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2013-02-14 (木)

富山県 金剛堂山(山スキー)

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3年前の雪辱を。

2月10日(日)は、金剛堂山の様子を見に行きました。

記録と写真

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2010年1月以来、子どもが生まれたり右肩の脱臼の手術をするなどで山スキーからは遠ざかっていた。

2013年は、1月に福井の取立山で復帰の練習。

今回は、3年前にあまりの雪を前に登山口で敗退した富山県の「金剛堂山」を目指すことにした。*1

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土曜日の夜に京都を出発、琵琶湖の湖西道路を通って敦賀から北陸道に乗り、金沢を過ぎたPAで仮眠。朝5時に起きて富山県南砺市利賀村へ。

利賀スノーバレースキー場にクルマを置いて出発。駐車場のすぐそばにある尾根に取り付く。

1346ピーク(片折岳)までは先行パーティのトレースがしっかりしている。

1346ピークから先は小さな下りがある。あわよくばピークを巻いて登り下りを避けたかったがいつの間にかピークへ。トレースシュプールに誘われて一度まったく逆の方向に滑り込んでしまい、思いがけず時間をロスしてしまう。


この先は一人旅。単独で雪山をラッセルするのは久しぶりだ。

装備は大丈夫だろうか。足下は大丈夫だろうか。

半日もあれば登れる日帰りの山なのに、にわかに心細くなる。

いつしかスキー場の音楽も聞こえなくなった。自然の懐に入るのを、身体が畏れているのだろうか。

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1346ピークから先は傾斜は緩やかになる。

ようやく、描いていた雪山の風景に出会えたような気がした。

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雪がしんしんと降る。風は弱い。

スキーでくるぶしの上まで埋まる程度のラッセルが続く。

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ピークに近づくにつれて斜面がところどころ氷化してきた。

足下と雪庇に気をつけながらやりすごす。

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山頂の目前になって、突然晴れ間が顔を覗かせた。

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曇らないでくれよ。

カメラを急いで取り出した。

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樹氷はそれほど育っているようでもなかった。

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山頂。ほこらが隠れているくらいに雪が積もっている。

ここから南へ続く景観は、1600m台の山とは思えない雄大なものだった。

今日は、山頂を踏んだことで折り返すことにする。

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登り返しと平行移動が多いので、1346ピークまではシールを着けたままで下った。

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1021ピークから下は藪のなかを根性で下る藪スキー。

ようやく、車が見えてきた。

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13時前にはクルマに戻って地元の温泉天竺の湯」へ。

入浴料は600円。地元の人で賑わっていた。

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帰りは東海北陸自動車道で。

ひるがの高原からスキー帰りの渋滞(14km)に巻き込まれて、帰ったのは午前2時前。

走行距離は890kmでした。


GPSログ

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  • メンバー:単独

2012-01-31 (火)

