はとちゃんの足跡 〜タイムマシンにお願い〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-10-26 秋の風が心地よい日曜日

もくもくとGNU Healthを翻訳中

[]GNU Health日本語訳キックオフイベント

一昨日の23日(金)の夜に企画した【緊急】GNU Health日本語訳のキックオフイベントを開催。通知期間が実質1日だけにもかかわらず、小江戸らぐから5名のエンジニアが参加してくれた。それだけでも泣きそう。さすがにPoRTAL Shibuyaというお洒落なところに集うには、ちょっと気恥ずかしかったけど、こういうところで開催するのも重要。PoRTAL Shibuyaも、突然の無理なお願いにも関わらず、場所を提供していただいて感激。こういう助け合いが普通にできるなんて、素晴らしすぎる。

まずは、OpenStreetMapの三浦さんを中心に実際のGNU Healthを構築してみて、こういう動きをするということを確認。AWS上にサーバを組んで、Trytonをフロントエンドで動かすというクラアンとサーバの3層構造。ブラウザをフロントエンドにするには、ちょっと難しいのかな。インストールして動くようにするまで、それなりの技術が必要。そしてTransifexのGNU Healthの日本語プロジェクトで、各自もくもくと翻訳。Transifexの日本語チームの登録が早かったためか、僕がコーディネータっていうのは言い出しっぺの法則か罰ゲームなのか。さらにプラットフォームのTrytonは、日本語プロジェクトがないことが分かり、日本語プロジェクトを申請。実際にやってみると、いろいろ具体的にしなければならないところが見えてくる。

Transifexは直でも翻訳作業ができるけれど、OmegaTという自由な翻訳メモリツールを利用するともっと効率的にできると、これも三浦さんに紹介された。そういえば香川在住の翻訳家エラリーさんがOSCでも紹介されてたことを思い出したけど、実際の局面にならないと、なかなか自分の中に入ってこない。これを利用してICD10 国際疾病分類第10版を日本語に展開すれば、かなり翻訳率も上がりそう。こういうところがエンジニアリングの面白みなんだろうね。僕もそうなりたい。

12時から18時までと4時間の長丁場だったけど、やってみればあっという間に過ぎた感じ。最後に医療オープンソースソフトウェア協議会の小林さんとGoogleハングアウトで情報交換して終了。キックオフだけで終わらせてはもったいないので、facebookGNU Health日本語翻訳プロジェクトのグループを作成して、今後も情報交換しながら精力的に翻訳作業を進めていくつもり。皆さんも、世界を変えるための仕組み作りに参加してね。

2014-03-30 春の嵐の日曜日

Eye-Fi Centerで設定

[]Eye-Fiを再設定

以前に、Canon PowerShot A720ISに、Eye-Fi Connect X2を使っていたが、A720ISの使用頻度が減って(ちょっと大きくて思いのでNikon L23を常用)Eye-Fiの出番もなくなりそのまま放置していた。Nikon L23では16GBのSDカードを入れていたが、これが半分ほどデータが埋まると、Windows7上のフォトギャラリーでデータを吸い上げるのに、半端なく時間がかかるようになった。それならSDカード内のデータを削除しながら使うので、それほど大容量のSDカードも必要ないので、放置してあるEye-Fiの4GBでも事足りるなぁということで、再び使ってみることにした。

さて、その間アクセスポイントも新調して暗号化キーも設定したのでどう反映させるのかなぁと思い、まずはEye-Fi本家にということで。そこで設定をするにはEye-fi Centerをダウンロードとあるので、これをダウンロードして実行。インストール後に、Eye-Fi Centerを起動して、メニューでファイル→設定→Eye-Fi Cardで、Eye-Fi Centerセットアップガイドに従ってプライベートネットワークを設定。削除のリストから古いWi-Fiネットワークを選択して削除し、追加で新しいWi-Fiネットワークを選択肢て追加するのだが、後者の認識があまりよくないみたいで、ちょっと手間どる。

