Hatena::ブログ(Diary)

千倉日記

2018-07-18

*[畑]猛暑の中の草刈り

| 10:57

 朝から暑い。熱中症にならないように注意しなければ。
 今日も車の修理が終わらないので、高速バスで千倉に行く。実は、前回(5/13)に千倉に行った後、マル子さんに私の田んぼの稲に白い花が咲いていたとメールしたら、マル子さんたちの田んぼでもすでに稲の花が咲いたので、田んぼに入らないようにしているという返事が返ってきた。私の田んぼも今日あたり田んぼ全体にわたって花が咲いているだろうと思いながら行ったら、案の定、田んぼ全体にわたって稲に穂がつき、花が咲いていた。
 それだけではなく、稲の高さも1m20cmくらいになり、80cmくらいの高さにしかならなかった去年に比べると格段の成長ぶりを見せていた。しかし、マル子さんからのメールでは、夕暮さんは私たちの田んぼの稲を見て栄養不足だと言っていると言う。肥料をたっぷりあげ、背も高く、稲の葉の色も浅黒い夕暮さんの田んぼの稲に比べると若干見劣りはするが、私は十分な出来だと思う。特に、私が家のベランダで種から育てた苗(1畝の田んぼに植えた苗)は、冬季湛水のベテランの藤崎さんから分けてもらった苗(4畝の田んぼに植えた苗)に比べても遜色ないほどよく育っている。マル子さんたちはこのまま様子を見てみることにしたらしいが、私は藤崎さんに分けてもらった「ぼかフィッシュ」がまだ1/3ほど残っていたので、これを田んぼにまくことにした。
 田んぼの外周に沿ってぼかフィッシュを脇に抱えながら畔の上を歩いていると、畔の上にはセイタカアワダチソウなどの草が伸び放題だった。これでは畔の上を歩くのも難儀だ。今日、時間があったら、畔の上の草刈りもしなくては、と思う。
 田んぼにぼかフィッシュをまき終わったところで、私は畑に向かった。
 私の畑の土手には、3週間ほど前に草を刈ったにもかかわらず、草が40cmほどにまで伸びている。ほうっておけば、あっという間に草で埋もれてしまいそうだ。やはり、今日は草刈りをやらないといけないようだ。前回やり残したゴーヤの畝も草で埋もれている。
 今日あたり収穫し頃かなと思っていたまり子さんがくれたトウモロコシは実の上部が白くふやけたようになっている。これではとても食べられない。トウモロコシの実が採れたら娘や孫に食べさせてあげようと思っていたが、無理なようだ。でも、なぜこうなったのかはわからない。ずっと雨が降らなかったのでふやけたようになってしまったのだろうか。
 後から植えた札幌黄八行トウモロコシも高さ50cmくらいになっている。こちらはまだ実もついていないが、なんとか食べられるような実がついて欲しいが、水をやるなり、何かしないといけないのだろうか。
 ニンジンの葉がずいぶん大きくなっているので、どのくらい実がついているのだろうと、試しに抜いてみると、5cmくらいの実しかついておらず、慌てて埋め戻してしまった。あまり葉にばかり栄養がいかないように葉を減らしたほうがいいのだろうか。
 雨が降っていないのにもかかわらず、それ以外の作物は元気だ。
 畑の作物の確認が済んだところで、土手の草刈りから始める。南側の土手から西側の土手、そして北側の、隣の畑との境など、伸び放題になっているところから刈っていき、ショート畝のキンゴマと茶豆の間の溝、ゴーヤの畝とまり子さんのトウモロコシの畝の間の溝など、今までほうっておいたところを重点的に刈っていく。
 畑の外周の土手や溝の草刈りが済むと、次はゴーヤのまわりの草刈りだ。ゴーヤが明らかに生えていないところは刈払い機で刈ったり、クワで刈ったりしたが、ゴーヤは草の間に埋もれるように生えている。最後はカマでゴーヤの茎を切らないように慎重に刈っていく。暑さでノドは渇くし、同じ姿勢を続けていると腰が痛くなる。水筒の水を飲んだり、立って腰を伸ばしたりしながら作業を続ける。
 結局、午前中は畑の草刈りだけで終わってしまった。千倉の家に戻り、パンとサイダーだけの簡単な昼食を済ませると、午後は田んぼに向かう。
 朝、見たように、東側の畔や南側の畔は草が茫々に生えている。なかには畔から田んぼの中にまで広がっている草もある。北側の畔から時計回りに草を刈っていく。畔に生えた草を刈るときは、田んぼの外周の溝に刈った草を落とさないように右から左に刈っていく。畔際を刈るときは、刈払い機が水を跳ね飛ばさないように刈払い機の回転