IWAさんのこと、「POWDER」のこと。

2005年

山スキーを始めてまだ間もない2005年頃、毎週のように白馬に山スキーに通っている人のブログが面白い、という話を聞いた。

ブログの名前は「POWDER」。

IWA」という人が書いていて、どうやら関西在住っぽい。関西から白馬はただでさえ遠いのに、ほぼ毎週だなんて凄いな。

興味と親近感を覚えて、その日からブラウザのお気に入りに入れて毎週読むようになった。

2006年

山スキーのルートを考えるときによく見に行くサイトのひとつに、「POWDER」を挙げる記事を書いた。*1

いま思うと、この記事が参照元となって自分のブログの存在がIWAさんに伝わっていたのかもしれない。

2007年

ブログに山の記録をアップした後、すぐに特定のアドレスからアクセスがあることに気づいた。*2

アクセス元を覗いてみると、山スキーや白馬、自転車ブログが集めてあって、「POWDER」は別枠のフォルダで整理されている。

もしかして、「POWDER」を書いている人が自分の記録を読んでくれているのだろうか。

ネットの向こうには誰がいるのだろう。ぼんやり考えているとき、地元京都の山のことで「POWDER」のIWAさんからメールで問い合わせを受けた。

憧れていた人が自分のことを知ってくれていたのが、嬉しかった。

2008年

雪乞いの集い

年が明けて間もなく、メールアドレスを頼りに、思い切ってチャット越しにIWAさんに話しかけてみた。

「是非一度お会いできればと思っています。」

IWAさんの主催される「雪乞いの集い」に行きたいと勇気を出すように申し出ると、快く受け入れてくれた。

3月、白馬乗鞍岳を滑った後、集いに参加。初めてお会いするIWAさんは、思っていたよりずっと年上で、落ち着いた人のように思えた。*3

手配されたバスで、八方第五駐車場からHakuba47スキー場のレストランへ。初めての場で緊張しがちな僕を、IWAさんが間をとり持つように仲間に紹介してくれた。

翌日は、集いで教えていただいたお気に入りのルート「ウラヒヨ」をトレース。偶然ゴール近くでIWAさん一行とご一緒して、下山地点のコルチナから入山地点の栂池までIWAさんの車に乗せていただいた。*4

GW

GWに滑る山スキーのルートを考えていたとき、事前にIWAさんに相談した。

「まあ、行けるでしょ」。その言葉に勇気づけられるように気合を入れて臨んだ、唐松沢から大出原、猿倉へのルート。

無事に行程を終えて車のある八方第五駐車場に着いたところ、IWAさんや仲間の方がバーベキューを楽しんでいるところだった。

「おめでとうございます。」まるで自分のことのように成功を喜んでいただき、僕も輪の中に混ぜていただいた。

しかしそれで話は終わらない。

寝床につくべく精算しようとしたとき、自分が財布と携帯電話をもろとも山にお供えしてきたことに気づいた。おそらく、疲労困憊でザックのチャックを閉じるのを忘れていたのだろう。

どうしよう。このままでは一文無しだ。

天国から地獄に突き落とされたように取り乱しそうな自分を見かねてだろう、IWAさんがそっと1万円を貸してくれたおかげで、無事に自宅に帰ることができた。

翌日以降の計画は流れてしまったけれど、遠征先で思わぬ親切に浴したことで、この年のGWは忘れられないGWになった。*5

自転車で一緒に走りませんか?」

IWAさんにGWのお礼がしたくて、チャットで話しかけた。

日程がまとまるも直前になって週末の天気予報が悪くなり、まずは様子を見ようということになった。

そうして訪ねたIWAさんの自宅。これまでで心に残る山スキー自転車のルートの話をGPSログや写真を交えて教えていただいた。

そこで、気になっていたことを尋ねた。「毎週行くところが、どうして白馬なのですか?」

「いいルートがたくさんあるだけじゃなくて、仲間がいるからね。」

その夜はIWAさんの自宅に一泊。驚いたのは、高価な自転車やスキー装備が、専用の部屋にまるで博物館のように保管されていたこと。正直言って、羨ましかった。

それまでMTBしか知らなかった自分がロードバイクを知ったのは、このときIWAさんのビアンキ号に跨らせてもらったのがきっかけだ。*6

2009年

ロードバイクを手に入れた年の秋、京都から和歌山を往復した帰りに、IWAさんの自宅に立ち寄った。

ロードバイクが走りやすい乗り物だと知ったのも、長い距離を走る楽しみ方があることを知った*7のも、IWAさんのブログがきっかけです」

内心は突然の訪問にきっと苦笑いされていたに違いない。それでも、僕が一人熱っぽく語る話をIWAさんは頷くように聞いてくれた。*8

2010年以後

IWAさんにお会いしたのは、2009年が最後。

2010年以降は僕が肩の脱臼の手術を受けたり、子供が生まれたり*9で、山に出かける機会が減ってしまったからだ。

この2年はFacebookTwitterでの緩いつながりではあったけど、IWAさんから「いいね!」をもらうたびに「あ、読んでくれているのだな」と感じることができたし、シーズンになれば「POWDER」で居酒屋「きっちょんちょん」での乾杯の写真を見て和むことができた。

