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撮影日誌 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-02-08

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朝は条件よかったのに体がつらくて寝てしまった。特快晴だが様子見ているうちにすっかり雲だらけ。

第2定着液を溶解。1,800mlでエコジェット15錠。そしていよいよpH10の校正液錠剤を精製水30mlに溶かして校正液を作製。もっともこいつには「pH10」と書いてあるだけ。小数点以下はあてにならんということか。とにかくこいつにpH計を突っこんでみると、出ました10.00! 数値は安定しないが、そうむちゃくちゃにこのpH計が狂ってるというのでもない様子。と思ったのも束の間、しばらく経ったら9.73。なんか白いのが漂ってるし、この数値で校正していいのかどうかさえわからない。水道水は7.4とか。pH計も校正液も信用できない。

上野駅の400NCを無反射ガラスでおさえ、ヘッド最高位置、1/4出力、C180M170Y200、135mmf45で2s副露光。感度が1600にもなるので蓄光テープや露光タイマーのパイロットランプでカブってしまうのではないかと不安になるが、考えてみたら元からカブらせるためにやっているのだった。テープやランプによる感光量を一定にできるならさしたる支障はない。増感用現像液を補充なしで使う。pHは10.06。数値自体は適正そのものなんだが。2段増感として7m45s。結果。濃い。露光過多ないし現像過多か、副露光過多か。これでも実効感度は1600より高い。ただ前回ほどガチガチの硬調ネガではなさそうなので、副露光の試み自体は成功ではないかと思う。現像液は補充せず鏡月グリーンの1.8lPETボトルに入れる。大五郎サイズPETは印画紙現像液のためにたくさんストックしてあるのだが、そんなものはほとんど使わなくて、フィルム現像をはじめてみたらタンクと同じ1.8lのほうがよっぽど必要。2lと1.5lの中間のこのサイズが最適なのだが、清涼飲料水では見あたらず、安焼酎にしかない。日本酒の一升はといえば瓶。でも焼酎なんてそんながぶがぶ飲むわけでもないので、4lボトルに中身をあけて現像液用にする。でも現像液がだいぶ減っている。この前のタンクの栓がゆるんでいたから蒸発したのだろうか。こんなに減るか。PETはつぶして空気を追い出せるので便利。

お次は雷門の1枚。9号器のテストでもある。上記と同じセッティングで3+5s副露光。副露光の効果を見るためにやや多めに。こちらは標準現像。標準現像液のpHは10.16。こちらが正しくて校正液がむしろ間違ってるほうがいいくらいなのだが。校正液を測りなおすと9.94。更生したか。結果。シャドウディテールが乏しい。潰れてそう。でもカブリはあるような気がする。露光過少だったか。内容としては、雷門の天地さかさまのネガはやはり失敗。副露光のテストには使える。

2010-02-02

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住んでいる集合住宅で去年大がかりな工事が行われ、それまでは屋上にある給水タンクから、建物内部に敷設されているパイプを通して給水されていたのだが、外側に新しく各戸別のパイプを配管して上水管から直接給水するように変更された。水質は向上したのだろうが、水圧が以前より格段に高くなり、蛇口を全開にすると手が吹っ飛ばされるほどの奔流が噴き出すようになった。水量が多すぎて温水器が制御できず、いっぱいに開けると風呂がぬるくなってしまう。それまでは位置エネルギーだけを使って重力で水圧を得ていたわけだが、水道管にかかる水圧をそのまま使うのだからパワーは強くなる。地震で水道管が折れ水が噴き上がっている絵柄には誰しも見覚えがあるだろうが、あれくらいの圧はかかっているわけだ。今住んでいるのは3階だが、そこまで持ち上げてなおありあまる水圧がある。途中にさらに何か調整器が入っているようで、これが加圧しているのか減圧しているのかはわからない。

水圧が上がったこと自体は、Kostinerのアーカイヴァルプリントウォッシャーを使う際に泡がよく出るようになって水洗効率が向上するなど、暗室作業の上では歓迎すべきかもしれない。ところが、蛇口から出た水が白濁しているのである。何らかの不純物が混ざって濁っているのではなく、水圧が高いために泡だっている。問題は、このことで水に含まれる残溶酸素が増えているのではないかということだ。蛇口を絞っても、水流が細くなるだけで流れの速さは変わらないから事情は同じ。圧がかかるために酸素が溶けるということなら、水道管で運ばれてくる過程で溶けこんでいるので、出口が変わろうと同じことである。しかし、出口の勢いで泡だっているように思えるので、工事前より条件が悪化していると考えていいのではないか。

煮沸すれば追い出せるわけだが、鍋やらで水を沸騰させると金属の味になる。鉄イオンが溶けだしているのだろうが、これがまた問題になるように思うので、これもあまり気が進まない。困ったことである。

以前気になっていた道路の振動は、道路が埋め戻されていつしか解消していた。この道路工事は当初今年の3月までの予定で、年度内予算をきっちり使いきるということだったようだが、近隣住民の苦情が相次いだのかずいぶん早くに切りあげたようだ。

それにしても。写真に関係することしか書いてないのに、よくもまあこれだけ毎日毎日ネタが尽きることもなく、こんなに長々と書けるものだ。われながら感心する。実作に没頭していると思弁をやる暇はないので[写真について]カテゴリーも書かず、たいがいのかたにはちんぷんかんぷんだろうが、日々写真のことばかり考えて暮らしているというのだけは一目瞭然だと思う。

さて今日も曇。昨日の副露光テストネガは2sでごくわずかに濃度が乗っている。プリント時の副露光であれば、印画紙のトーナルレンジをフルに使おうとするのが一般的なので、印画紙の白が出なくなるカブリは避けられるだろう。ハイライトの階調を出そうとするのが副露光で、ハイライトに濃度を乗せる方向なので、ハイエストライトの白を残すこととの両立はなかなか困難なんじゃないかとも思うが。でもネガならベースカブリ濃度が多少増えても、プリント時にその分露出を増やせばいいだけなので、かぶる手前のぎりぎりの露光量で副露光を抑える必要はないのである。一般の引き伸ばしプリントでは、コントラストと濃度は切り離せない。プリント上の低濃度部はハイライトになるが、特性曲線のS字カーヴの脚部にあたり、ここのコントラストは寝ていて、立てることは通常できない。ところがネガのシャドウ部、すなわち低濃度部を必ずしも脚部にする必要はなく、副露光で持ち上げてやれば、傾斜の大きい部分でシャドウ部を撮影することができ、シャドウ部のコントラストを上げられる。副露光でなくて、露出や現像をオーバーにして濃度を上げてもいい。それぞれにコントラストは変わってくる。モノクロネガなら濃度が高くなると粒状が荒れるので極力薄いネガがよしとされるが、カラーネガの場合、シャドウ部は高感度乳剤層の領分なので粗粒子になるから、むしろ濃いめのほうがいいことが多い。プリントと違って、ネガではコントラストと濃度を別に制御することができるのである。副露光と、それに応じた自家現像の組み合わせで、カラーネガのコントラスト操作の可能性が拡がるに違いない。という推測だが、過度のカブリを与えるのは悪影響を及ぼしかねないので、しばらくは控えめに、かぶるかどうかの2sでやってみるか。後露光なら、撮影感度だけでなく、撮影時の照明コントラストなど条件に応じて副露光量を変更できるのもいい。