 

2018-07-13

*[畑]高速バスで千倉へ

| 07:24

 今日は車が使えないので、高速バスで千倉に行くことにした。
 朝4時半に起きて東京駅を6時半の高速バスに乗って行くと、8時56分に千倉に着いた。これなら車で一般道を走って行くのとほとんど変わらない。その代わり、帰りは午後4時半の高速バスに乗らなければならないので、3時半には仕事を切り上げて千倉の家に戻って来なければならない。時間がないのだ。昼食を食べに千倉の家に帰る時間ももったいないので、パンと水筒を持って、まずは田んぼに行く。Tシャツの背に日の光が突き刺さるように当たる。水分をきちんと摂っておかないと、熱中症になりそうだ。
 前回(7/6)千倉に来たときは、高さ80cmくらいだった稲が1mくらいになっている。稲の生長は問題なさそうだ。稲をよく見ると、なかには穂をつけて白い小さな花が咲いているものもある。稲の花が咲いたら田んぼには入ってはならないと言われているが、穂をつけているのはほんの一部だけだ。ギリギリ田んぼに入れそうだ。稲の根本にはコナギやイボクサが生えている。これを取るだけで大変そうだ。今日一日で取りきれるだろうか。


f:id:hedate:20180714073157j:image:w240 f:id:hedate:20180714073154j:image:w240
左1mほどの高さにまで伸びた稲 右:穂がついた稲には白い花が咲いている

 今までは気がつかなかったが、田んぼの東端に3条ほど補植した稲がしっかり大きくなっている。一時はダメかと思っていたが、あらためて稲の成長力の強さに圧倒されてしまう。

f:id:hedate:20180714073148j:image:w280
田んぼの東端に補植した稲もちゃんと育っている

 このまま田んぼの草取りに入りたいところだが、畑も見ておかないといけない。
 畑に入ると、直ぐに目に入るのは、私の身長よりも高くなったトウモロコシだ。茎の途中には太さ5cmくらいにまで大きくなったトウモロコシの実がついている。もう収穫してもよさそうな気もするが、もう少し大きくなりそうなので、そのままにしておく。

f:id:hedate:20180714172206j:image:w280
ずいぶん実が大きくなったトウモロコシ

 しかし、トウモロコシの畝に植えた黒大豆が草に埋もれてひどいことになっている。これでは黒大豆が草に負けてしまいそうだ。隣の一番海側の枝豆を植えた畝も草で埋もれている。この2つの畝は、先週草取りをやったときにも気になっていたのだが、時間がなくて取り切れなかったところだ。田んぼの草取りも早急にやらなければならないが、こちらも今日あたりに草を刈っておかないとひ弱な枝豆になりそうだ。

f:id:hedate:20180714172202j:image:w280
トウモロコシの畝が草に覆われている

 しかし、それ以外の丹波大納言アズキや金時豆、茶豆などは、大きな葉を風に揺らして、とても元気そうだ。やはり、先週、草を取ってやったのがよかったようだ。

f:id:hedate:20180714175251j:image:w280
写真左は丹波大納言アズキ、右は金時豆

 先週間引き・移植したキンゴマも大きくなってはいないが、しっかり根づいたようだ。移植元のキンゴマは葉が大きくなり、間引きしてもまだ密植気味だ。

f:id:hedate:20180714175239j:image:w240 f:id:hedate:20180714175214j:image:w240
左:間引き・移植したキンゴマ 右:移植元のキンゴマ

