はやぶさまとめニュース RSSフィード

2009-11-24

書きかけですがとりあえず公開.推敲してないので変なところあったらすいません.続きは後で書きます.連休中に終わらせるはずが,まだまだ先は長い…orz.11/25 追記:少しずつ加筆訂正しています.

11/27 追記:今日も少しずつ加筆訂正しています.

11/29 追記:とりあえずこの日の分は書き上げました.本当はもっと取り上げたいニュースがたくさんあったのですが,かなり捨ててしまいました.ただ,実は推敲がまだなので今後多少リライトがあるかも知れません.さらに追記:動画紹介忘れてました….後で書く.

どうも,はやぶさまとめ管理人です.管理人が 8 ヵ月も更新をほったらかしている間に,はやぶさは「真田運用」(笑) で絶対絶命の危機を乗り越え,かぐやはついに月に帰り,HTV はそのミッションを完璧に遂行し,PLANET-C は「あかつき」と命名され…なんだかもう完全に時代から取り残された管理人ですが,今を逃すと次いつ更新できるか不明なので,3 連休丸潰しで 2ch,ニコニコ,巡回ブログをチェックしまして死にそうですwww.とはいえ,何しろ 8 ヵ月分なのでかなりはしょった記事しか書けません.すいません…はやぶさに関しては数多くの優良ブログさんが迅速丁寧な解説をされているので,ぜひそちらもご参照ください.こっちはもうニュースでも何でもないんですが,閉鎖しないのはなんというか…帰還までの意地ですね.運用チームのある限り,管理人ははやぶさと宇宙研を応援します.

はやぶさ,イオンエンジン D が劣化し停止するも,A と B のニコイチ運用で帰還運用を再開

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! という気分ですがwwww,11/4 にはやぶさのイオンエンジン D の中和器が劣化して電圧が急上昇し,自動停止していることが確認されました.

劣化や動作不安定などの理由で、動かしていなかったエンジン2台についても再起動を試みたが、動かなかったという。

 現在、はやぶさは地球から約1億6000万キロ・メートル離れた場所を進んでいるが、残るエンジン1台だけでは、スピードが不足するため、うまく地球に帰還できない。

スラスタCは稼働するものの、こちらも中和器の電圧は高い傾向にある。

つまり,

ということですね….なお,各スラスタの設計寿命は 14,000 時間です.

そもそも稼動可能な C,D の推力が 5mN まで落ちており,地球帰還のために 2 台運転をしていたようなのですが,D が止まってしまうと必要な推力が足りず,2010 年 6 月の帰還が危ぶまれていました.あの松浦さんでさえ,「最後」を覚悟したようです.

 ただし、――私の感触なのだけれども――これは本当に“最後”を覚悟しておいたほうがいいのかも知れない。

はやぶさスレでは,「今週のはやぶさ君」の 11/5 分の冒頭にいつもの「今日も、はやぶさ君は地球に向かって順調に航海を続けています。」というようなお決まりの一文がなかったことで,プレスリリース前に「これは何かあったのではないか」という危惧が取り沙汰されていました.はやぶさスレの危機察知能力も空恐ろしいものがありますが….おまいらは IGS か.

「今週のはやぶさ君」の

それでも、何とか、良い方法を見つけようとがんばっています。

という中の人の言葉を信じ,isana さんの

いま「はやぶさ」は、天球上のかに座のあたり、火星のすぐそばにいます。

Twitter / lizard_isana: いま「はやぶさ」??

という言葉を頼りに火星の方角に思いを馳せ,何やら裏技や記者会見の予感があるらしいという噂に一縷の望みを託しながら,粛々と待っていたところ…

とんでもない朗報が来ました!

スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました。

なななんですか,このロバスト過ぎるニコイチ運用は.別々のスラスタの中和器とイオン源を組み合わせるなんて,そんなことができるのか.という感じですが.

プレスリリースに先立って記者会見が行われましたが,大塚実さんが一言一句を tsuda ってくださり,twitter 上は大変な祭り状態に.

帰還を続行します

Twitter / ots_min: 帰還を続行します

続いて松浦さんも記者会見のレポをブログにアップ.

毎日 こういったトラブルを想定して回路を積んだのか。

國中 そうだ。

川口 帰還に必要なデルタVは2200m/s。すでに2000m/sは達成。残るは200数十m/s。現状では2010年6月の帰還は可能。しかしさらなるトラブルが起きると2013年帰還となる可能性もある。

國中 はやぶさは、設計時の重量制限が厳しかった。色々考えた末にダイオードひとつを追加するだけで今回のような運転が可能な電源回路を組んで搭載した。

朝日 スラスターと中和器の位置がノミナルと変わるわけだが、推力方向が変化してしまうことはないのか。

國中 実際そういう現象も観測されている。ただし推力ベクトルの角度のずれは1°以内で、イオンエンジンの首を振るジンバルで修正可能な量。ビームのよれがおきるという現象は、宇宙プラズマ物理にとっても貴重な知見である。

國中 この11月から臼田局は改修工事を行う予定だったが、今回の事故を受けて、工事の開始を一週間遅らせてもらった。現在は臼田の工事が始まったために、鹿児島内之浦の34mアンテナで通信しているがこれだと臼田に比べてビットレートが1/4になる。ぎりぎりで臼田が使えて幸運だった。

川口 Cは推力がないので、それほど加速できない。例えば来月にでAとBによる現状の運転が不調になると2013年になるだろう。しかし不調になるのが来年2月3月ならCだけで6月に間に合うだろう。年内に再度故障が起きたら2010年帰還はアウトと思ってもらいたい。

川口 エンジン停止の時は「来るものが来た、これはもう2013年帰還か」と思った。

國中 電力収支が厳しかったので、100W近くの電力を消費する通信機をいったんとめてAとBを運転、データを記録して通信を復帰してから送信するというやりかたで、動作試験を行った。通信復帰の途端に、はやぶさからの電波のドップラーシフトが不連続にジャンプしたので、「これは動いたぞ」と思った。

不明 ホイールがダメになったらもうギブアップか。

川口 その場合も方策は考えているがかなり致命的だと思う。

大塚実さんも Robot Watch に詳細なレポを掲載.プレゼン資料もあり,これによると現在の組み合わせ以外にもさらにまだ稼動可能な組み合わせが存在している模様です.

この方法の問題として、消費する推進剤と電力がともに2倍となってしまうが、推進剤の残りは十分あり、電力も太陽に近づいているので問題ないとのこと。またイオン源と中和器が本来よりも離れているため、イオンビームがわずかに偏るという問題も起きているが、±5度の角度で動作できるジンバルによって修正可能なレベルだという。

マイコミジャーナルも詳しいですね.

「当初スラスタBとDの組み合わせて試験を行い、失敗した」

「すでにスラスタA+Bで計算上の必要推力を達成しており、スラスタCの運用については今のところ考えておらず、バックアップに回す予定」(川口氏)

はやぶさ映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」の上坂さんのブログ.映画の CG の図解で見ると,位置関係がよくわかりますね.A の中和器と B のイオン源は意外に遠い.