2010-01-30

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朝から雲が多く油断していたら昼前にすっかり晴れ渡る。あわてて出発。土曜なので浅草は見送り月島。ついギンイチに寄ってしまう。店の前のジャンク棚にManfrotto#400ギア雲台のクイックリリースプレートのハイプロファイル型を2個発見。使うあては特にないけど、この型は持ってないしあわせて840円なので救出。1つはネジなしだが未使用、もう1つは回転防止ネジ3本のうち1本だけがない。いかにもカメラマン然とした人種の違うモンゴロイドとぶつかりそうになりながら、どこかさびれた店のさらにさびれた奥に行って暗室用品をあさっていたら、バライタ乾燥棚のようなものがある。モノクロのひとはみんな自作する、枠に網を張って何層にも重ねるやつ。ところがやたら小さい。4x5程度。キャビネも置けない。フィルム乾燥用か。素人の工作とは思えないいい仕上がり。一瞬買おうかと思ったが、4x5ネガの乾燥は吊すので充分で、網の上で乾かさなければならない理由はどこにもない。バライタ印画紙でなければ、あんな網で乾燥させる必要はまったくないのだ。そこでようやく思いいたった。ポストカード用だ。モノクロバライタ印画紙で年賀状を焼くひとのためのもの。そういう印画紙が消えてしまったら手放すしかないということか。でもモノクロバライタでハガキを焼きたかったら、定形ハガキサイズの印画紙で焼いて乾燥後のフラットニングに煩わされるより、一回り大きいキャビネなりにトンボつきで焼いてあとから切ったほうがよっぽど楽。バライタ印画紙の収縮とカーリングは周辺部で起こるので、周囲を切り落とせば自然乾燥でもかなり平坦になるのである。かつてはそれでやっていたが、今となっては。

朝潮大橋を渡って晴海へ。2005-12-10以来。Sinarf2を背負っていた頃。南に遠く雲が出てくる。また左回り。海神の名がつけられた再開発地区。住宅棟は少ないが、あれでそれまでの団地住民をすべて収容できたのだろうか。高層ビルが1棟あればつっこめるのか。商業地区は失敗している模様。土曜日だというのに閑散。安手の庭園やらの命名といい、どこぞの礼拝堂を模したつもりかもしれないがどうにも安手のイラスト臭が漂う天井画といい、全体にかなり恥ずかしい。高度成長期に団地が建っていた頃の残り火が、黎明橋公園や晴海埠頭公園といった古い公園に残っていて、朽ちかけた鉄コンの屋根なんかのほうにむしろ惹かれるのは人間が古いせいだろうか。戦後の東京の風景が今でも保たれているのは、小作農あがりの地権者や強欲のゼネコンにすみずみまで牛耳られている街中や新興住宅地ではなく、自治体が管理していてあちこちに隙がある、こうした古い埋立地くらいなのかもしれない。9歳まで住んでいた埼玉の霞ヶ丘団地にも、往時の気配はほとんどない。

豊海は鮮魚倉庫があるせいかカモメが飛び交っていたが、こちらは枯れ木に群れるスズメのみ。東京国際見本市場跡には中央清掃工場が建っているほかは、2005年に残っていた廃墟もすべてとりこわされ、まったくの更地。

そして晴海客船ターミナル。若い女性にポーズをつけて撮影している中年男がちらほらいて嫌だなあと思いながら行ってみたら、コスい扮装の役者が集結している。2005年と一緒だ。こいつら年中これやってるのか。しまった土曜に来る場所ではなかった。この寒いのに薄着で珍妙な頭髪の坊ちゃん嬢ちゃんがつるんでいる。でもそれはいい。耐えがたいのは、ごついカメラ持参で涌いて出て露出度の高いお嬢さんに群がる風采の上がらないおっさん連中。やつらと社会的には同類なのかと思うといたたまれなくなる。腕には「撮影許可証」とかいう腕章を巻いていたりで嫌な予感はつのる。しかし聳える客船ターミナルへの興味は抑えきれず、とにかく一瞥とエレベータへ向かうとシルバー雇用なのにやたらと厳めしい警備員が番をしている。ひるまず「一般の者なんですが上には行けないんですか」と尋ねると、一般ですか、ならどうぞ、という扱い。え? 一般じゃないと上がれないのか? 一般じゃないのって誰? コスい役者とカメラ中年のことか。この番人はむしろ連中をブロックしているのだろうか。どうぞというのでとにかくエレベータで6階へ。そしたら、ここはいい。葛西臨海水族園のドームのようにガラス張りではなく、鉄骨だけが組まれた檻の中で抜けがいい。遮蔽物が少なくて視野が下方にも広く、中空に浮いているよう。当然吹きさらしだが、展望台中央には雨よけの屋根がある。これが邪魔ではあるが、下半分は真っ赤。しかもコスい出で立ちののひとびとがおらず貸し切り状態。むろん撮影。EV11.4程度、4号器から8号器は20sから40s、16時頃まで、その後改良前の1号器も30だったか、さらに1、2号器はEV15.6/ISO400で15sと20s。途中警備員が巡回したり、コス役者ではない男女2人が老若3組ほど来るがたいへんゆったり撮影できた。たぶん16時半過ぎ、ひとしきり使いきって下に降りると、「イベントの撮影スペースはここまで」とかいう張り紙。やはり催しだったらしく、どうやら展望台はその範囲外だったので連中が登ってこなかった様子。遠くまで見晴らせ空のひろがりが強調されるようなつくりで、ここはまた行こう。平日がよさそうだが、またやってたら1階からエレベータに乗ればいい。地面も市松模様で、狭いが悪くない。

中央清掃工場に入れるので立ち入ってみる。晴海埠頭は鈴江倉庫など20年前と変わらない。あの時は日没後で暗かったのではっきりとは覚えていないが。原付で来たのだったか。小野田レミコンはあいかわらず入れない。一周して朝潮大橋を渡り月島から17時過ぎ帰還。

2010-01-27

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定地点は下がらず見送ったら急に下がっていた。朝快晴だが南に雲あり透明度が低い。これは剣呑と見守るうち巻雲巻層雲積雲が広がり無駄足踏まずにすむ。プリント作業を続けるのにちょうどいい。飯田橋はこんなもんか。雷門はManfrotto475B三脚を最大に伸ばし、できれば踏み台も用意してすぐにでも再撮影したい。Pro160NCで。でも次の冬至にもきっと行くだろう。これはそこまでやらないと。

標準に近い露光量の4x5カラーネガを標準現像してカラープリントするところまでは安定軌道に乗った。あとは周回を重ねていくのみ。大全紙までの引き伸ばしは問題ないはず。135と120のロールフィルムでも手持ちの道具だけで支障なくこなせるだろう。今後解決すべき課題はネガの増感現像である。