 ひょうたんも、スイカも、落花生も元気そうだ。

f:id:hedate:20180714175232j:image:w240 f:id:hedate:20180714175223j:image:w240
左:ひょうたん 右:スイカ
f:id:hedate:20180714175229j:image:w240
落花生

 一通り、畑の作物の生長具合を確認したところで、トウモロコシの畝の草刈りに取りかかる。やはり、この草に覆われた状態は見逃すことはできない。東側からの光が当たりやすい海側の斜面の草から刈って行く。隣の枝豆の畝との間の草が30cm近く伸びていて刈ってしまいたいのだが、これを刈っていると、先週の二の舞になりそうなので、あえて畝の上の草だけに集中する。黒大豆の茎のまわりに生えた草をカマで刈っていく。海側の条が済むと、次は山側の条に回り込んで草を刈って行く。それにしても暑い。作業の手を休めて水筒の水を飲むと、冷たくて気持がいい。なんとか草を刈って行くと、黒大豆の姿がはっきり現れてカッコいい。やっぱり、草刈りは必要なんだなあ、と思う。

f:id:hedate:20180714203840j:image:w280
まわりの草を刈って姿を現した黒大豆

 黒大豆の畝の草刈りが終わると、次は隣の枝豆の畝だ。黒大豆の畝の草取りだけで1時間くらいかかっているので、枝豆の畝の草取りを始めると、また1時間くらいかかりそうで、こわい。こわいけれども、やらずにはおれない。
 枝豆は、種から植えたこともあって、まばらにしか生えていない。仮に大きくなっても食べられるほどの枝豆が採れるかどうかはわからないが、ともかく、まわりの草を刈って行く。まばらに生えている分、そのまわりの草を刈ればいいので、黒大豆の畝よりは楽なのだが、畝の横にずっとしゃがみ込んで作業をしないといけないので、結構大変だ。それでも坂道を荷車を押していくように草を刈って行く。なんとか草を刈り終えると、枝豆の姿が現れる。黒大豆に比べると、青々としているが、まわりの草を刈ったので、これからは日の光に当たって、しっかりした枝豆になっていくのではないだろうか。

