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2011-04-29 (金)

自転車で白山一周

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念願のコースを走ろう。

4月29日は、自転車白山の麓を一周しました。

記録

当日まで

山登りのトレーニングで自転車に乗り始めた2007年頃、興味深いサイクリングの記録に釘つけになった。

白山一周

自転車で走る距離を伸ばしていくうちに、自分も挑戦してみたいと思うようになるまでそれほど時間はかからなかった。


白山一周4/29の予定です。」

2011年3月、記録を書いた方から直接誘いをいただいた。

今年こそはと思い描きつつも、事情が重なって思うように時間を取ることができず、ぼんやりしていた時期のさなか。

これはチャンスと二つ返事で参加を申し出るも、4月に入ってほとんど自転車に乗れないまま連休を迎えてしまう。

心ははやる一方だが、果たして最後まで脚がついていくだろうか…。

出発まで

白山一周の装備はブルベの装備(反射タスキ、二灯ヘッドライト、大型テールランプ)をそのまま使えば事足りそうだ。心配なのはダム沿いのトンネルは断面が狭くて路面も凸凹でライトをつけていても難儀すること。過去2回トンネル内でパンクしたことがあるのでチューブは3本持っていけば安心だろうか。

木曜日21時に京都の自宅を出発。高速1000円に与るため0時10分に小松ICの料金所を出て待ち合わせ場所の白山比め(しらやまひめ)神社には1時過ぎに到着。かなり広い駐車場だ。車中泊の準備をして一言つぶやいたあとしばし仮眠。

4時10分のアラームに合わせて起床。装備のチェックをしていると1台クルマがやってきて自転車を組み立てておられる。

準備を終えてあいさつ。今回お誘いいただいたmattaさん*1である。想像していたよりずっと若く見える。初対面なのだがネットで活動されているのを知っていたためか「ようやくお会いできた」という感が強い。

同行いただくコロさん*2とも合流。北陸の冬でも朝練を欠かさない、気合の入った方である。

鳥居の前で安全を祈願して、あたりも明るくなり始めた5時に神社を出発する。

白山ひめ神社 - 勝山

スタートしてすぐに県道に入る。土地勘のない自分ならまず国道を選んでいるところだが、クルマの少ない静かな道をじっくり走れるのは地元を知り尽くした二人のおかげ。途中真っ白な白山の山頂が顔を見せる。今日は一日晴れてくれるだろうか。

手取川ダムの手前で国道に合流、まだクルマは少ない。早朝の白峰の公衆トイレで一服したあと谷峠へ。まだ一つ目の峠なので疲れを感じるほどではない。道路沿いの温度計は2度まで下がっている。グローブを二重に着けていて助かった。

峠から勝山市街まで10km以上の豪快な下り。朝の時間帯はクルマも少なく気を遣う必要もない。

天気は福井県側は一変して曇りとなり勝山市街に入ると小雨がぱらついてくる。予報では時折ぐずつくそうだが一時的なものとのこと、割りきって進むほかなさそうだ。

越前大仏の見えるコンビニで休憩。おにぎり、果汁100%のジュースを補給する。

勝山 - 石徹白 - 桧峠

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九頭竜湖駅。ここから石徹白に向かう県道へ。


勝山から九頭竜湖方面へは、大野をショートカットして国道ではなく県道にルートを求める。当初予定していたルートが砂利道だったりなどで若干面食らうも国道158号に入るまで静かなサイクリングを楽しむ。国道に比べると県道は情報が少ない分、戸惑うこともあれば走って得をした気分にもなれる。

国道158号線に出てから、九頭竜湖駅に向けて緩やかな登り。クルマで走っているときは勾配を意識することなどなかったのだが…。覚悟をして臨む峠よりも、一見平坦に見える箇所でのアップダウンが意外と精神的にも響くのかもしれない。

工事中の片側通行で一旦停止すると「チャリーン」と金属音が。足裏を見てみるとクリートのペダルのネジが緩んで外れている。止まっているときに外れたのは不幸中の幸い。ネジを増し締めして事無きを得る。クリートのネジが外れるのは自転車に乗り始めて以来初めてのこと。コロさんに「グリスを塗ればトラブルを減らせる」旨アドバイスをいただく。

九頭竜湖駅でトイレ休憩したあと、石徹白を通過して第一の核心である「桧峠」へ。九頭竜湖から石徹白へ抜ける県道は、mattaさんが地元の官公庁に問い合せてくれたところライド前日の4月28日16時に冬季閉鎖が解除されたとのこと。

ありがたいことにすれ違うクルマはほとんどない。川底が透き通るような清流、ガードレールが一切無いスリリングな小径。国道などのメジャーなルートでは味わえない心地良さと緊張感がある。

石徹白からいよいよ桧峠の登り。ここで自分もとうとうメッキが剥がれたのか、二人から次第に遅れをとり始める。別荘地、ウイングヒルズを通過したあとも続く9%程度の勾配についに立ちこぎを始めて顔もしかめ面に。練習を積めていないツケが一気にやってきたのだろうか、汗が顔面から噴き出してカラダの成分が変わってしまうのではないかと思うほど全身が熱くなってくる。