アンセル・アダムス『ザ・ネガティヴ』に、カラーフィルムに対する前露光についての言及がある。モノクロ感材と同様にシャドウ部のいわゆる「ヴァリュー」を引き上げる効果があるとのことで、モノクロネガフィルムの場合には彼の用語法におけるゾーンIからIIと1/2の前露光を、カラーポジフィルムやポラロイドフィルムではより強いゾーンIIIの前露光を与えるよう指示されている。後者が一般のモノクロネガフィルムより高コントラスト特性を有しており、彼のいう「ヴァリュー域」が狭いからだろう。ただ、カラー感材を扱うに際してゾーンシステムの思考様式と概念群をもって臨むことに意味があるとは思えない。前露光については、こういう考えかたのほうがよほど現場に則していて合理的である。アダムスの著述では、露出制御に関するすべてをゾーンシステムの体系内で説明しようとするあまり、説明が不必要に抽象的でわかりづらくなっている。もっとも、かなりお粗末な翻訳で読んでいるせいもあろうが。アダムスは合理主義者ではないと思う。リゴリスティックな完全主義者ではあったのだろうが、それはしばしば合理性とは相いれない。彼はつねに一定の条件で処理しなければならないと主張するが、印画紙のバット現像で処理条件を一定にするなどというのは現実的ではない。自動補充機能つきで、しかも処理液量がきわめて大きく、補充による能力の変化が無視できるほどの大型自動現像機ならともかく、気化と酸化につねにさらされており、攪拌も手作業のバット現像で、補充により能力を維持するなど無理な話だし、係数現像など到底できっこない。論理的であることと合理的であることとは違う。写真にとりくむにあたりこうした態度もありうるだろうと思うし、これはこれで合理主義の1つのつきつめかたと理解すべきなのかもしれない。しかし、アダムスの中心的活動期とは性格が異なる現状の感材でゾーンシステムを行おうなどというのはもはや教条主義に近く、つねに融通無碍で現実的であることを旨とする、われわれにとっての合理的態度からはずいぶんと遠いだろう。

もちろん、鑑賞対象としての写真を製作するための技術的蓄積に対するアダムスの貢献を否定するつもりはない。これまで何かと参考にしてきたし、今なお示唆に富む記述が多い。前露光については、カラーフィルムの場合、シャドウ部のみの色調を変えるために前露光が使えるという。これはネガ内の高濃度域と低濃度域間でのカラーシフトにも適応可能だろう。コントラスト圧縮効果もあるのだから、アダムスもいうように、テストを要するけれどやってみる価値はある。さらに、プリント時の前露光も併用すれば、さらに調整の幅を拡げられる。

このカラーシフトは旧型器でも発生した問題なのだが、単に長時間露光に起因するカラーバランスの崩れというよりも、カラーフィルムの多層膜乳剤という物理的構造に由来するのかもしれない。そう考えれば、長時間露光適性の有無とはかかわりなく、Portra400NCでも160NSと同様に発生していることの説明がつく。だとすればPro160NCに変更したところで解消できないだろう。なら安く買えるFujiUSAの160Sでもいいわけだ。対処の方法はいろいろ考えられる。プリント時に焼き込みでフィルター値を変えて補正する手もある。これは、全暗中でフィルターダイヤルを回すのが厄介ということでこれまで避けてきたのだが、イーゼルに覆いをして光が当たらないようにして微弱な光でフィルター値表示窓を照らせばいいわけだ。露光途中のヘッドに触ることになりブレが懸念されたが、実用上問題にはならないだろうし、多少ブレても判別できるほどシャープなネガではないので問題ない。

2010-01-25

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さえない空。プリント。印画紙用ケミカルの扱いは気が楽。フィルム用の警戒水準がフェイズ3とすればフェイズ1くらいか。プロセッサに放りこめば±0.1℃で適温を維持してくれる。ためしに希釈したばかりの発色現像使用液のpHを測ってみると10.32。まったくあてにならんが。

Kodak Portra400NCは高感度とはいえ低照度下に160NSより格段に強いというほどでもない様子。感度に応じた同程度の露出でシャドウ側のラティテュードは大差なく、同程度の露光不足に対する黒の締まりのなさは同等。つまり、少なくとも同程度にはこの用途において実用になるということだ。カラーシフトは少ないかもしれないが暗くてよくわからない。品番の焼き込みがノッチと同じ短辺側にあり、条件によるが目立つのが気になるところ。

市川塩浜はもう一度行く必要がありそうだ。次は見つかって突き出されるかもしれない。

そしていよいよ焦点の増感ネガ。案の定硬調。目視ですぐわかるくらいだからかなりのもの。しかも印画紙が軟調の人像用でなお硬調なのである。弱った。硬調化させずに感度を上げる方法はないものか。水素増感はカラーフィルムにも有効なのかと思って調べたら、天体撮影ではあたりまえに行われているらしい。しかしなあ。「まずフィルムを処理容器に入れ蓋をします。この時ガス漏れを起こさないようにOリングにグリスを塗ります。次に真空ポンプでエアー抜きをします。それから窒素ガスを入れ24時間ベーキング処理(約50度)をします。24時間後真空ポンプで窒素ガスを抜きます。次にフォーミングガスを吸入(1.2気圧)して48時間ベーキング処理をして終了です」。……。これやるのか。できるのか。しかも「保管方法は真空タンクに保管または冷凍保存する」。こんなもの今の撮影方法でできるわけがない。長時間露光のほうがよほど現実的。

階調だけでなく、当然のことながら粒子も荒れている。4x5から六切、170%程度の拡大率なのに粒子がはっきり見える。こりゃあんまりだ。カラーシフトも大きい。160NSの長時間露光とさして変わらない。硬調化の分なお始末が悪い。3段増感はやはり無理があったか。「Kodak 400NC-3」の品番が黒い中にはっきり浮かび上がって腹立たしい。

クリエイトのカラーネガの増感現像は1段までだが、ノーマルと薬品が違うと言われた記憶がある。現像料金は倍で1日余計にかかる。結果は、あまり増感効果は認められなかったが、カラーバランスや粒状の著しい悪化はなかった。ところが堀内カラーでは2段まで可能だが100円増し程度、納期も一緒。堀内は薬品同じで時間を延長させただけじゃないだろうか。それよりはここでやった方がましな結果が期待できる、はずなのだが、こんなものか。いや参りましたね。

2010-01-20

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朝巻層雲がたなびいているので様子を見ていたら一面曇に。器づくりなど。

去年の秋頃ほどではないがドルが安くなってきたので、個人輸入の算段。もっとも、これまでVISAで決済した限りでは、直近の為替レートよりかなり高く、いつのレートなのかよくわからない。だから円が高くなったからといって輸入しても、円高の恩恵にあずかれるのかまったく不明。この点について以前問い合わせたが明確な返答は得られなかった。手数料分上乗せしてあるということだろうが、それはいい。商売だから手数料くらいとるだろう。しかし、そのしくみが明確になっているならともかく、うやむやにしている点で、パリの街中で観光客を食い物にするうさんくさい両替屋並のアコギな商売といわざるをえない。いや、そういう両替屋ですら日々の交換レートは事前にきっちり表示しているのだから、購入後時間が経過した請求時にようやくレートが判明する日本のVISAはそれにも劣る。カード会社によって違うのだろうか。MasterとかAmexはもっと相場のレートに忠実なのだろうか。もともとこういう商売をあんまり信用してないのでクレジットなのに!いろんな機会にくっついてくる他のクレジット契約もあるけど使っておらずよくわからない。基本的に外国での買いものの決済手段としてしか使っていないので。

これまで写真用品の海外からの取り寄せについて書く際には、具体的な手段を伏せておいた。印画紙やフィルムの購入者が海外に流れてしまうと、国内の市場の縮小につながり、販売にも製造にも悪影響を与えるのではないか、と怖れたからだ。むろんこの日誌にたいした影響力はないけれど、狭い大判写真市場にマイナスとなるようなことはしたくない。

でも、どこで買おうとメーカーの売り上げは売り上げだし、感材が安く買えてその分みんながたくさん使うようになれば、業界にとっていいことなんじゃないか、そう考えて隠すのはやめた。