f:id:hedate:20180714203943j:image:w280
枝豆も姿を現した

 時計を見ると、11時半だ。まだゴーヤのまわりの草取りが残っているが、それをやり始めると、12時を回るのは確実だ。ゴーヤなら多少まわりを草で囲まれても大丈夫だろうと決め込んで、最後に残った、キンゴマの移植元の畝に植えた大豆の草取りに取りかかる。5mほどのショート畝なので、ここなら15分くらいあれば終わりそうだ。ここの畝も海側の溝には高さ30cmほどにまで伸びた草がぎっしり生えている。これを刈ってしまいたいのだが、ここも我慢だ。草を刈らない代わりに、できるだけ足で溝の草を踏み倒すようにしながら、大豆のまわりの草刈りをしていく。私の予想通り、大豆のまわりの草取りは15分で終わった。
 すぐにでも田んぼに行きたいところだが、畑の隅のウメの木の下に入り、ポーチに入れてきたフィッシュバーガーを頬張る。できればコーヒーかジュースでもあればいいのだが、残念ながら手元にはないので、持って来た水筒に入っていた麦茶を飲みながらフィッシュバーガーを胃の中に流し込む。
 畑の隅での簡単な昼食が終わると、田んぼに向かう。どこから草取りを始めようか、考えた末、一番、草が目立つ4畝の田んぼの西側の真ん中あたりから草をとることにした。今日の作業のためにガーデンレーキと苗箱を持って来たのだが、畦が近いこともあって、手で草を取っては畦に放り投げることにした。
 ところが、稲の背が高くなっているので、稲と稲の間に腰をかがめて草を取ろうとすると、目に稲の葉の先が入って痛いのだ。それに稲が大きく育った分、稲と稲の間が狭くなっていて、条の間を歩きにくくなっている。それならと、田んぼの西側の真ん中から南に向かって草を取って行き、南の端に着いたら、今度は東向きに(反時計回りに)草を取っていくことにした。こうすれば、稲の間を歩いて稲を足で踏んで痛めることもなくなるし、畦にも近いので、手で取った草を畦にどんどん放り投げることができるからだ。
 田んぼの草取りをしながら思ったのだが、田んぼの北側はコナギがよく生えている。それに比べ、南側はイヌホタルイが多い。去年多かったイボクサは、今年はほぼ取ってしまったからか、意外に少ない。田んぼの中は、水が張ってあるので、畑にいる時のようにノドが乾くことが少ないのがいい。田んぼの上を渡ってくる風も水を含んでいるので、気持がいい。
 今日は、16時半には千倉港発の高速バスに乗らないといけないので、15時半には仕事を切り上げて千倉の家に戻り、汚れたからだをシャワーで洗ってから着替えてバス停まで行かなければならない。それまで集中して草を取ることにした。北から南に草を取って行き、続けて西から東に草を取り、それが済むと、南から北へと草を取って行く。田んぼの中のほうを見ると、まだ取り切れていない草がいっぱい見えている。それも取りたいのだが、一人ではとても手が回らないので、諦めて目の前の草を取って行く。途中、中腰の姿勢に疲れてしまい、稲と稲の間にしゃがみ込んで草を取っていると、お尻が田んぼの水について濡れてしまうこともある。ポリエステル製のジャージのズボンはびしょ濡れになっている。
 田んぼのまわりを南から北に草を取り終えたところで15時15分になっていた。まだ少し早いが、ここから草を取り始めても、どうせ中途半端にしか終わりそうもない。私は、田んぼの草取りを切り上げて、土手の上に上がった。今まで作業をしていた田んぼを振り返って見る。私が取った草は、田んぼのほんの一部、1/10くらいだろうか。ひとりで作業をする限界を感じる。でも、今日はこれ以上、作業はできそうにない。私は千倉の家に戻ることにした。

f:id:hedate:20180714214339j:image:w280
草取りが終わった4畝の田んぼの西側中央 右:

 千倉の家に戻り、急いでシャワーを浴び、着替えてから、夕食用に取っておいたコロッケパンを頬張る。ノドが乾いているので、水をがぶがぶ飲むと、それが汗になってどっと流れていく。私は、荷物をまとめて、千倉港に向かった。初めて高速バスを乗り継いで帰るのだが、本当にバスは定刻通りに来るのだろうか。不安感に揺れながらバスを待っていると、千葉みなと行きのバスがやって来た。このバスに乗って木更津羽鳥野のバス停まで行き、そこから東京駅経由東雲車庫行きの高速バスに乗り継ぐのだ。高速バスに乗っていると、自分で車を運転しないで帰る気軽さにあらためて気づいた。ただし、東京駅まで着くのに3時間かかるのは時間がもったいない気がする。とはいっても、モリ子さんやマル子さんは、いつも高速バスで来て、千倉の家に一泊して帰って行っている。二人のガッツには頭が下がる思いがした。

2018-07-06

*[畑]大雨の中の草取り

| 17:40

 東京を出る時は大雨だった。でも、南房総市の天気予報が朝9時には雨が止むということだったので、気持は明るかった。千倉に行ったら、今日は田んぼの草取りとキンゴマの間引き・移植をするつもりだった。
 千倉に着いたのは8時45分過ぎだった。そのまま徳蔵院に車で行ってペットボトル3本に井戸水を汲んでから千倉の家に戻る。まだ雨が降っているので、カッパを着てから、ガーデンレーキ、移植ゴテ、カマ、クワなどを持って、田んぼと畑の巡回に出る。
 1週間ぶりの田んぼは、稲が10cm以上伸びて80cmくらいになっている。1週間ほど晴天が続いたあと、昨日・今日と雨が降ったので、稲が急に伸びたのだろう。近くの青空さんの田んぼの稲は高さ1mを超え、稲自体も浅黒いが、私の田んぼの稲は柔らかい緑色をしている。去年の稲は黄色いままだったが、今年の稲は柔らかい緑色で高さもある程度ある。あとはこのまま順調に育ってくれることを祈るばかりだ。


f:id:hedate:20180708181457j:image:w240 f:id:hedate:20180708181452j:image:w240
急に伸びた稲