標高960mの桧峠には二人よりかなり遅れて到着する。

114km。まだルートの半分も過ぎていない。

桧峠 - 白鳥 - ひるがの高原 - 御母衣ダム - 五箇山

桧峠から白鳥まで7kmの激下り。つづら折れを繰り返して市街地に飛び込んでいくさまはコロさんが「ジロ・デ・イタリアを彷彿とさせる」とつぶやくほど。

白鳥からは国道156号に合流、3%強の緩い勾配を10km強登ってひるがの高原を目指す。桧峠で疲れきった脚には相応に堪える。

ひるがの高原ではめぼしい店が見つからずコンビニで昼ごはん。カップヌードルようかんを補給。

出発後、緩やかに下って御母衣ダム沿いに走る。東海北陸道の全通で車はそちらに流れたと思っていたが大型車と普通車がトンネルでのすれ違いに難儀しているところもある。心配していた路面の凸凹だが、先を走るmattaさんが随時危険箇所を指で差し示してくれるので安心しながら走ることができる。後ろからやってくる大型車には気づいた人が「クルマ!」「大型!」と注意を喚起。緊張を絶やさずに走れば大丈夫だ。

楽しみにしていた桜はまだ見頃とまでは言えない状態。ダム沿いにまばらに停められたクルマを見ながら、そういえば2007年前の2月2008年前の2月には御母衣ダム沿いの山をスキーで滑っていたことを思い出す。

巨大なロックフィルダムである御母衣ダムの本体を下って平瀬、白川郷へ平坦な道を走る。平瀬から白山へは2007年のGWMTB山スキーを使って目指した。奇しくも、その日から今日でちょうど4年が経つ。

白川郷は通過、トンネルを抜けて一気に五箇山を目指す。緩い下り基調の道だと速く走れるように錯覚させられる。

道の駅「上平」で休憩したあと、桧峠、ひるがの高原に次ぐ峠越えである、五箇山のつづら折れの峠を目指す。

五箇山 - 福光 - 兼六園 - 白山ひめ神社

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五箇山の峠にて。

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247km、全員が無事にゴールしました。


国道の分岐から五箇山トンネルまでの登りは約5km。mattaさんやコロさんは自分のはるか先を行く。走りこみの量の差はこうしたところで出るようだ。こればかりは仕方ない。

だが、目に入る汗に涙ぐみ鼻水とヨダレを垂らすも、笑みだけは絶やさない。

五箇山トンネルから福光までは10km以上の豪快な下り。何もせずとも60km/hは出る恐るべき高速ルートだ。砺波平野に飛び込んでいく様子は自転車を漕ぐというより何かの乗り物に乗っている感覚に近い。

城端自動販売機で最後の栄養補給をしたあと、福光から金沢に向けて最後の峠越え。緩い登りを越えて快適で真新しい2車線を走った後に控えていたのは10%近い勾配の続く約1kmの登り。mattaさんから「心が折れそうになりますよ」と聞いてはいたが話に違わず相当堪えるもの。顔をしかめてジグザグ走行を繰り返して半泣きになって峠へ。最後に小さな登りをやりすごして金沢市街。18時過ぎにゴールである兼六園の「石川門」に到着。

経験豊富な二人に導かれて、念願のルートを全員で無事に完走することができた。

記念写真を撮った後、クルマを置いた白山ひめ神社に戻ったのは19時過ぎ。走行距離は260km強。ちょうど陽が沈むところだった。

終わった後で

この日は200円で入れる川北温泉で汗を流して打ち上げへ。あふれんばかりの金沢の海の幸に目を白黒。mattaさんやコロさんのサイクリング仲間も同じ場所で打ち上げをされていたらしく賑やかな場を楽しませていただく。金沢で立ち寄りたい場所がひとつ増えた。

さて、4月30日はどうしようか。

その日までに家に帰ると妻に伝えているとはいえ、このまま帰るのも面白くない。

ならば、もう少し楽しんでみよう。信州を目指して、金沢西ICから北陸道に乗った。

最後に

願ってもない人に声をかけていただき、念願のルートをみなさんに刺激をいただきながら走ることができました。

一日を終えて気づいたのは、実際に走りこまないとやはり体力は落ちていくということです。

野趣あふれるルートを余裕をもって楽しむには、心構えだけではなく、それ相応の準備を重ねて臨むことが必要だと思いました。

mattaさん*3、コロさん*4。ご一緒いただく機会をいただけたこと、深く感謝します。


データ

走行距離

262.5km

平均速度

24.0km/h*5

累積標高

3,552m

GPSログ

*1はてなのIDはid:cyclist_matta氏。

*2はてなのIDはid:chobichan152氏。

*3:当日の記録は「白山一周ライド、再び: It’s a Time to Ride ! -自転車に乗ろう」に書かれている。

*4:当日の記録は「2011白山大周回レポート - ANZの今昔雑記」に書かれている。

*5:休憩時間は除く

2010-08-29 (日)

金沢から能登半島一周

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暑い、熱い日曜日。

8月29日(日)は、自転車能登半島を一周してきました。*1

写真など

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1時前に金沢市内を出発。夜明け前に110km走って輪島市コンビニで。

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能登千枚田道の駅車中泊している人も。

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4名で先頭を交代しながらハイペースで進みます。

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海岸線に落ちる滝。隠れた名勝ごとに止まっていただいて写真を撮りました。

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通称「ゴジラ岩」。

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次第に暑くなってきました。あと6kmも走れば能登半島の最北端「狼煙(のろし)」。

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狼煙の集落から禄剛崎の灯台へ激坂を登らなければなりません。

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禄剛崎灯台。自分たち以外に誰もいない静かな最北端。

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珠洲市コンビニ。ここで180km、ようやく半分。

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海岸線を快走。パーティを組んで走ることで、風の抵抗を減らして体力を節約できることに気づきました。