もう少し子育てが落ち着けば、時間を作ってまずは自転車でご一緒してみたいな。ぼんやり、そう思っていた。

2012年

そして1月28日に、事故は起きた。*10

人一倍白馬を愛していた人に対して、なぜ自然は冷酷に牙をむいたのだろうか。

深い経験と周到な準備をもってしても、それでも事故は防げないのだろうか。

堂々巡りを続けながら、1月31日に最後のお別れをしてきました。


僕がIWAさんと関わることのできた期間はほんのわずかではあったけど、白馬、ロードバイク、ロングライド。新しい世界を見るきっかけをIWAさんにいただいたことは、間違いない。

IWAさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

2/2追記

IWAさんのことに触れた記事をまとめました。

*1:「山スキーの情報を集めるために巡回したい10のサイト - 忘却防止。」。2006年11月。

*2:今はなき「はてなRSS」でブログを購読されていたので、アクセス元のアドレスを突き止めることができた。

*3:僕の記録は「白馬 栂池スキー場 - 天狗原 - 白馬乗鞍岳(山スキー) - 忘却防止。」、IWAさんの記録は「アクセスが禁止されています:@nifty」。

*4:僕の記録は「白馬 栂池スキー場 - 鵯峰 - 親沢 - 白馬乗鞍スキー場(山スキー) - 忘却防止。」、IWAさんの記録は「アクセスが禁止されています:@nifty」。

*5:僕の記録は「白馬 唐松沢 - 天狗沢 - 大出原 - 猿倉 - 八方(山スキー+自転車) - 忘却防止。」、IWAさんの記録は「アクセスが禁止されています:@nifty」。

*6:僕の記録は「葛城山と吉野川沿いと(ハイキング+自転車) - 忘却防止。」、IWAさんの記録は「アクセスが禁止されています:@nifty」。

*7:「アクセスが禁止されています:@nifty」の記事がきっかけでした。

*8:僕の記録は「ロングライドに出かけよう - 京都から和歌山へ - 忘却防止。」。

*9:詳しくは「2010年の私的なできごと3つ - 忘却防止。」。

*10:新聞記事は「no title」(魚拓)。日本雪崩ネットワークの現地報告は「Nothing found for 2012 01 120128」。

2009-05-24 (日)

霧の中の最高峰 - 富士宮口から富士山剣ヶ峰

眺めも天気も、いまひとつだったのですが。

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高いところから滑れるかな?

5月24日(日)は、富士宮口から富士山に行ってみました。

記録など

2009年5月23日(土)

シーズンの締めに、そろそろ富士山を滑ってみたい。

昼にN君と落ち合い新名神と東名高速を経由して静岡入り。JR富士宮駅から五合目の「富士宮登山口」までは32kmしかないのに標高差は約2300mもある。

この日は雲に隠れて一日富士山が姿を現すことはなかった。日曜は早めに登ったほうがいいだろうか。

2009年5月24日(日)

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登山口。これから登るルートが見えている。

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七合目。ここからアイゼンをつける。

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富士山剣ヶ峰。ようやく写真を撮れた。

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山頂のドームは撤去されていた。

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七合目付近から八合目を振り返る。ようやく滑れた。

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宝永山。2月ごろは贅沢な山スキーエリアになるようだ。

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六合五勺から六合目の雪渓。このあたりから雪が雨に変わり始めた。


4:20に起きて5:20に登り始める。しばらくは雪もなく夏道歩きが続く。

視界が晴れているのは六合まで。そこから上はガスがかかっていて真っ白。次第に雪の上を歩くようになり夏道のポールを頼りに登っていく。

六合五勺からは風と雪が吹き始める。歩いていると顔が痛い。みぞれが降っているのだ。低気圧が西から近づいていたとは聞いていたが思った以上に影響が及ぶのが早いのだろうか。