海外の総合写真用品店でよく見ているのはAdoramaB&HCalumetFreestyleの4社。もう1つあったがつながらなくなった。Calumetはこの手のはしりだが、売価も送料も高くてただ見るだけ。Freestyleはよく知らないがちょっと高めだと思う。AdoramaとB&Hは売価ほぼ同じ。仕入れ値が同じか、街中のスーパーのように価格競争して結局同じになっているか、あるいは母体が一緒かだろう。ただB&Hのほうが送料が安いのでこれまで3回の買いものはB&Hを使ってきた。発送も早いし、梱包も緩衝材をこれでもかと入れていてこれまで問題はなかった。

で、今回購入を考えているのはフィルム。でも、金銭に余裕があって、特殊な製品を使うこともないなら、感材の個人輸入はあんまりおすすめしない。途中でどんな扱いを受けているかわからないからだ。Kodakのフィルムの場合、日本コダックが輸入する品物であれば、量も多いし素性が明らかなので、むちゃくちゃなX線照射などはしないだろう。しかし弱小ショップが発送し受取人が個人であるような小口の荷物は通関で何やられるかわかったもんじゃない。外装の段ボールは開封されているしボコボコになっていることが多い。だから、安心できる感材が使いたかったら、正規に輸入されたものを街中で買うのがいちばんだと思う。個人輸入はどうしてもバクチの要素がある。

それに、印画紙はともかくフィルムはあんまり安くない。今は円高だから安くなるが、円安に振れると、Kodakのフィルムに関しては国内で買うのと変わらなくなる。Fujiはかつてダンピング訴訟食らっただけあって、アメリカ生産になった今でもまあ安い。

以下、今日時点での4x5カラーネガの売価一覧。

  • Adorama
Fujifilm
Fujicolor Pro 160S 4x5" 10 sheets$16.95
Fujicolor Pro 160C 4x5" 20 sheets Quickload$59.95
Fujicolor Pro 160S 4x5" 20 sheets Quickload$64.95
Kodak
Portra 160VC 4x5" 10 sheets$22.95
Portra 160NC 4x5" 10 sheets$23.95
Portra 160NC 4x5" 50 sheets$89.95
Portra 400NC 4x5" 10 sheets$24.95
  • B&H
Fujifilm
Fujicolor Pro 160S 4x5" 10 sheets$16.95
Fujicolor Pro 160C 4x5" 20 sheets Quickload$59.95
Fujicolor Pro 160S 4x5" 20 sheets Quickload$64.95
Kodak
Portra 160VC 4x5" 10 sheets$22.95
Portra 160NC 4x5" 10 sheets$23.95
Portra 160NC 4x5" 50 sheets$89.95
Portra 400NC 4x5" 10 sheets$24.95
  • Calumet
Fujifilm
Fujicolor Pro 160S 4x5" 10 Sheets$18.99
Fujicolor Pro 160S 4x5" 20 sheets Quickload$77.99
Kodak
Portra 160VC 4x5" 10 sheets$23.99
Portra 160NC 4x5" 10 sheets$23.99
Portra 160NC 4x5" 50 sheets$112.99
Portra 400NC 4x5" 10 sheets$27.99
  • Freestyle
Fujifilm
Fujicolor Pro 160S 4x5" 10 sheets$18.99
Fujicolor Pro 160C 4x5" 20 sheets Quickload$49.99
Fujicolor Pro 160S 4x5" 20 sheets Quickload$74.99
Kodak
Portra 160VC 4x5" 10 sheets$23.59
Portra 160NC 4x5" 10 sheets$22.99
Portra 160NC 4x5" 50 sheets$102.99
Portra 400NC 4x5" 10 sheets$25.49

誤算だったのは、Pro 160CがQuickloadだけであること。KodakのReadyloadが生産終了になったので、アメリカでは一般のカットフィルムのほうが売れているのかと思っていたのだが、Quickloadは売れているのだろうか。ReadyloadがFujiに食われたのか。よくわからない。とにかくPro 160Cのカットフィルムは製造されていない。これを買うつもりだったのだが。FujiUSA製のPro 160Cは富士フイルムのPro 160NCとほぼ同等らしい。データシートで特性曲線・分光感度曲線・MTF曲線・色素の分光感度曲線を見くらべる限りではほとんど違いがわからない。FujiUSA製のカラーネガは国産と階調が違うということでわざわざヨドバシあたりで輸入販売していたと思うのだが、あれはPro 160HだけでPro 160Sとかは関係なかったのだろうか。Pro 160Sは安い。これは輸入する意味のある安さ。しかしカラーバランス補正なしで使えるのは2sまで。国産160NSは4sまでとなっていてここはやや違う。露光量補正はどちらも4sで+1/3。いずれにせよ長時間露光適性は低い。Pro 160Cは2sまで、Pro 160Cは4sまでカラーバランス補正不要。4sでの露光量補正はPro 160Cが+1/3、Pro 160NCが補正不要、32sではいずれも+1。長時間露光にはこちらのほうが向いている。カットフィルムでこれを使うなら国産しかない。気になるのはFreestyleのPro 160CのQuickloadだけがなぜか$49.99と他にくらべて$10も安いことで、これを含めて買うならFreestyleが有利。まだ旧型器やるだろうか。やるだろう。

ではPortraはどうか。データシートによるとPortra 160VC、Portra 160NC、Portra 400NCのいずれも10sまでカラーバランスも露光量も補正不要という。これだけ見ると、Portraのほうが長時間露光適性はPro 160NCより高いように思えてくる。400クラスだけでなく160クラスも切りかえるか。でも日本で買うのとあんまり値段が変わらないんだよな。ただ400NCだけは国内で買うよりずいぶん安くて、これはもともと正規輸入されてないのをヨドバシが独自に仕入れているからで、日本での価格が高いのはやむを得ない。ヨドバシでも今のところ新宿西口フィルム館でしか確認していない。400NCは増感現像してプリントしてみてからでないと大量購入はできない。ISO160クラスについては国内でPro 160NCを買うか、あんまり安くない海外ネットショップのPortra 160VCを取り寄せるかのいずれか。Portra 160NCの50枚入りは安いのだが、これは低彩度で向かない。

一般的な話に戻ると、買うならまとめて買ったほうがいい。送料が安くなる。必要なものはなんでも詰め込む。ただ大全紙くらいの大きなものだと別便になったりでまとめてもあまり変わらなかったりする。それはショップにもよるだろう。注意点としては、税関で課税される。10万程度買って6,000円くらい。運送会社がUPSの場合、これを現金で用意しておかないと荷物を受けとれない。あと出発点として、クレジットカードがないと売ってもらえない。薬品は外国からは買えないらしいが、買えたにしてもリキッドタイプは重くて航空便では送料がかかりすぎるので、安い船便で運んできた正規輸入品をヨドバシで買ったほうがいい。カメラバッグのようなかさばるものも送料が高い。Schneiderあたりのドイツ製品は日本で買うのと大差ない。

ただ、商品になんらかの欠陥があった場合、交換とか返金してもらうのは日本の小売店よりかなり難しいと思う。利用するのであれば、そういったリスクは覚悟しておく必要があろう。それに円建ての領収証は出ない。しょうがないので、カード会社からその月の利用額全体の領収証を発行してもらっている。注意点はこんなところか。国内で買うとちょっと高いこともあるけど、手間はかからないし安心料と思えばさして高くない、という結論に達するひとも多いと思う。

