのコメントページはエントリの序文を自動的に抜き出したもので、エントリそのものを現すわけではない。

注目したいのはブックマーカーが残したタグやコメントである。

琴線に触れたコメントを抜き出したものもあれば、エントリへの率直な感想を述べたものもある。タギングにとどまるものもあれば、タグもコメントもないものもあるだろう。

そこから感じ取ることができるのは、そのエントリがはてブの空間に生み出したブックマーカーの「記憶」である。

コメントページを開くためには

ただ、その場所にたどり着くには、合言葉を知っていなければならない。

はてなユーザならば、はてなのIDである。

はてブなら、「注目のエントリー」の検索窓にURLを「http://d.hatena.ne.jp/ユーザのID」の要領で放り込む。Googleなら、「id:ユーザのID」を検索窓に入力すれば、たいてい気になっていたユーザの注目のエントリー一覧のページに導かれるはずだ。

IDやURLがわからなければ、ブログのタイトルをGoogleに打ち込めば、そのブロガーを取り上げた記事に出会うだろう。そこからリンクをコピーして「注目のエントリー」ページにURLを入力してみればどうだろうか。

支持のあった記事は「注目のエントリー」で時系列順に表示できる。

ブログの軌跡をたどりたいときは、不完全かもしれないが*1「新着エントリー」をクリックすればよい。

人気のある記事は「人気エントリー」をクリックすれば、そのブロガーがどのような記事で注目を集めていたかがわかるだろう。

そのときにエントリが呼び寄せたブックマーカーの思いをたどりたければ、コメントページを開いてみればよい。

ブックマーカーが残したコメントで、そのときに共有された頷き、同意、批判めいた思いなどをたどることはできないだろうか。

ブログの読まれた場所としてのはてブ

ふと疲れたとき、なぜネットに向かっているのかわからなくなったとき、はてブの遺してくれた「遺跡*2を大事な宝物のように手繰り寄せたくなるときがある。

ブログは閉鎖されようとも、はてブがサービスを続けている限り、エントリに寄せられた記憶の集合として、はてブのコメントページは残り続ける。

*1ブックマークされていない記事は抜け落ちる点で

*2:記憶をとどめているが、完全に記事を再現しているわけではない意味を込めて

2006-07-23 (日)

能登半島ツアー(3日目)

行動の記録など

輪島の漁村宿を8時に出発、やはり半島の先端である岬は外せず、昨日時間切れで立ち寄れなかった禄剛崎へ。「狼煙(のろし)」の地名が由来ありげ。Wikipediaの解説によると地名の由来はかの地で「海上交通用に狼煙が上げられたこと」にあるらしい。

2005年3月で廃止されたのと鉄道能登線の終着駅などに立ち寄り、半島の稜線を貫く珠洲道路を走って太平洋側の千里浜へ。

砂浜を車で走れるなぎさのドライブウェイを楽しんだあと、金沢市内のスタンドで燃料補給*1。金曜日に車のメンテナンス*2をしたためか、燃費が満タン法ベースで15.9km/リットルをはじき出した。

河北潟の干拓地を巡ったあと、美川ICから北陸道へ。今庄IC(美川ICから92km)で一旦下車でETC通勤割引適用、再度入場して京都へ帰宅。*3

写真など

f:id:hatayasan:20060723135125j:image:w200

千里浜の「なぎさのドライブウェイ」。クルマから撮影。砂浜を8km走る贅沢。2車線分の幅はあり、30km/h未満でのんびり流す。観光バスも走っているのは驚き。

この時期は海水浴客が多く神経を使う。海辺を流す雰囲気を味わいたいなら晩秋から冬の閑散とした時期にかけてだろう。

のと鉄道 能登線(廃線跡探訪)

廃線跡を巡るドライブ

いまでも「鉄道ジャーナル」の購読を続ける程度に鉄道には関心を持ち続けているのだけど、いつか腰を据えて取り組んでみたい鉄道趣味のジャンルの一つに「廃線跡探訪」がある。

今回、能登半島を一周するついでに、2005年3月限りで廃止になった旧のと鉄道能登線の沿線に立ち寄ってみた。

Wikipediaの解説によると、廃止された能登線は1988年に現在のJR西日本から第三セクター鉄道のと鉄道に移管され、2005年まで17年間地域の足の役割を担った。

国道249号線を穴水から宇野気方面に流せば、鉄道敷らしい構造物が併走していることに気づく。これが旧能登線だ。ドライブのついでに、終端駅であった蛸島(たこじま)駅と能登線の最大の拠点であった珠洲(すず)駅に立ち寄ってみる。蛸島の駅舎にはNPO法人「のとレール・エア21」が入居していた。「能登線に再度列車を走らせることを夢見て」募金活動を続けているそうである。蛸島のホームにはもう動くことはないであろう気動車が一両ぽつんと留置されている。多少塗装が色あせていてはいるが、客室への出入り、制服を着ての記念撮影が許可されている。できる限りの愛情が車両や駅舎には注がれているようだ。