いや,もう,ほんと,どこまで秘策があるのかという感じですが,運用チームの皆様,本当にお疲れ様です.特にイオンエンジンのチームの皆様,もうこれは技術者の鑑ですね.すばらしいニュースをありがとうございます.

詳しい解説を書かれたページも続々登場.特に以下の 2 つはさすが,いつもながら秀逸です.

これを受けた 2ch の盛り上がりは尋常じゃありません.あちこちでスレが乱立した上,ニュー速+ではなんと 9 スレ目という科学ニュースではありえない数字に突入.スレ立て 4 日目の制限によって 9 スレで終わりましたが,まだまだ関連スレでは熱い発言が続いています.タッチダウンの時でさえ,3 スレ目までしか行かなかった (実況スレは 10 スレ行きましたが,実況だからありえる話です.今回はただの「ニュース速報」に過ぎません) ことを考えると,これがどんなに異常な事態かわかるでしょう (キャプφさん,いつもながら迅速な捕捉どうもです).

816 名無しのひみつ [sage] Date:2009/11/23(月) 22:15:42 ID:Pr5DWSjU Be:

>>813 ↓こうですか

なんということでしょう

匠はイオンエンジンBのイオン源とイオンエンジンAの中和器とで

エンジンを起動させたのです!

吹いたwwwwwww

さらに,ニコニコ動画でも関連動画が数多く投稿されましたが (詳細は一覧参照),なかでも

はなんと 20 万再生をとっくに超え,投稿以来「科学」カテゴリで 1 位を独走というとんでもない状況です (ちなみにここのところ,1〜3 位をはやぶさ動画が独占しています).この動画,突っ込みどころも多少あるのですがw,それにしても熱い! 熱すぎる! この「真田運用」に関しては稿を改めます.

はやぶさまとめ Wiki も,イオンエンジン停止時には普段の 10 倍,復活時には 100 倍くらいのアクセスが来ていました.2ch といい,ニコニコといい (見てる所が偏ってますがww),タッチダウンの時もかくやのこの盛り上がり,今回の件ではじめてはやぶさを知ったという人もかなりいるようです.4 年前は宇宙オタの熱狂にとどまっていたのに対し,明らかに祭りの参加者の裾野が広がっている気がしますね.恐らく「かぐや」や HTV の大成功,宇宙飛行士長期滞在に加え,世界宇宙年や日食などで,確実に宇宙や日本の宇宙開発に対する認識が上がってきているのだろうと思いたいところです.

もちろん今回のニュースは海外でも広まっています.いくつかのメディアが報じているほか,米国惑星協会の Emily さんもいち早く報道してくれています.

Have a spacecraft in trouble? Talk to JAXA! Hayabusa's engineers have saved the mission yet again!

Twitter / elakdawalla: Have a spacecraft in troub

懐かしの JSPACE でも松浦さんの記者会見レポの翻訳が今回も始まろうとしていますよ.

うーん,isana さんの発言が心に響きますね.

お忘れかもしれませんが、現在はやぶさは姿勢制御用のスラスターが全滅、3つあるリアクションホイールのうち2機が故障という状態。太陽光圧と燃料のキセノンガスの生噴射で姿勢制御をするという超絶技巧運用の真っ最中です。

Twitter / lizard_isana: お忘れかもしれま??

今回これに加えて、不具合を起こしたエンジンをニコイチにして運用する、という裏ワザが飛び出しました、って簡単そうですが、今はやぶさがいるのは裏の駐車場じゃありません、火星のそばです。とんでもないことをやってるんです。あのチームの人たちは。

Twitter / isana: 今回これに加えて、不具合を起こしたエンジンをニコイチ ...

それにしても,これまでにもはやぶさ祭りは何度かありましたが,今回ほど twitter の有効性を思い知ったことはありません.というわけで,管理人も twitter のアカウントを取得してみました.ここの更新もままならないのにつぶやいてる暇なんてなさそうなので,専ら他人の発言をフォローするだけになりそうですが….


追記 (2009-11-26):宇宙開発委員会への報告も出ましたね.記者会見で出たらしい図が載っています.

いくつかの新聞でもさらに記事が掲載されています.

はやぶさ「こんなこともあろうかと!」真田運用の数々

追記:すばるさん,しきしまふげんさんのまとめが素晴らしいです.先に読むべきです.

前エントリでも触れましたが,今回の報道ではやぶさの「こんなこともあろうかと!」という技術者の「変態力」(といっても褒め言葉ですよw) の数々が大変な盛り上がりようです.

実際,「こんなこともあろうかと!」な用意周到なエピソードも数多いのですが,他にも想定外の事態にあり合わせの材料で対処してしまうアポロ 13 的な事態も枚挙に暇がなく (むしろこっちのほうが技術者的には燃える?),今回取り上げられていない中にもこの手の超絶運用炸裂のエピソードも多いので,動画を見たけどよくわからなかったという人のためにも,ざっとまとめてみます.

まあ,そもそも「3 億キロ離れた直径たった 500m の小惑星に行って石や砂を拾って帰ってくる」というミッションそのものがとんでもないですが.

RW 1 基目故障→残りの 2 基と化学スラスタで姿勢制御

2005 年 7 月 31 日,イトカワ到着を目前にして突然リアクションホイール (RW) 1 基目が故障.RW は宇宙機の姿勢制御に使うはずみ車で,X,Y,Z の3 方向の制御のために 3 台必要なのですが…化学スラスタ (ガスを噴いて姿勢制御を行う装置) との組み合わせで姿勢制御を達成.まあここまでは想定の範囲ですね….

なお、2005年7月31日に「はやぶさ」探査機は、リアクションホイール(姿勢制御装置)3基のうち1基が故障し、2基による姿勢維持機能に切り替えて飛行中ですが、「はやぶさ」プロジェクトチームは、当初より2基の運用も想定していたので、運用に支障はなく、小惑星近傍での一連の科学観測とサンプル採集は可能であると考えています。

RW 2 基目故障!→残り 1 基と化学スラスタで姿勢制御を敢行

2005 年 10 月 2 日,イトカワに到着して観測を行っている最中,またしても RW 2 基目が故障! この RW はアメリカ Ithaco 社という企業のもので,はやぶさで 2 基,かぐやでも 2 基が故障したという曰くつきの代物なのですが…まあともかく,3 基中 2 基が壊れた時点で,普通は着陸をあきらめるものですが,残りの 1 基と化学スラスタで姿勢制御を敢行.ただしやはり RW に比べて精度は出ないらしく,小型ロボット「ミネルバ」を着地させられなかったのも RW による精密な制御ができなかったからですね….惜しい話です (しかしミネルバそのものはSONY VAIO のカメラを載せるなど民生品満載のわりに完璧に動作して,たった 1 枚はやぶさの写真を撮って送ってきました.健気ですね…).

探査機の小惑星近傍での操縦 (航法、誘導) に関しては代替手段があり、目下の運用には支障はありません。

着陸可能地域が狭すぎる!→NT スペースシステムの技術者が超短期間でソフトウェアを開発

到着したイトカワは当初の予定を裏切り岩だらけで,着陸可能な平らな地域がわずかしかありません.それでも,位置を解析するソフトを直前になってメーカの技術者が超短期間に開発!すげー.

