ATLAS AEM-7/ALP-44 Locomotiveシリーズ

アムトラックの電化区間である北東回廊(Northeast Corridor)線で活躍している
AEM-7シリーズが随分と集まったので、その紹介を。

手元に揃ったのは発売された全6色のうち5色。
SEPTA色だけが未入手です・・・が、
それほど好きな塗装でも無いので、積極的には探してなかったり。
実車の各種画像は下記リンクにて。大量に掲載されてます。
http://www.railpictures.net/showphotos.php?locomotive=ASEA%20AEM-7

本家Amtrak塗装3種を並べて。
左からPh3塗装、Ph4塗装、Ph5(Acela)塗装となります。
さて、1両ずつ紹介していきましょうか。

#85711 AEM-7 Locomotive Amtrak #901
アムトラックPh3塗装。AEM-7登場時の塗装です。
AEM-7は全部で53両(#901〜953)がアムトラックに納入されましたが
最初は全てこのPh3塗装でした。
その後、Ph4塗装→Ph5(Acela)塗装と変化していきますが、
前面腰部にライトが増設されたため、表情が変化しています。

#8583 AEM-7 Locomotive Amtrak NortheastDirect #910
アムトラックPh4塗装。1993年頃からこの塗装になった模様。
前述しましたが、この塗装の頃は腰部にライト増設されているはずなので、
この模型はタイプモデルという事になりますが、雰囲気は出ているのでOKでしょう。

#8585 AEM-7 Locomotive Amtrak Acela #914
現行塗装のPh5です。AcelaExpress登場と時期が重なる為、Acela塗装とも呼ばれている様です。
Amfleet客車のPh5塗装とよく似合いますし、HHP-8とも共演できるかと。

#8578 AEM-7 Locomotive MARC #4902
そして、AEM-7はアムトラックだけではなくMARCにも導入されています。
(MARC:Maryland Area Regional Commuter:メリーランド州の通勤鉄道です)
導入数は少なく4両(#4900〜4903)だけですが、昔の画像を探してみると
AmtrakのAmfleet客車をけん引している画像が見つかったりします。
ちなみに未入手のSEPTA塗装は、全7両(#2301〜2307)が導入されています。
http://www.railpictures.net/showphotos.php?road_number=MARC%204902

#8593 ALP-44 Locomotive NJ Transit
こちらは形式が異なり ALP-44 となります。
Amtrakには存在しない形式で、NJ Transitの他にはSEPTAに1両(#2308)だけ導入されています。
(New Jersey Transit Corporation:ニュージャージー州交通機関です)
1990年より、32両(#4400〜4431)が導入されています。
AEM-7との見分け方は側面肩部のルーバ形状の違い程度かな?
入手した模型は、ナンバー無し製品。
そのため前面ナンバーボードも透明パーツのままで、なんとも違和感が・・・。
http://www.railpictures.net/showphotos.php?locomotive=ABB%20ALP44

動力部の構造です。8Pinプラグが装備されているのでDCC化は簡単です。
屋上モニタの裏にデコーダを逃がせる穴が空いているので、DZ123PSあたりが最適かも。

側面の比較。形態の差異はほとんどありませんが、
Acela塗装とMARC仕様は、ナンバー・ロゴ部分に板パーツが追加されています。
そして、一番上のALP-44だけ肩部分のルーバ形状が異なります。

ルーバ部分の比較。ALP-44が黒塗装なので目立ちませんが、
AEM-7と比較して随分と大きなルーバとなっています。

動力も快調で車体の出来も良いATLAS社AEM-7シリーズなのですが、
残念な事に1999年7月と2000年8月の2ロットしか生産されておらず、
新品在庫はまず無理で、中古市場で入手するしかなさそうです。
現行仕様(前面腰部にライト増設されたAEM-7AC)での再生産を
期待したいところですが・・・。