中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

上海交通大学にて

 水曜日、上海は晴れ、気温は少し上がって 23度。ちょっと暖かい一日だった。
 本日は上海交通大学の闵行校舎にて行われた大学のイベントに招待されて演奏してきた。場所は地下鉄1号線の終点である莘庄駅からさらに5号線に乗り換えて『东川路』という駅で降りる。ウチの最寄り駅から地下鉄だけで 50分くらいかかった。

 しかも更にココからタクシーで 10分くらい乗るのだ。超遠い。交通大学だと聞いて徐家汇の校舎かと思っていたので早めに確認して良かった。校門をくぐってからも更にそのままタクシーで 3分くらい走ってようやく到着。

 リハまでちょっと時間があったので暫し構内を散歩。 この大学、敷地内に寮とかもあって異常にデカいんですけど(驚)噂によると一周回るのに歩くと数時間かかるらしい。しかも校舎が一々オシャレ。

 気のせいか空気も澄んでいて綺麗な夕焼けのグラデーションが見えた。

 『図書館』の文字は簡体字でも繁体字でも無い?不思議なフォントで何だかステキ。

 そして本日の会場は視聴覚室?的なホールだった。何だか大学生の学祭のノリだったので微笑ましい。暫し30年ほど前にタイムトリップした気分だ。何だか懐かしくてくすぐったい。

 我々はトップバッターなので、リハ終了後そのまま直ぐに開始らしい。気付けばお客様が既に沢山入っていた。折角なので開始前の一コマ(笑)

 あれ?会場のどこからか「はやP〜!」と日本語で叫ぶ声が聞こえる(笑) フト声のする方を探してみたら、何とファンファーレの K尻社長が居るじゃ無いか!!!超びっくりした。 後で Ken君に訊いてみたら、ココで演る事を以前どこかで教えた事があったそうな。いやはや、わざわざこんな遠い所まで観に来てくれたらしい。ありがたい!
 そしてアレよアレよという間に本番。例によってお客様が撮ってくれたショートビデオからキャプチャーした画像で雰囲気だけでも。



 いやぁ…中国の大学生は凄い!今回、我々は完全なアウェイだし、全てオリジナル曲だから彼等にとっては知らない曲ばかりなのに、カナリ盛り上がってくれた。いやぁホント嬉しいね。 機材トラブルも結構あったので、納得が行く演奏には程遠かったのだが、でも純粋に楽しかった。
 終了後にステージを降りたら何人かの大学生に「鼓手!你很棒!」と親指上げてニコニコで声をかけられ、なんか素直に嬉しくなった。
 音楽に国境は無い…なんて言うと陳腐な表現にしか聞こえないけど、やっぱり「何か伝えたい」という熱いキモチが大事だな…。折角中国に居るんだから、もっと中国のみんなに伝えなきゃ!と改めて思った。何だろう?彼等を見ていると『余計なこと考えずに身体全部で音楽を楽しむ!』っていうピュアなキモチが日本人よりずっと強い気がした。これからの中国が楽しみだ。
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