画像からイトカワの特徴点を捉えて位置を解析するソフトを、2時間とか1日でGUI込みで組んでしまう、自分なんかからしたら、それこそ ネ申 な技術者たちがいる、と。

驚いたのは、試行もあわせて5回降下を行ったうち、3回目まではまったく成功の見込みがたたなかったということ。比較的平坦な地面=ミューゼスの海が狭すぎるので誘導が困難だったとのこと。そりゃミネルバ投下も失敗するわ。

ぎりぎりになって解決できたのは、川口PMも到底できるとは思っていなかった障害物を認識しながらの自律誘導を、メーカーの技術者が超短期間に開発したため。すごいぞNTスペースシステム。メーカーの技術者が着陸を可能にしたのね。

燃料が漏洩し,姿勢が乱れて通信状態が悪化!→イオンエンジン用のキセノンガスを生で噴射すれば姿勢制御できる!→急遽ソフト書換え

2 度目のタッチダウン直後に発生した燃料漏洩により,姿勢が大幅に乱れたはやぶさ.2005 年 12 月 3 日にはアンテナの向きが地球からかなりずれ,危険な状態になったため,なんと翌日にイオンエンジンの燃料であるキセノンの生ガスを中和器から直接噴射して姿勢制御に使うという超絶技を繰り出した! イオンエンジンを点火してその噴射を使っているのではありません,燃料そのものを,本来ありえないところから噴射して制御しているのです.しかもたった 1 日でソフトウェアを書換え….

緊急の姿勢制御法として、イオンエンジン運転用のキセノンガスの噴射による姿勢制御法の採用を決め、ただちに運用ソフトウェアの作成を開始しました。12月4日には、このソフトウェアが完成し、実際にキセノンガスの噴射によるスピン速度の変更が試みられ、同機能の動作を確認しました。

的川 歴代の探査機の中でこれだけロバストな探査機はないです。七転び八起きです。プロマネの信念がチームをささえている、と私は思います。

さらに姿勢が乱れ通信途絶!→待っていれば姿勢が安定するように設計してある.はやぶさの方から通信が来る!→1 ヵ月半後に通信来た!

2005 年 12 月 8 日,さらに姿勢が乱れ,ついに通信が途絶….この時ばかりは管理人も最悪の事態を覚悟していました.しかし,こんなこともあろうかと! 回転運動は次第に収束するように設計されており,1 年以内に 60% の確率で通信が復旧すると予想されていました.

「はやぶさ」探査機は、受動的にも安定となるよう設計されており、現在のコーニング運動は、最終的には +Z軸まわりの純スピン運動に収束していきます。

「はやぶさ」の軌道の不確定性を考慮しても、むこう半年から1年間の間は、臼田局のアンテナをイトカワに指向させることで、探査機をビーム幅内に捕捉できるはずで、この間に探査機を見失う可能性はごく少ないものと考えられます。

累積確率が示すように、ほぼ2006年の末までに60% 以上の確率になることがわかります。

そしてついに 1 月 23 日にビーコンを受信! 1 ヵ月半で通信が復旧したのですね.

通信回復したけどコマンドが通りづらい!→探査機の自律機能を駆使して状況を把握,キセノン生ガスで姿勢制御して通信状況を改善

何とかビーコンを受信したのは良いのですが,アンテナが変な向きを向いているようで,このままではいつまた通信途絶するかわかりません.非常に限られた通信回線の中で,運用チームはスピン周期に同期したコマンドの送信を行ったり,「1 ビット通信」と呼ばれる手法を駆使して探査機の状況を把握.さらにまたもキセノン生ガスで姿勢制御.このキセノン生ガスというのもまったくありえない運用ですね.

当初、探査機への指令(コマンド)は非常に通りづらい状況にありましたが、間欠的な指令を繰り返して送出する工夫などを行い、1月26日からは、探査機の自律診断機能が、地上管制センターからの質問に、送信周波数を変えて逐次回答するようになり、探査機の状態が僅かずつながら明らかになってきました。

イオンエンジン駆動用のキセノンガスを用いて太陽方向(地球方向に近い)への姿勢変更制御を実施することにしました。2月6日には地上からの新たな姿勢制御プログラムの書き込みを行い、1日に2度ほどの速さで太陽方向に探査機のアンテナ方向を向かせるべく姿勢変更の運用を行ってきました。

週刊ポスト 喜びの声を聞きたいです。1月23日のビーコン取得と、テレメが取れたという時。

川口 信じられなかった。予想よりもずっと強い電波で入感してきたから。運用担当者も「本当かどうか分からないので、地上のアンテナを振って、本当にはやぶさの方向から来ている電波なのか確認してみた」と報告してきた。当日は半信半疑、翌日再度確認して、電子メール交換で全員歓喜した。スピン速度は 1周50秒から1分程度で、電波の強弱がこの周期が起こる。1分のうち20秒だけコマンドを受けてくれるという状況だった。その20秒に、うまくコマンドが到達するように地上側で工夫した。

少しでも条件の良いスピン位相の中でアップリンクをスイープしてコマンドを送信するということを実現するよう、地上系ソフトに変更を行い、これにより通信回復を成功させた。また、通信回復直後はテレメトリが復調できないため、DHUの汎用自律化を駆使して、探査機の情報を入手した。

カプセル蓋閉めに電力が要るが,バッテリは過放電して爆発の危険→バイパス回路がバッテリの一部を生かしておいてくれた.これを使って再充電だ!

イトカワのサンプルを封入したカプセルの蓋を閉めるには電力が必要です.しかし通信途絶の間にはやぶさのバッテリはほとんど瀕死の状態になっており,充電すると危険な状態になる可能性がありました.

しかし! 運用チームは瀕死のバッテリのバイパス回路に流れるわずかな電流を見逃しませんでした.

動画では「古川電工のおっちゃん」とありますが,古河電池,NT スペースと JAXA 曽根さんのアイディアの結晶ですね (以下の ISAS メールマガジン「宇宙の電池屋」参照).

プレスリリースも非常に詳しいのですが,

バイパス回路を意図的に動作状態にすることにより、バイパス回路からの微弱な供給電流を活用して健常なセルを充電できることが分かりました。

読み物としては「宇宙の電池屋」曽根さんの文章は必読!まさにエネルギー充填120%!!

「思い違いをしていないよね。あの子は、いまさら悪さをすることはないでよね。」

「ええ、安全は、安全だと思います。でも、とうとうバッテリは死ぬんですね。」

「はい、よくがんばりました。使命は果たしました。初めてのリチウム電池、古河さんの技術は流石でした。ご協力ありがとうございました。」

 大げさに聞こえるかも知れませんが、目頭が熱くなりながら電話を切りました。

「さすが、リチウム電池ですね。副反応が少ないので、ほんのわずかな電流が電池を充電させていたんだ。」

「バイパス回路をDisableにしたときに、この微小充電電流による電圧のクランプがなくなったから弱っている電池の電圧が明確に顕れたんですね。」

「これ応用したら電池を再充電できるかも。電池を殺さずに残しておくことが可能かも知れないですね。」

「本当に安全なんだな」

「大丈夫だと思います。はやぶさからすれば『通ってきた道』です。はやぶさは通信が途絶していたときに、勝手にバイパス回路をEnableにして7個の電池を生かしておいてくれました。その後に放置した間、時間とともに電池の状態は変わってしまいましたが、これまでの試験の結果から考えると大丈夫だと思います。」

地球帰還開始!でも化学スラスタが全損してるから姿勢制御できない!→残った RW,生キセノン+エンジンジンバルに太陽光圧で姿勢制御だ!

