中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

とんぼ返り

 水曜日、北京は快晴、気温はなんと -11度! 初体験のマイナス 2桁!

 朝から mobikeに乗って地下鉄の駅に向かい、幾つか地下鉄を乗り継いでいたら、フト『王府井』という駅名を見つけて嬉しくなった。

 実はワタクシが15年位前に中国赴任が決まった直後に初めて買った中国語のテキストの最初の方のページの文例に「あなたは何処に行くのですか?」「王府井に行きたいです」といった会話があったのだ。なので、この王府井という単語はワタクシにとって英語で言うところの「This is a pen」的な懐かしい響きが有るんだなぁ(笑)
 そして向かったのはキャデラックアリーナ! 写真じゃ分かりにくいが超巨大で圧倒される。

 勿論、こんな巨大なドームみたいなホールを借りる様なコンテンツは我々にはまだ無いので、ココのホール内にある『M空间』というスペースである。

 それでも 3,000人くらい入る巨大な体育館みたいな場所だった。「これでもデカ過ぎるだろう!」と心の中で突っ込んだのは言うまでも無い。丁度何かのミュージカルのリハ中だったので写真は控えるが、PAさんは乗り込みで PM5Dを使っていた。昨日のホールも PM5Dだったので、ひょっとすると北京では PM5Dが流行っているのかもしれない。

 そして次に向かったのは北京MAO。

 上海の MAO Livehouseが結構大き目なので、同じくらいの大きさを想像して入ったのだが、凄く小さくてびっくり。

 上海の育音堂をちょっとだけ大きくしたくらいの大きさだった。今度は「小さすぎるだろう!」と心の中で突っ込んだのは言うまでも無い。中々難しいですな。
 でもとりあえず昨日のホールが我々の要求的にはドンピシャだったので、あそこと話を進めていこうと思う。でも色々なタイプのホールの担当者と知り合えたので収穫は大きかったかな。
 せっかく北京まで来たのでホントはもう少し観光したかったのだが、色々と忙しいので本日上海に帰らなければならない。故にそのまま直ぐに北京南駅に向かった。何だか空港みたいだった。


 面白かったのは、mobikeが駅の構内に沢山放置されている風に見える事(実際に本体を見かけたワケでは無いですよモチロン)でももし乗り入れてるなら、こんな所までどうやって走ってきたんだろ?ホント不思議(笑)

 あ、そうそう!今回北京に来て凄く助かったのは、上海で使っている mobikeアプリがそのままフツーに使えた事!どこに行くのも自転車で行って乗り捨てられるんだから、こんなに便利な事は無い。いまや iPhoneさえ有れば GPSの詳細な最新地図が手に入るので知らない街でも気軽に何処にでも行けちゃうワケだ。すげー!中国ステキ!
 そして帰りも新幹線。今度は 2等席で約 6時間。長い長い(泣)でも中国の新幹線は全然揺れないので素晴らしいと思った。日本の新幹線って横揺れが気になるケド、コッチのは横方面には全く揺れないので少し感動した。あ、でもワタクシが乗ったことが有る日本の新幹線は既に 15年以上前だから、最近のは揺れないのかもしれないね。
 暫く走ると何も無い大地が続いたかと思えば突如巨大な火力発電所が出現したり、

 イキナリ雪原になったり…と中々楽しめる。

 そして無事に上海に到着したら、異常に天気が悪くてびっくり。北京の方が空気が綺麗だなんて…。
 虹桥火车站から地下鉄を乗り継いで会社に寄って、日本から届けて貰った書類を取る。そしてイツモの店に寄って一杯飲んでまったり。嗚呼…今日は丸一日乗り物に乗っていた様な気がするなぁ。
 気付けば外は雪が降っていた。上海初雪らしい。


 積もるかな?乞うご期待!
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