珠洲駅は現在地元が有効利用すべく改装の最中で駅舎には入れなかった。駅前のロータリー、堂々とした駅舎、あらかじめ知識がなければすでに駅としての役割を終えたことなど気づくことは難しいだろう。国道交差点の「珠洲駅東口」の名称も哀愁を誘う。

廃線になったレールを剥がす経費の工面もままならないのだろう。橋梁や踏切の前後に杭が立っていた他は、廃線から1年以上経った今も時間が止まったように原形をとどめていた。

地方では数少ない公共交通機関である鉄道ではあるけれど、脇を走る車や道路が立派になっていく一方で、全国の各地では第三セクター鉄道の廃止が相次いでいる。

それでも、郷土を愛する人たちの鉄道への愛着や未練をじわりと感じながら、いつか賑わいが戻る日が来ればいいなと祈るような思いで駅舎をあとにした。

駅舎などの様子

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蛸島駅に留置されている気動車。手前に募金箱、ドアの左脇には実際にのと鉄道で使われていた制服が掛けられており、これを使った記念撮影も可能とのこと。朽ち果てずにいつか蘇ることを願わずにいられない。

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珠洲駅構内に入ってみた。レールが錆びていなければ、今にも列車が入ってきそうに思えた。

参考にしたい情報

のと鉄道廃線に触れたサイトをいくつか拾ってみた。

のと鉄道 - Wikipedia
のと鉄道の沿革を解説。のと鉄道のウェブサイトより端正に解説が施されている。
北陸中日新聞 シリーズ「現場」 鉄路が消える日
地元紙の連載記事。能登線は地元の有力政治家が「我田引鉄」したものだったとの解説もあり、興味深い。
ClubUribouz - のと鉄道
在りし日の能登線の情景をQuickTime VRの画像で観ることができる。
廃線利用の「リアル電車でGO!」、今秋から実施へ。 Narinari.com
はてブでも既に4usersがブックマークしていた記事。蛸島の駅舎で頑張っていたNPO法人「のとレール・エア21」は、廃線跡を利用して観光客に電車を運転してもらう構想を立てているみたい。沿線ににぎわいが戻る日が来ることを楽しみに待とう。

アクアパーク シ・オン(志賀千古温泉、石川県志賀町)

国道249号線上にある、2002年に開設された志賀町道の駅ころ柿の里しか」の中に併設された温泉施設。入浴料は450円。週おきに和風風呂と洋風風呂が男女入れ替えられる。

床はタイルカーペット張り、開放的な館内はきわめて清潔で快適。

なお、志賀町には北陸電力の原子力発電所がある。

*1国道8号線上り。フルサービス128円/リットルだった

*2:エンジンオイルを100%化学合成油に入れ替え、同時にエレメントも交換。エンジンのフラッシングを行いエンジンの内部に溜まった垢を取り除いた。自分の車の燃費ははカタログ数値で15.2km/リットル。

*3:通常5,300円を1,300+3,550=4,850円。450円浮かせた計算

2006-07-22 (土)

能登半島ツアー(2日目)

行動の記録

尼御前SAを6時に出発、片山津ICで下車して能登半島を目指す。国道8号はわざと通らず田園風景の広がる日本海沿いへ。荒涼とした砂浜の高台に忽然と姿を現す金沢医科大学宮崎駿の『コナン』に出てくるインダストリアみたい。吊橋の内灘大橋を渡り、高松から氷見市内に一旦出て七尾へ。途中1時間仮眠。

和倉温泉を物見遊山で一周。日本でも指折りの豪華旅館といわれる「加賀屋」の城のような風貌は温泉街の象徴のようにも思える。総湯は場所がわからなかった。

能登島に渡り温泉に浸かりのんびりした後、島を一周。1999年に開通したという「ツインブリッジのと」を渡って半島に戻る。橋は大橋ともに通行料は無料であった。

この時点で既に14時。この日のうちに能登半島の東端である禄剛崎に寄っておきたかったが輪島の旅館のチェックインの時間(17時)には間に合わない。能登町の宇野気まで走り、柳田村を横断して日本海側へ。途中「道の駅千枚田に立ち寄り、12haに2,000枚の田がひしめくといわれる千枚田をファインダにおさめておく。

今日の宿は輪島市内から車で20分程度走った入江の民宿。17時前とはいえまだ明るいので近くの観光スポットを奨めていただく。教えてもらったのは「桶滝」という、岩をくりぬくように水が流れ落ちる、自然の造形美を味わえる滝。林道脇に車を停めて3分も下れば着く。能登半島に来て美しい滝を観ることができるとは思わなかった。この桶滝は石川県の文化財にも指定されているようだ。東京ナンバーの車で来たと思われるカメラクルーが3名ほど滝の様子を撮影していた。

旅館に戻り、夕食とビールで一日の行程をねぎらう。この夜は自分たちも含めて2組が宿泊した。海辺の漁港をそばに、田舎の家に泊まるような緩やかで落ち着いた時間が過ぎていく。