七合目で一服、アイゼンを装着して登る。蒼い氷の上を歩く場面もあれば、ふかふかの新雪をかき分けて進む場面もある。スキーを履いて登るには気を遣う斜面かもしれない。

途中登山者2名とすれ違う。六合五勺にテントを張っていた人たちだろうか。

八合目から上は斜度が次第に急になる。このまま風が強くなるようだとスキーを担ぎ続けるのは難しいように思えたが、風は少しはましになってきたようだ。

九合五勺から外輪山までのルートは不明瞭になる。登れば着くとはいえ天地真っ白で先の見えない斜面はあまり気持ちのいいものではない。

外輪山から剣ヶ峰までは稜線歩き。もとより視界はなく風もそれなりに吹いている。ここに来て雪が顔じゅうにまとわりついて眼鏡を外さねばGPSの文字を確かめられなくなってしまった。しばらく先頭を歩いていたがN君に代わってもらいトレースを追わせてもらうことにする。

地図ではすぐに着くように思えた銀名水から剣ヶ峰は思った以上に長い。軽いアップダウンをこなして建物が見えたそこが剣ヶ峰。以前あった富士山測候所のドームはいつの間にか撤去されていたようだった。

天候がいまひとつのせいだろう、人の気配はない。貸切の山頂でお菓子をしっかり頬張ったあとはもと来た道を戻る。

さて下り。風と雪とガスが出ていて下も先も見えないカリカリの斜面をルートどおりに下れる自信もスキルもない。しばらくはスキーを担いで夏道をしっかりトレース。時折現れるさらさらの新雪と深雪に葛藤を繰り返すがここは安全を優先する。

このままスキーを担いで五合目まで降りてもやむなしと思っていたが、八合目を過ぎると斜面の雪が次第に緩んでくる。視界も少しだけではあるが晴れてきたようだ。そろそろ滑ってもいいだろうか。N君と示し合わせるようにスキーを履いてそろりと滑り始める。

八合目から七合目までの雪はやや硬め。七合目から下は砂礫混じりではあるが上手くなった気にさせられる緩いざらめの斜面。結局スキーで滑ったのは8合目の小屋の直下3200mから六合五勺の小屋の下の雪渓2680mまで標高差約520mだった。楽しい時間は過ぎるのがほんとうに早い。

六合目から下は雨。駐車場で濡れ鼠になって着替えて温泉に直行。この日は焼津で遅めの昼を食べて愛知県の豊明まで下道のドライブを楽しんで帰る。

にっこりするような大斜面が広がるという富士山、今度は晴れた日にぜひ訪ねてみたいところである。

コースタイム

  • 5:20 富士宮新五合目登山口(2400m)
  • 5:32 新六合目(2490m)
  • 5:45 六合目(2600m)
  • 6:08 六合五勺(2800m)
  • 6:43-6:53 七合目(3020m)
  • 7:34 八合目(3220m)
  • 8:01 九合目(3400m)
  • 8:29 九合五勺(3550m)
  • 9:02 銀名水(外輪山・3720m)
  • 9:20-9:38 剣ヶ峰(3776m)
  • 9:47 銀名水(外輪山・3720m)
  • 10:20 九合目(3400m)
  • 10:35 八合目(3220m)
  • 11:36 六合目(2600m)
  • 11:50 富士宮新五合目登山口(2400m)

GPSログ(クリックで拡大)

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  • 赤が登り、青が下り。

ルート

富士宮新五合目登山口-富士山剣ヶ峰 を往復

メンバー

N君、hatayasan

2009-05-10 (日)

ちょっと向こうの雪山へ - 中の湯から御嶽山

まだ、間に合ったようですよ。

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春がてっぺんに届くまでに。

5月10日(日)は、木曽の御嶽山に行ってみました。

記録など

2009年5月9日(土)

ゴールデンウイークを過ぎると滑れる場所もそろそろ限られてくる。久しぶりに御嶽山を覗いてみよう。

土曜、同窓の集まりについ長居してしまい自宅を出たのは23時過ぎ。

0時過ぎに名神高速に乗るも、30分も走らないうちにハンドルが怪しくなり50km先の多賀サービスエリアで力尽きる。

2009年5月10日(日)