2010-01-12

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昨日、漂白・定着しなおしのネガでも色が出ずおかしいおかしいと思っていたら、印画紙の発色現像液がへたっていた。間抜けである。ネガ現像のほうにばかり気が向いていてすっかり忘れていた。そんなにたくさんプリントした記憶もないのだが、試し焼きをたくさんやったということだろう。あるいは漂白定着液が飛散したか。

Kodak40NCの具合を見たかったのと、もう1つ実験する予定だったのだが、次までおあずけ。この調子ならすぐに焼くべきネガはたまる。

それでも、再漂白・水洗したネガは空のムラが消えて見えるから、おとといあたり現像した他のネガはやりなおす必要があるかもしれない。めんどくさ。

で雨。フィルム乾燥ハンガーづくり。

2010-01-11

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予報通り曇。

さいたま新都心は見るからにつまらなそうなので焼かず。

大手町の裏返しネガは極端な赤カブリ。ネガのハレーション防止層側から入射し、赤感色層が、赤だけでなくフィルター層なしでもろに来る青にも感光しているので、赤が強くなる。ネガを見るとシアン寄り。空は次の緑感色層が感じているため、プリント上では赤に対して補色寄りとなる。そして青フィルターが挟まるので、青感色層には光が到達しない。赤と緑の2チャンネル。版下時代のオフセット印刷の技法で2色分解というのがあった。たいていはカラー原稿に通常の4色分解をかけたうちシアンとマゼンタのチャンネルを使ってそれぞれに適当なインキをあてるというもの。それとほぼ同じこと。きっちり色のコントラストを反映させるなら、赤とシアンというように補色関係にある色で分解すべきだが、そんなことやってくれなかった。富士のカラーネガは4チャンネルでシアン感色層もあったはずなので空はここに感じるのかもしれないが面倒なので省略。フィルター操作で色は変わるが、ハイコントラストでポスタリゼーションみたいな結果。それだけ。もうわかった。

RDPIIIのクロスプロセスネガは非常に薄く軟調でグレーバランスが出せないが、そこそこには焼けるものであり、そんなとんでもないネガではない。確かに色は崩れる。しかし、クロスプロセスでコントラストが上がるというのは、クロスプロセス自体の効果というより、露出過多と現像過多によるものではないか。であれば、普通のネガで極端な増感現像をやれば同等の効果が出せるだろう。でもそれじゃ秘術のごとくに喧伝する理由が立たないので、クロスプロセスなんぞという、あたかも高度で特殊な処理をしているかのような見せかけをまとわせてるだけじゃなかろうか。ネガのポジ現像はどうだか知らないし、ラボで処理したフィルムを見たこともないが、ここでCN-16L相当処理したポジフィルムをプリントした限りでいえば、たまに目先を変えるために遊びでやってみるのは否定しないけれど、基本的にはとるに足らぬ技法だと思う。しかもラボによっては通常処理とラインを別にしているのか疑わしい節もあり、クロスプロセスのフィルムが通常処理に悪影響を及ぼす懸念もある。くわばらくわばら。自家処理がいちばん。といいつつRDPを1枚通した発色現像液をまだ使っているわけだが。

昭和記念公園はやや現像ムラ。40sでもまだ濃い。晴天日中であれば、入射光式露出計の出た目で露出に補正をかける必要はまったくない。昼前後ならいつも条件は同じだから、むしろ露出計を見ないほうがいいくらい。ただし、対象の見た目重視で、シャドウ部が多ければ補正するといった主観的調整はやったほうがいい。正確を期すならスポットメーターを使ってのシャドウ基準測光だが、そこまでやって意味があるような撮影内容ではない。

仙台のネガには現像ムラか雲かよくわからないもやもや。いずれにせよ期待には遠い。

そしていよいよ昨日撮影したネガ。一晩吊してもまだ乾いてないって、ホコリを防ぐために密閉しているとはいえ、バライタ印画紙じゃないんだから時間かけすぎ。すべり台、まず濃い。色が出ない。ムラがある。参ったな。薬品の疲労だろうか。色がどうにも冴えないので、これは話に聞く銀が残った状態ではないかと思い、漂白からやりなおし。漂白か定着のいずれか、あるいは両方が不充分だった可能性がある。定着液につけてからネガが抜けるまで時間がかかっているので、定着不足の可能性はある。そろそろ2浴定着にする時期か。定着しなおしてみたらムラがとれてネガが明るくなったような気がする。今までのもこれだったのだろうか。今日終わらせるつもりだったのだが困難な雲行き。明日も天気悪いらしいからいいのだが、入れっぱなしの印画紙現像薬品がどんどん劣化してプロセッサを汚染していく……

naishonaisho 2010/01/18 13:43 先日,コメントを入れたつもりなんですが,認証でしくじったか,送らずに電源切ったか送られていなかったようです。

定着は消耗が激しいようです。135-24で 2本/錠 だったら,4x5だったら 3枚/錠 くらいにしかならない計算だから,惜しまずにお使いください。
ひょっとしたら,漂白液が弱くなっているのかなぁ,などとも思っていました。
漂白液の再生には,エアレーション(空気の泡をブクブクしてやる)も必要なようです。お忘れなく。
私はペット屋さんの魚コーナーで安いポンプを買ってきて使ってます。ヒーターで液が温まるのに,だいぶ時間がかかるので,その間やってます。

# ヒーターとポンプを買いに行って,ついでにメダカを飼うことになってしまいました。
# 今,ヒーターは調子の悪そうなメダカの保護にかりだされています。
# 別のヒーターを買ってこないと,カラーネガの現像ができない...。

hatenohateno 2010/01/18 19:42 せっかくコメントしていただいたのに消えたそうですみません。

モノクロと違って、カラーの場合は定着液に入れるところから明室で確認できるので、へたりがよくわかりますね。モノクロやカラーでも印画紙用はずいぶん持つように思うので、カラーネガでもついずるずると使い続けてしまいます。カラーネガの場合、銀量がモノクロより多くてすべて脱銀されるからこんなにへたりが早いのでしょうかねえ。とにかくあんまりケチケチしないようにします。

漂白液のエアレーションは、保管ボトルに入れてから思いっきり振り降りしたので大丈夫でしょう。http://www.tokyo-photo.net/color/colornega05.htmlによると「一般ユーザーの自家現像では小型丸タンクやロータリータンクなどを使いますので、処理中の攪拌によって空気と激しく混ざり合います。したがって、特にエアレーションによる再生というのは必要ないと考えてもいいはずです。実際、コダックの公式な資料にもそうした事が書かれています」とのことなので、ポンプは必要ないかと思ってます。そのうちブロムカリを買ってきて酢酸と一緒に補充するつもりです。

トロ舟に張った水がヒーターだけで30℃になるまでは待てないので、熱湯を注いで適当なところまで上げてます。上がりすぎたりして困ります。薬品は保管用ボトルに入れたままトロ舟に突っこんであっためてますが、これに熱湯が直接かかるのはまずいなあと思いながらもまあいいかって感じです。

naishonaisho 2010/01/19 12:57 たぶん,コメントが送れなかったのは私の不注意です。ごめんなさい。

あれ?? CN-16Lの漂白って補充で行きますよね。
どうせ補充で回すなら,わざわざブロムカリと酢酸を買ってくるより補充液を足した方が簡単なんじゃないだろうか,などと思ってしまいます。英文の資料をみると 135-24 一本あたりの補充量は5mlだそうな...。

