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hatehei666の日記

2013-08-06

日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体

19:54

 「神である【主】は仰せられた。『人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう』」(創世2:18)。

 図書館から上記の題の本を借りて読みました。面白そうな題だったからです。

 著者は深尾葉子という女の人で、大阪大学大学院経済学研究科准教授をしています。

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 著者がこのタガメ女という言葉の創作に至ったのは、冒頭にもありますが、テレビでタガメの捕食シーンを目撃した事に因ります。カエルなどが近づくと、鎌状の前脚でガッチリと挟み、鋭い口吻で毒液を注入して殺してしまいます。故にタガメに食べられた生物は、骨と皮膚のみが残る事になります。その毒液はタンパク質を溶かす分解酵素です。ヘビ毒に似ています。そしてタガメはその溶けた部分をチュウチュウ吸い取るわけです。

 それを深尾准教授は眺めて、男と女の関係にそっくりと思い至った次第です。即ち「女はガッチリと男を捕まえて、月1万円という小遣いで身動きがとれないようにし、チューチュウーと夫の収入と社会的なリソースを吸い尽くす。男たちはといえば、最初はバタバタともがくも、やがて諦めたようにグッタリとして、ゆっくりと収入やリソースを吸い尽くされ、最後は骨と皮になって死んでいく」。

 なるほどと思いました。これこそ専業主婦のやる技だと。それを古風な言い回しで「箍(=たが)をはめる女、箍女=タガメとなるわけです。

 世の中はタガメのように恐ろしい女が溢れ、カエルのような男を捕食し、ゆっくりと死に至らしめている…確かにそんな感じがします。だから深尾さんが学生たちにその着想を伝えたところ、自分や周辺にそうした類の人が多くいるという回答を得る事が出来ました。

 タガメ女とカエル男の増殖は、高度成長期に遡りますが、主要な要因は住宅いローンだと深尾准教授は言っています。その時代に女は専業主婦志向でした。それが世代交代により現代でも再生産されているそうです。

 ですから婚姻関係になっても少しも幸福ではないというのであれば、それは真の恋愛で結ばれた結婚ではなく、捕食者と獲物の関係だからと、深尾准教授は強調します。

 それゆえ吸い尽され骨と皮になったカエル男は自死を選びます。自殺者の大半が男というのも肯かれます。

 この本では次にカエル男度と、タガメ女度が詳しく述べられています。それぞれ20のチェック項目が並んでいます。

 いちいち肯かれる事柄が満載です。共通なのは「住宅ローンを組み、郊外のベッドタウンで暮らしている」事ですが、カエル男は「渡辺淳一の小説が好きだ」、タガメ女は「ディズニーランドが大好き」とかいろいろです。

 不況になっても、「タガメ女は『倹約』をして限られた収益の中から、自分の消費を行い、さらにカエル男を『小遣い月1万円』といった待遇で締め上げます」。ですからタガメ女は、カエル男の給与のダウンにも関わらず、自らの消費の「箍」から逃れる事が出来ず、離婚してシングルマザーになって自滅する事も随分とあるようです。

 ではどうしたらよいか?深尾准教授にも正解はありません。「箍」について「ひとりひとりが自分の頭で考えて、自分の魂と向き合って正直に生きる」という事でしょうか。聖書への信仰者なら、互いに愛し、祈ってそうではない結婚に導かれる筈ですが…。

EPOMEPOM 2013/08/06 20:08 あっはっは 実に面白いです
しかし捕食動作で度肝を抜かれたのは流氷の下の妖精クリオネでありました。
専業主婦のわたくしの意見です。
hateheiさん 結婚って暴挙ですわよ 子育て女は鬼にもなります。

SPYBOYSPYBOY 2013/08/06 21:00 この本は面白かったですね。
以前読んだとき、こんな『本当のこと』を本にして良いのかと思いました。良く読むと全然違うのですが、上っ面だけ読むと女性を敵に回しかねない内容でしたし。http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20130530/1369920015
人間は幻想をまとって生きていくものだと思いますが、幻想をはがす瞬間は痛快です。その次の瞬間 また人間は新たな幻想を作り始めてしまうのですが(泣)。

iireiiirei 2013/08/07 06:30 この本、私も読みかけですが、先を越されてしまいました!!

hatehei666hatehei666 2013/08/07 08:51  EPOM さんへ
 妖精クリオネの事全く知りませんでした(汗)
 ウイキペデイアで調べてみたのですが、プランクトンでありながら、他のプランクトンを捕食する動作は、昆虫のタガメとそっくりですね。海の悪魔との名称も持っているそうで、陸の悪魔サタンに適用できそうです(笑)

hatehei666hatehei666 2013/08/07 09:01  SPYBOY さんへ
 既に読んでおられたわけですね。
 私も最初深尾さんが同じ女性を批判する本かなと思い、慎重に読んだのですが、おっしゃる通りそうではありませんでした。だから面白かったです。
 全く出自の違う二人が幻想を抱いて結婚し、その幻想を剥がされた時の衝撃は大きいでしょうね。痛快と言われますが(汗)。泣きが入るとはSPYBOYさんに何か心当たりがあるのですか?

hatehei666hatehei666 2013/08/07 09:04  iirei さんへ
 男女の機微を描くのがお得意の貴兄の事ですから、また別の観点からブログに載せて欲しいです。期待していますので是非!

miyotyamiyotya 2013/08/07 09:06 世相を反映した興味深いお話を拝見しました。
色々参考になります。

mursakisikibumursakisikibu 2013/08/07 17:51 ほんとに世相を反映しています。
興味津津です。
的を射てますねぇ。

hatehei666hatehei666 2013/08/07 23:24  miyotya さんへ
 本当にこれは最近の世相を反映した話だと思います。タガメ女になれるのは、或る程度階層が限られているのではないかと思いますが。

hatehei666hatehei666 2013/08/07 23:37  mursakisikibu さんへ
 確かに面白い考察でしたが、今時の専業主婦でタガメ女に変身したのは、どうも富裕層に多いような気がしてならないのですが。どうでしょうか?

dango33dango33 2013/08/08 20:46 タガメ女・・・笑えました(笑)

hatehei666hatehei666 2013/08/09 08:35  dango33 さんへ
 笑いは差別にも繋がりかねないので、慎重に考えましたが、とにかく女性の准教授の命名だけに、身近にそういう人がいると思い当り、つい笑ってしまうのでしょうね。すぐイメージ出来て覚えやすいですしね。

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