とりあえず設定はできて、Canon A720ISからは新しいアクセスポイントでデータを送信できるようになった。さて、Nikon L23はどうかというと、カメラとの互換性ではEye-Fi X2 Mobiでは○が付いているけど、備考のところではノーマーク。Eye-Fi連動機能とかは使えないらしい。Nikon L23に入れてみたところ、嵐が去った空の画像はちゃんとPCにアップロードされた。なんか電池の残量がすぐ減るような気がするけど、乾電池式だからとりあえずは困らないか。

2014-03-29 春満開の土曜日

大宮の町並みをマッピング

[]はじめての大宮マッピングパーティ

前日の深酒が全然抜けなくて、大宮のコワーキングスペース7Fに11時集合だったけれど、1本電車に乗り遅れて15分ばかり遅刻。すでに主催の古田さんがOpenStreetMapとマッピングの説明が始まっていて、空いている席に着くもいちばん前なので居心地が悪い。ここでマッピングに必要なデジカメとタブレットを忘れたことに気づき、さらに落ち込む。久々のマッピングだというのに、何をやっているんだろう。

1時間ほどの座学の後に、大宮の街をマッピングしながら氷川神社へ。途中でイタリア料理のKANEYA食堂で昼食。ビールを飲みたかったけれど、昨日のものがまだ残っているのでお昼は我慢。ここのパスタがもちもちした食感で、いままで食べた中でいちばん美味しいと感じるくらいのもの。こんなところでこんな体験ができるとは思わなかった。テラス座席限定飲み放題 3,000円というものもあるので、大宮に行ったときにはまた食べたい。

f:id:hatochan:20140330164537p:image:w320:left氷川神社から大宮公園へ歩いて、それから自由時間で園内を散策。こうなるとマッピングの神様が降りてきてひたすら歩く。1時間の自由時間でギリギリまで歩きまわって、最後の15分は小走り。ものすごい疲れたけど、これで大宮公園を充実させることができる。再びコワーキングスペース7Fに戻り、GPSロガー Holux m-241からデータを吸い出そうとするけど、デバイスを認識してくれなくてそれができない。Windows7用ドライブとユーティリティをHoluxからダウンロードしてインストールしてもダメで、何度かケーブルを抜き差しして認識してくれた。あまりに使っていないので、USB端子の接触が悪くなったようだ。ここでタイムアップなので、続きは家に帰ってからかな。やはりときどきはマッピングをしていないと腕が鈍るなぁと反省。

とりあえず氷川神社と大宮公園を中心に、自分のGPXファイルをベースにJOSMで描いてみた。周辺に高い建物はないが、木々がGPS衛星からの電波を掴むのを邪魔しているようで、かなり軌跡は乱れている。基準となる園内の道路は描いたので、これを修正するのと歩道を追加してけば、大宮公園もいい感じになるだろう。同じものがいくつか入っているのは、今回のマッピングパーティで同時に入力したからか、スマートフォンやタブレットでポイントの入力が簡単になったため、マッピングパーティをするときには、データが重ならないような仕組みが必要かも。

打ち上げは、酒蔵 力(RIKI)がいっぱいだったために磯丸水産 大宮南銀座通り店に。メニューがなんか見たことあるなぁと思ったら、静岡で昼飲みした大庄水産と同じ系列のよう。同じものを頼んだけれど、けっこう高めで失敗。そう、ここは埼玉なのだった。

2014-03-28 暖かな春がお出迎えの金曜日

気楽に聞けるカーネル読書会

[]祝 復活カーネル読書会に参加してみた

長らく開店休業状態だったカーネル読書会が、遂に復活。YLUGのカーネル読書会は、技術的に高度なので敷居が高いんだけど今日は復活祭だから行かねばと、定時に退社して会場のビットアイルへ向かう。地図を印刷していったにも関わらず、天王洲アイルからビルに辿りつけない。迷いに迷ってビットアイルに着いたと思ったら、ここはオフィスで会場は別のところという。ラッキーなことに、退社する社員の方に送ってもらった。この方が松原智恵子をモダンにした感じで「惚れてまうやろ」と呟きたくなる。なんで「お礼に今度食事でも」とダメ元でも言えないのかと、チキンな自分を恨む。