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能登島へ。豪華な斜張橋「ツインブリッジのと」。

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能登島大橋から和倉温泉温泉街が見えました。

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18時過ぎに全員無事に金沢へ。真夏の能登半島日帰り、やりました。

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温泉で体をほぐしたあとは、全員で焼肉宴会。しかしこのあと核心が…。

記録など

出発まで
  • 思わぬ方からロングライドの誘いをいただくことができた。
  • ハードな日帰り山スキーを実践されているYASUHIRO先生。オフシーズンのトレーニングで8月末に自転車能登半島を一周するのでどうか、とのこと。
  • このYASUHIRO先生の運営されている「YASUHIROのマウンテンワールド」。ブログを始める前から読み込んできた、自分にとっては教科書であり、心の刺激剤のような存在である。
  • 敬愛してきた人と一緒に自転車で走ることができる。これをチャンスと言わずしてなんと言おうか。
  • メンバーは4名。僕と先生のほかに、先生の弟子のようなOさん、福井にお住まいで参加を直接志願されたmondoさん
  • 能登半島は一周すれば300kmを軽く超える。真夏にこのような過酷なライドに進んで参加されるような方たちのことだ、きっと想像を超えた体力を持ち合わせているに違いない。
  • 土曜日の午後に京都を出て夕方に金沢入り。夕食は日曜に備えて金沢のカレーバイキングを心ゆくまで食して気力を充填する。
  • 途中でばてて迷惑をかけないだろうか、自転車がトラブルに見舞われないだろうか、無事故で最後まで帰ってこれるだろうか。普段は気にならないことが気になり始めてほとんど寝ることができなかった。
金沢 - 輪島(110km)
  • 夜明けまで約4時間はナイトラン。ヘッドライト、テールランプ、反射タスキなど夜間用の装備を確かめて深夜0時50分過ぎに金沢を出発する。
  • 先頭はYASUHIRO先生→僕→Oさん→mondoさんの順で概ね30-40kmごとに交替していく。
  • 羽咋から志賀までは僕が先頭を引く。暑くなる前に距離を稼ぎたいという意識が強すぎたためか、ペース配分と残り距離を考えずに力の限り飛ばしてしまう。さすがにハイペースが祟ったのか先頭をOさんに交代したあとの登り坂で脚が売り切れ状態になり先行する3人にどんどん離されてしまう。この先長いのに本当に最後まで走れるのだろうか。
  • 今回は4名で走っている。パーティで行動していることを意識しながら休む場面と動く場面でメリハリをつければ体力を温存しながら走れるのではないか。今ならまだ軌道修正できる。
  • 金沢から110km走って輪島には夜明け直前に到着。僕のあとを引いてくれたOさんは今回一人クロスバイクなのにかなり速い。ここまでで平均速度は28.4km/h。
輪島 - 禄剛崎(161km)
  • 輪島から禄剛崎への海岸線沿いには名勝が連続する。
  • 能登千枚田、窓岩、ゴジラ岩。数kmおきに続くスポットごとに立ち止まっていただき写真を撮る。
  • 禄剛崎の手前には手強い峠。息がすっかり上がってしまい喘ぎ声を出して登る場面もある。
  • 能登半島の最北の集落が「狼煙(のろし)」。ユニークな地名は日本海の航路の要衝として海上を警備するために狼煙が焚かれていたことが由来のようである。
  • ここから禄剛崎へは距離は短いが急な坂を登らねばならない。こけたら危ないしどうしようか。このパーティで最も若いOさんが思案する間もなくクロスバイクで駆け上がっていく。負けじと3人も続く。ギアをインナー×ローにしても立ち漕ぎしなければクリアできない手強い坂。登り切ったところには広い草原と灯台が広がっていた。
禄剛崎 - 珠洲(182km) - 穴水(240km)
  • 国道に合流するまで地味なアップダウンを繰り返す。
  • 珠洲コンビニで休憩。次第に日差しが強くなり汗が大量に流れ始めた頃、mondoさんのポケットから汗拭きが飛び出す。ただの汗拭きではない、清涼感の持続するボディペーパーである。のぼせ気味の体が冷やされたような感覚。こういうグッズがあることすら知らなかった。
  • 珠洲から穴水までは概ね国道沿い。小さな峠を二つ越えるが標高差があるわけでもないのに脚が思うように回らなくなる。走行距離が200kmを超えるとさすがに疲労が蓄積していくのだろうか。
  • 穴水の30km手前の「能登七見健康福祉の郷「なごみ」」で休憩。カーペットにへたり込んで冷えた炭酸飲料を飲み干す贅沢。あまりの心地良さにこのまま輪行して帰ってしまいたくなるところだったが、ここでもmondoさんにボディペーパーをいただき我に帰ることができた。
  • 穴水で正午、食堂で昼食をとる。白ごはんを食べると体力も少しは回復したようだ。この「食べている」感覚、コンビニの食事だけでは味わうことができないものである。
穴水 - 能登島(256km) - 七尾(274km)
  • 穴水から海沿いを快調に流して能登島へ。立派な「ツインブリッジのと」と「能登島大橋」を通る。海を渡る橋を通る機会が普段ほとんどないためか、嬉しさで胸が高鳴る。
  • しかしこの日の暑さは尋常ではない。遮るもののない炎天下、能登島を過ぎたあたりでOさんが熱中症気味になる。
  • 中水道のある場所を見つけて、頭から水をかぶって過熱気味の体を冷やすと復活された模様。僕も水をかぶって身体の表面にこびりついた塩を洗い流す。
七尾 - 氷見(306km) - 金沢(367km) - 終了後
  • 七尾から氷見まで海沿いの走行。1箇所だけ小さな山越えがある。300kmを越えた頃になるとひたすら黙々とペダルを回すのみとなる。
  • 高岡から国道8号。一桁国道はさすがにクルマが多いことに驚かされる。金沢に向かう倶利伽羅峠越が最後の難所。歩道の巾の狭いトンネルを一気に駆け抜けて金沢市内へ。
  • 最後はYASUHIRO先生に道案内していただき、18時10分にゴール。能登半島一周360km、メンバー全員が事故も怪我もなく暗くなる前に戻ってくることができた。
  • 終了後金沢西インター近くの温泉施設で汗を流したあと、焼肉の宴会。炎天下で胃腸が弱っていると思っていたが意外に多く食べることができた。
  • みなさんと別れたあと、北陸道に乗る。さすがに睡魔が襲ってきたようで途中2箇所のサービスエリアで30分ずつ休憩、京都には日が変わった2時前に到着。家に帰るや布団に倒れこむ気満々でいたがじわじわと湧いてくる興奮と高揚感でこの晩もすっかり目がさえてしまった。
終わりに
  • 年を重ねても自分に挑み続けること、メンバーで協力しあって目的を達成すること。多くのことを体で感じることができました。
  • 夏の終わりに忘れられない思い出ができました。今回お誘いいただいたYASUHIRO先生はじめ、ご一緒いただいたOさん、mondoさん、ありがとうございました。