写真など

f:id:hatayasan:20060722160105j:image

道の駅から撮影した能登の千枚田。実際は2,000枚近い田がひしめいているとのことである。

f:id:hatayasan:20060722165100j:image

桶滝の様子。岩をくりぬいて水が流れ落ちる風景はなんとも不思議としかいいようがない。

参考になるページ

立ち寄った名勝などを紹介したページをいくつか探してみた。

ClubUribouz - 西保海岸、皆月海岸
QuickTime VRで桶滝の様子を観ることができる。輪島市北部の「西保海岸」のルート図・高低図も見ていて楽しい。
ClubUribouz -曽々木
時国家、千枚田の様子をQuickTime VRで紹介。
竹内取材レポート - 能登半島取材
風景写真家・竹内敏信氏能登半島取材記。(実はWebで検索して初めて知った)千枚田・桶滝を撮影した様子が記されている。2005年10月。

ひょっこり温泉 島の湯(石川県七尾市能登島)

能登島大橋を渡って、5分程度東に流したところにある温泉施設。

入浴料は450円。温泉自体は1999年に湧出したとのこと、まだ新しい。

リラクゼーション施設も充実。砂風呂、マッサージチェア、足裏マッサージを体験できる。

2006-07-21 (金)

山で怪我をしたときに受け入れたい3つの戒

前者は、登山を続ける中で本人がかかったスポーツ障害や怪我をまとめたもの。

後者は、アイスクライミング(氷の壁を登る遊び)中に墜落、右脚を複雑骨折して1年近いリハビリ期間を経て復活に至った記録を写真付で詳しく解説したもの。

たとえば、自分が山登り中に事故に遭って、しばらく身体の自由が利かなくなったとしよう。

事故に遭って回復するまでの長いフラットな時間を過ごさねばならなくなったとき、自分自身にできることは何だろうか。

1. 事故に至った原因を冷静に分析しよう。

事故に遭った原因がたとえ不可抗力であったにせよ、自分自身の行動に遠因は少なからず求められるはずだ。

  • 道具なのか。
    • 小遣いをけちることが高じて、安全まで削ることにつながっていなかったか。
  • 習慣なのか。
    • 例えば1年前と比べて、自分の山行やトレーニングの履歴や傾向を振り返ってみれば、運動の量や質の変化がわかるはずだ。
    • 年齢を加えているにもかかわらず、レベルが維持できていないようであれば、絶対的な体力が落ちていることを認めなければならないだろう。
  • 歪みなのか。
    • 例えば仕事で帰宅が遅い日が続いていることはなかっただろうか。
    • 入山前に無理な運転を強行するあまり睡眠時間を必要以上に削っていなかっただろうか。
    • 2年前できたことが今年はできないならば、加齢による衰えが確実に進行しているか、日常の過ごし方が怠惰になっていることを認めなければならないだろう。
  • レベルなのか。
    • そのルートを目指すにあたって、心技体、相応の準備を行ってきただろうか。クリアすべきハードルは乗り越えてきただろうか。

2. 元に戻るまでには、相応の時間を要することを受け入れよう。

  • 何もしなければ、これまで培ってきたものが風化するかのように失われることもあるかもしれない。
  • しかし、一時の感情に身を委ねてはならない。決して急いではならない。
  • 「何もしない」ことが逆に最も有効な戦術たり得ることを受け入れたい。

3. これまで疎かになっていた「周辺のもの、こと」に目を向けよう。

  • 自分の遊びにかまけるあまり、大事な人に寂しい思いをさせていなかっただろうか。
  • 周りにいる人に、自分の行っていることに対する理解を得られているだろうか。
  • 自分が趣味に興じられるのは、普段の生活の基盤があってこそ、ということを忘れてはいないだろうか。
  • 何もできない時間が長く横たわっている時期だからこそ、普段意識できていないことを立ち止まって考えるだけの余裕が欲しい。

能登半島ツアー(1日目)

出発まで

今週の週末はかみさんと一緒に過ごすことにしていた。

天気予報を眺めていて、さて西へ行こうか東へ行こうか迷ったが、そういえば能登半島にはこれまで足跡を残していないことに気づいた。

山にそれなりに通っていれば、これといった山もない能登方面には食指が動かなかったのも無理もない。家を出る直前に楽天能登方面の宿を予約しておく。中心の市街地は割高なので郊外の入江の宿を選んでおいた。

行動の記録

ひとまず下道で北陸方面を目指す。午後にクルマのメンテナンスを済ませたあと、16時過ぎに自宅を出発、比良とぴあで入浴、161号線〜8号線を通って敦賀で夕食。

加賀ICから北陸道に乗り、尼御前SAで車中泊

最近、かみさんと一緒にドライブするときは「洗面所もある。自動販売機もあってクルマの利用者しか利用しない」高速道路のSAやPAをそれなりに安全な車中泊の場所として使っているのだが、この日はそれが裏目に出た。