ちょっと開始時間を過ぎていて、なるちゃん(小笠原さん)のOpen Printingの話の途中から参加。ビール片手(しかもPremium Moltsだ)に、気軽に聞けていい感じ。自分が敷居をあげていただけなのかなぁ。メニューは以下のとおりで、金曜の夜にはちょうどいい。

  1. Open Printing(小笠原徳彦)
  2. 昔のLinuxの話(小山裕司@産業技術大学院大学)
  3. Workqueueの話(吉田茂@Miracle Linux)

なるちゃんの「Open Printing」資料は英語だったけど、日本語で説明。よさんが楽天だらか英語かと思ったけど、そんなことはなくて安心。セブンイレブンのネットプリントのサービスなどどこでも印刷できる環境が整ってきたことから、プリンタ自体がPDFを読めるようになり、これまでのプリンタ毎のドライバをインストールというようなことがなくなりつつあるらしい。英語の資料で日本語で話すっていうのもありだなぁと、いつか挑戦してみたい。

小山さんの「昔のLinuxの話」は、おじさんたちには懐かしいものばかりで、あるあるネタの宝庫。ちょっと前のように感じるけど、20年以上前のことで時間が経つのが早いこと。少年老い易く学成り難しという言葉を、身を持って知ることになるとは。Yggdrasil Linuxはなくなったけど、デモの完成度の高さは今でも通用するものでもう一度見てみたい。CD-ROMはあるんだけど、動かせる環境がないのが惜しい。

吉田さんの「Workqueueの話」はカーネル読書会のど真ん中で、やっぱり難しい。こういう話が分かるようになりたいということで、素人が最初にカーネルを読むとしたらどのあたりかを聞いた。スケジュールまわりからだそうで、もう一度挑戦してみようかなぁ。早く挑戦しないと、カーネルが日々膨張しているので大変かも。

会が引けてから大井町あたりで飲んだのだが、途中から例によって記憶レス。明日はマッピングパーティだというのに、大丈夫なのかなぁ(大丈夫じゃなかった...)。

2014-03-22 静岡も超花冷えな土曜日

OSC浜名湖に参加した小江戸らぐ一同

[]八百徳本店の櫃まぶしf:id:hatochan:20140322121218j:image:w150:right

10年以上前に浜松に来たときに楽しみにしていたのが、ガイドブックに載っていた八百徳本店の櫃まぶし(八百徳は「櫃まぶし」ではなく「お櫃鰻茶漬け」とあるけど)、本店に行ってみると「定休日」とつれない立て札があり、嫌な予感がしつつも南口店に行っているとやっぱり的中。八百徳は全店で月曜定休日の鰻屋さんだった。そのときはランキングなどをつけるようなものはなかったけれど、食べログなどは上位に入っているので美味しいんだろうなぁと、リベンジするのを楽しみにしていて、会場に向かう道でもしっかり本店の場所を確認。

昼前に小江戸らぐのメンバを誘って八百徳本店に。お店の前にあるメニューでちょっとビビる。本命の櫃まぶしが3,050円、ノーマークのうな重でも2,950円、その他は推して知るべし。普段の昼飯何日分だろうと小市民的発想で躊躇するも、飲んだらそれぐらいいっちゃうでしょの言葉に押されて店内へ。僕は櫃まぶしで、他の方々はうな重をオーダー。出てきたものは100円以上の価値の違い。

食べ方は、最初からお茶漬けという人もいるけど、ここはオーソドックスに次のパターンで:

  1. 最初は、お茶碗にうなぎをよせてそのまま
  2. 次に、またうなぎをお茶碗によせ、薬味とわさびを適当につけ
  3. 最後は、よせたうなぎをお茶漬けにし、薬味とわさびは好みで