関連する情報

走行データ

ルート

金沢-輪島-禄剛崎-珠洲-穴水-能登島-七尾-氷見-高岡-金沢

走行距離

367.1km

走行時間

13時間25分(休憩を含まない)

最高速度

56.2km/h

平均速度

27.3km/h

累積標高

2,696m

GPSログ

*1:1枚目の「完全燃焼」のサインはYASUHIRO氏にいただいたもの。

2010-06-05 (土)

BRM605近畿600km紀伊半島一周

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自転車で、もう少しだけ遠くへ。

6月5日(土)から6日(日)まで、自転車の長距離サイクリングのイベント「ブルベ」に参加してきました。

出発まで

  • 今年の1月からブルベを始めて、1月の近畿200km2月の中部300km3月の近畿300km*1、4月の近畿400km*2と回数を重ねてきた。
  • 今回は最も長い距離となる600km。40時間以内に最後まで走れれば「SR*3」として認めてもらうことができる。今年前半の区切りとして、是非やりとげておきたいところである。
  • 金曜日仕事を終えて22時過ぎに自宅を出発。阪和自動車道の岸和田サービスエリアに0時前に到着して車中泊とする。

6月5日(土)

出発〜PC1(田辺・119.7km)

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泉佐野のスタート地点からりんくうタウンを望む。この雰囲気を味わうのは、今年4回目。

