ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

震災から6年六畳の補修終了、そして祈念集会

 「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです}(ピリピ2:13)
 皆様祈って下さり、3月6日にだいたい6畳床の補修工事を終える事が出来ました。

 4畳半と違って、6畳は極めて難しい問題に幾つも直面し、机上の計算通りに行かない事もあり、しばし天を仰ぎ見ました。
 やはり4畳半と同じく、シロアリの被害が大きかったですが、畳を上げてつぶさに観察すると、どうも約60年前の築造とは異なる箇所が見られ(例えば左図中央手前から奥の台所との境目です。変な板が挟まりその上に加重がかかって大引きに相当する9センチ角の木材が左右で折れています)、おかしいなと思いました。納得したのは、部屋の中央で掘りごたつをする為前の持ち主が一度改修を頼んだという、我が班の方の証言でした。同じように無理な加重がかかって、手前下地板の下を写真で(見えません)左右に並行して走る大引きも折れていました。
 全体に北方向(手前から台所へ)と、上記写真で見られる変な箇所から分かれ、左は西方向へ、右は東方向へと傾いていました。
 これではどこを基準に補修していったらよいのか分からず、シロアリ被害でかろうじて2本だけ根太が1間半分残っていたので(左上4図手前から奥へ大引きと直交する材木)、そこと右の隅の折れた根太がそのまま残っていたところを、高さの基準としました。

 しかし4メートルの長さの大引き材が入手出来ず、2メートルのものを2本つなぎ、並行して走る損傷の大引きもそのようにしてつなぎましたが、右の写真で新しい根太も1間半補強するので、大引きと根太で細かな高さの調整をしながらやらねばならず、これが困難を極めた次第です。

 今後の歩く時の加重、家具の加重を考えて、材木を追加し、遂に終了させる事が出来ました。左図は頻繁に畳を上げ下げした為、ぴったり合わず少し空いた所、気持ち高さの違いが生じたところを「隠す」為、隣の方から頂いた畳の上敷きを置いてみたところです。これから畳専用の鋲があるとネットに出ていたので、購入し慎重にしわを伸ばしてゆくつもりです。

 すっかり大工さん気分になったので、やはり自分が持って来た昔の相当重い食卓のテーブルも止めて、4畳半で残ったコンパネと廃材で、軽くコンパクトに作りました(笑)台所の埃をかぶった食器などはこれから拭いてゆきます(汗)
 これが我が家の3・11頃からの損壊箇所補修の顛末です。これから気分を新たにスタートさせます。部屋の中を駆けずり回れるという当たり前の事が実現して、なんと嬉しかったことか!
 しかし今年の3・11私は通っている教会の集会に出席しましたが、そこで見た光景や人々の証を聴いて、極めて厳粛な気分になりました。6年前着の身着のまま避難した方々の、それは大きな困難が、いわき市に集団で移転して来て以来(いやその困難の中でも)、神の豊かな祝福を受け、将来へ向けて新たな出発をしようとしています。既に双葉郡の古里は帰還困難で諦め、こちらで定着しようとしてい方々は多いです。他の都道府県に移転した教会員もいます。
 福島はこれからが本番です。春に指定解除になる浪江、富岡等々、ゼロからの出発です。私も及ばずながらお手伝いしたいと思います。ブログを閲覧して下さっている仲間の皆様、難問が多く、公開はまだまだ不定期になりますが、宜しく!