わさびをたっぷり入れたので、最後のお茶漬けはむせながら。最初からお茶漬けの人もいるから、わさびは多めにあることに気づくべきだった。お櫃にはお茶碗に3倍以上入っているので、最初のときに多めに食べておかないとお茶漬けのときにちょっと溢れる。美味しくて一気にお櫃すべてをインストールして腹一杯になり、午後は眠くていつものように落ちてしまった...。

2014-03-20 冷たい雨にフラれた木曜日

日本語化したPorteus-LXDE-3.0

[]Porteus3.0の日本語化

Porteus3.0を日本語化するにあたり、日本語化のために必要なものは以下のとおり。これを簡単に生成してくれるのが、gtk-language-section-toolなんだけど、昨日の時点で回避できたよと報告したら、早速 gtk-language-section-toolそのもののバグを修正してくれた。これが、バグと回避の報告をした人(僕)が日本人、バグを修正した人がスペイン人。それを次バージョンで反映するとコミットしたのがブラジル人と、なんともワールドワイドな対応となってけど、みんないつ寝ているんだろう。

  • システムの日本語設定
  • 日本語入力システムのインストール
  • デスクトップ環境の日本語化
  • アプリケーションの日本語化

とりあえず生成したファイルを、Porteus3.0のisoイメージを展開してデスクトップ環境を /porteus/baseに、その他のファイルは /porteus/modulesに配置して、/porteus/make_iso.sh で Porteus3.0-ja の isoイメージを生成する。Porteusが起動する際には、base、modules、optional、rootcopyの順に読んでいく。日本語環境は、オリジナルの英語環境を上書きするような形にすることで、日本語化されたようになるけど、実のところはまだまだ不具合が...。

/porteus/base
000-kernel.xzm                              Porteus本家 kernel
001-core.xzm                                Porteus本家 core
002-xorg.xzm                                Porteus本家 X window system
003-lxde.xzm                                Porteus本家デスクトップ環境 LXDE
003-lxde_locales.xzm                        日本語デスクトップ環境 LXDE
04-firefox.xzm                              Porteus本家ブラウザ Firefox
/porteus/modules
IPAfont-0308-noarch-1_Ahau.xzm              IPAフォント
locales-ja_JP.utf-8-i486-1prt.xzm           日本語化システム環境
sazanami-fonts-ttf-20040629-noarch-1.xzm    Sazanamiフォント
scim-1.4.14+extras-i486-1Ahau.xzm           日本語入力システム Scim + Anthy

とりあえずは日本語表示されて、日本語入力もできて実用に足るレベルまでには仕上げた。でも、通常の仕様に耐えるかというと、足りないものがあってこのままじゃ Porteus-ja としてはリリースできない。残りは、小江戸らぐ合宿でやることにする。でも、OSC浜名湖で配布するのに間に合うのかなぁ。

2014-03-19 桜の蕾が膨らむ音が聞こえてくる水曜日

ja_JP選択するgtk-language-selection-

[]gtk-language-selection-toolのバグ回避

Porteus3.0の日本語化の前に大きく立ちはだかる言語設定用ツール gtk-language-selection-tool の不具合。なぜ、System encoding の Choose a system language でプルダウンメニューが選択できないのか、自分の無力さを感じながらも、少しずつ縦でも横でももがき続けてみる。自分の強さって"しつこい"ことなんだなぁとあらためて実感するけど、女の子には嫌われちゃうね。ということで、無理やり glibc-2.17 と glibc-i18n-2.17 をインストールしてから、とりあえずコンソールから実行してみると、次のものが表示される。自分からは何もしていないけど、自分のモジュールが、/mnt/loop 以下にマウントされるらしい。

 #################################
 Your module has been mounted at:
/mnt/loop

 You can unmount it by typing uloop

 Here is a list of the files:

Final module will be placed at /tmp/language-files

gtk-language-selection-toolはどこにあるのかなぁと確認してみると、/usr/binにある。さすがに読めないよなぁとダメ元で表示させてみると、なんと読めるじゃない! "Choose a system language"で検索してみると、次の部分が表示された。"ls /mnt/loop/usr/$lib/locale | grep utf8 | cut -d. -fi"という実行文が、けっこう怪しい。先ほどのモジュールをマウントした /mnt/loop 以下を読んで処理をしている。