これこそ,有り合わせ運用の真骨頂とでも言うべきでしょうか.RW は 2 基が故障し,イトカワ着陸時に活躍した化学スラスタも通信途絶時に全損…しかし,使えるものはなんでも使う運用チーム,今まで使っていた生キセノン (エンジンジンバルを動かすことで噴射方向の制御も可能) に加え,さらに太陽の光の圧力まで使って姿勢を制御という超絶技巧姿勢制御を編み出した.太陽光圧の利用は,まさに世界でまだ誰も成功していないソーラーセイル技術そのものではないですか.

表面着陸・離陸の過程で複数の故障が発生し、姿勢制御アクチュエータが使えなくってしまいました。そこで復路では、それまで外乱であった回転力を積極的に探査機の姿勢制御や維持に振向けることにしました。

まず、リアクションホィール1台を作動させて、探査機のスピンを止めます。

次に、イオンエンジンの推力方向調節により姿勢制御を行います。イオンエンジンは、±5度傾けることのできる台(ジンバル)に搭載されています。

さてここで大きな問題が立ちはだかります。姿勢制御は、3軸分行わなくては完成されません。リアクションホィール1台とイオンエンジンでは2軸分の制御能力しかなく、推力軸周りに探査機の姿勢を動かすことはできません。冒頭の例に立ち戻ると、手の平の上に乗せた箒をその柄の周りで回転させ、任意の位置で止める荒技といえるものです。そこで登場するのが、太陽光圧力です。

こうして、リアクションホィールによる1軸、イオンエンジンによる1軸、太陽光圧による1軸、合計3軸の姿勢制御が揃います。しかし、太陽光圧力は、はやぶさ探査機の表面反射率に左右されますが、その程度は未知でしたから、実地に経験を積んで「姿勢制御術」を習得しました。

今行っている推進と姿勢制御は、なにも「はやぶさ」の特殊事情に対応するためだけの緊急避難措置ではありません。今後、木星に到達する長距離宇宙船を、日本国単独の技術で達成しなければならないと私は考えています。

その一例が、大型膜面太陽電池をスピン展開し、大面積で太陽光を集め、これを電力に変換し、イオンエンジンをドライブする「ソーラー電力セイル」です。膜面の展開、姿勢維持、スピン速度調整、等には太陽光圧を積極的に利用しなくては成り立ちませんから、その良き練習台(テストベット)なのです。

ほとんどチートと言ってよいウルトラE級の技をひねり出すことで、満身創痍のはやぶさを3軸姿勢制御する方法をチームは確立した。これが2007年の4 月。この手法が実際に使えそうであることを確認し、はやぶさの姿勢制御プログラムをこの超裏技方式に書き換えてから、はやぶさをスピン安定モードにしてこれまで「冬眠飛行」させていた。今回1年4ヶ月ぶりに、冬眠前に練習しておいたこの超裏技を使って姿勢制御を行いながら、イオンエンジンを吹かして地球へ帰る旅を始めますた、というのがあのプレスリリースの一文の意味なのです。光圧を宇宙機の姿勢制御に使うなんて聞いたことねーよ。しかもこういうのをいちいち説明しないところがかっこいい。

この様子 5thstar さんの翻訳によって海外でも知られるところとなり,海外宇宙ファンも大興奮した様子は以下で紹介したとおりです.

イオンエンジン 4 台中 3 台が単独稼動不能!→2 台のイオンエンジンの中和器とイオン源をニコイチで動作だ!そのためにダイオードを仕込んでおいた!

そして今回の真田運用です.もはや多少の裏技では驚かなくなっているはやぶさスレ住人や管理人も,これには唖然….

スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました。

國中 はやぶさは、設計時の重量制限が厳しかった。色々考えた末にダイオードひとつを追加するだけで今回のような運転が可能な電源回路を組んで搭載した。


毎日 こういったトラブルを想定して回路を積んだのか。

國中 そうだ。

なんと,そこまで考えていたのか….

帰還時は本体も大気圏突入の可能性!→最後のご奉公だ!突入データは小惑星衝突予測システム開発に生かされる

もともとの予定では,サンプルの入ったカプセルを地球に投下後は気ままな太陽系ぶらり旅に出るなんていう噂もあったはやぶさですが,化学スラスタなどが使えない今となっては,探査機本体も大気圏突入の可能性が出てきました.しかし,最後までその死を無駄にしないのが運用チーム.なんと,そのデータを将来の小惑星衝突予測システムに役立てるというのです.

システム開発に取り組む宇宙航空研究開発機構は「地球の安全に貢献するためにも無事帰還を」と、新たな役割に期待を込める。

今回の計画は「はやぶさ」の当初のミッションには含まれていなかったが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の科学者たちは最近になって、消滅する運命にある探査機の帰還を最大限に活用することを決断した。

こんな超絶技巧も,はやぶさで一朝一夕で生まれたものではありません.過去の衛星や探査機,なかでも,はやぶさもかくやのトラブルに見舞われながらも火星を目指して飛び続けた探査機「のぞみ」で得られた経験値のなせる技でしょう.予定の増速を得られなかったのぞみが何とか火星に到着できるアクロバティックな軌道を苦労の末に見つけ出したり,ショートした箇所を焼き切るために 1 億 3 千万回の電源オンオフコマンドを実行したり…その経験によって,まさにはやぶさは生かされているのでしょう.「のぞみ」の超絶的な運用を知りたい方は,以下のサイトや松浦さんの著書「恐るべき旅路」がお勧めです.

恐るべき旅路 新版―火星探査機「のぞみ」のたどった12年

恐るべき旅路 新版―火星探査機「のぞみ」のたどった12年

…と真田運用をマンセーしたエントリになってしまいましたが,本当は,こんな無謀な運用がデフォルトになってはいけない.何事もなく平和にミッションができれば一番なんですよね.実際はこんなドラえもんのポケットのように解決策がほいほい出てくるわけではない.追い詰められ,悩み抜いた末に命を削って編み出した方法も多いはずです.すごい!真田運用をもっと見せてくれ!なんて単純に礼賛するようなことは本当は言ってはいけないわけです.

しかし,それでもやはり,今はやぶさという探査機が地球に帰還しようとしていること,その陰には多くのトラブルを乗り越えた技術者たちがいることを知って欲しい,そしてやっぱり真田運用は見ててどうしても燃えてしまうんです.その勢いでこのエントリを書いてしまいました.まあ,イオンエンジン耐久試験をパスするたびに波動エンジンシールを貼っているような方々のことです.きっとわかってくれることと勝手に期待していますw

「今日のはやぶさ」順調に更新

「今日のはやぶさ」は毎月順調に更新されています.

