オープンガバメントアイディアボックス2014が延長戦

オープンガバメントアイディアボックス

2月6日から1ヶ月限定で公開されていたオープンガバメントアイディアボックス2014が、3月20日まで2週間ほど延長された。これまアイディア数やコメント数があまりに低いので、このままではいけないと延長のお願いをアイディアボックスに提案して、それが受け入れられたのか。とにかくこんな素早い反応は、政府との距離感が縮まっているのが感じられてうれしい。これに応えるためにも、さかんにアイディアやコメントを寄せたいところ。
2月22日(土)にあったInternational Open Data Dayは、日本では32箇所でハッカソン・アイディアソンが開催され、アメリカに次ぐ規模で、しかも最初に日が明けるという地の利を活かしてさかんに発信したので、世界中で日本がなんかやってるぞと注目された。その一方でこの状態というのは、アイディアソンの成果がアイディアボックスにリンクしていないということなのか、少なくとも展開するところとしてアイディアボックスが入っていないということなんだろうか。自分でできるところはやったつもりだったんだけど、結果的には不十分ということ。できるところはもう一度やってみよう。

オープンガバメントアイディアボックス2014
平成26年2月6日〜3月6日募集(29日間)
アイディア数:36件
コメント数 :60件
登録者数 :83人

以前のアイディアボックスは、こんな数値でやるごとに桁で減少している。このままでは、来年は一桁だと笑っていられない。せっかくここまでオープンデータ、オープンガバメントについて盛り上がっているところに、冷水を浴びせるような数値だ。オープン化反対論者には、おいしい材料を与えてしまうことになる。これまでは追い風が吹いて心地よく走ってきたけど、ここにきて激しい向かい風に一歩も進めずということになりかねない。そんなことには絶対したくない。

国民の声
平成22年9月24日〜10月14日募集(21日間)
アイディア数:1539件
コメント数 :8997件
登録者数 :2694人
オープンデータアイデアボックス
平成25年2月1日〜2月28日(28日間)
アイディア数: 128件
コメント数 : 213件
登録者数 : 368人

これまでの政府や自治体の情報をオープン化するための議論は、まだ何もされていない状態から少しずつ耕された状態で、議論が少しずつ総論から各論に入ってきて、議論するにしてもより高度というか詳細なレベルになってしまい、しにくくなっているところがある。さらにオープンデータなどの効果的利用などは、中央政府よりも地方自治体のほうがやりやすいところもあって、あまり意見が出にくいところもあるのかもしれない。中央政府という単位は、規模が大きすぎるのか。
たとえそうだったとしても、International Open Data Dayで日本のどこか32箇所で行われたハッカソン/アイディアソンの中には、このアイディアボックスの中で引き続き議論ができるものもあるかもしれないので、まずは出してもらうようにお願いしてみよう。