      <label>"Choose a system language"</label>
    </text>
    <comboboxtext>
      <default>Select a language</default>
      <variable>enc</variable>
      <input>ls /mnt/loop/usr/$lib/locale | grep utf8 | cut -d. -fi</input>
    </comboboxtext>

もしやと思い、/mnt/loopを確認してみると空っぽ。やっぱり...。ということで、コンソールで次のようにして、gtk-language-selection-tool を実行することができた。バグを解決するところまでは行かなかったけど、回避できたのでとりあえずok。やっと日本語環境のためのファイルを構築できたけど、isoイメージはまだまだ。本当にOSC浜名湖までに間に合うのかな。

$ su -
# cd /mnt/loop
# mkdir -p usr/lib/locale
# cd usr/lib/locale
# cp -p /usr/lib/locale/* .
# gtk-language-selection-tool

2014-03-18 春一番にこの思いをあの人の元へと水曜日

gtk-language-selection-tool

[]Porteus Language Selection Toolが動かずピンチ

Porteus3.0をベースにPorteus-ja-plusを作ろうとしているが、最初から大きな壁が。Porteusは、アップデート、インストール、システム設定などを集中的にPorteus Setting Centreでやれるが、その中に言語設定としてPorteus Language Selectionという実際はgtk-language-selection-toolというつーるがある。システムのエンコーディング(言語)の設定、LibreOfficeのローカル言語パックの生成、その他のアプリケーションのローカル言語ファイルの生成、ローカルキーボードの設定、フォントのダウンロード、アジア系ローカル言語の入力システムのダウンロードをしてくれる。最初に、システムのエンコーディングの設定をすれば、その言語に合わせて以下のものをやってくれるのだが、そのエンコーディングの設定のプルダウンメニューが選択できない。これができなければ、後の作業は全てキャンセルされる。OSC浜名湖の準備まで、あと2日しかないのにピンチ。

とりあえずは、Porteusのフォーラムに"gtk-language-selection-tool doesn’t work”と以下のバグ報告をしてみる。稚拙な英語で理解してくれるか心配だけど、いま4人が閲覧してくれた。アイルランドは今頃何時なんだろうなぁと思っていたら、早速レスポンスがあってちょっと気分があがってきた。

gtk-language-selection-tool doesn't work
Postby hatochan » 18 Mar 2014, 22:36

Hi guys,

I try to choose Japanese language on gtk-language-selection-tool.
But I cannot choose a system language of system encoding.
Its pull-down menu is light color and may not work.

Porteus version is 3.0-i486.
I try to do it on all desktop environment; KDE4, LXDE, MATE, RazorQT nad XFCE.
It is same situation both of Graphic mode and Always Fresh.
My environment is VirtualBox 4.3.8 r92456 on Ubuntu 13.10 Japanese edition.

Please give me any idea to solve this situation.
hatochan
 
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2014-03-17 水温む月曜日

Slackware14.1

[]Slackware14.1アップグレード

VirtualBoxを導入して以来、ディストリビューションのアップグレードをサボるようになったのは、失敗してもいつでもカバーできるという安心感からからか。でもいつでもできるというのと、しないというのは雲泥の差(というのは分かっているんだけど)。現存する最古のディストリビューションのSlackwareが、ここのところ1年に1回が恒例になりつつあるメジャーなアップグレードをしてSlackware14.1になったのは昨年の11月。以前のSlackware14.0だったから、メジャーではなくマイナーだったので4ヶ月ほど放置プレー。今回は、先週にアップグレードされたPorteus3.0をベースに、Porteus-ja-plusとしてOSC浜名湖で配布するライブDVDを開発するので、重い腰をあげてアップグレード。ディストロのシーラーカンスだけあって、最新のCD/DVDから起動してアップグレードをクリックなんて簡単ではなく、あくまで手作業。