2 月からは「今週のはやぶさ君」で毎週距離,赤緯,赤経が報告されるようになり,データの密度がぐっと上がりましたね.

距離,赤経,赤緯のグラフも更新しました.はやぶさと地球の距離がすごい勢いで近づいています!たった 2 週間で 2,000 万 km も近づきました.

earth

RA

DEC

「今週のはやぶさ君」も時々さらりと重要ネタが挟まっていて目が離せませんね.はやぶさを気遣いながら慎重に慎重を期して細やかな運用をしている様子がよくわかります.

  • 5/7:最後の地球からの距離が大きい時期を通過.
  • 6/11:8bps という細い通信回線でできるだけデータを送るために色々な努力が続けられている.
  • 8/27:8/13 にセーフホールドモードに入っているのが発見される.宇宙放射線などによる一時的なメモリエラーによるもので,すぐに解決できた.イオンエンジンも停止していたが,遠日点付近で点火のための電力が厳しいので,そのまま 9 月下旬までイオンエンジンは点火しないことに.
  • 10/1:「常夜灯の5Wの豆球をつけるかつけないかを真剣に悩むくらい」慎重に電力の制御を行っている.
  • 10/8:イオンエンジン再点火 (9/26).運用が深夜 0 時からに.お疲れ様です….

今回のイオンエンジンニコイチ運用も,遠日点付近でトラブルが起こっていたら電力が足りずにできなかったそうですが,まさに日々の慎重な運用の積み重ねではやぶさは命をつないでいるのでしょう.

はやぶさ全天周映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」さらに上映館を拡大,サントラ販売,講演会も

プラネタリウム用の全天周映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」が,ついに 4/1 より大阪市立科学館で公開となりましたが,続々と上映館が増加してます!

また,映画のサウンドトラックが iTunesStore で 1 曲 150 円で販売されているようです.

10 月にはメイキング講演会もあったようです.

HAYABUSAのDVD化のこと。

実はまだ確定ではないので、なんとも言えないというのが実情なのですが、僕の気持ちとしては、来年はやぶさの帰郷を見届けてから動こうと思っています。昨日お見せしたメイキングビデオなども含め、出せたらいいなと思っています。ご期待ください。

DVD 欲しいですねえ.

毎度ながらすばるさんが詳しいレポを掲載してくださっています.

CGクリエイターは日が当たりません。

たまたま私はこうして皆さんの前でお話ししていますが、(本作の)地球を作った人、

イトカワを作った人などは顔が出ません。

彼らのクリエイティビティがもっと認められる社会になってほしい。

はやぶさをモデルにした探査機が映画「サマーウォーズ」に登場

はやぶさが出た映画は「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」だけではありませんでした.なんと,今夏封切られ,数々の賞を受賞したアニメ映画「サマーウォーズ」に,はやぶさをモデルにした探査機「あらわし」が重要な役どころで登場していました.

サマーウォーズ」は,「時をかける少女」の監督やエヴァンゲリオンのキャラクターデザインの人などを起用したかなり贅沢なスタッフキャストの映画ですが,その映画の中で小惑星「マトガワ」を探査した「あらわし」が地球に帰還する場面があります.しかもそのことがストーリーの大きな鍵となります.いったん周回軌道に入ってから再突入するとか,そもそもネガティブな登場の仕方だとか,突っ込みどころは多いにせよ,はやぶさもどんどん有名になっていくものですね.そして現実の帰還ではこの映画のようなことが起こらないことを祈るばかりです (まあ,物理的にありえませんがw).

ちなみに松浦さんもご指摘のように小惑星「マトガワ」は実在しますが,軌道を見てみるとえらい遠いですね.往復大変そうだなww

秋葉原に「衛星メイド喫茶」期間限定で登場,はやぶさやさきがけのケーキも

7 月,秋葉原のメイド喫茶「シャッツキステ」さんが「http://schatz-kiste.net/gallery.php?detail=35:title=宇宙七衛星物語 パネル展]というイベントを行ったとのことです.

このイベントは,見た目とは裏腹に(?)非常に硬派な内容と非常に評価の高い「現代萌衛星図鑑」発売に合わせたもの.

現代萌衛星図鑑

現代萌衛星図鑑

来年の六月には是非とも「はやぶさ」展やりたいです。機会がありましたらまた、いつか。

おお,めっちゃ期待しています.

はやぶさケーキや,

さきがけケーキもあったらしい.なぜさきがけ…渋い.渋すぎる.そして ISAS 探査オタの好みをよくわかっておられるwww

さらに驚いたのが,ISAS 対外協力室の阪本先生が来店したこと.しかも JAXA ロゴ T シャツを着て…先生,何してはるんですかww

メイドさんは初心者の私に料金システムを親切に教えてくれるのですが、なにせ私はイベント用のJAXAロゴ入りTシャツを着ての登場でしたので、関係者であることはバレバレ。

日本の衛星・探査機の軌道設計を支えてこられた木村雅文さんの急逝

衛星,探査機の華々しい活躍や奇跡の復活劇の陰には,木村さんのような数多くの技術者さんたちの地道な努力があったのでしょう.はやぶさ,のぞみをはじめ,多くの探査機の華麗な軌道を天空に描き,数億キロの彼方に探査機を導いて,我々に未知の世界を見せてくださった木村さんに心より感謝と追悼を.

 「ひてん」の華麗なスイングバイ軌道も、地球脱出時にトラブルを起こした「のぞみ」を救うためのアクロバティックな軌道も、イオンエンジンを噴射し続け、刻一刻と軌道要素が変化し続ける「はやぶさ」の軌道も――すべて木村さんとその仲間達の緻密な計算によって現実のものとなったのである。

そして今後とも、様々な探査機が、君の後を追って宇宙に様々な軌道を描いていくのであろう。

松浦さんのブログのコメント欄もぜひご覧ください.決して表舞台に出ることなく,しかし最前線ですべてを支えているメーカー技術者の方々一人一人の真摯な想いが伝わってきます.

NEC のワークショップで小学生達がはやぶさなどの CM 作り

小学生 20 人が,NEC の携帯,パソコン,そして小惑星探査機を題材にした CM 作りにチャレンジしたそうです.

はやぶさは,携帯,パソコンと並んで NEC の主力商品なのですねw.どんな作品が出来上がったのか,ぜひ見てみたいものです.

小惑星探査機「はやぶさ」のCMを担当したグループは、ロケットから「はやぶさ」が切り離されるところや、小惑星に降下する際に惑星表面に機体の影が映るところなどを表現。「はやぶさ」製作を手がけた「日本電気航空宇宙システム」(東京都府中市)の國見喬嗣さんは「『はやぶさ』の影が映った写真がある。正確に描いていて感動した」と話した。

はやぶさ 2 の現状

さて,はやぶさの後継機,はやぶさ 2 はどうなったのでしょうか.さすがの松浦さんのブログも,推測や伝聞が多くなかなか状況がつかめませんが,

少なくとも一般公開で「衝突機」という新しい構想が出ていたことが確認されています.