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遅い時間だけど、登らせてもらえるだろうか。

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車を「中の湯」に停めて歩き始める。

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七合目の小屋あたりから雪が繋がり始める。

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小屋を過ぎてからスキーを履いた。

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標高2200m付近、乗鞍岳を望む。この尾根を越えれば御嶽が見えるはずだ。

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眠りから覚めようとするとき。

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標高2300m。ようやく目指す山頂が見える。

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飛行機が通り過ぎていった。

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八合目付近。御嶽ロープウェイスキー場から歩く人たちと合流する。

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スキーアイゼンをつけて頂上の斜面に臨んだが、その必要もなかった。

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剣ヶ峰から御嶽の火口を望む。向こうは乗鞍岳

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噴煙が上がっている。

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手を合わせたあとは、登山口に向けて滑るとしよう。

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登山口の「中の湯」。7月から9月までしか営業しない幻の温泉

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温泉目当てで訪ねるのもいいかもね。

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開田高原。3000m峰に見守られる里。


多賀サービスエリアで目覚めたのは5:30。しまった、予定より3時間も寝過ごしてしまった。

ここから御嶽山までは200km以上離れている。今日一日晴れるようだが出発が遅くなってしまいそうだ。中央自動車道を中津川で降りて御嶽の東側の登山口「中の湯」には8:20に到着。手短に準備を済ませてスキーを担いで登り始める。

七合目までは雪がほぼ溶けておりスキーを履いたのは「行場山荘」を過ぎてから。雪解けが進んでいるのか雪面は凸凹で、赤布を頼りに緩そうな斜面を選びつつ登っていく。御嶽山の山頂が顔を見せるのはやや急な尾根をやりすごした2300m付近から。じりじりと八合目の「金剛堂」を過ぎると御岳ロープウェイスキー場から登ってきた山スキーヤと合流する。ロープウェイは9時から営業を始めているようで、天気もいいためか数多くのパーティが稜線を目指しているのがわかる。

じりじり歩いて山頂の稜線には正午にたどり着く。標高3000mを越えているが連日の高温で雪がべちゃべちゃ。スキーアイゼンとアイゼンをザックに忍ばせていたが、今日に限っては心配は杞憂だったようだ。

山頂からは全方位の展望が素晴らしい。乗鞍岳、中央アルプス。幽かに見えるのは白山だろうか。御嶽の斜面に目を向けると田の原方面、外輪山付近にもきれいな斜面が広がっている。登山口と下山口を変えてみれば御嶽はもっと開拓しがいのあるエリアになりそうである。

山頂の鳥居を下りた小屋の陰で昼ごはんを食べて滑る準備。今回は自分にとっては初めてのルートなので欲張らずにもと来た道を戻ることにする。標高2300m付近まで雪は快適なざらめでスピードも乗る。山頂から八合目まで、登りで2時間半かかったところを10分で降りてしまった。

尾根の斜度が急になる2300mから下は樹林も密になる。雪面も凸凹になって脚が悲鳴を上げる修行の滑りへ。七合目から下はスキーを担いで登山道を忠実に下るだけでいい。


この日は開田高原を経由して飛騨高山周りで帰る。

目的は、高山駅のそばの大衆食堂「ちとせ」で焼きそばを食べるため。山帰りで腹を空かせているのに540円*1で十分満足できる昭和の懐かしい匂いのする店。最近偶然発見してはまりつつある店である。

腹ごしらえを済ませたあとは、高山の古い街並みをのんびり歩いて帰るとしよう。

コースタイム

  • 8:35 中の湯(1820m)
  • 9:27 七合目行場山荘(2130m)
  • 9:24 金剛堂(2450m)
  • 11:47 覚明堂(2950m)
  • 12:08-12:35 御嶽山 剣ヶ峰(3063m)
  • 12:45 金剛堂(2450m)
  • 13:03-13:07 七合目行場山荘(2130m)
  • 13:27 中の湯(1820m)

GPSログ(クリックで拡大)

