忘却防止。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-12-05 (火)

はてなでスパムに出遭うとき〜使っていて見えてきたもの

はてなに触れるまでは「スパム迷惑メール」くらいにか思っていなかったのですが、はてなダイアリーはてなブックマークを使い込んでいると、スパムにもいろいろな種類があることがわかってきました。

はてなスパムに出遭ったとき、それぞれの種類のスパムでどんな対策をとればいいのか。

はてブを使い出して1年経ったついでに、*1思いつく限りで書き留めてみたいと思います。

1.コメントスパムはてなダイアリー

特徴
  • コメントが登録された旨記したメールを開くや膨大なリンクの羅列を見せられたとき、スパムに遭ったことに気づきます。
  • 書き込みが成功すると敵も学習するのか、同じ記事にしつこく定期的にコメントを発射する癖があるようです。
対処の方法
  • まず、コメントを禁止するIPアドレスを設定しました。ただ、いくら穴を塞ごうとしても手を変え品を変え網をくぐり抜けてくるので、この手段はあまり有効には感じられませんでした。
  • コメントできる権限をはてなユーザに限定すれば、無差別にやってくるコメントスパムの殆どは弾くことができました。はてなを使っていない人が意見を書き込む敷居は若干高くなります*2が、今のところこれが一番バランスの取れたコメントスパム対策なのかもしれません。

2.トラックバックスパムはてなダイアリー

特徴
  • トラックバックを送るときは、記事に言及してリンクを貼るのが基本だと思うのですが、最近は言及を装って一見「合法的な」トラックバックを送ってくるケースが増えてきました。*3
  • 襲来する頻度はコメントスパムほど頻繁ではないようですが、日本語で書かれたものは実際の文章を読むまでスパムかどうか判定できないことも多く、悩ましい存在といえます。
対処の方法

3. リファラスパムはてなダイアリー

特徴
  • 僕は記事を書いた翌日にアクセス元をリファラでチェックしているのですが、珍しいドメインやサイトを見ると「どんな風に自分の記事を取り上げてもらったのだろう」と例外なく気になってしまいます。
  • ところが最近、初見のURLをクリックすると特定の商品などを一方的に宣伝するサイトに誘導されることが増えてきました。もちろん、自分の記事への言及などありません。
  • 少しウェブを歩いてみると、このような足跡は「リンク元を確かめるサイトの管理人の心理を突いたスパム」、“リファラスパム”と呼ぶものであることがわかりました。*4
  • リファラスパムで誘導されるサイトはおしなべて粘着度が高いのが特徴。ブラウザセキュリティレベルを上げておかなければ、無限に開くポップアップウィンドウ、知らずのうちに忍び込もうとするプラグインなどに振り回されますので、注意が必要です。
対処の方法
  • 怪しげなリンクはクリックしないに限る。やはりこれが基本でしょうか。
  • ただ、リンク元を知りたいと純粋に思っている管理人の側からすれば、初めて見るリンク元がどんなところか知りたい欲求もありますし、たくさんのリファラスパムを見て「怪しそうなサイト」の感覚を磨くしかないのかなあ、と今は思っています。

4. ブクマスパムはてなブックマーク

特徴
対処の方法
  • 明らかなブクマスパムには「SPAM」とタギングするユーザが現れてはてブネタとして晒してくれますので*5、実害はないといえばないでしょうか。
  • 初見のサイトは直接飛ぶ前にエントリーページを挟んでおく。この習慣をつければ、はてブ内での評判を予備知識として抑えたうえで飛ぶことができるので、安心でしょう。
  • あるいは、注目のエントリー人気エントリーから情報を収集する比率を減らしてみれば、がっかりすることは減らせるのではないでしょうか。
  • お気に入りユーザから情報を集める比率を高めていけば、この手のスパムは鬱陶しいノイズから楽しめるネタに変わっていくと思います。

5. botはてなブックマーク

特徴

対処の方法
  • 「なんか賑やかに動いているなあ」と華麗にスルーする能力を磨くか、自分の目の前からいっそのこと消してしまうか。
  • botが無作為に吐き出すコメントやタグを見ないようにするためにあるような機能が、はてなからリリースされています。*7botブックマークしたuserの内訳から除くことはできませんが、はてなログインしている限り不自然なタグやコメントは見ずにすみます。*8
  • はてブに求めるものによって、botスパムとみなすか有能な情報収集エージェントとして重宝するか大きく見方が分かれるので、判断が難しいところです。
  • 主なbotユーザのブックマークが「人気ブックマーク」入りしている*9現状を踏まえると、botを有能なツールとして見るユーザも少なからず存在すると思われます。情報収集を効率的に行う道具としてのみ割り切るならば、僕もこの考え方に全面的に賛同していたに違いありません。
  • ただ、日記を開いている自分の場合、自分の書いた記事にbotが来るとちょっと複雑な思いに揺れてしまいます。特に注目のエントリー閾値周辺でbotに活動されると、実力以上の下駄を履かされた心境に囚われるのです。*10
  • ですので、自分の記事でbotに遭わずに注目のエントリー入り*11すれば、ほっと安堵するものを感じます。
  • はてブの使い方は人それぞれ」ではあるのですが、僕自身の意識のなかで「はてブ数は記事への注目の度合い」と捉えたい幻想が、人に比べると強いのかもしれません。
  • 個人的には、botユーザと人間のユーザを区分けしてくれれば上手く棲み分けできるのになあ、と思います。*12

以上、つらつらとはてなで出遭うスパムノイズについて書いてみました。

これではてな1年目の総括に、なるでしょうか?

*1:使い始めたのは、2005年11月29日。

*2トラックバックかメールしか手段がなくなる

*3:そのときの様子は「忘却防止。 - 新手のスパム?言及もどきトラックバックスパムにご注意を 」に書きました。

*4リファラスパムについては「ekken♂:リファラスパム? 」「StrawWorld: 新手スパム・リファラスパム 」などが参考になりました。

*5:「なつみかん@はてな - はてブ警察 」を読めば、はてブには自治機能のようなものが働いているのではないかと感じることでしょう

*6b:id:jnaoyaは「jnaoyaのはてな日記 - なんか色々話題になってる件について」で、b:id:j708は「j708の日記 - 心外」でそれとなく表明がありました。

*7:当初「あぼーん機能」と語られました。詳しくは「機能変更、お知らせなど - はてなブックマーク日記 - 非表示ユーザー設定の追加について」に解説があります。

*8:一方で、「好奇心と怠惰の間 - b:id:j708を見なくなって久しい 」のように、この機能に浸かってしまうことを危惧する声もあります。

*9:2006年12月5日現在、b:id:jnaoyaは45人の被fav、b:id:j708は49人の被fav。

*10:僕のbotに対する感情は「忘却防止。 - なぜjnaoya氏が気になるのか〜相矛盾した感情を書き出してみよう」で書いたことがあります。もっともそのときはbotが存在するという知識もなかったのですが…

*11:今ならばb:id:j708に見つからずに7users越えすること

*12:このあたりの提案は、以前「小事象【SHOJISHO】 - はてブのbot問題のアイデア 」でされていたように思います。

はてなユーザーのみコメントできます。はてなへログインもしくは新規登録をおこなってください。