インプレスの報道によると 2 機体制で,衝突機という別の機体が高速に小惑星に衝突してクレーターを作り,母船 (はやぶさ同型機) がそこから内部のサンプルを取るという,さらに一歩進んだ計画です.こういう話個人的には大好きです.はい.

松浦さんや大塚さんの記事を読む限り,相変わらず予算がないとのことです…ただ,お二人の記事では来年度の概算要求にはやぶさ 2 が計上されていないとありますが,事業仕分けの資料では,5 千万円との記載があります.

生き残っていてほっとしました.しかしたった 5 千万かという気はしますが…ちなみに ASTRO-G のゼロ円というのも謎ですが….

なお予算に関しては,その昔,松浦さんの呼びかけに触発されて,Wiki のほうではやぶさ2を実現させよう勝手にキャンペーン というページを作ったことがありました.多くの方がご賛同くださり,メル凸先や応援者などの情報を書き込んでくれました.しかしその後 2ch 等の議論を通して,そういう予算云々というメル凸を勝手にやることは応援の仕方としてあまり良くないのではという話になり,たかが 2ch の議論ではありますが,ガクブルしつつ自分の衝動的で軽率な行動を猛省した次第です.もし自分がメル凸される立場だったら,という想像力が欠けていましたし,それ以前に中の人に全く断りなく外野がいきなり人の尻馬に乗って勝手に活動してしまったことは,ほめられたことではありません (ただしこれは賛同して下さった方々の行動を非難するものでは全くありません.勝手にそんなページを作ったことへの反省です)

はやぶさを始め,色々なプロジェクトを「応援してます!」という声が届くこと自体は良い事だろうということで,まあ,これはまさに原点なんですよね.結局,予算云々以前に,はやぶさを,日本の宇宙開発を,純粋に応援し,これからに期待し,かつ手放しで礼賛するのではなくそこにある問題点や改善点,誤解や欺瞞を見抜く科学リテラシーを培い,そして宇宙とそこに到達しようとする人の営みへの愛を持つことで,はやぶさのみならず日本の宇宙開発全体の底力を支えていくことができればと思うわけです.キャンペーンサイトに関してはそもそも内容が古く,応援しようとする人が混乱するといけないので多少再考すべきと考えていますが,はやぶさとその後継機,そして宇宙開発全体を応援する気持ちは変わらないということで,衝動的にならないように注意しつつ個人的な「応援」は続けていきます.

結局 3 年前のこれらのエントリで悶々としてたときの結論は今も変わっていない.読み返すと稚拙かつ青すぎる文章に苦笑しますが (そして未だにぜんぜん成長してませんが).

なお,一般公開では参加者からはやぶさ 2 への応援メッセージを書いてもらったようで,その写真が公開されています.心強い話です.

事業仕分けで衛星打上げ・HTV 予算が 1 割減,疑問の声も

前エントリで予算の話に抵抗を示しておいて突然予算の話もなんなのですが,日本の宇宙開発全体,ひいては科学技術行政全体にかかわる話ですので,取り上げたいと思います.

行政刷新会議の事業仕分けがバッサバッサと科学技術予算を削減し,まさに文化大革命 (悪い意味で) と呼ばれているようですが (行政刷新相も自らそう発言していたそうですが),宇宙関係では,GX ロケット,HTV,平成 24 年度以降の衛星打上げ,の 3 つがピックアップされていました.

そして,GX ロケットに 1 時間,HTV と衛星打上げにいたってはまとめて 1 時間という恐ろしく短い時間で審議が行われ,どちらも 1 割減という結果になりました.

これでも,他の科学技術政策に比べればましなほうで,スパコンや SPring-8 などの大型予算はさらに壊滅的な打撃を受けています.とはいえ,宇宙関係の 1 割減,これは相当に厳しい.もちろんこの中には,はやぶさ 2 や Bepi Colombo,小型科学衛星,ASTRO シリーズ,ALOS シリーズなども含まれています.

戦後,航空技術開発が 7 年間禁止されたことによって日本の航空機技術が壊滅したことをふと思い起こします.

科学技術政策のあまりの粛清ぶりに,文部科学省は事業仕分けの対象事業に関して 12/15 まで国民からの意見を受け付けています.送り先は事業ごとにわかれており,HTV や衛星打上げに関する送り先もあります.

また,旧帝大学長ら,ノーベル賞受賞者らが緊急提言を行ったほか,11/27 には「立花隆 緊急集会 −すばるが止まる−」という緊急集会を開催するなど,危機感が強まっています.

毎日jp(毎日新聞)

スパコン凍結に関しては研究者からの批判が相次ぎ,判定を見直す動きも出ているようなので,宇宙関係も国民の声次第かも知れませんが…少なくとも日本の科学技術全体に暗雲が立ち込めているようです.

追記 (2009-11-27):なんと,ここへ来て,GX 再審議の話が出ています.

 財務省は「仕分け人」用資料に「ロケット本体開発に700億円もの巨額の税金が投入されてきた。その点からしても、研究は凍結(廃止)することが妥当」と記載した。

 財務省主計局の担当者は「700億円は文科省から聞いた」と説明。文科省担当者は「700億円の数字が主計局資料にあるのは当日知った」としている。

 だが、700億円のうち430億円は、米国側や宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発を行ってきたIHIなどの民間企業が投資したものだった。仕分けの現場で、文部科学省の担当者が民間投資額が430億円だと説明したが、税金投入額700億円の訂正はなかった。

 一方、17日の仕分け作業に先立つ11月上旬に、GX打ち上げを担当する米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社から、少なくとも2、3機のGX使用の意向が政府の宇宙開発戦略本部などへ伝えられていた。だが、この説明はなく、仕分けでは「ビジネスとして成立しない」との意見が大勢を占めた。

 これらの点をIHIは政府側に抗議している。

この分だと,HTV や衛星打上げ,そしてその他の事業の審議の信憑性も,鵜呑みにして良いものか….

ニコニコ大百科の「探査機『はやぶさ』」の項目がさらに充実

このところのニコニコはやぶさ祭りのせいもあるのでしょうか,ニコニコ大百科の探査機『はやぶさ』」の項目を久しぶりに見たらコンテンツが充実しまくっていました.

はやぶさと川口プロマネのイラストがSUGEEEEE!

http://dic.nicovideo.jp/oekaki/49679.png

http://dic.nicovideo.jp/oekaki/125948.png

JAXA タウンミーティング@大阪で川口プロマネが講演

7 月のことになりますが,JAXA タウンミーティングが大阪で開催され,はやぶさプロジェクトマネージャの川口教授が「はやぶさ−地球への帰還をめざして.目下奮闘中」というタイトルで講演されました.

