中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

iPhone画面をプロジェクターにリアルタイム表示する方法

 水曜日、上海は晴れ(うす曇り)気温は23度くらいで比較的涼しい1日だった。
 フツーに出社した後は、来月末に担当するかもしれない某イベントの準備に追われた。ちょっと訳あって、iPhoneゲームのプレイ画面をステージ上に設置された巨大 LEDスクリーンにリアルタイム表示させなければならず、ほぼ丸一日それの研究と実験と負荷検証を行なった。
 結果から先に言うと、Macを使うと意外と簡単に解決できる事がわかった。試しに処理的に重たいので有名なデレステアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ)を表示してみるとこんな感じ。


 OSが Sierraならば特に何か変わったソフトウェアを使う訳でもなく、OSXに付属の QuickTime Player 10.4を使うだけで、iPhoneRetina解像度のまま(ゲーム内の最高解像度で)縦横比も崩れずに MacBook Pro側に全画面表示させる事が可能だった。フレーム落ちも全く感じず綺麗にウネウネ動く。つまりMacのこの画面をHDMIケーブルで巨大LEDスクリーン側にミラーリングすれば良いと思われる。なぁんだ楽ちんじゃん!
 折角だから方法をシェアしようと思う。
1. まずは iPhoneをライトニングケーブルで Macに接続する。iTunesが立ち上がるが、これはそのまま閉じてしまっても良い。
2. OSXの Launchpadを開き『その他』から QuickTime Playerを起動(アプリケーションフォルダから直接開いても良い)
3. QuickTimeが起動したら上の『ファイルメニュー』から『新規ムービー収録』を選択。
4. するとMacの内蔵カメラでイキナリ自分の顔が表示されるのでびっくりすると思うが、このウィンドウ下部の録画ボタンの右隣にあるプルダウンメニューをクリックして開くと、いま接続されている iPhoneの名前が出て来るのでココを選択すれば良い。(ビデオとオーディオ両方とも別々に選択する事ができる)

 但し問題は結構な『レイテンシー』がある事なんだなぁ。これは iPhoneスペックの関係か、はたまた Mac側のスペックの関係か?ワタクシの環境(iPhone SE + MBP 13inch i5-2.9GHz Early2015)だと 0.3秒〜0.5秒近くも遅れるため、いわゆる『音ゲー』等の『音声タイミングがシビアなゲーム』では全く使えない。映像と音声を同時に送ってしまうと、手元の iPhoneでタップした音が 0.5秒後に外から音が出る事になるからキモチ悪くて仕方ない。しかし、キャプチャーする信号をビデオ画面のみにして、音声はヘッドフォンアウトの音を直接拾えば、手元の画面と音声は同期した状態でプレイする事ができる。(しかしお客様から見ると巨大スクリーンに表示されている映像だけ遅れて表示される(音声のみ先に聞こえる)状態になるからちょっと不自然) 本来ならヘッドフォンジャックの音声とビデオ入力(ライトニングケーブル経由)とを同時に出せれば良いのだが、同時には出せない仕様になっているらしい。何とも歯がゆい。
 でもプレイヤー的には自分でやっているタイミングで音が出て欲しいだろうから、音声はヘッドフォンアウトを使う方が良いだろうなきっと。でもiPhone7にはヘッドフォンジャックが無いじゃん…。うーむ。。。ま、本番は『音ゲー』を表示させる訳ではないから、状況をみつつ音声の出力方法を決めようと思う。
 そんなこんなでとりあえずは「実験成功〜!」ってトコかな。


 帰りにジムに寄って30分ほど泳いだ後は、久々にイツモの店に寄って一杯。くーっ!この瞬間がタマらない。

 暫く一人で飲んでいたら、日本に居る筈の S熊さんが会社の方と一緒にフラっとやってきた。どうやら出張で上海に来てるらしい。いやぁ…驚いた。すごい偶然。

 やっぱ昔の音楽仲間との話は楽しい! てっぺん近くまで一緒に楽しく飲んだ。
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