漂白液の強さってどうしたらわかるんだろう,現像・定着したモノクロ印画紙を漂白液に入れると白くなるんだけど,連続的に変化して,ある程度以上白くならないから,ウマく時間がつかめていません。漂白液の強さがわかれば,エアレーションが要るかどうかわかるんですけどねぇ。
いや,以前,Kodakの文書をあさった時に「小タンクはエアレーション不要」っていうのは見つけられなかったので,どの程度エアレーションが要るのか気になってたんです。
『コダックの公式文書』はまた今度探してみよう...。

私も現像液などの処理液は,保存ボトルごとヒータ入の水切りカゴで温めてます。冬の今時だと,35〜40度のぬるま湯からスタートして,現像液が30度に落ち着くのに2〜3時間かかってます。その待ち時間で漂白液をエアレーションしてます。エアレーションしてる時間は30分くらいかなぁ...。

hatenohateno 2010/01/19 19:42 http://www.tokyo-photo.net/phpBB2/viewtopic.php?t=436に「50 square inch あたり 5ml の補充というのは、自動現像機での液のキャリーオーバー損の補填じゃないでしょうか。実際の液の疲労は、空気酸化か他の方法で回復(rejuvenate)することを前提にしていると思います」とあって、富士のサポートのひとからもN2は補充とエアレーションの併用と聞いていたので、漂白液はエアレーションさえすればかなり長期にわたって使えるものと思ってました。

でも、漂白液はいくらでも使いまわし可能なわけではなく、やはり劣化は避けられないのでしょうかねえ。漂白液がいちばん高くつくので、なるべく長持ちさせたいところです。ミニラボに漂白液を使いまわされちゃうと薬品が売れないので、消費してもらうために、メーカーが補充サイクルにしてるんじゃないかと勘ぐったりもしてるんですが。

ただ、自家現像特有の問題があって、それは発色現像液の持ち込みです。ミニラボ用機材はなんらかの手段で液切りを行っていると思いますが、小タンク現像でそれは困難です。水洗で薄めるしかない。ところがCN-16Lの標準処理では発色現像と漂白の間に水洗がありません。漂白と定着の間にはあるのですが。富士のサポートには、前浴はかえって現像ムラの原因になると言われたので、発色現像のあとに水洗を入れても現像ムラを引き起こすかもしれないと考え(というのは口実で、実は全暗で1浴余計に増やすのが面倒なので)、そのまま漂白に入れています。そのため発色現像液の持ち込みによる漂白液の劣化は無視できないと思います。発色現像液がアルカリに振れるのがまずいと思うので、酢酸くらいは入れておこうかと思っています。酢酸はモノクロやカラー印画紙のバット現像での停止液であたりまえに使いますし、CD-4を発色現像液に追加して増感用にする時のpH調性にも使うと思われますから、今後も常備することになると思います。でもおっしゃる通り、ブロムカリを単薬で買うくらいなら補充したほうがいいですね。CN-16L漂白液互換のCNL-N2Rは原液がそのまま補充液で、使用液はその1.5倍希釈。安定剤のように使用液=補充液よりは補充の効果がありそうです。

それに、タンクを数分シェイクするだけでほんとに漂白液の能力が回復するかというと、確かに不安ですね。前のコメントでも引用したhttp://www.tokyo-photo.net/color/colornega05.htmlに「漂白液のテスト」という記事がありますが、これじゃ駄目でしたか。何が写っているのかわからない昔のフィルムを使ってやってみようかな。

naishonaisho 2010/01/20 13:24 漂白液の強さは...。そうでした。tokyo-photo.net にあったんでした。
この方法で,30℃の漂白時間を3〜5分って見積もったのに,すっかり忘れてました。トシですねぇ。そうそう,定着時間も同じくらいになりました。
エアレーションが効いているかどうか,ヒマができたら試してみます。

漂白液の補充量 135-24 一本あたり5mlっていうのは,明らかに持ち出し分と見て良さそうですねぇ。薬品メーカーの悪意じゃないと思います。
で,「補充液の1.5倍希釈が使用液」ってことから考えてみると,補充液5ml ってことは, 使用液に換算すると7.5ml分ですね。7.5mlのうち,5ml相当分は持ち出し分,2.5mlは現像液の持ち込み分を補うために補充してると読めるけど,どうなんだろう。もし,そうだとすると,現像液の持ち込み分がわかれば補充量が決められるんじゃないかなぁ?? 持ち出し分と持ち込み分が同じく5mlだったら,簡単に見積もることができそうな気がします。
以前,35mm・1本用現像タンクでいらないフィルムをリールに巻いて,水を出し入れして,どの程度水が減るか調べてみたことがあります。マジメに水切りしたら10mlちょっと程度,かなり手抜きの水切りで25ml程度のロスでした。こぼれていなければ,この程度が次のステップに持ち込まれているんですねぇ。
4x5のハンガーだったら...,何枚か要らないフィルムを乾燥した状態でハンガーにツルしてハンガーごと重さを測ってから,水を入れたタンクに入れてゴトゴトやって,その後で,水をポタポタとしながらハンガーの重さを測れば持ち込み分の見当がつくかもしれません。で,『タンクからコボした分』と『フィルムとハンガーでの持ち出し分』と『持ち込み分の50%』を足したのを補充量としてやる,と。ダメかなぁ...。
どーでも良いことですが,発色・現像と漂白の間に水洗入れてます。35mmだと簡単です!!

で,漂白液の補充量の目安ですが,『pHを見る』っていう方法もありそうです。
fujihuntのサイトを見ると
http://www.fujihunt.com/fuji/fhvip.nsf/files/Fuji%20Product%20Info/$file/Fuji%20CN16L%20Bleach%20N2%20MI.pdf
補充液や新鮮な使用液のpHは 4.00±0.10,使いこまれた使用液のpHは 4.60±0.30 のようです。このあたりが目安になりそうです。
主成分の鉄は重いから,ホントは比重も見た方が良いのかもしれないけれど,比重を測るのはやっかいそうですし...。

hatenohateno 2010/01/21 09:06 漂白液も補充することにしました。定着液は銀が増えていくので、発色現像液のように補充でもとの状態に戻るということがなく、本来補充には向かないものだと思いますが、漂白液は補充で液の性能を維持できるものだと理解しました。補充量はCN-16L公式で4x5シート1枚あたり1.6mlくらいですが、現像液と違って多めに入れときゃ文句はないでしょう。

リールの場合、フィルムとリールの隙間が液貯めになって大量に持ち出されるのでしょう。シートフィルムのハンガーは穴が開いていて液が残らないようになっていて、フィルムとの接触部分もリールよりは少ないので、もう少し持ち出し量は少ないかもしれません。

でも、フィルムとハンガーやリールの密着具合とか、液切りをどれだけやるかで、持ち出し量は毎回変動するような気もします。液切りをしっかりやると持ち込み分は減るでしょうけど、作業に遅滞が生じてあんまりよくなさそうな気もしますね。

pH計、ヤフオクで注文しましたよ。安物ですが電極が交換できます。いいものは電極保存液に浸して保管するようになってるらしいんですが、この安物をたとえばhttp://www.hanna.co.jp/item-70300.htmlの電極保存液に浸けておこうかと考えてます。