 6/29に草取りをした1畝の田んぼにはほとんど草は生えていないが、4畝の田んぼは真ん中あたりにコナギがかたまって生えているのが見える。これを今日は取らないといけないだろう。

f:id:hedate:20180708181449j:image:w240
田んぼ中央にかたまって生えたコナギ

 田んぼの確認が済むと、畑に向かう。雨は少し小降りになっている。もうすぐやむのだろう。
 1週間ぶりの畑は、どこも草茫々だった。この間、まわりの草を取ってやったゴーヤも草に埋もれている。スイカの苗は草の海の中に顔を出している状態だ。ひょうたんはネットにツルを伸ばしているが、やはり、草に覆われている。このままでは畑の作物は草に埋もれてしまうだろう。去年は、田んぼ仕事に追われてしまい、畑の草を取りきれなかったために、葉は大きくなったが、茎が弱くて、十分な収穫ができなかった作物(大豆丹波大納言アズキ・金時豆)が続出してしまった。そんなことがないように、今年はしっかり草を取ってあげないといけない。

f:id:hedate:20180708202438j:image:w240 f:id:hedate:20180708202434j:image:w240
左:草に埋もれたゴーヤの畝 右:スイカも草に埋もれている

f:id:hedate:20180708202431j:image:w240
ひょうたんはツルを伸ばしていた

 まり子さんからもらったトウモロコシはまた一段と大きくなったようだ。支柱を立ててあげたので、倒れているトウモロコシもない。トウモロコシの実は大きくふくらんでいるが、まだ収穫するには早そうだ。一方、あとから植えた札幌黄八行トウモロコシは高さ40cmくらいにまで伸びているが、なかには斜めに倒れそうになっているものもある。それらのトウモロコシには横に支柱を立ててやり、トウモロコシを支えてやるようにしてやった。

f:id:hedate:20180708202429j:image:w240 f:id:hedate:20180708203236j:image:w240
左:収穫が楽しみなまり子さんのトウモロコシ 右:あとから植えた札幌黄八行トウモロコシ

 密植状態のキンゴマは、それでもかなり葉が大きくなっているが、これもチンゲンサイと同じく、早く間引き・移植をしてやらないといけないだろう。前回移植してやったチンゲンサイは、枯れてはいなかったが、大きさはほとんど変わらない感じだ。

f:id:hedate:20180708203335j:image:w240 f:id:hedate:20180708203325j:image:w240
左:密植状態のキンゴマ 右:間引き・移植の済んだチンゲンサイ

 一通り、畑の作物の確認が済むと、私は早速キンゴマの移植に取りかかった。
 まずは、移植先のレタスダイコンを植えていた3m幅のショート畝の草を刈ることにした。まだ収穫の済んでいないニンジンは残して、畝の上の草をクワできれいに刈って行ってやる。草刈りはそれほど時間もかからず終わったが、キンゴマの苗移植用の穴を掘ろうとすると、雨が激しく降ってきた。私は、畑の隅のウメの木の下で雨宿りをしながら、雨が弱くなるのを待った。しかし、雨は激しくなることはあっても、弱くなることはない。空を見上げると、黒雲が里山の上に大きく広がっている。30分ほどウメの木の下で雨がやむのを待っていたが、一向にやむ気配がない。時計を見ると、11時を過ぎている。朝5時過ぎに朝食を食べてきたので、少々お腹も空いている。少し早いが、千倉の家に戻って昼食を食べてからくれば、雨もやんでいるだろう、と期待しつつ、千倉の家に戻る。