参加者:後継者不足、あるいは育てるということの話もありましたが、例えば「はやぶさ」の帰還が真夜中ではなく昼でしたら、NHKとかあるいは民放さんにスポンサーになってもらい、学校の授業のときに生中継をやってもらう。こういうことで夢を与えるということは、ものすごく大事だと思います。

(略)

川口:(略)夜は昼に変えられないのですが、インターネットを見ていただくというのはひとつどうでしょう。「はやぶさ」の着陸の運用が、午前5時か6時という時間だったのですが、世界中の方に見てもらいました。インターネットでごらんいただくと、ありがたいと思います。

川口:(1)打ち上げ当初の考え方は、今と基本的には変わらなく、要は、母船は化学エンジンが生きていれば逃げられます。もともとは逃がすつもりでした。さらに、もう一回別の場所に行ける計画も頭の中にはありました。しかし、今ではもう無理です。イオンエンジンは瞬発力がないため、カプセルを離してから残りの時間で大気への突入を避けることは不可能です。残念ながら、今回は大気の中に入ってしまいます。ただ、もともとは大気の中に入れるつもりはありませんでした。

だから、もう少し大きめの探査機をつくり、時間を1年半ぐらいかけると、例えば太陽と地球の間のラグランジュ点というところに置くとか、置いてもう一度回収するということができたはずですし、できるはずです。そういう計画も頭の中にはありましたが、今回はできません。

川口:(1)アドバンテージを保てるか、外国の状況はどうかというと、外国は虎視眈々と「はやぶさ2」が立ち上がらなければ自分たちがやろうという構えです。我々がよく外国で聞かれるのは「はやぶさ2」の状況はどうですかと、そのことしか聞かれません。ヨーロッパに行っても、アメリカに行ってもです。

NASAは7月にニューフロンティアというプログラム計画の締め切りがきますが、その中には幾つもの提案が出ているのは知っています。同じ天体に向かう提案も出ています。ヨーロッパも同様です。それから、この夏から始まるNASAの提案プログラムの中にも、名乗りを挙げようとしているグループがあります。ですから、是非知識伝承ができるように、これを立ち上げていかないとと思っています。

他のタウンミーティングの報告もあがっており,それぞれ興味深いものとなっています.

はやぶさカプセル回収準備が着々と進められる

はやぶさは来年 6 月に地球に帰還し,カプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠に落としますが,そのカプセルの回収準備が宇宙研で着々と進められているようです.

ASTRO-G プロジェクトの川原さんによるコラムです.はやぶさチームだけでなく,ASTRO-G など色々なプロジェクトの人を総動員しているのですね….「方探班」…ISAS 伝統の「○○班」ですね.wktk

この重要な方向探査に用いるアンテナは非常に簡素なものです。家庭で使用しているテレビ受信用のアンテナ(八木アンテナ)を水平方向に2台並べて固定し、そのアンテナをローテータ(回転装置)に取り付けて、全体をアンテナ架台に固定すれば完成です。

実際のカプセル回収の舞台となる砂漠へ赴き、方探実験を実施して参りました。

おなじみ「宇宙の電池屋」曽根さんのコラム.相変わらず熱い.そして泣かせる.…でも「読書感想文」の部分,「宇宙兄弟」を読んでないと正直わけわかめかも知れないww

 訓練を通して個人的にバリバリ感動したのは訓練用の模擬カプセルからのビーコンを捕らえた時だった。

「そうだ、この信号を、来年は絶対にツカマエル!」

ISAS ニュースにも「方探システム機能確認試験」の話題.ウーメラは過酷な環境のようですね.


こんな研究会も開催されていたようです.個人的にはライター喜多充成さんの「フィナーレの火に、油を注げ ―― よりよきアウトリーチのために」という講演が気になりますww

はやぶさなど科学衛星の名前の由来が毎日新聞記事に

毎日に面白い記事が出ていました.記者は,はやぶさタッチダウンの頃にも良い記事を書いておられた元村有希子さん.

火星探査衛星「のぞみ」(98年)も一例だろう。トラブルで火星の軌道に入ることはかなわなかったが、初の惑星探査機開発に苦闘した関係者の思いを込めた。「新幹線と同名だからJRに通告しなくていいか聞いたら、西田篤弘(旧宇宙科学研究所)所長が『新幹線の100倍速いんだからいいだろう』と言ったのを覚えてます」と的川さん。

JAXAの阪本成一教授が「その奮闘を見守ってほしい」と話す「はやぶさ」は、来年の帰還に向け、現在地球を目指す。03年に打ち上げられ、小惑星「イトカワ」に到達し、金属球をぶつけて地表の破片を地球に持ち帰る任務を負う。上空から狙いを定め、獲物をつかんで飛び立つハヤブサのイメージから命名された。事前投票では「アトム」が圧勝。「鉄腕アトム」が打ち上げと同じ03年生まれで、自律航行する同衛星をロボットに見立てた案だったが、「原爆を連想させる」とお蔵入りになった。

一方、今秋、国際宇宙ステーションに物資を届けた日本初の無人補給機「HTV」に愛称はない。JAXAは「使い捨てだから」と説明する。

個人的には,HTV も 1 機ごとに名前をつけてほしいなあ.ESA の ATV 1 号機がジュール・ヴェルヌといういい名前をつけているのがうらやましいですね.使い捨てと言われると,他の衛星だって使い捨てだし,何しろ宇宙に数日しかいなかった OREX や VEP もちゃんと「りゅうせい」「みょうじょう」という良い名前をもらっているのだから….

使い捨ての国産ロケット「H2A」は、デビュー(01年)に合わせて99年、公募で「金太郎」という愛称が内定したが、前身のH2ロケットはトラブル続きで、命名が見送られた。

これは知らなかったなあ.

なお,はやぶさの名前の由来については,2ch でこんなコピペが出回っていました.

心の琴線に触れる話ですが,少なくとも JAXA の公式見解ではないという見方が強いようで,公式には上記の毎日の記事のようにサンプルリターンの様子からということだと思います.そもそも,イトカワにその名がついたのははやぶさ打上げ後なので,どう考えても後付けでしょう.ただ,的川先生の講演ではこの一式戦闘機「隼」,寝台特急「はやぶさ」の話も挙がっていたようで,多分,公式ではないけれども多少あやかってはいるんだろうなあと思っています.

ちなみにこの話はニコニコ大百科にも非常に詳しく載っています.GJ!


追記 (2009-11-29):はやぶさの名の由来はここも非常に詳しいですね.

ISAS ニュース 336〜343 号

出てます.

4 月号は「あかり」特集.かなりの読み応えです.7 月号の「かぐやが月に還った日」はじーんときます.同じく 7 月号の「紙袋から水星へ」も面白いですね.宇宙開発におけるロシアの強さを裏付けるのはこういう思想なのでしょう.NASA では多分考えられない.

ロシアのエンジニアが性能試験のために初めて試作機を携えて来日した際には,雨の中,機器を紙袋に入れて移動しているし,次のときにはスーパーのレジ袋でした。なぜこんな袋で運ぶのかと聞いてみたところ,「これくらいで壊れるようなら,水星に行く前に壊れるよ。これは大丈夫」という返事が返ってきました。

また同じく 7 月号の最後には小型科学衛星 1 号機 SPRINT-A のミッションマネージャの方の話も載っています! 9 月号は的川先生はじめ日食を見に行かれた方々の手記.最近の「宇宙・夢・人」は,旧 NASDA や JAXA 筑波から相模原に異動された方が多いですね.文化の違いを乗り越え,宇宙研の伝統を尊重しつつ新たな歴史を作っていこうと努力しておられる方々の話は興味深いです.

