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2012-08-19 (日)

乗鞍岳(国立乗鞍青少年交流の家から丸黒尾根を往復)

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じっくり歩いた一日。

8月19日は、丸黒尾根から乗鞍岳の様子を見てきました。

記録

出発まで

今年の8月はこれまで大した遠出もせずに過ごしてしまっている。

じっくり山道を歩いてみたくなって、国立乗鞍青少年交流の家から丸黒尾根を経由して乗鞍岳のルートを思い立った。

このルートを歩くのは2001年10月、2005年5月以来3度目。

途中に素敵な避難小屋があるルートだが、今回は日帰りで臨んでみることにした。

平成24年8月18日(土)

夕方に自宅を出発、未明に高山市へ。市街地を離れて急坂を登って青年の家に到着。

駐車場は広いので問題はない。満天の星空の下しばらく仮眠する。

平成24年8月19日(日)

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丸黒山山頂にて。乗鞍岳はまだガスの中だった。

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千町ヶ原の湿原。木道が整備されている。

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見通しのよい平原に出ると、奥千町避難小屋が姿を見せた。

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2001年、2005年にこの避難小屋で一夜を明かした。

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これは、2001年10月に撮った写真。まだ真新しい。

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小屋の中はきれいに整備されている。

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ホワイトボードには訪問者の足跡が。週に1パーティ利用しているかどうかだろう。

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山頂に近づくにつれ晴れてきたようだ。

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丸黒尾根は歴史あるルート。無事を祈った。

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もう少しで標高3026mの剣ヶ峰。

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剣ヶ峰から見る乗鞍岳山頂付近の様子。

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山頂はこのとおりの混雑。

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ハイマツの藪に苦しめられた。背丈ほどの高さに成長している。

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晴れれば白山が望めるのだが、惜しかった。

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丸黒山からの下りで。「根性坂」。

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丸黒山からの下りで。「ガンバル坂」。

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枯松平休憩所。

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12時間近くかけて青年の家に戻った。


標高1510mの青年の家から乗鞍岳3026mまではアップダウンを含めると標高差1600m、距離は約16km。往復すると32km。

長丁場のため、3時に起きて4時前に出発。ヘッドランプに加えて自転車用のヘッドライトを持ち込んだので光量は心配ない。

丸黒山までは修学旅行でも使われているためか、幅も広く整備された歩きやすい道。山頂の直前あたりで明るくなり始める。


丸黒山の名称を示す標識は風雪でずいぶん朽ちており判読が難しくなっている。ここからは一転、人気(ひとけ)のない心細いコースとなる。

山頂から一旦100m標高を下げるのだが、枝を掴まないと下れないほどの急な下り。鞍部から登り始めると登山道の脇の笹藪が背丈まであろうかという高さに成長しており行く手を遮っている。夜露に濡れた藪をかき分けて進んでいると全身がすぐに水浸しのようになってしまった。前回(7年前)や前々回(11年前)訪ねたときは藪に難儀させられた記憶はないのだが、利用する人が少ないために自然に還りつつあるということだろうか。


丸黒尾根にはおおむね0.5kmごとに山頂までの距離を示す標識が立てられており安心して歩くことができる。

展望のない樹林帯を歩いていると突然視界が開ける。千町ヶ原の湿原である。木道が整備されており滑らないように注意して歩く。樹林帯をしばらく進むと奥千町避難小屋。初めて訪ねたときに比べると外観に疲れは隠せないが中はきれいに使われている。

ノートやホワイトボードを読む限り週末に数えるほどの利用がある程度だろうか。


避難小屋から先も樹林帯が続く。笹の藪がようやく終わったと思うと、こんどは同じく背丈ほどに成長したハイマツが立ちはだかる。

枝が太い分、笹の藪より消耗させられる。注意しないと眼鏡を枝に持っていかれそうになるので決して気を抜くことはできない。

帰りもこの道を通らねばならないのかと思うとげんなりする。


ようやく森林限界を越えたところで、阿多野郷*1から登ってきたという二人組に出会う。

この日丸黒尾根ですれ違ったのは6名程度の中高年男女とその二人組の2パーティだった。8月のハイシーズンでこの程度、ピークを外すとより静かな山旅を楽しめそうだ。


山頂近くになって道は岩がちになり、直前で道を見失い大日岳の山頂を目指しそうになる。

乗鞍岳の最高峰である剣ヶ峰には10:47に到着。登山口である青年の家から約7時間をかけていた。デジタル一眼レフを持ち込んでこの時間ならまあ満足してもよいだろうか。

畳平から上がってきた登山客で山頂はごった返している。まるで山頂だけが町の喧噪に包まれたかのような異様な混雑である。

剣ヶ峰の標識のそばで記念撮影をする気も起きず、居心地の悪さを覚えてそそくさと下山に入る。


下りでも濃い藪に苦しめられることは覚悟していたので、腕で顔面をガードしてダメージを最小限にして乗り切る。標高を下げるとハイマツの代わりに笹が寄りかかってくる。ハイマツの強烈な藪に鍛えられたせいか、登りで不快に感じた笹藪がかわいいものに感じられるから不思議なものである。

丸黒山に登るまでの標高差100mの登りが堪える。ここさえ越えてしまえば、あとは下山したも同然だ。

青年の家に到着したのは15:47。いちおう12時間を切れた。気温は23度。地元の高校の陸上部が合宿をしているようだ。


帰りは国道41号線を通りつつ、これまで通ったことのなかった県道を通って関ICから東海北陸道へ。

結局、温泉には入りそびれてしまった。


コースタイム


GPSログ

  • 国立乗鞍青年の家」から「剣ヶ峰」を往復しました。

*1:丸黒尾根の別の登山口野麦峠付近の林道終点から上る

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