2009-12-30

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本日も朝から曇。昨日浴室に吊したネガはまだ乾ききっていない。ホコリを避けるため密閉しているから。バライタ印画紙と違ってそうそうカーリングもないのでゆっくり乾かす必要はないのだけれど。

面倒なので発色現像液のみボトルに移し替えたが、ボトルごと湯煎。補充量は7枚で112ml。ボトルに移すときにこぼれて減るので、捨てずに継ぎ足し。CN-16のつり下げ式自現機での単位補充量に基づく補充量で、CN-16L互換とは一致しない可能性があるが、小型タンク現像という現像方式に起因する適正補充量の変動もあるだろうから、しばらく回転させて様子を見るしかない。どのみち富士のサポートは年明けまで休み。

オリエンタルカラーCNL-N系はボトルでなくビニール容器に入っていて頼りないのだが、これは小分けで使うにはなかなか具合がいい。安いパックワインのようなノズルがついていて、ひねると開栓されて液が出る。内蓋がついていないから、密閉度は高いはずだ。そしてビニールなので、中の空気を追い出せば、内容量が減っても曝気させずに保管することができる。減圧したりビー玉を入れて液面を注ぎ口ぎりぎりに上げたりといった面倒は一切不要。使いきったら捨てないで使用液を入れてもいいが、注入に手間がかかりそう。あと袋が破けたりしたら大惨事。C-41互換のオリエンタルカラーBAN-1Rもこれだとありがたいのだが、3液なので無理かもしれない。印画紙用ケミカルもこうすればいいのに。

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ヒーターが非力で液温がなかなか上がらない。もっと高W数のほうがよかった。室温が低いと31℃に設定したのに時間をかけても30℃まで達しない。35℃設定なのに30℃以下でサーモスタットが切れていたり。水位を下げれば改善するのだろうか。いずれにせよ、このヒーター使ってる限りトロ舟をこれより大きくするのは過負担。業を煮やして熱湯を4L程投入したら34℃に上がってしまって今度は下がらない。待ちぼうけ。

何が時間がかかるといって、液温調整がいちばん暇を食う。これを短縮できればもっとがしがし処理できる。もっとも、かけているラジオが曲や宣伝をやっている時に浴室に水洗に出たりしているため、トークの間はタイミングを待っていて時間を無駄にしているというようなこともある。

2回目、投入をしくじるが見たところ結果はまずまず。液温が下がってちょっと薄かったか。定着は1m30sくらいで抜ける。かつて露光した像が、泥のように濁った銀の中から次第に現れてくるのが明室で見える。カラー感材でこんな光景を目にできるだなんて。

QLの全暗下での扱いが難しい。引っぺがすときにフィルムに力がかかるのでこわい。三日月になってもおかしくない。モノクロでQLを使っているひとは自家現像しているならこの作業をやっているはずだが、どうやっているのだろうか。ネット上の情報では、ラボのひともQLの金属片で手を切るらしい。

処理が終わって濡れているステンレスのハンガーは、ガスファンヒーターの吹き出し口の前に置いておけばたちまち乾く。ただし冬限定。

さらに補充。液面がタンクぎりぎり。また温度が上がらない。

3回目。漂白に入れるのをしくじってムラが出たかも。

シートフィルムのクリップが足りなくてこれ以上吊せない。フィルムの乾燥待ち。ドライヤーで乾かすとかホコリまみれになりそうで無理。

カラーネガのオレンジマスクは簡にして要を得たほれぼれするような工夫で、このアゾマスク方式を開発したW.T.ハンソン・ジュニアとP.W.ヴィッタムと1940年代当時のKodakには尊敬を惜しまない。この大発明があるからカラーネガフィルムが大好きだし、これのおかげでカラーネガフィルムはとてつもなく広い色再現域を獲得しているわけだが、オレンジマスクがベースに乗ることにより、モノクロネガやカラーポジのように、ひとめでカブリを確認できないのがちょっと不便ではある。

水洗や安定液が赤っぽく着色していて、オレンジマスクなどの色素が溶け出してるんじゃないかと不安。2005年に冠水ネガをそれで台なしにした。現像以外はモノクロの習慣で長めに処理したほうが安心できるのでついながながつけてしまうのだが、やりすぎは禁物。

そうだ日本初のカラーネガフィルムはオリエンタル写真工業が1953年に発売したのだった。オリエンタルユーザーはカラー製品を買ってやらなきゃまだまだだな。へんてこな社名に変わったって、オリエンタルブランドが生きてる限りオリエンタルは健在だ。そして小西六よりふんばっている。応援しているぞ、オリエンタル!

発色現像槽のラバータンクが一杯なので、110mlを保管用の茶ボトルに追い出したのちに補充。茶ボトルを一杯にすれば保管時の酸化が抑えられるとの魂胆。ボトルに注入するときタンクの外側を伝わせたので、湯煎の温湯と混じってコンタミネーションの可能性があるが、「まあなんとかなるだろう」の先達naisho先生の精神で突っ切る。

そしてついに本番ネガの現像。2009-12-20の幕張。7器体制になってから、きちんと器のケラレのテストをしていなかった。そこを確認しておくためにネガ現像をやってるわけだ。これは失敗したくないので、確実に処理できる1セット5枚にとどめて現像。これならつっかえずにこなせる。ハイライトは濃いがシャドウの階調が充分出ていて、このくらいの露出は必要。1号器にはケラレが発生している様子。1番使ってたんだが。さっそく先をちょん切る。2、3、4、5は無事のよう。ネガを乾燥させるためのクリップをぶら下げていた洗濯用のハンガーにほこりが積もってた。だめだこりゃ。

さらに80ml補充し5枚。幕張の残りと市川塩浜3枚。市川塩浜はかなりよさそう。6、7と目立ったケラレは見あたらない。しかしこの時は反射対策をしてない無番器も使った記憶があるのだがあれはどうなったのだろう。露光秒数と号器数を控えたメモが見つからない。乾燥したネガは、たまにうっすら汚れているのもあるけれど、だいたいはなめらかできれいな仕上がり。表面を見る限りではラボに出したものに引けをとらないと思う。茶ボトルに古い定着液が残っていたようでえらいことになっていた。Portra400NCを4号器と5号器に装填。ジャンクじゃなくしかも高価なフィルムには気を使う。

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片づけ。各槽の中身はただの水。水位は使用時より低い。手前はハンガーとパンケース流用の水洗槽。

naishonaisho 2010/01/01 10:18 あけましておめでとうございます。一日3回転はすごいなぁ。
ようやく年賀状用の紙焼(モノクロ)が終わって一段落しました。

ところで,オリエンタルのCN-16Lの互換はホントに1液だったんですね。ピンとこなかったんだけど,画像を見たらまさにそのとおりでした。これで現像液の濃度を上げるとなると,残念ながらCD-4を足すしかなさそうですね。

コダックのラバータンクは保温・断熱が良さそう。例えば30度で現像するなら,タンクは35度くらいに暖めておいて,使う液体はきっちり30度にしてタンクに投入したら,5分ぐらいだったら30度で持たないかなぁ,などと思ってしまいます。
漂白・定着はそんなに温度にうるさくないから,少しくらい温度が下がっても...,なんてことも。