すぐ隣に窓を全開にして大音量でビデオを鑑賞するクルマを横付けされて閉口。同じことを考えているのは自分たちだけではないようだ。

国道の道の駅か、鉄道無人駅の周辺で寝たほうがまだ静かだろうか。

比良とぴあ(滋賀県大津市)

湖西道路を終点まで走って国道161号線に下る途中にある。料金は600円。金曜の午後とあって、ほとんど入浴客もいない。

今年の1月8日にも立ち寄っている。

2006-07-20 (木)

はてブをシェイプアップする試み〜隠してみたい3つの要素

これまではてブを使っていて「役に立つ」と思ったものは、お気に入りのユーザであれタグであれとにかく取り込んできたが、このペースで続けていくと遠からず飽和状態になる予感がしてきた。

実際に自分がクリックする動線や機能を吟味してみれば、削ぎ落としてもよいものはあるはずだ。

必ず参照する要素は何か

はてブをするときは、必ず

  • エントリーを登録しているユーザ数をクリックして、ブクマのコメントページを開く。

気になるブログに出会ったときは

逆に、普段使わなかったり、あっても邪魔な機能にはどんなものがあるだろうか。

1. カテゴリー

カテゴリーの一覧は人気エントリーのトップを見れば確認ができる。

はてブを使いだして半年以上が経つが、カテゴリーを頼りに面白そうなエントリーを探したことがない。

おそらくキーワードの分布でカテゴリーが判定されているのだろうが、自動ゆえに必ずしも正確な結果を返すとは言い難いため、足も遠のいているのだと思う。

2. キーワード

はてなに登録されたキーワードがエントリーから自動的に抽出されて、それぞれのキーワードを含むホッテントリにリンクしている。

ただ、キーワードを頼りに面白そうな記事を探そうとしてもたいていは空振りに終わる。

自動だと、人力で分類するタグよりも精度が落ちるのはしかたがない。

使い始めてしばらくは物珍しさでクリックしていたが、使えないことがわかると参照する機会は激減した。

3. お気に入りに登録しているユーザの数

自分のはてブのトップには、「自分のブックマークをお気に入りに登録しているユーザ数」が常に表示されている。

お気に入られの数が30を超え、はてブのトップページの「人気ブックマーク」に名を連ねたときは秘かに歓喜したものだった。

自分のブクマをお気に入りに登録しているユーザが増えれば単純に嬉しくなる。逆に減ったときはセンチメンタルな気分になる。

「この傾向のブックマークを続ければ、お気に入り登録数が増えるかもしれない。」

「逆に、こんなオタクでゲテモノな記事をブクマすると、自分をお気に入りから外すユーザが出てくるかもしれない。」

自分は自分の思うままにブックマークすればよい。ユーザを意識してブックマークする必要などどこにもない。当たり前のことに抵抗を感じたとき、お気に入りに登録しているユーザ数が常に見えることは自分にとっては足かせになると感じた。

要らない要素を見えなくする

CSSを触れば、隠したい要素を簡単に隠すことができる。隠した結果はこちら

カテゴリ表示を隠す

dl.bookmarklist dt.category {display:none;}

dl.bookmarklist dd.category {display:none;}

キーワード表示を隠す

dl.bookmarklist dt.keyword {display:none;}

dl.bookmarklist dd.keyword {display:none;}

お気に入られ表示を隠す

div.header ul.bookmarkinfo li.favorited {display:none;}

カテゴリやキーワードを参照したくなったら、ブクマコメントのページを開けばよい。

お気に入られの数を知りたくなったら、ソースを開いて「li class="favorited"」の行を読めばよい。

必ずしも見る必要のない要素を隠してあえて敷居を設けることで、純粋にはてブライフを楽しみたいな、と思ったのでした。

2006-07-17 (月)

はてなダイアリーの自動トラックバック機能は1.0と2.0の間にある緩衝材かなと思った

HTML手作りの時代のリンクの感覚

一昔前個人ホームページが全盛だった頃のコンテンツといえば

が大体の相場リンク集には高い確率で「リンクはトップページにお願いします」「リンクされた場合はご一報を」との記述が冒頭に割かれていて、他のサイトにリンクするときは「お願い」のメールを出すのが何となく礼儀なのかな、という空気を感じた。

いざ自分がサイトを管理するようになると、気になるサイトにリンクを貼る前は、しばらく更新の具合を観察したうえで管理人に「リンクのお願い」のメールを出して返事を手ぐすね引いて待っていたのを思い出す。

個別記事にリンクを貼ることに関しての意識の差

ブログソーシャルブックマークが隆盛を迎えた今、個別のページに言及したり、リンクを貼る(ブックマークする)ことに心理面や手続き上の抵抗はほとんどなくなった。

はてなで遊んでいる立場から観ると「Webにパブリックにサイトを公開している以上、ページ単位でリンクされることは防ぎようのないことというか、当たり前」なのだけど、HTML手作りの個人サイトが全盛だった頃を知る立場からすると、かつての「相互リンク」と、語弊はあるけれど現在の「無断リンク」との間に「緩衝装置」にようなものがあれば、必要以上に摩擦を起こさずスムーズに意識を移行できるのではないかと思った。

