ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

フードスタンプ計画の大幅な削減

 「飢えた者にはあなたのパンを分け与え、家のない貧しい人々を家に入れ、裸の人を見て、これに着せ、あなたの肉親の世話をすることではないか」(イザヤ58:7)
 2013年9月19日のワシントンポストサイトでは、上記の題の記事がありました。
 
過去ログでも触れた事があるフードスタンプの事ですが、ネットから要約しますと「貧困者に配られる券で、これをスーパーに持って行って買い物をし、お金を払う際、現金ではなく、この券で代金の支払いが出来るという制度」です。最低限の食費補助となります。運営しているのは、米国農務省の栄養補助支援プログラム(SNAP)です。社会保障制度が充実しているとは言えない米国では貴重な制度なのに、この9月19日米国ではそれも削減の対象にしようとしており、例えば共和党副大統領候補だったポール・ライアンは向こう10年間で同プログラムの支出を現在の半分にするという、非常な削減案を下院に提出し、同案は下院を通過しています。それは具体的には10年間で390億ドル削減する事です。
 http://71698529.at.webry.info/201311/article_2.htmlによりますと、2012年6月現在フードスタンプ利用者数は「過去最高の4,670万人に上ったと米国農務省が発表しました。これは米国の人口の約15%に相当します」とあります。それで今後の見通しとしては「2014年には380万人がフードスタンプ給付を失うことになるだろう」と別のサイトで推定しています。
 この4,670万人ほどの貧困家庭(4人家族)の平均年間所得は23,000ドルです。その為月額援助として133ドル提供しているとありました。これまた別のサイトですが、2014年には1人平均一食当り1.4ドル以下になるとありました。コーヒー一杯分にもなりません。
 関連する農業法案の審議をしている民主党のデビー・スタブナウ議員は、共和党が「高賃金の仕事を得なさい。さもないとあなたの家族はただ飢えるだけになりますよ」と言っているだけだと憤っています。
 これでは米国の99パーセントは、今後現実的な事として「貧乏人は飢え死にしなさい」と言われているようなものです。日本も既に追随する形になっています。年間自殺者数、この頃の人身事故数の多さを考えると、再び3万人を越えそうです。そこへ消費増税の決定、追い打ちをかけるようで、強い憤りを感じます。