ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

M.HAYASHI’s Diary2(林真理備忘録)

2017-02-21

時限付メディア

歴史研究をしていると、1、2年分しか見つからない雑誌に出会うことがあって、終巻したのかどうかもわからず困惑するとともに、どんなドラマがあったのかと想像をたくましくすることがあります。

現代ではそんなものはないだろうと思っていたところ、ちょっと部外者にはわかりにくい例がありました。

東京大学生命・医療倫理教育研究センターのサイトに

http://cbel.jp/data/response/PolicyIssues*.pdf (*には半角数字が入ります。)

というファイル群があって、PolicyIssuesという簡単な定期刊行物を読むことができます。

ここで*=1,2,3,4,5,6,7,8のファイルはあるのですが、*=9 としてみて、

http://cbel.jp/data/response/PolicyIssues9.pdf

をリクエストすると"URL not found"となるので、このPolicyIssuseという媒体は8号までで終わっているように見えます。

そう思っていました。

ところが、後日4号から8号までは別のサイトに再録されているのを発見しました。中身は同じです。

東京大学政策ビジョン研究センターのサイトです。

たとえば、こちらのドキュメント

Policy Issues No.4 2009年7月4日発行(東京大学生命・医療倫理教育研究拠点形成)

http://cbel.jp/data/response/PolicyIssues4.pdf「脳死臓器提供:法改正で何が変わったのか」

は、下記のサイトと内容が同じです。

2009.7.30 脳死臓器提供: 法改正で何が変わったのか

http://pari.u-tokyo.ac.jp/publications/policyissues_bio_4.html

前者は東京大学生命・医療倫理教育研究拠点創世(CBEL)が発行者で、作成者はCBELの政策検討チームです。それに対して、後者は東京大学政策ビジョン研究センター(PARI)に存在する生命・医療倫理政策研究ユニットがCBELの研究成果を踏まえて発表したものになっており、前者には記してあるチーム名やチームの個人名は出ておらず、誰が書いたのかわかりにくくなっています。サイト内を探せばユニット名は出てきますが、そのメンバーは前者のチームメンバーとすべて同じというわけではなく、そうすると重なっている人が主筆者ではないかと想像することが可能です。

また、さらにPARIは5号分を採録したのに続けて、固有のPolicyIssuesなるサイト内の読み物を掲載しており、そのナンバリングは、今度は発行順ではなく発行年に基づくものに変更されました。結果、2010年の10-1号からのため、9号というものが存在しないことになっています。

ウェブアーカイブが中途半端に残ったとき、後世の歴史家は迷うかもしれないなと思ったしだいです。

2017-02-19

動物慰霊碑(裏面)

生物学史のシンポジウムと、それに付随する明治大学平和教育登戸研究所資料館の見学会に参加しました。

この実験動物慰霊碑は、陸軍登戸研究所の合成した青酸ニトリルの人体実験が成功して、陸軍からもらった技術有効賞の賞金で建てられたということです。

f:id:hayashi9192:20170218104601j:image:w360

敷地を受け継いだ明治大学の慰霊祭でもそのまま使われているようで、たしかに裏を見なければ、戦時中のものだとはわかりません。

秘密の研究所であり、また「登戸研究所」も最寄り駅名を拝借した通称だったため、明確にこの名が刻印された遺留物は珍しいとのことです。

なお、明治大学は本年1月に「人権と平和を探求する明治大学」と新聞広告を出し、「軍事利用を目的とする研究の禁止」を明確に表明しています。

2017-02-04

最後の仕事

昨年の5月の学会の大会運営用に開設したゆうちょの口座を決算後しばらくほったらかしにしておいたら、大会終了半年後に突然入金があって、予稿集がもらいたいとのことだったので送ったけど、残っている印刷物も処分したいし、また振込があったら大変だと思って、口座の閉鎖の手続きをしようとすると、印鑑が違っていると指摘されて、後日別の印鑑を持って行ってやっと終わったかと思ったら、今度は郵便局から電話がかかってきて、印鑑がまた間違っていると言われて、でもまた行くの大変だなあと先延ばしにしていたところ、今度はこちらからお伺いしますとの文書まで届いたので、これは申し訳ないと思って再々度足を運んだのが今週でした。

2017-01-31

エコとは何か

ネットスーパーAの注文では、レジ袋の代わりに繰り返し使える袋で来る「エコ配送」にチェックを入れているのだが、結局その袋が足りないというお詫びのチラシがほぼ毎回入ってくるので、紙の無駄遣い?

2017-01-30

来年度

来年度のことを、なぜか「2018年度」と書いたり、言ったりすることを繰り返してしまっていて、どうしてそんなふうになったのかと思い返してみると、どうやら「2017」という数字が思いのほか、身体の内側に入り込んでおり、まだ2016年度だと思うことが難しくなっていることに気づいて、そういえばこの1ヶ月のあいだにいろいろあったなあと思いながら、1月が終わっていきます。