  • 4時30分に起きて泉佐野の出発地点へ。今回はいつもより1時間早い7時のスタートなので行動開始も早い。
  • 6時20分から一通りコースの説明を受けて6時45分過ぎに出発。スタートには元プロレーサーの三船雅彦氏の姿もある。
  • 今回は600kmの長丁場。後半に向けて体力を温存した走りを心がけなければならない。はやる気持ちを抑えてマイペースに徹することにする。
  • 雄の山峠を越えて和歌山県へ。海南から海岸線に入って湯浅から国道42号線をひた走る。
  • 今日は雲ひとつないサイクリング日和。ただ日陰のない国道を延々と走っていると喉が渇いてくる。まあ、雨に降られ続けて神経を消耗することを思えば楽なものか。
  • PC1に到着すると三船さんが出発しようとするところ。さすがに速い。
PC1(田辺・119.7km)〜PC2(潮岬・198.4km)
  • 国道42号線をひたすら南下。海岸線のアップダウンを要領よくこなして本州の最南端へ。
  • それにしても交通量も少なく整備された海沿いを流すのは気持ちよい。できることならば、気に入った風景で立ち止まって写真を撮りながらじっくり浸ってみたいエリアである。
  • 串本の市街地から潮岬への最後の登りが意外と堪える。PC2には15時前に到着。しかしここでようやく行程の3分の1。まだまだゴールは先なのだ。
PC2(潮岬・198.4km)〜PC3(紀伊長島・331.9km)
  • PC2(潮岬)からPC3(紀伊長島)までの距離は130km。さすがに休まずに走り続けるのはしんどい。
  • 新宮から熊野までは平坦な道だが道路の凸凹が多くて閉口する。GPSがここになってよく気絶する*4ようになる。ロードバイクだと拾った振動をもろに伝えてしまうのがよくないのだろうか。
  • PC2から70kmほど離れた熊野の登り「佐田坂」の手前に休憩ポイントがあればそこで夕食とするつもりだったが、運悪く国道沿いに食堂もコンビニもなく5.5kmの登り坂に突入。
  • 「こんなの聞いてない」。3kmも登らないうちに半泣き状態、徒歩と変わらないスピードでハンドルをジグザグに切りながらもう青息吐息。
  • 「キツイ、キツイ」。顔をしかめて一人叫びつつ矢ノ川トンネルの手前の道の駅「熊野きのくに」でたまらず休憩。お寿司とアイスクリームを補給。休んでいる間に二人ほど追い抜かれる。
  • 矢ノ川トンネルから尾鷲への下りは豪快。ここで今回の最高速68.8km/hをたたき出す。暗くなる前に通過できてよかった。
  • PC3には21時前に到着。400mほど離れたところにあるコンビニで栄養を補給、妻と友人に連絡を入れたあと、併設されたドラッグストアの軒下でツエルトにくるまって30分程度仮眠。これまで一緒に走っていたFさんは「もう少し走ってみます」暗闇のなか自転車を漕ぎ出していく。
PC3(紀伊長島・331.9km)〜PC4(南勢・385.4km)
  • 携帯のアラームに起こされてサイクリング中であることに気づく。少しは眠れたようだ。装備を片付けて海岸沿いの国道260号線へ突入。音は自分の漕ぐ自転車の音、光は星明りのみ。こういうシチュエーションで自転車をこぐのは初めてだ。
  • 道幅が広く路面も整備されているため、事前の情報で覚悟していたほどの恐怖感はない。
  • しかし日が変わるころになると延々と続くアップダウンとトンネルの前に距離の感覚がおかしくなってくる。
  • PC3から30km走ったところでスーパーと自動販売機の明かりを発見。とうとう眠気をごまかせなくなり2度目の仮眠。ここでは45分程度横になる。ザックを枕にツエルトに体を包めば快適に眠ることができる。
PC4(南勢・385.4km)〜PC5(関・457.2km)
  • PC4のファミリーマートの店長さんは自転車乗りに理解のある人。今日のブルベに備えて仮眠用のテント、簡易イスを用意していただいていたとのこと。ここでは唐揚げ弁当とアイスクリームを補給。
  • PC4を出てすぐに「サニーロード」へ。いきなり延々と続く登り。標高差は150mほどしかないはずだが立ち漕ぎでも辛い。暗くて見通しがなかったのは不幸中の幸いか。
  • 峠、トンネル。いくつかのアップダウンをこなすと緊張感が緩んで眠気が襲ってくる。PC4から15km走ったところにある伊勢道の玉城インターの近くのローソンで夜明け前の仮眠。周りにはトラックやクルマがたむろしていたが気にする余裕もない。レジの裏でツエルトにくるまって30分ほどまどろむ。
  • 起きたときは空が白み始める時間帯。距離が400kmを超えるとさすがに尻が痛くなってくるようで漕ぎ出すまで少しばかりの思い切りが必要になる。
  • 松阪、津市内は平坦でまっすぐな道。早朝だとクルマの量も少なく淡々と流せる。松阪の「すき家」でカレーを食す。
  • PC5(関)では先客が数名。休憩せずに走っている人もおられるようで驚く。ここで長袖を脱いで半袖に。日曜も暑くなりそうだ。
PC5(関・457.2km)〜PC6(針・517.7km)

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関のコンビニで。ゴールまであと150km。

  • PC5からは国道25号の旧道。加太への登りでダートが数百m。すれ違ったロード乗りは歩いて押しておられた。
  • 上野市の手前のバス停で4度目の仮眠。ベンチがあると布を広げなくてもいいので楽。寝たのは20分程度。
  • 最後の急坂が控えるという「五月橋インター」の先に備えて、上野市内のコンビニでバナナを補給。
  • 覚悟していた五月橋からの緩い登り。それほど標高差があるわけでもなさそうだが500kmを走った身にはさすがに堪える。
  • PC6(針)の場所がわからず、一旦道の駅に入って施設内のファミリーマート「針テラス店」で買い物をする。店員さんに尋ねると道の駅の手前にもファミリーマートがあるとのこと。
  • キューシートを確かめると「針トラックステーション店」。スタッフに通過時刻をチェックしていただく。ここではバナナとシュークリームを補給。
PC6(針・517.7km)〜ゴール(601.4km)
  • 福住ICから天理への旧道は豪快な下り。国道25から旧道に入るポイントを間違えて往復2kmのロス。
  • 大和川沿いの自転車道のような道、国道25号線。暑さに負けて堺を過ぎたところにあるローソンでアイスを補給。
  • 「ほとんど休まずに走っている」という小径車の方と抜きつ抜かれつを繰り返して国道26を流す。
  • 泉佐野に入って最終のストレートで帰り支度のFさんとすれ違う。結局ほとんど眠らずに走られたのだろうか。
  • ゴールに近づくとスタッフが拍手で迎えてくれる。15時半にゴール着。晴天のなかノートラブルで最後まで走りきれたことを素直に喜ぼう。
  • 所要時間は約32時間半。やはり前半で頑張りすぎて後半でばててしまったようである。
ゴールから自宅まで
  • 温室でカップラーメンとコーヒーの温かいもてなしを受けながら、椅子に座って今回の600kmをまったりと振り返る。
  • 温室では三船雅彦さんがぐったり熟睡しているところ。とっくに帰られていたと思っていたのだが。
  • ラーメンを啜って雑談をしながら、思い切って「サインください」と声をかけてみる。
  • 自分のことを話していると、住んでいる方向が近いことがわかり途中まで車でお送りすることに。
  • あまりにも予想していなかったことに心を落ち着かせようと必死。車中でありきたりのことしか聞けなかったのがもどかしくて仕方なかった。ああ、こうなることがわかっていれば質問する内容を考えて紙に書きだしてきたところなのに。*5

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三船雅彦さんにいただいたサイン。ボールペンはオダックス近畿のスタッフにお借りしました。

