菜の花の玄米ちらし寿司


菜園の菜花が次々わき芽を出して、今がまさに旬。
おひたし、白和え、胡麻和え、中華炒めに、鍋の青味と、冬の間じゅう我が家の食卓に恵みをもらたしてくれた畑の菜っ葉クンたち。ポカポカ陽気に誘われて葉っぱの間からグングン花芽が立ち上がり、その蕾はぷっくりふくらんで今にも咲き出しそう。
ニンゲンにとっては「おいしそう〜」と反応するビジュアル。無情にもその蕾のやわらかそうなところをポキンと折って味わう。やわらかく若い緑の香りと少しのほろ苦さは、この季節だけの味わいだ。
真ん中の花を摘んだ後は、わきから新しいのがどんどん出てくる。この数日の気温の高さでスピードを増し、摘み取ってから3日もすればもう次の蕾。「花のキモチになってみれば、早く咲いて種を残さなきゃって思うのでしょう」と電話口で母が言う。なんていうか、アタマではとうに承知している当たり前のことなんだけれど、命をいただいて我々は生きてるのね〜と思う。 店で野菜を買っていた頃には、こんな風に感じたことがなかった。ポキンと手折るとき「イテっ」って聞こえてきそうで、それでも植物はだまって命をくれるのだなーと。収穫したのは一本だって無駄にせずに食べなくちゃ。
菜の花は塩ゆでしてから出汁と薄口しょうゆの吸い地にしばらく浸しておき、高野豆腐(小さなキューブ状に切って出汁、みりん、薄口しょうゆで炊く。代わりに卵焼きなら彩りがキレイですね)と白ごま、甘酢しょうがのみじん切りを混ぜ込んだ玄米酢飯と合わせる。蓮根の甘酢をのせて。
いただきます。



これは小松菜。店には売ってないけれど、いろんな菜っ葉のつぼみがあります。それぞれちょっとずつ味もちがう。





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