f:id:hedate:20180708205110j:image:w280
3m畝の上の草刈りが終わったところ

 千倉の家で弁当を食べ、マル子さんが買い置きしてくれていたキリマンジャロコーヒーを飲んでから、家を出る。時計を見ると、11時45分だ。家を出る前に南房総市の天気予報を見ると、午前11時には雨がやむことになっている。それなら、間もなく、雨もやむだろうと思っていたが、畑に着いても雨は激しく降り続いている。それでも、時折、雨が小やみになると、キンゴマ移植用の穴を移植ゴテで畝の上に掘っていく。35個ほどの穴が掘れたところで、キンゴマを間引きしようと思ったのだが、キンゴマのまわりに草が生えていて、これを刈らないと、どれがキンゴマなのかさえわかりにくいので、キンゴマのまわりの草をクワで刈ってから密植していそうなところを探し出して、そこから高さ7cm〜15cmくらいの苗を選んで抜いて行く。40本ほど抜いた苗は、手で抱えるように持って、移植用の穴が開けられた元レタス畝に持って行き、順に植えて行く。そして、穴に順に植えて行く。苗の移植が終わったところで、苗のまわりに先ほど刈った草を掛けていってやる。

f:id:hedate:20180708211845j:image:w240 f:id:hedate:20180708205107j:image:w240
左:移植元のキンゴマのまわりに草を掛けてやったところ 右:移植の終わったキンゴマの苗

 しかし、これでもまだ元のキンゴマの畝の苗は密植状態だ。とはいっても、これ以上、キンゴマにばかりかかずらっているわけにもいかない。では、当初の予定通り、田んぼの草取りかというと、そういうわけにもいかない。キンゴマの苗を移植した隣のスイカの苗は黄色い花を咲かせているものの、草に埋もれたままだ。このままでは草に負けてしまいかねない。
 まずは、スイカの苗のまわりの草を刈ってやり、スイカの苗がきれいに見えた状態で残った草をクワで刈ってやることにした。これが想像していた以上に時間がかかった。その間も雨は強くなったり、弱くなったりを繰り返している。雨が強くなると、私はウメの木の下に移動して雨が小やみになるのを待っていた。空には、また黒雲が広がっている。待つ時間が多くて、草取りの作業は思ったようには進まない。
 なんとかスイカのまわりの草を刈り終えて、スイカの苗のまわりに草を置き終わったのは午後2時近かったのではないだろうか。

f:id:hedate:20180708211849j:image:w280
スイカの苗のまわりの草を刈ってやったところ

 スイカの畝の草刈りが終わると、逆隣りのひょうたんのまわりの草も取りたくなってしまった。この頃になると、私は、今日田んぼの草取りはできないのではないかと半分諦めていた。いつも思うのだが、畑に来れば、畑の作物たちが次々に私に「あれをやって」「これをやって」と、注文をつけてくるので、なかなか畑から抜け出られないのだ。畑と田んぼと両方をやっているので、どうしても、いつも追われるように仕事をしているのだ。
 ひょうたんのまわりの草を刈る前に、その反対側の斜面に植えたインゲン豆が豆をつけていたので、それを収穫してから、インゲン豆の苗をネットから引きはがし、まわりの草を刈ってやった。それが終わると、いよいよ、ひょうたんのまわりの草刈りだ。カマを使って、慎重にひょうたんのまわりの草を刈って行く。このころには、雨もほとんどやんでいた。雨が降ったおかげで、移植の終わったキンゴマなどに水をやらないですんだのはありがたい。
 ひょうたんのまわりの草を刈り終わると、次はロング畝の作物のまわりの草の生え方のひどいところを見ていく。金時豆のまわりの草が特にひどいようだ。去年も金時豆は草にやられて収穫できなかったので、金時豆の苗のまわりの草をカマで刈っていく。金時豆の畝の草を刈りながら、隣の黒大豆と落花生の畝との間の溝の草も刈り始めていた。そればかりではなく、気がつくと、黒大豆と落花生の苗のまわりの草も刈っていた。落花生も、下草を刈っておかないと、下に落花生の実をつけられなくなるからだ。落花生の茎を間違って切らないように気をつけながら草を刈って行く。
 どうやら今日は畑の草取りで終わりそうだ。それなら腰をすえて、取れるだけの草を取って行ってやろうと決めた。金時豆と黒大豆の畝の間の溝の草取りが終わると、私はカマの代わりにクワに持ち替えてから、溝の草をどんどん刈って行くことにした。溝の草はカマでも刈れないわけではないが、クワで刈ったほうが圧倒的早く草を刈れるからだ。

f:id:hedate:20180708215218j:image:w280
丹波大納言アズキと丹波大納言アズキの間の溝の草を刈り、刈った草を苗の根元に置いていったところ