データ

走行距離
604.5km
走行時間
24時間57分*6
平均速度
24.4km/h
最高速度
68.8km/h
累積標高
5,676m

走行ルート

*1:カードを途中でなくして失格扱いでしたが…

*2ブログにはまだアップできていませんが…

*3:Super Randonneur. 同一年内に200km、300km、400km、600kmのブルベを完走するともらえる称号。簡単に言うと自転車好き。Audax Japanの解説より。

*4:電源が突然切れること。GARMIN社のeTrex VistaCxを使用。

*5:当日の三船雅彦氏の記録は「BRM0605振り返り・・・RETURN TO MY SELF(浜田麻里じゃないよ) - Massa’s Eye」参照。

*6:停止時間抜き。

2010-03-06 (土)

カードを落としてDNF - BRM306近畿300km

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ブルベで、命の次に大切なもの。

3月6日(土)は、紀伊半島をめぐる自転車のイベント「ブルベ」に参加してきました。

記録

出発まで(3月5日まで)
  • 2月20日の中部300kmは、概ね海と丘沿いに走る平坦なコースだった。今回の近畿300kmは紀伊半島の真ん中を走る山岳ルート。おまけに当日土曜の天気は間違いなく雨。
  • 思い立ったように蛍光色の雨具を手に入れて、GPS、サイクルコンピュータにはサランラップを巻きつける。ヘッドライトは夜が来るまでザックに忍ばせておけば大丈夫だろうか。
  • いちおうの雨対策を施したものの、気持ちはあまり乗ってこない。走ろうか、やめようか。職場から帰って天気予報にため息をつきつつ、22時過ぎまで悶々と時間を過ごす。
  • ともあれ、ひとまず現地には行っておかねばなるまい。日の変わる前にようやく家を出て、阪和道の岸和田サービスエリア車中泊、4時間ほど仮眠する。
出発まで(3月6日)
  • 土曜5時に起きて、雨のなか出発地の泉佐野へクルマを走らせる。
  • 人が少なかったらやめよう。なかば弱気になってクルマをコンビニ脇の路上に駐車、雨のなか駆け足で出発地点の様子を見に行く。
  • すると、雨装備に身を固めたひと目で自転車乗りとわかる人の集団が。この雨でも普通に走るのだろうか。
  • ならば、時間はいくら長くかかってもかまわない。制限時間内に完走することを目標に、自分もやってみようじゃないか。
前半(泉佐野〜有田〜龍神〜引牛越〜十津川)
  • 開始直前にルートの一部*1が崩落、通行止になったようで、3月3日に迂回ルートが主催者から発表されていたが、3月6日当日になって通行可能になったとのこと。
  • 「迂回ルート」「正規ルート」は選択可。龍神から十津川に抜ける県道にある峠「引牛越」を早い時間に通過することを考えると、20kmほど距離の長い迂回ルートだと明るいうちに到着できない可能性がある。説明を受けた後、迷わず正規ルートを選ぶことにする。
  • 雨のため、出発は7時45分から順次。スタートからいきなり雨。
  • 雄の山峠を越えて和歌山県へ。路面が濡れているとブレーキの効きが鈍く緊張する。紀の川に下ると雨も一旦落ち着いたようだ。ここから南下、有田川町までつづら折れの国道424を走る。途中ひとつ峠を越える。
  • 有田川町に出て有田川沿いに走って、白馬トンネルを越えて日高川沿いへ。スタートからPC1の美山温泉までは80kmある。60kmほど走ったところにある自動販売機で立ち止まってジュースを飲んでいると、後続にあっという間に抜かれてしまう。ブルベで早く走ろうと思うなら、休憩はなるべく減らさなければならないのだ。
  • PC1の美山温泉でブルベカードに通過時間の記入を受けて、ジャケットの背ポケットにカードとキューシートを入れたジップロックを突っ込む。
  • PC1から25km走った県道との分岐。売店でパンを買って背中に手をやったとき、ポケットにあるはずのジップロックがないことに気づく。どこかで落としてしまったのだろうか。
  • たしか、ブルベカードは常時携帯が必要だと繰り返し説明されたはず。ただ、雨のなかもときた道を最大25km戻るのは、やる気をそがれてしまうようで、気乗りしない。
  • 峠を越えたPC2でそのことを説明すればよいだろうか。ここは割りきって進むことにする。
  • 県道735号は40km余り続くブラインドカーブの連続する山道。緩やかに高度を上げて分岐から20km、標高710mの「引牛越」が峠。そこからは20kmの下り。
  • 路面は舗装されていて落石も少なく予想していた以上に走りやすくはある。緩い登りを続けて峠の前で勾配が急になる。
  • 引牛越の下りは終始ブレーキレバーを握って20km/h以下で慎重に下る。カーブから対向車が来たらどうしよう、ブレーキが突然効かなくなったらどうしよう。せめて、パンクはせずに最後まで抜けさせてほしい。祈るような思いで10km以上延々と続くブラインドカーブ地帯を抜ける。
  • PC2の道の駅十津川郷。待機中のスタッフに「ブルベカードを途中でなくした」旨伝える。
  • 「ブルベカードは(ブルベで)命の次に大切なものですよ」スタッフの言葉。
  • 以前、ブルベカードを途中で落としたことに気づいて延々と引き返したものの、見つからずタイムアウトでDNF(失格)となった人もいるそうである。自分がカードをなくしたとすれば引牛越に差し掛かる前、県道の分岐の前だろうか。ブルベカードが手元になければ、300km完走したとしても、公式に300km走ったという認定を受けることはできないのだ。
  • 今から、どこでなくしたか分からないカードを取りに戻るとすれば何時間かかるだろう。雨の中、もういちどあのブラインドカーブの連続する峠を越える(完走するならば往復)する気には、さすがになれない。
  • ここは、気持ちを切り替えてDNF(失格)は受け入れて、完走することを最大の目標とすべきだろう。
  • 「わかりました。でも、これからのことを考えて最後まで走ることにします。」一呼吸おいた後、スタッフにその旨を告げる。
  • 道の駅でカップ焼きそばを補給。五條に出るまでは、確か峠が控えているはずだ。
後半(十津川〜五條〜泉佐野)
  • 道の駅十津川で16時過ぎ。ヘッドランプを点灯する。
  • ブルベカードを落としたことで、公式な完走はなくなった。これからゴールまで140km、自分のために納得の行く走りをするほかない。そのように気持ちを前向きに切り替えたとはいえ、モチベーションはすっかり冷え切ってしまっている。
  • 「こういうところで事故は起こるのだ」気を引き締めて軽いギアを回しながら焦らず先を進む。
  • 風屋大橋、谷瀬の吊橋。以前沢登りで訪れたり、クルマやバイクに乗って訪ねた場所である。そのときは、自分が自転車でここを通ることになるとは思いもしなかった。残念ながら、今回は立ち寄る余裕はなかったのだけど。
  • 手強かったのは、五條に入る手前に控えていた「天辻峠」。標高差500mを一気に詰める。
  • 最も軽いギア*2でも立ちこぎしなければ進まず、下りは真っ暗。霧雨で視界を遮られ、気温が下がる中での濡れた急坂下り。20km/h以上出すのもはばかられ、ブレーキレバーを握る手の感覚は次第に鈍くなる。200km走ったあとに控えるラスト・ボスのような峠。十津川の前にある引牛越を核心と思っていたが、その後に控えている敵への認識がどうやら甘かった。これは修行なのだろうか。
  • 峠を越えれば五條までは延々と下るのみ。夜を過ぎるとさすがに寒い。
  • 国道24号線に出て北宇智駅の駅前のローソンでレシートを受け取り、あとはBRM123でも走ったコース通りに紀の川の左岸を流す。あとは、要所要所を締めて安全に注意しながら流せばいい。
  • 220kmを越えた橋本市あたりから左膝を回すと鈍痛が走るようになってくる。今日どれくらい登ったのだろう?GPSで累積標高差を確かめると、3,000mを軽く超えている。1日で未体験のゾーン、さすがに体が悲鳴をあげているのだろうか。
  • しかし、和歌山と大阪の県境にある雄の山峠を越えられる体力は残しておかねばならない。脚全体でペダルを回して膝への負担を軽くしてなんとか峠を越え、23時10分頃泉佐野のゴールへ。
  • 到着を労っていただいたスタッフに、ブルベカードを失くした旨伝える。このころになるとようやく気持ちも切り替わっている。今回は雨の降りしきるなか無事故で戻れたことを喜ばねばならない。自分にそう言い聞かせるのみ。