はてなダイアリー自動トラックバック機能のとらえ方

はてなダイアリー同士だと、言及するリンクを貼っただけで言及先のブログトラックバックが飛ぶ「自動トラックバック機能」がある。

単なる箇条書きでもトラックバック扱いする過剰な仕様に一時期「そこまでしなくてもいいのに」と以前は疎ましく思っていた。

だが、先週ホットだった無断リンク論争のまとめエントリに目を通していると、そういうのもありかなと思えてきた。

  • リンク集に記載するほどかしこまった意識で個別の記事を取り上げるわけではないが、あなたの記事を参考にしている。
  • あなたの記事に言及しましたよ、という礼は尽くす。(それでも、無断リンクNGを主張する向きに言わせると、「事後」ではあると批判されるだろうが)

はてなダイアリー自動トラックバック機能は、見方を変えればHTML個人サイト時代の思想をほのかに受け継いでいる、あるいは原理主義に陥らない程度にほどよく1.0と2.0の良さを採り入れたものなのかな、とも思ったのだけど、どうだろうか。

2006-07-12 (水)

スパムフィルタに溺れた日

スパム対策に王道はない。

最近経験した僕の失敗を、自省を込めつつ書き留めておきたい。

メールアドレスを使い分けるとき

最近は、受信するメールの性質に応じてメールアドレスを複数運用することもきわめて楽になった。僕は下記のとおりアドレスを使い分けている。

  1. 家族や友人とメールをやりとりするとき:携帯電話メールアドレス
    • 休日の集合時間や家に帰る時間など、一言二言伝えれば事足りる内容を、ウェブにつながっていない環境から簡潔に伝えたいときに使う。
  2. リアルな知人とメールをやりとりするとき:プロバイダからもらったメールアドレス
    • 顔を見知った友人・知人、コミュニティでメールをやりとりするときに使う。
    • ウェブを歩き始めた時期とほぼ同時に使い始めた、自分にとってはある意味で「由緒のある」メールアドレス
  3. 1対1でやりとりするわけではないが、自分にとって大事ななメールをやりとりするとき:Gmail
  4. やむなくメールアドレスを登録する必要があるとき:Yahooメール
    • 例えば懸賞やアンケートに答えるときにメールアドレスの記載が必須の場合は、このアドレスを使う。万が一その手の業者の手に渡ってももかまわない、いわゆる「捨てアド」。

メールアドレスに応じた、スパムとの向き合い方

携帯のアドレスは、アカウントの文字列を長いものに変えて以降、スパムを受信することはほとんどなくなった。

Gmailは、ユーザがフィルタを作らなくても高い精度でスパムを自動で振り分けてくれる。きわめて優秀。

Yahooメールは、むしろスパムを受信してもかまわない捨てアドと割り切っているので、自動判別の機能以上にスパムフィルタをきめ細かく設定することもない。かつ気がついたときにログインする程度なので、事実上放置。

問題は、自分がリアルな知人とのコミュニケーションに使う、プロバイダから与えられたメールアドレスである。

「由緒あるアドレス」でのスパム対策

アドレスを不必要にウェブに晒しているわけでもないし、知っているのはリアルに僕を知っているごく一部の人たちだけだ。それでもアカウントの文字列がそれほど長くないのが災いしたのだろう、スパムの辞書攻撃にあえなく発掘されてしまったようで、ある時期を境にスパムが洪水のように押し寄せるようになった。

100通メールを受信すれば、95通は関係のないスパムだ。もちろん僕だって馬鹿ではない。特定の語句をタイトルに含む(例:※未承諾広告)メール、頻繁にスパムを発信するアドレスを一つずつブロックすれば、しばらくはノイズを絞ることができた。それでも、最近増えてきたのは「迷子になったユーザ」を装ってフィルタをくぐり抜ける巧妙な手口だ。タイトルを読むだけではスパムかどうかわからない。文末にURLが記載されているのを見るまで、スパムと確信できないことすらあった。

ドメインごとに受信拒否するという選択肢

スパムに無駄な労力を割くことに業を煮やして僕が取ったのは、スパムを頻繁に発信するドメインそのものを受信拒否することだった。

具体的に挙げるなら「*@yahoo.com」「*@yahoo.co.jp」「*@hotmail.co.jp」「*@hotmail.com」といった、いわゆるフリーメールドメインから発信されるメールを受信拒否、強制的に削除トレイに移動するようにした。

僕のプロバイダのアドレスを知らせているのはリアルな知人だけだし、リアルな知人でフリーメールを所定のアドレスにしている者もいない。ならば、多少思い切ってフィルタしても大丈夫だろう。