 それからは獅子奮迅というか、目に入るところの草はクワとカマを使って刈って行った。最後に刈ったのは、ゴーヤの畝に3条で植えた丹波大納言アズキだった。クワの先で苗を切らないように気をつけながら、草を刈って行く。作業が終わったのは5時45分を回っていた。

f:id:hedate:20180708215743j:image:w280
ゴーヤの畝に植えた丹波大納言アズキのまわりの草を刈ったところ

 畑を見れば、まだ草刈りが終わっていないところが何ヶ所かある。でも、今日は12時くらいから5時45分まで、ほぼ休みなく働いていたので、からだはクタクタだ。残りは来週やることにし、私は雨と泥で汚れたからだを引きずるようにして千倉の家に戻った。

2018-06-29

*[畑]りつ子さん、ヒロ子さんが千倉に来てくれた!

| 10:29

 田んぼの草取りが終わらない。特にモリ子さんたちの田んぼの草がひどいようだ。そんな窮状を見かねてか、田んぼの神様が稽古場のりつ子さんとヒロ子さんの2人を千倉に派遣してくれた。
 朝、私は、いつもの駅でりつ子さんとモリ子さんを拾って千倉に行った。市川に住んでいるヒロ子さんはコースが大きく外れるので、途中、車で拾って行くわけにもいかず、電車で11時50分頃千倉に着くことになっている。

 9時過ぎ、千倉に着くと、りつ子さんとモリ子さんを千倉の家におろし、私はいつものように田んぼと畑の巡回に出かけた。
 1週間ぶりの田んぼは、コナギなどの水草が田んぼ全面に広がっていて、ガックリしてしまった。「これならりつ子さんやヒロ子さんには私の田んぼの草取りをしてもらったほうがよかったかな」と、ちらっと思うが、今日はモリ子さんたちの田んぼを手伝ってもらうということになっているので、そのままにしておく。


f:id:hedate:20180630101330j:image:w240 f:id:hedate:20180630101327j:image:w240
田んぼの中にはコナギなどの水草が見える

 続いて畑の作物の生長具合を見に行く。
 まり子さんからもらった自然農法でつくったというトウモロコシが一段と大きくなっている。中には、私の身長より高いものもある。トウモロコシの実の上から伸びたヒゲが黒くなっている。大きさ的には、まだ収穫には早そうだ。あとからショート畝に植えたトウモロコシも30cmくらいになっていて、これからが楽しみだ。

f:id:hedate:20180630102726j:image:w240 f:id:hedate:20180630102723j:image:w240
まり子さんからもらったトウモロコシ

f:id:hedate:20180630102720j:image:w240
あとから植えたトウモロコシも大きくなっている

 スイカの苗は草に隠れるように生えている。早く草を刈ってやらないといけない。ひょうたんの葉が一回り大きくなっていたのがうれしい。チンゲンサイの葉がかなり大きくなっている。そろそろ間引きして移植してやらないといけない時期だ。今日できるだろうか。

f:id:hedate:20180630181035j:image:w240 f:id:hedate:20180630181031j:image:w240
左:葉をかき分けると、スイカの苗が出てきた 右:ひょうたんの苗
f:id:hedate:20180630181021j:image:w240
葉が大きくなったチンゲンサイの苗

