中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

インピーダンスバランスと反転バランス

 火曜日である。忙しいったらありゃしない。週末のイベントの最終リハというか調整をしていたのだが、何と OCTA-CAPTUREから出す信号だけが SMPTEが途中でドロップする現象が発生して大あらわだった。 FocusriteのI/Fや digidesignのI/Fでは全く問題無いのに、何故か本番でメインで使う予定の OCTA-CAPTUREだけがドロップする。
 明け方まで色々と調べてようやく原因発見。実は OCTA-CAPTUREの出力は、通常の『反転バランス』型では無く、『インピーダンスバランス』型といって、Tip〜GND間に、通常の2倍の信号を流しており、Ring〜GND間には抵抗が挟まってるだけで信号が流れていない方式らしい。つまり GNDがフローティングしている!?様な形になってる為、バランス接続すれば普通に動作するが、アンバランス接続すると、GNDと Ringが短絡するので2倍の出力になるのだ。
 コレはコレで寧ろ出力が上がってノイズ対策になるので好都合なのだが、SMPTE信号の様な矩形波だと、大きすぎると潰れてエラーになってしまうワケだな。。。(実は今回、SMPTEはアンバランスで接続していたのでエラーを起こしていた。バランス接続したらウソの様にカッチリ同期した)いやはや…これに気付くまで3時間くらいかかった。でも今日解決して良かった。
 OCTA-CAPTUREを利用してる皆様!同期信号系を音声ラインに乗せる場合はバランス接続必須ですぞ!(笑)

 写真は今晩食べた10元の麺。タマにこういうジャンクな物が無性に食べたくなる。