いや、きっと大丈夫だ。

裏目に出たフィルタ

目にするスパムも多少は減って「やはり大丈夫だった」と自分の選択に自信を持ち始めた頃、「あのときのメール、見てくれた?」と友人から電話があって、冷や水を浴びせられた気分になった。

友人は、ネットカフェから僕にメールを送ろうとして、その場で無料でメールアドレスを取得できるサービスからアドレスを取得、僕に伝えたいことをメールで送ったようだった。このようなケースに対して、僕が設定したドメインごとの受信拒否の設定が裏目に作用したのだ。

友人に返信が遅れたことを謝って、僕はドメインごとに設けたスパムフィルタを解除せざるを得なかった。

地道に取り組むほかない、スパム対策

僕のように、メーラーOutlookを使っている一ユーザにできることがあるとすれば、多少重くなるのを覚悟したうえでスパムを自動判別するソフトを入れるか、地道にブラックリストを作成していくほかないのだろうか。

こみ上げてくる苦い思いに向き合いながら、あぐらをかかずもう少し知恵を振り絞る必要がありそうだと頭を抱えてみる。

2006-07-09 (日)

釜の横断

鈴鹿 赤坂谷(沢登り)

山岳会のメンバーで鈴鹿のおあつらえの向きの谷に出かける。講習会として実施、講師を担当させていただいた。メンバーは7名。そのうち沢初体験の方が1名。

天候は曇り、雨はほとんど降らず。8時30分出発、10時駐車場。10時半入溪、14時溯行打ち切り、16時半駐車場。前半の釜の横断*1、滝の巻きを終えれば快適なナメや小滝が続く明るい沢。前夜発で稜線に抜けるとほどほどに体力作りができそうだ。

温泉には入らず、往復とも京都東〜八日市間は有料道路を使用。往復ともETC通勤割引の時間帯で50%通行料OFF。思わぬラッキーでした。

反省

  • ロープを出せたのは釜を泳いで越える1箇所のみ。Fさんにハーケンの打ち方を講習していただいた。
  • 懸垂下降の練習をしておきたかったが、ルート自体易しいためどんどん進んでしまった。練習なら練習と、事前に説明する余地があってもよかったかもしれない。
  • 沢が初めての方には、6時間水に浸かるという経験は予想以上に体力を消耗させてしまったようだ。講習用に考えるなら比良の奥ノ深谷白滝谷のように3〜4時間程度で終えられるルートが適当だろうか。
  • 今回、初心者が1人だけだったので、多少の難場でもメンバー同士フォローすれば行けるだろうと読んでいた。そのとおりになったのだが、自分の講師のトレーニングとしてはあぐらをかきすぎたようにも思う。

*1:写真はK氏撮影。

2006-07-06 (木)

ブログの閉鎖に立ち会うとき

この土日はネット断ちをしていたのだが、家に戻りいつものようにはてブログインすると、自分の愛読してきたはてなユーザブログを相次いで閉鎖していることがわかり、なんともいえない寂寞とした思いにとらわれた。

そのユーザたちははてなから既に退会していて、ダイアリーを読むことはもはや叶わなかった。

それでも最後のエントリを読みたくて、RSSリーダーに残っていたフィードキャッシュを掘り起こして、既にブログは閉鎖されているのにブックマークしてコメントを残した。

退会した今、そのユーザたちが僕の記事に残してくれたはてブのコメントを読み返すことも、もうできない。

それでも、秘かに愛読していたブログの作者が僕の記事に立ち止まって目を通してくれたことを、今こそたまらなくうれしく、愛おしく感じる。

あなたの含蓄深く示唆に富んだ文章を読めたのは短い期間だったけど、あなたの記事を「あとで読まず」その場で自分の中で消化しておいてよかった。そしてあなたの記事で感銘を受けた箇所を抜き書きしてブックマークしておいてよかった。

これらは、僕がはてなに身を置いている限り、僕自身を作り出した記憶の断片として残り続けるはずだ。

あなたがはてなで残した軌跡は、あなたが去ったあとも、今も自分のもとにある。

銀閣寺を往復

山岳会の会合に出席する。

データ項目データ
ルート(往路)自宅〜国道171号堀川通今出川通銀閣寺駐車場
ルート(復路)往路にほぼ同じ
走行距離39.4km(合計。往路約20.5km、復路18.9km。
コースタイム(往復)1時間37分24秒
平均速度24.2km/h
最高速度47.2km/h
積算距離1718km

往路、普段45分で走れるルートを53分もかけてしまった。平均22.7km/h。これは遅い。

銀閣寺駐車場〜出町柳駅の復路1.4kmは歩いたためカウントしていない。

2006-07-05 (水)