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  • 赤が登り、青が下り。

ルート

中の湯-御嶽山(剣ヶ峰) を往復

メンバー

単独

*1:大盛いか焼きそば。普通の焼きそばだと390円で食べられる、今時珍しい良心的な価格の店。

2009-05-05 (火)

これから始まる春の山 - 東北 姥沢から月山

白い山に登りに行こう。

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分厚い雪の残る山へ。

5月5日(月)は、東北の月山に出かけてみました。

記録など

2009年5月4日(月)

5月4日の行動を終えて次の日の転進先を考える。

せっかくここまで来たのだから、東北ならではの場所を訪ねてみよう。

行先を山形の「月山」に定めて北上。最寄の「道の駅西川」で仮眠する。

2009年5月5日(火)

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月山のスキー場は4月から営業を始める。

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早朝だと車も少ない。

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リフトの動く前に登り始めることにする。

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まだ朝だと雪も硬い。

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朝日連峰の山々。彼方に見えるのは「大朝日岳」。

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ゲレンデのトップからは緩やかなカールを横断する。

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姥ヶ岳。今回は稜線はたどらずカールを歩いた。

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山頂から鳥海山。

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大朝日岳。こんな端正な山が東北にあったとは。

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東面のなだらかな斜面。

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展望をゆっくり楽しんで帰るとしよう。

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帰ってしまうのが名残惜しかった。


4時半に起床。標高1160mの「姥沢(うばさわ)」駐車場まで車を走らせる。入口で協力金1000円を払って駐車。早朝だと問題なく停めることができた。

準備をして6時前にスタート。リフトが動くのはもう少し先のようで、外には誰もいない。

月山には5年前の同じ時期にも訪ねたことがある。このときは病み上がりだったのでスキーは使わずツボ足、稜線伝いに忠実に歩いた。今日は快晴でスキーを履いているのでカールに降りて登り返しの少ないルートを取る。

早朝の雪はこの時期でもさすがに硬く標高1850m付近でスキーを担いでアイゼンに替える。

山頂でしばし休憩。大朝日岳の端正な山容、海に浮かぶような鳥海山の展望が素晴らしい。

なだらかな斜面の続く東面をどうしようか迷うが、早く下山してしまいたかったのでもと来た道を下り始める。

スキーを履いて滑り始めたところで二人のスキーヤーとすれ違う。お話を聞いているとお一人は二日前に白馬のエクストリームな急斜面を滑って東北を余興で流している方、もう一方は以前メールのやりとりを個人的にしたことのある方だった。

「そういえば、どこかでお名前や記録を拝見したことがありますね。」山の世間は思った以上に狭い。

ここからはカール沿いにスキーを走らせるのみ。稜線伝いに滑っていけばほどなく駐車場に置いてある車が見えた。


山を下りてからは温泉めぐり。

ドライブがてら朝日町の「りんご温泉(入浴料300円)」、南陽市の「赤湯温泉元湯(入浴料200円)」を訪ねる。東北の温泉は値段が良心的でありがたい。

南下するついでに喜多方市の「日中線記念館」を訪ねて懐かしい雰囲気に浸り、会津若松から磐越自動車道に乗る。新潟まで10km以上の渋滞につかまり90kmの距離を3時間半かけて移動。北陸自動車道からは2回ほど力尽きて自宅には翌朝4時過ぎに到着。

自宅に着いたもののたまった疲れでドアを開ける気力も起きず、駐車場で小一時間眠りこけてもうぐったり。

5月6日は地元近くの日帰り温泉で疲れを流す。長いようで短いゴールデンウイークが終わった。

コースタイム

  • 5:53 姥沢駐車場(1160m)
  • 8:23-8:40 月山頂上(1984m)
  • 8:55-9:10 月山の斜面途中にて情報交換(1870m)
  • 9:27 姥沢駐車場(1160m)

GPSログ(クリックで拡大)

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  • 赤が登り、青が下り。

ルート

姥沢駐車場-月山頂上 を往復

メンバー

単独