Netflixはネット配信に投資しすぎ？ - P2Pとかその辺のお話@はてな

Netflixはオンラインストリーミングに投資しすぎだ、と批判的な言及したとされるWedbush Morgan証券のアナリストMichael Pachterが、Netflixを嫌ってるわけでも、ストリーミングサービスをやめろと言っているわけでもないんだ、と発言しているそうな。
当初は、

Pachter speculated in the story that if Netflix was spending $70 million on a service that may have only 100,000 users it would cost the company $700 per customer. He called such spending "crazy" and said the strategy was attractive only when large numbers of users were involved.
Wedbush analyst is no Netflix hater | Tech news blog - CNET News.com

とか、「100万人以下のレギュラーユーザしかいないのなら、1ユーザにかかるコストははるかに割高だ」と述べている。ただし、こうした試算は実際のストリーミングサービスの利用実態を反映していないために、必ずしも正確なものとな限らないみたい。
また、こうした批判を行う一方で、その方向性自体には肯定的で、AppleのようなDownload-to-Rentのビジネスモデルには懐疑的な一方で、Netflixの従来のネットDVDレンタルサービスにストリーミングサービスを組み合わせるという戦略を評価し、「スマートで、柔軟、先見性のある」マネジメントであると述べている。ただ、それがある一定の限度内でのサービスである限りにおいては、ということらしい。

"In our view, spending $2-5 per month per user (of the streaming service) may be justified to build loyalty...this implies usage of between 1 (million) to 3 million users."
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100-300万ユーザなら何とかいけるんじゃない？とのこと。
実際の利用ユーザはどの程度なのか*1、という部分で左右される戦略ではあるが、Rokuの格安STBを利用した(気分的には)無料のオンライン配信の戦略も含め、方向性としては間違ってはいないと思われる。もちろん、その戦略を開始する時期が正しいかどうかは不明ではあるが。

This is a more convenient way to rent movies and Netflix knows the power of convenience. After all, didn't the company grow to prominence in part by helping people avoid the drive to the local video store?
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問題は、今現在、どれほどユーザがその利便性を感じるかどうか、にかかっているようにも思える。

*1:TechCrunchでは契約ユーザ数は800万人とのこと。そのうちどれくらいのユーザがこのサービスの対象であり、それを利用しているのか。