まとめ

  • これまで雨のなかロードバイクで走ることには抵抗があったが、実際に飛び込んでみて、走ることが決して無理ではないことがわかった。
  • ただ、雨のなか走った後のメンテナンスはそれなりに時間をかけた方がいいかもしれない。300km雨のなか走るとブレーキシューが極端に消耗していることに気づいた。そのほかフレームやチェーンの汚れが尋常ではなかった。
  • 今回のブルベは、110名程度がエントリーして、雨で40名がDNS(出走を棄権)、少なからぬ人が途中でDNF(途中棄権)したそうである。逆に見ると、あいにくの天候でも70名が出走したということ。ブルベとはなんと濃い世界なのだろうかと思わずにはいられない。
  • ブルベカードを落としたことで、自分の完走した記録は私的なサイクリングとしての位置づけのみになってしまったが、雨に打たれながら紀伊半島の山道を300km走りきった経験は、次回以降必ず生きるときがくるはずだ。

ルート図

詳細なルートは「Yahoo! JAPAN」参照。

データ

走行距離
314.0km
走行時間
14時間00分*3
平均速度
22.3km/h
最高速度
46.0km/h
累積標高
3,699m

*1:国道424号線の白馬トンネル付近の路面

*2:34Tx27T

*3:休憩込み:15時間20分

2010-02-20 (土)

お伊勢参りブルベ - BRM220中部300km

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自転車でお伊勢に参ろう。

2月20日(土)は、自転車の長距離サイクリングのイベント「ブルベ」に出てきました。

記録

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一宮市の光明池公園を8時にスタート。

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チェックポイントで。今回はヘッドライトを2灯化。

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伊勢の内宮。ここから折り返し。奥は宇治橋。最近新しく架けかえられた模様。

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なんとか無事に完走。周りに刺激を受けながらの高速ブルベでした。