はてブお気に入りホイホイを仕掛けてみよう〜はてブ+RSSリーダーで同好の士を探そう

他人の不幸は蜜の味: はてなブックマークの「お気に入り」を追加する。を読んで。

自分の場合お気に入りをどうやって探し出しているか、ちょっと違った角度から書き出してみたくなった。

自分がお気に入りを選ぶ基準

  • アルファな人数人
    • いつでも生きのいい情報を探してくれる。関心のあるエントリをいつも自分より先にブクマしている。量でもあり質でもある人。
  • 個性的なコメンテータ数人
    • ブクマする順序は自分よりあとのこともあるが、コメントページを覗くことで存在に気づく。身をつまされるコメント一つ一つが味わい深い。ブクマコメントの質な人。
  • スペシャリスト多数
    • ブックマークの数は相対的に少ないが、自分の関心や興味と非常に高い確率でシンクロする。量より質な人。

今日書こうと思ったのはそのなかで3番目の「スペシャリスト」。

見つけ出したいブックマーカーは、僕の趣味ではあるけど、はてなではまだマイナーな位置に甘んじている「登山(山登り)」のエントリーを追っている人。

普段ブクマしているだけではなかなかまみえることのできない同好の士をそれでもはてブで探したいとき、どうすればいいのだろうか。

はてブお気に入りホイホイを仕掛けてみよう(タグ編)

  1. 自分の興味のあるジャンルの言葉を手当たり次第書き出す。
    • 登山なら「登山」「山登り」「山」「mountain」「mountaineering」、ジャンルを細かくしていけば「ハイキング」「クライミング」「岩登り」「沢登り」「山スキー」「山岳会」「百名山」「climbing」「hiking」などがぱっと思いつくだろうか。
    • 英訳した語句も書き留めておくのがポイント。
  2. 新着エントリーのフィードを取得して、RSSリーダーに放り込む。
    • トップページの検索フォームから、書き出した言葉のタグを検索する。
    • 検索を実行したあと、「新着順」をクリックすると、その言葉を含む新着エントリーが表示される。(たとえば「climbing」の新着エントリー
    • そのページから吐き出されるフィードを、RSSリーダーに適当なフォルダをこしらえたうえで放り込む。
    • 以下、言葉の数だけ同じ作業を繰り返す。
  3. しばらく寝かす。
    • 関連するキーワードをたくさん書き出したとはいえ、しょせんはてな界隈ではマイナーな趣味である。すぐに獲物が飛び込んでくるのを期待するなど野暮な話。しばらく熟成を待つ気持ちでRSSリーダーのフォルダは放置しておくのが吉。
  4. 新着をキャッチしたとき、RSSリーダーを覗いてみる。

はてブお気に入りホイホイを仕掛けてみよう(キーワード編)

キーワードで引っかける

興味のあるタグの新着エントリーのフィードRSSリーダーでウオッチすることで、マイナーな趣味であってもお気に入りを探せそうな目処は立った。

しかし、タギングの習慣がないユーザをこの方法で捜すことはできない。

ならば、と次に思い浮かぶのが、タグをキーワードに置き換えれられないかとする発想だ。

これならば、タグの有無にかかわらず文中に紛れ込んだ言葉でエントリーを発掘することができる。

キーワードの限界

しかし、キーワードで引っかけるのは思った以上に制約やノイズがある。

  • 検索対象がはてなダイアリーキーワードで登録されている単語に限られる
  • 単語の出てくる場面が一様でなく、(全く興味のある対象に関係のないエントリであっても、たまたまキーワードが紛れ込んでいるだけで拾ってしまう)引っかかるエントリーが自分の期待する情報とは限らない場面が増える

以上、キーワードの網羅性はタグに比べて遥かに低く検索の結果ノイズも増すことが予想されるため、あまり実用的ではないようである。

結局

はてブでユーザ同士つながろうと思うならば、タギングは時間を惜しまずにやるべきだろう。

至極当たり前のことを、このエントリを書いていてあらためて気づくに及びました。

2006-07-02 (日)

岩屋谷上部

大峰 白川又川 岩屋谷(沢登り)2日目

報告と所感

4時起床、6時20分出発。装備の大部分を幕営地にデポして、上流を散歩に出かける。

大滝を内蔵しているとは思えないほど岩屋谷の上流は穏やかだ。森に囲まれた幕営適地が随所に。昨日の滝の落ち口近くで泊まるのもよかったが、森に抱かれるシチュエーションもまたよい。*1小一時間歩いたあと、引き返す。すっかりお楽しみモード。沢から離れるのを惜しむように釜にわざと身を浸して泳いでいく。

稜線に詰め上がれば、幽かな作業道を見失わず歩いていくだけでよい。途中強烈な雨に見舞われ閉口。沢の中でなくてよかった。小峠山付近から地図を頻繁に取り出し現在位置をしつこく確認、11時10分に車を置いた地点にドンピシャで降り立った。