簡単な手順は、Slackware14.1のインストールDVDに収録されているUPGRADE.TXTで説明されていて、以下のとおりやればうまくいくはず。ここで、/rootとあるのはSlackware14.1のインストールCD/DVDをマウントしたところ、つまり/mnt/cdromにマウントしたら、/rootは/mnt/cdromのこと。

  1. シングルユーザモードに移行
  2.     telinit 1
    
  3. glibcシェアライブラリをアップグレード
  4.     upgradepkg /root/slackware/a/glibc-solibs-*.t?z
    
  5. パッケージユーティリティと関連ツールをアップグレード
  6.     upgradepkg /root/slackware/a/pkgtools-*.tgz
        upgradepkg /root/slackware/a/tar-*.tgz
        upgradepkg /root/slackware/a/xz-*.tgz
        upgradepkg /root/slackware/a/findutils-*.txz
    
  7. 新しいパッケージを含めてすべてをアップグレード
  8.     upgradepkg --install-new /root/slackware/*/*.t?z
    
    次のシェルスクリプトをupgradepkg.shとして作成して、/root/で実行すると楽
        #!/bin/sh
        for dir in a ap d e f k kde l n t tcl x xap xfce y ; do
          ( cd $dir ; upgradepkg --install-new *.t?z )
        done
    
  9. /var/log/packagesを次のコマンドで確認して不要なパッケージをremovepkgで削除
  10.     ls -lt | less
    
    removepkgで次のパッケージは確実に削除
        removepkg Terminal aumix kdegames kdemultimedia ksecrets mysql \
          printer-applet quanta rexima scim-bridge xxgdb
    
  11. /etcにある設定ファイルを次のシェルスクリプトをupgradfg.shとして作成して実行
  12.      #!/bin/sh
         cd /etc
         find . -name "*.new" | while read configfile ; do
           if [ ! "$configfile" = "./rc.d/rc.inet1.conf.new" \
             -a ! "$configfile" = "./rc.d/rc.local.new" \
             -a ! "$configfile" = "./group.new" \
             -a ! "$configfile" = "./passwd.new" \
             -a ! "$configfile" = "./shadow.new" ]; then
             cp -a $(echo $configfile | rev | cut -f 2- -d . | rev) \
               $(echo $configfile | rev | cut -f 2- -d . | rev).bak 2> /dev/null
             mv $configfile $(echo $configfile | rev | cut -f 2- -d . | rev)
           fi
         done
    
    あわせて以下のファイルも確認
        /usr/lib*/man.conf.new
        /usr/share/vim/vimrc.new
    
  13. slackware/kdeiに日本語ローカルファイルがあるので、これをアップグレード
  14.     upgradepkg --install-new *-ja-*t?z
    
  15. 重要! プラットフォームに合わせてinitrdを生成
  16. 64 bitまたは32 bitシングルプロセッサの場合
        /usr/share/mkinitrd/mkinitrd_command_generator.sh -k 3.10.17 | bash
    
    32 bitマルチプロセッサ(SMP)の場合
        /usr/share/mkinitrd/mkinitrd_command_generator.sh -k 3.10.17-smp | bash
    
    ブートローダがLILOのときに更新
        lilo
    
  17. マルチユーザモードに戻す
        telinit 3
    
  18. 再起動

これだけなんだけど、日本語環境が書き換えられているので/etc/profile.dにあるlang.sh.bakを元に戻す

    cd /etc/profile.d
    mv lang.sh lang.sh.new
    mv lang.sh.bak lang.sh

日本語キーボードのキーアサインが英語キーボードのままならば、次のコマンドを実行

    setxkbmap -model jp106 -layout jp

あとはお好みで設定を変更 (^^ゞ 僕は梅フォントで表示をさらに見やすくして、いよいよPorteus-ja-plusの開発に!!(今週末に間に合うのか...)

