後継者を養成していない自民党

自民党は、半世紀にわたって、
曲がりなりにも、平和と繁栄を、実現してきた。
しかし、後継者を、養成することを怠った。
世襲にこだわって、野から、才魂を、拾い、育てることを、怠った。
これは自民党が、気原理主義者の政党だからである。
自分の気を絶対視し、気の一子相伝に、こだわるあまり
子が、自分の劣化したコピーになってしまった。


これは、日本社会全体にもまたいえる。
この半世紀、才魂ある次世代の野人を、
破滅に追い込み、国外に追放し、
社会全体で、徹底的に拒否してきた。

彼は、17歳にして、「本当の自民党」という、幟を、自転車に立てて、世直しを、訴え、街中を、走り回っていた。
そのころ、彼のいた福岡は、自民党王国で、彼の、通っていた高校も、親自民校長の牙城だった。
山崎拓の選挙区)

校長は、彼を、不穏分子として、潰しにかかり、
彼は、左翼系街頭活動に、走った。
40歳にして、彼は、ファシスト系保守!として、
保守に回帰し、活動を続けている。
もし、当時の保守が、おもしろい奴だ、と、拾って、
育てていれば、今頃、橋下徹なんかより、よほど、
土性骨の据わった、新進政治家として、バリバリ、
働いているだろう。
福岡市長の可能性もあった。
まあ、福岡に収まりきるような奴じゃないけど。


彼だけではない。たくさんの才魂が、新左翼
萌芽と認定されて、無慈悲に徹底的に、
事なかれ事大主義、親自民の地域小権力者によって
潰された。
まるで、江戸末期の幕府諸藩のように。


いまさら、人材不足だって?
お坊ちゃまの、番頭、召使探し?

2500年前に、ユダヤの支配者、聖原理主義者が、
身勝手にやって、国家、民族を、破滅に
導いたこととの、類似と差異。