反省など

  • A氏がリーダーを務める山行に参加すると「大舟に乗った気持ち」になる。圧倒的な経験の蓄積のなせる技。どのくらい場数を踏めばあのように泰然といられるようになるのだろうか。
  • 自分自身が意識的に山に向かうことを繰り返す。今の自分にできるのはその程度だ。
  • 自分が全てリードで行くならば、初日の5mナメ滝(Y氏リード)、10mCS滝の巻き(A氏リード)は苦労しそうだと思った。岩屋谷の溯行グレードを3級+たらしめているのは、これらのポイントなのだろう。
  • 読図は、おおむね自分の中では見落とさずに進めたように思う。1:25000図を拡大した図を持っていると、水線の合流や等高線の細かい移り変わりをしっかり観察できる。電子国土万歳。
  • 1日目の滝裏を膝を使ってくぐる際、しこたま膝を打ちつけてしまった。膝にもサポーターのようなものを身に着けた方がよさそうだ。

参考としたウェブページ

白川又川岩屋谷
紀峰山の会の宮田氏の記録。2003年7月。源頭まで詰めている。溯行図が貴重。
大峰 白川又川 岩屋谷 2005年 7月
oba氏の記録も写真が豊富でイメージを想起させるに十分だが、同行者の書いた記録を読めば行動の詳細がわかる。

*1:写真はA氏撮影

*2:このページを開くと滝の音が出るので注意のこと

2006-07-01 (土)

岩屋谷・雄滝130m

大峰 白川又川 岩屋谷(沢登り)1日目

先週の奥ノ深谷に引き続き、この土日は紀伊半島に沢登りに出かけた。

行先は大峰の白川又(しらこまた)水系の「岩屋谷」。短いながらも途中に高さ70mの雌滝(めだき)と高さ130mの雄滝(おだき)を内蔵する、紀伊半島のあまたある谷の中でも銘渓に数えられる沢という*1。沢登りのグレードならば3級+〜4級-程度の、中級者向けにあたる。

メンバーは、いつも刺激を与えていただいているA氏をリーダーに、女性2人を含めて7名。

金曜、職場の歓迎会を途中で切り上げて、あわただしく京都を発った。

報告と所感

22時半に京都駅に集合、車2台に分かれて出発。23時40分木津駅。大和郡山〜橿原間は京奈和自動車道が暫定的に無料開放中、80km/hで巡航できる。橿原からは国道169号線を快適に南下するのみ。思ったより早く2時前に「道の駅上北山」に到着。車とテントに分かれてで3時間仮眠。

7月1日は5時起床、白川又橋で林道にスイッチ、少しばかり走って7時前に岩屋谷の脇の橋に車を停めて入溪。

しばらく水が涸れた河原歩き、小一時間のウォーミングアップを終えたところで5mナメ滝のへつり。ここはY君リード。足場が細かくぬめっており早々に緊張を強いられる。残置の縄が精神安定剤となる。

苔でぬめって陰鬱と思わせる区間もあれば白い岩と突き抜ける空で開放感を味わわせてくれる箇所もある。岩に落ちる山ツツジの花びら。風流なり。

雌滝の手前までは巻かずに登れる滝が続く。1箇所僕がリードで左岸から右岸へ滝裏をくぐって抜ける。抜け口が思った以上に狭く、膝をおもむろに岩に打ち付けてしまった。

核心の雌滝の手前、10mCS(チョックストン)滝。右岸を巻いたが取っ掛かりの壁が取り付きにくかった。A氏が空荷でリードでザイルをFIX、僕たちはザイルを引っ張る「ゴボウ」で登ったが、自分がリーダーならここはどう攻略しただろうか。スリングを投げ縄して引っかけて強引に登るか、空荷でとにかくチャレンジしてみるか、手前に戻って大高巻きか。リーダーならばこういった渋い場面での迅速な判断が求められるだろう。

やがて岩屋谷のハイライト、雌滝70m、雄滝130mへ。

雌滝が「やさしく降り注ぐ」ならば、雄滝は「蕩々と流れ落ちる」印象。滝の落ち口まで足を運んで記念撮影。この短い谷に、見上げるだけでは全貌を掴めないほどの大滝が内蔵されているとは。これらの滝はいずれも右岸から確実に巻くことができた。ただ雄滝の巻きの最後はかぶり気味の壁を乗り越す必要があり、少し緊張した。

雄滝を巻き終えた落ち口の近くでちょうどよいテン場を見つけ、幕とする。行動を開始してから10時間が過ぎていた。

沢装備を解き、焚き火用に薪を集め、ツエルトを設営、夕食の準備に分かれる。木の枝が豊富にあるのでツエルトの設営には困らない。ザイルを木で固定してツエルトを被せ、スリングカラビナで位置を調整する。ようやく設営のしかたにも慣れてきたのだろうか。

夕食は、女性2人がこしらえてくれた「豆乳鍋」。豆乳をベースにショウガで味付け、餃子ラーメン、豚を放り込んだもので空腹を十分に満たしてくれた。

焚き火に火を点し服を乾かし、おつまみをつまんで談笑すればやがて緊張も穏やかな満足感に変わっていく。

心配していた雨もない。森の冷気を浴びながら、暗闇のなかに溶けていく。

*1:写真は雄滝。A氏撮影