ゆき(一宮〜伊勢神宮)
  • 1月23日にブルベに初めて参加、200kmを無事走ることができた。次は少し距離を伸ばして300kmにチャレンジ。
  • 今回のブルベは「オダックス中部」の主催。スタートは岐阜県の一宮市。前夜に自宅を出て東海北陸道の川島パーキングエリアで車中泊
  • 受付を済ませてエントリーナンバーと氏名の記されたステッカーを受け取る。そのうち2枚をフレーム、ヘルメットに貼っておく。
  • 7時40分からコースの説明。ほぼ50kmの等間隔、途中5つ設けられたPC(通過チェック)のうち、人がいるのは第1、第3。第2、第4、第5はコンビニのレシートで通過をチェックするとのこと。
  • 8時スタート。出走者は100名足らずか。約3kmは光明池公園のサイクリングロードをウオーミングアップアップがてら往復。集団がばらけ始めたところで川沿いの公道へ散らばっていく。
  • 木曽川沿いをしばらく走って、いなべ市方面へ。ここから少し登りが入る。
  • スタートから50km走ったPC1(いなべ)で、前回のブルベでお会いしたFさんに会う。スタートが遅れていた様子だったが「もう追いついてこられたのですか」。ここから行程をご一緒することに。
  • PC2(嬉野)までは何も考えずに国道306沿いに走るだけ。道も適度なアップダウンがあって快調に進む。
  • 松阪市の旧市街を通って、クルマの多い県道を一気に走って伊勢へ。10kmは続こうかという平坦なストレート。40km/h近いスピードで巡航する青年に引っ張られる。僕もFさんも、勝ち負けを意識しているわけでは決してないのだが。
  • 折り返し地点のPC3(伊勢)には昼下がりの14時過ぎに到着。追い風が吹いていたこと、おおむね平坦なコースであったこと、ペアで走って先頭を交代しながら体力を節約できたこと、そしてイベントの緊張感も手伝ってだろうか、150kmを平均速度29.1km/hで走り抜けた。
  • さて折り返し後半、覆いかぶさるであろう疲労と暗闇をうまくやりすごせるだろうか。
かえり(伊勢神宮〜一宮)
  • 伊勢神宮の「宇治橋」を記念撮影して後半へ。PC4(嬉野)で200km超え。これまでのジュースとゼリーに加えてサンドイッチと菓子パンを補給。
  • 200kmを過ぎるとしんどさというより、けだるさが緩慢に忍び寄ってくる。意識が朦朧としているわけではないのだが、注意力が散漫になっているのがわかる。事故はこういう場面で起こるのだろうか。Fさんにも「目がちょっとイッてますよ」と指摘を受ける。緩い向かい風のなか前に出る気力が前半ほど盛り上がらず、Fさんに先頭を引いてもらう時間が長くなる。
  • PC4を出てしばらくして日没。頭にヘッドランプをつけていなかったため計器類の情報が見にくい。
  • PC5(いなべ)に着いたときはすっかり暗い。光量が不足気味のヘッドライトの電池を交換。ヘッドランプもあわせて装着する。
  • PC5を過ぎて小さな登りを越えるとあとは川沿いを用心深く走るだけ。GPSで現在位置を確かめながら入るポイントを見定めつつ、もときたルートを忠実にトレースする。
  • しかし平坦な道でも向かい風だとスピードは一気に落ちる。軽めの50x21T、時には50x24Tで回しつつ後からやってきた人たちにもがくようについていくのがやっと。
  • それにしても先頭を引く人の速いこと。300km近く走っているのに30km/h巡航なんて、自分ひとりではちょっと無理だ。
  • 「そういえば、行きしに通ったな」朝通った道を思い出したところで、21時過ぎにゴールの光明池公園に到着。走行距離302km。
  • 300kmを15時間以内で走れればいいと考えていたが、無事にクリア。途中脚に違和感を訴えておられたFさんも同着でクリア。
  • ゴールを申告したあと、スタッフの方にお菓子をいただく。チョコパイの甘さが全身にしみわたる。
  • 予定より早く終われたおかげで、高速道路に飛び乗ってその日のうちに自宅に到着。ぐっすり眠れました。

まとめ

  • これまで使っていたタイツだと腰に風が忍び込んで寒い思いをしてきたので、思い切って新しいタイツ(アソス製)を張り込んだ。締め付けが弱いわけでも強いわけでもなく全身が包み込まれるよう。普段着でも使えてしまいそう。
  • 今回、GPSをハンドルにマウントして走ってみた。立ち止まらず位置を確認できるのは非常に心強い。振動で揺れるのが気になるが走るのが数倍楽しくなりそうな予感。*1
  • すっかり消耗して扁平になったタイヤ。交換しようか迷いつつもう一仕事してもらったが、最後まで持ちこたえてくれた。もう少し走ってキリのいい数字に合わせたところで前後とも交換することにしよう。
  • このブルベには自転車の元プロ選手・三船雅彦さん*2が参加されていて、PC5で少しだけお話をさせていただいた。*3

ルート図(クリックで拡大)

f:id:hatayasan:20100221082202j:image:h450

詳細なルートは「Yahoo! JAPAN」参照。

データ

走行距離
302.3km
走行時間
11時間05分*4
平均速度
27.2km/h
最高速度
51.8km/h
累積標高
2,335m*5

*1:「no title」をハンドルに取り付けた。eTrexのカラー液晶のシリーズは商品にアダプターがついているようです。

*2:サイトは「masahikomifune.com | 三船雅彦オフィシャルサイト」。ブログは「Massa’s Eye」。2月20日の様子は「ブルベ伊勢300km&ライディングスクールのレポート - Massa’s Eye」で報告されています。

*3:そのときは、三船雅彦さんがどのような人かも知らずに話しかけていました…。家に戻って、部屋にあった「CYCLE SPORTS」2010年2月号の特集を読んで「あ、この人は!」と気づく始末…

*4:休憩込み:13時間05分

*5:計器の故障?実際はこの2分の1程度か。