かぐや月に還る

2007 年に打ち上げられた月周回探査機「かぐや」は,後期運用で高度をさらに落とし,高度 11km という超低高度からの動画などで世界を驚かせた後,6 月 11 日ついに GILL クレータ付近に制御落下しました.

また 6 月 30 日には「おうな」の停波運用が行われました.

落下時の閃光はオーストラリアやインドの天文台で捉えられたそうです.

かぐやが撮影した動画は数え切れず,管理人も全部書き下す気力がもうないのですが,YouTube JAXA チャンネルなどで見ることができます.ラストショットはすごいです.本当に最後の最後までデータを送ってきたのですね.

かぐやのデータからは,月面に溶岩チューブとよばれる縦穴が見つかるなど,興味深い発見が次々と続いています.春山さんの ISAS メールマガジンの記事は,熾烈な国際競争の厳しさと世界初の発見の興奮という,研究者のエキサイティングな人生を垣間見せてくれます.

そして今月からはいよいよ観測データ (L2 プロダクト) が一般に提供されました.

素晴らしいミッションでした.ハラハラドキドキの「のぞみ」や「はやぶさ」もwktkしますが,「かぐや」のように安心感のある宇宙探査の姿,これこそ宇宙探査ミッションが本来あるべき姿だと思うのです.それだけ技術も成熟してきたのでしょう.アウトリーチの力もまざまざと実感しました.開発・運用チームの皆様,本当にお疲れ様でした.かぐやの成功が,日本の宇宙探査の追い風となることを切に望みます.

PLANET-C,「あかつき」と命名,メッセージ募集キャンペーンも開始

来年度の打ち上げに向けていよいよ最終段階の金星探査機 PLANET-C が「あかつき」と命名されました!

これまでの宇宙研の伝統 (打ち上げ後に発表) や JAXA の最近の傾向 (公募) と違うので,あれっと思いましたが,やはり科学衛星はかかわった科学者自身が命名するのが望ましいのでしょう.

「あかつき」,良い名前ですね (ちなみに誰もが思いつく「みょうじょう」はすでに OREX で使われてます).薄明の空に輝く金星は管理人の好きな風景の一つです.

そして恒例のメッセージキャンペーン,今回もあります!

締切は 12/25,名前だけでも OK とのこと.丸の内の JAXAi では手書きでメッセージやイラストを記入できるようです.

あかつきの日々の試験の様子は,プロジェクトサイトで頻繁に報告されています.だんだん組みあがっていくところをみるとわくわくしますね.

公式マスコットキャラクター「あかつきくん」「きんせいちゃん」も決まりました.今はやりのゆるキャラ風ですが,きんせいちゃんは金星に手足が生え,顔の中がスーパーローテーションしていてなかなかシュールですww

追記 (2009-11-28):あかつきが報道陣に公開されたようです.

国内製造のセラミック製軌道制御用スラスタを初採用,とのこと.はやぶさやのぞみではトラブルメーカーだったスラスタですが (もっとも,はやぶさは軌道制御用の大型スラスタは積んでいませんが),少しでも国内コンポーネントが増えるのは喜ばしいニュースです.

小型ソーラー電力セイル実証機 IKAROS もキャンペーンを準備中

あかつきと一緒に打ち上げられる小型ソーラー電力セイル実証機 IKAROS も,名前とメッセージを募集して搭載するキャンペーンを予定しているようです!近くキャンペーンサイトも立ち上がるとのこと.

膜の四隅の「先端マス」に取り付けられるとのこと.

小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSへのネームプレートの搭載についても同様の提案を行うことができます。文字は27mm×27mm×0.2mmのアルミプレート210枚にエッチングなどで転記するものとし、PLANET-C同様に2010年2月に予定されている衛星への取り付けに間に合うように1 月末までにJAXA相模原キャンパスに納品してください。ネームプレートはIKAROSの4隅に取り付けられた先端マス(膜を引っ張るオモリ)に搭載します。

さらに米国惑星協会も 2010 年末にソーラーセイル Light Sail-1 を打上げ予定で,相互の応援キャンペーンとするそうです (JAXA のページには「2010 年度末」とありますが,米国惑星協会のページでは 2010 年末のようです).

米国惑星協会も Cosmos-1 の痛手を乗り越えてついに戻ってきたのですね.来年は 2 艘 の大きな帆船が宇宙に浮かぶ,ソーラーセイル元年となることでしょう.楽しみです.

なお,IKAROS は北海道での大気球による展開実験が天候不良のため今年も実施できないという不運に見舞われながらも,ついにフライトモデルの膜の巻きつけを完了したようです.おめでとうございます! 次にこの膜が開くのは,宇宙空間ですね.

H-IIB,初打上げ成功,HTV も成功裏に

9/11 に H-IIA の初フライトで打ち上げられた HTV は完璧な飛行で ISS に到着し,11/2 早朝に大気圏に再突入しました.

見事なミッションでした.ISS の下方に浮かぶ HTV を捕らえた写真は素晴らしいものでした.

「止まっているようにしか見えなかった」。9月18日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで、ISSのロボットアームがHTVをつかまえる「キャプチャー」作業を見守った米航空宇宙局(NASA)スタッフの言葉だ。

はやぶさやおりひめ・ひこぼし等で培われた自動ランデブ技術の華ですね.

2 号機は 2010 年度冬期を予定しているようです.成功を祈ります.

2 日間行われた宇宙研一般公開

今年の宇宙研一般公開は史上初,7 月 24〜25 日の 2 日間開催だったとのこと.

今年は「ミニミニ図鑑」というリーフレットが配られたようなのですが,なんと,その PDF がダウンロード可能! これで,参加できなかった方も安心ですね.

はやぶさ関係では,なんと運用の様子をリアルタイムで Web カメラ中継していたり,臼田のアンテナが捉えたはやぶさの電波を音声にしたものを流していたりしていたようです.

また,なんと組み立て中の PLANET-C (模型でなく宇宙に行く本物) も見ることができた模様.素晴らしい.

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なお,一般公開レポまとめがすばるさんのところにあります.昔はやぶさまとめニュースでもやりましたが,結構大変なんですよねこれ(笑).お疲れ様です!

ちなみに,5 月からは土日の展示室公開も始まっているようです.一般公開が唯一の見学機会だった方々にも朗報ですね.

京都ではやぶさに関する市民シンポジウム開催

9 月 13 日,京都で「宇宙科学技術連合講演会: 宇宙を楽しむ市民シンポジウム 小惑星探査機『はやぶさ』の物語」が開催されたそうです.

パーソナリティは,HAYABUS LIVE ブログとリポ D でお馴染みのテラキンさんこと寺薗先生,出演者は天体力学の吉川先生と,宇宙工学の山川先生という豪華メンバー.

テラキンさんご自身によるレポートがあがっています.

天燈茶房亭主さんとすばるさんのレポートやレポまとめ.毎度ながら詳しい.しかもリクエストに応えてリポ D を飲むテラキンさんの動画が!www すばるさんの書き起こしも爆笑モノです.

LCROSS,月面に衝突.水の存在を確認

NASA の月面探査機 LCROSS が月面に衝突し,水の存在が確認されたそうです!