気になったのは、KDEのオフィーススィートのCalligra Suiteの最新版2.7.4が収録されているんだけど、/kdeiにはその日本語ローカルファイルがない。Slackware14.0のときもそうだったので、とらえず古い日本語ローカルファイルの2.4.3版を使って、一部は英語のままで目をつぶっている。Webで探してみても、2.5.4という版はあるみたいだけど最新版はない。Gnome-Officeで開発されているプレゼンツールEaseも、当初から日本語ローカルファイルがない。LibreOfficeは、頑張って日本語チームが翻訳しているから充実しているけど、他のオフィスってLibreOfficeがあるから需要ないのかな。オルタネーティブを大切にしてきた文化が、ここにきて変わってきたように感じるのは気のせいだろうか。

2014-03-13 暴風雨で濡れネズミの木曜日

Porteus 3.0 XFCE

[]Porteus 3.0の解析

今回のPorteus 3.0もデスクトップ環境が、KDE4、LXDE、MATE、RazorQT、XFCEと5つ用意されている。ダウンロードのページでは選択してisoイメージを生成するようになっていたが、サイト内のディレクトリでは標準的なisoイメージが5つあったので、とりあえず5つのイメージをダウンロードしてみた。気になるのは、各デスクトップ環境でどれくらいの起動時間か。isoイメージの大きさ(容量)の関係もあるかもしれないが、軽快と言われるデスクトップ環境が小さいというわけではないみたい。とりあえずVirtulBox環境を手で起動時間を測ってみた。

デスクトップ環境容量(MB)起動時間(sec)
KDE420624.7(45.4)
LXDE15917.8
MATE20321.2
RazorQT21021.4
XFCE16518.9

KDE4の()は、画面上のアクションから起動サウンドが終了するまでの時間。その他は、画面上のアクションが終了した時間。手での計測なので小数点1桁はほとんど意味がないけど、まぁ参考まで。KDE4はリッチなデスクトップ環境なので、まぁこれぐらいかなと思うけど、他の4つはほぼ大差ない。RazorQtは、KDE4と同じQtライブラリを使っているものの、軽快をウリにしているはずなんだけど起動時間がそれほど短くないのは意外。これがライブCDとして起動すると、いずれも60秒以上かかるのが頭の痛いところ。

Porteus 3.0のディレクトリ構造も調べてみた。以前のものとほとんど変わっていない。Windowsのインストール用実行ファイルは、以前からあったかなぁ。baseディレクトリにある、003-lxde.xzm や 04-firefox.xzm あたりをmodulesまたはoptional以下に移して、cheatcodeを利用して起動できるデスクトップ環境やアプリケーションをコントロールしてあげると、1つのisoイメージに収録することができるかもしれない。週末に試してみよう。

$ sudo mount -t iso9660 -o ro Downloads/Porteus-LXDE-v3.0-i486.iso /mnt/loop
$ tree /mnt/loop
/mnt/loop
|-- USB_INSTALLATION.txt
|-- boot
|   |-- Porteus-installer-for-Linux.com
|   |-- Porteus-installer-for-Windows.exe
|   |-- docs
|   |   |-- GNU_GPL
|   |   |-- License.txt
|   |   |-- cheatcodes.txt
|   |   |-- install.txt
|   |   |-- requirements.txt
|   |-- syslinux
|       |-- chain.c32
|       |-- extlinux.conf
|       |-- initrd.xz
|       |-- isolinux.bin
|       |-- isolinux.boot
|       |-- isolinux.cfg
|       |-- lilo.conf
|       |-- plpbt
|       |-- porteus.cfg
|       |-- porteus.png
|       |-- syslinux.cfg
|       |-- vesamenu.c32
|       |-- vmlinuz
|-- porteus
    |-- base
    |   |-- 000-kernel.xzm
    |   |-- 001-core.xzm
    |   |-- 002-xorg.xzm
    |   |-- 003-lxde.xzm
    |   |-- 04-firefox.xzm
    |-- make_iso.sh
    |-- modules
    |-- optional
    |-- porteus-v3.0-i486.sgn
    |-- rootcopy