ヒータは水が循環するようにしてやったほうが良いようです。台所でいらなくなった水切りカゴをもらって,それにヒータを引っかけて,カゴの中に現像タンクや現像液のボトルを入れ,たまにカゴごと揺らして水を動かしています。二回りくらい小さい夏場は40Wのヒータ1個で済んでましたけど,冬場は2個にしてもちょっと厳しいです。

naishonaisho 2010/01/01 10:23 文章を直している途中で行っちゃいました。ごめんなさい。
『二回りくらい小さい』は『二回りくらい小さいトロ舟(水切りカゴとセット)を使っていますが』でした。
わかりにくくてすみません。

hatenohateno 2010/01/01 12:09 naishoさん、あけましておめでとうございます。

この日は4回転でした。吊るすクリップがあればもっといけたと思います。ハンガー方式だとわりあいセッティングが楽なのでたくさんこなせるのかもしれません。

CNL-N1Rですが、画像を貼ったのはA液で、他にB液もあります。なので2液です。ただ、この2液を混ぜるだけで希釈なしに補充液ができます。ですから、おっしゃるとおり、希釈率の変更で現像主薬の濃度を変えるというのはほとんどできず、補充液をそのまま使用液にするのが精一杯です。オリジナルの富士のCN-16Lも同様のようです。今ある分を使い切ったら、C-41互換のオリエンタルカラーBAN-1Rへの鞍替えも検討するつもりです。こちらは20L分が1パッケージなので、常識的に考えて希釈なしの原液使用ということはまずないでしょう。富士互換の約半額というのも高得点です。

ラバータンク、保温性はいいんですけど、裏を返せば希望の温度に持っていくまで時間がかかります。湯煎不要で温度が保てるということも考慮されているのでしょう。モノクロで液温が20℃とか24℃なら充分それでいけると思います。ただ30℃だと室温との差が大きいので、ちょっと不安があって、最初なので(私としては)きちんとやってます。そのうち横着して湯煎せずにやるようになるかもしれません。

現状では発色現像・漂白・定着・安定の4浴を湯煎してますが、第2定着を挟んだ場合に、指定席が4つなので1つ追い出さなければならず、どれを室温にするか迷ってます。安定浴を室温にするのが流れからすると自然なのですが、これを22℃くらいの低温でやっちゃっていいものなのかどうか。

なるほど、循環ですか。遮蔽物があるから自然対流だけでは隅のほうまで熱がいきわたらないのでしょう。ヒータを35℃に設定しても温度計が30℃を示すあたりでヒータが切れてしまい、ヒータが不良品なのではないかとも考えたのですが、温度計とヒータが離れているために、温度計がある部分の水温が上がりきっていないのにヒータ周辺は設定温度に達していて、サーモスタットが働いてしまっていたのかもしれません。終了時に薬品の液面がかなり下がっていて、室温が低いために水の蒸発量が多いようです。これを防ぐために次は室温をもっと上げようと思ってます。そして、室温が高ければ、このヒータの熱量だけで足りるのではないかと思います。

2009-12-26

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曇。午後には晴れるが新宿ビル街がかすむ濁り具合。4x5フィルム現像タンクを湯煎するための大きなたらいと、ラバータンクより温度調節のしやすいステンレス製などのタンクを探してうろうろ。たらいは島忠にセメントを溶くための「プラスチック製トロ舟」なるものが3サイズあった。専門店ならもっとたくさんあるのだろう。「プロ用建材容器」とある。確かに頑丈。小は外寸が410x610x160mmで1,998円、中は横幅750mmで2,498円、大は3,000円程度。小ではKodakの4x5用ラバータンクが2個、中なら3個、ある程度の距離をとって横に並べられそう。横に並べられたほうがいいわけだが、3槽で足りるだろうか。CN-16Lプロセスでは漂白と定着の間に第1水洗を挟むよう指示されているが省略可能。できればあったほうがいいという。流水ではなく溜め置き水洗だが、たぶん入れるだろう。そうすると4槽。中でも足りない。だが大ではでかすぎ。奥行きが無駄に広くなり、液量もかさむ。何より保管時に邪魔。横に並べて横に移動させるのでなく、前後2列にして時計回りに動かすなら小で足りる。中は高さがありすぎる。ただ高いほうが外への液はねは少ない。実際のタンクを持ってくればよかったんだがハンガーしかない。試して考えたあげく小を買って帰る。帰ってタンクを4つ並べてみたらちょうどいい。高さもタンクを入れるとほぼ同じ高さ。低いほうがハンガーを持ち上げやすいが、保温効果を考えると同じなのはちょうどいい。実際にやってみないとわからないが、これは正しい解だったのではないか。

このラバータンクは壁が厚すぎて湯煎するには不向きに思える。そこで発色現像槽だけでもステンレス製をと思い、百均やら探すがない。厨房用品にあるかと探すが、低いバットか丸い寸胴だけ。角形のタンクはなかなかない。パン用にありそうなものだが、あったとしてもサイズが合うかどうかわからない。だったらわざわざ探すよりアクリルで自作したほうが早いんじゃないか。しかも最適のサイズでつくれる。心配なのは液漏れ。まずはラバータンクでやってみて、うまくいかなかったら、だ。Kodakがたぶん現像用としてつくってるんだから、温度調整できないはずはなかろう。

ネットで毒劇物取扱薬局を検索して見つけた駅前の薬局。ヤクザ医師もとい薬剤師が交代で10人以上いるかなり本格的な薬局。でもわりあい狭い。ていねいな対応。水酸化カリウムは、というと取り寄せだという。いくらか尋ねると、試薬用と一般用があって、用途は、と聞かれる。角の立たない巧みな用途の調べかた。写真の現像に、と答えると、たぶん一般用で充分なんじゃないかとのこと。純度○○%といった表示ではなく、工業用何級といった格付になるそう。いずれも500gで、試薬用が2,400円、一般用が1,600円ほど。水酸化ナトリウムなら在庫があり、「仕入れ値が再々値下げ」で500g443円とある。pH調整なので水酸化ナトリウムでもよさそうに思うし、おそらく薬剤師の店員も詳しくないけどそれでいいような気もすると言っていたが、基礎知識のない初心者なので指示通りにしておこうと水酸化カリウムを注文。こっちのほうがアルカリが強いらしいので少なくてすむのは確か。しかし500gか。印画紙現像液ならともかくフィルム現像液で、しかも増感現像にしか使わず、おそらく使い捨てでなく補充サイクル。一生かかっても到底使いきれない。金ならともかく、劇物が到底使いきれないってのもなあ。石鹸に使える水酸化ナトリウムのほうがよかったかな。

naishonaisho 2009/12/29 17:54 水酸化カリウム(苛性カリ)も石鹸作りに使えます。ご心配なく。
苛性ソーダにせよ苛性カリにせよ,いじるときには手袋とメガネをお忘れなく。

たぶん,pHの調整に使うんなら,大量に使うわけじゃないので苛性ソーダも苛性カリも量を調整すれば変わらないと思います。苛性ソーダは 40.0g/mol,苛性カリは 56.1g/mol なので,苛性ソーダの量の 56.1/40.0 してやれば 苛性カリの量になりますね。

カリウムの化合物はナトリウムの化合物より水に溶けやすいです。だからその分「強いアルカリ」ってことになるんでしょう。濃縮現像液のMSDSを見ると炭酸カリを使っていて,炭酸ソーダは使っていないのはそのあたりが原因でしょうねぇ。

hatenohateno 2009/12/31 09:11 使う量はたいして変わらなそうですね。やっぱ安い苛性ソーダにしようかなあ。
 
子供の頃葉脈標本づくりで使ってたときには溶液を素手で触ってました。たいした事故もなくすんだようです。メガネはずっとかけてますが。