 その他のキンゴマ、ニンジン丹波大納言アズキ、大豆、金時豆、茶まめ、黒大豆、ゴーヤも順調だ。こちらは心配することもなさそうだ。私は、ひとまず千倉の家に戻ることにした。
 途中身支度をすませたモリ子さんとりつ子さんに会ったので、「どこに行くのですか?」ときくと、「山の畑にダイコンを収穫しに行くの」と言う。私は、「ヒロ子さんが千倉駅に11時50分には着くので、11時40分には千倉の家に戻っていてくださいね」と、お願いする。
 今日の昼食は、ヒロ子さんを千倉駅に迎えに行った帰りにオルネカフェに寄り、ランチセットをみんなで食べることになっているのだ。私としては、千倉にもオルネカフェのような店があること、オルネカフェのパンの盛り合わせや美味しいスープ、コーヒーとケーキのセットを、りつ子さんたちに味わって欲しくて予約しておいたのだ。
 そして、私は、千倉の家に戻り、塀の上に伸び放題に伸びたサザンカを剪定することにした。最初は、塀の内側のサザンカを揃え、次にビールケースに乗って天端を揃え、最後に塀の外側のサザンカを揃えた。余計な枝も切ってしまったので、かなり風通しがよくなったように思う。
 さて、塀の内側や外側に落ちたサザンカの葉や枝をビニール袋に入れようかなと作業を始めたら、突然、バラバラと大粒の雨が落ちてきた。「あれ? 今日の天気予報では雨が降るなんて言っていなかったのになあ」と思いながら、軒に入って空を見上げていると、山の畑に行ったはずのモリ子さんとりつ子さんがダイコンを抱えて戻ってきた。「急に空に黒い雨雲が広がったので、これは雨になるな」と思って、戻ってきたのだそうだ。
 雨は激しく降ったかと思うと、急にやみ、また激しく降り出したりしている。雨が小やみになるたびに3人は塀の内・外のサザンカの葉や枝をかき集め、袋に入れていく。まるでサザンカの剪定が済んだら、3人で力を合わせて片付けをしなさいと、千倉の神様が言っているようで、私は心の中で笑っていた。

f:id:hedate:20180630195551j:image:w280
サザンカの剪定が終わった千倉の家

 剪定枝を大きなビニール袋に詰め終わった頃には、また雨が強くなった。3人とも家の中に入り、雨に濡れた服や髪をタオルでぬぐいながら、空模様を見ている。私が「ヒロ子さんって雨女なの?」ときくと、モリ子さんもりつ子さんも「知らないわ」と言う。時計を見ると、11時半を過ぎている。このまま千倉駅までヒロ子さんを迎えに行ってもよさそうだ。急な雨が降ったことで、わざわざ畑から戻って来なくてもよくなった。成り行きとはいえ、なんだか誰かが私たちのために天気までコントロールしているようで面白い。
 11時50分過ぎ。千倉駅に内房線が止まり、華やかな雰囲気をまといながらヒロ子さんが改札口を出てきた。地味な千倉ではあまり見かけないような若い女性の姿だ。私たちは、早速、車に乗り込み、オルネカフェに向かう。
 12時になったばかりだとはいえ、お店の中には誰もいない。まるで貸し切り状態だ。ちょっとお尻のあたりがむずがゆい感じがする。あらかじめ予約しておいたので、注文内容はわかっている。店主の小原さんは、各自のデザートの飲みものだけを確認していく。
 注文が終わると、とりあえず、挨拶代わりにヒロ子さんの田んぼ経験などをきいていく。ヒロ子さんは、私もモリ子さんもりつ子さんも行っていた茂原に時々行って畑や田んぼ仕事の手伝いをしていたらしい。畑や田んぼの知識はあまりないようだが、田んぼ仕事が好きらしく、同じ稽古場で稽古をしているりつ子さんから千倉の田んぼの話を聞いて市川の自宅から千倉まで来てくれたようだ。何という物好きな、いや、ありがたいことだ。
 そのうち、スープが出てきた。今日は新じゃがと新タマネギのスープだそうだ。こってりした味が口の中で広がる。続けてパンの盛り合わせが出てきた。モリ子さんもりつ子さんも「おいしいね」と言って食べている。私は、黙って食べていたが、女性にはちょっと量が多いんじゃあないかと心配していたら、案の定、3人とも残してしまった。
 パンとスープを飲み終わると、デザートが出てきた。苦いけど、すっきりした味のコーヒーと、甘いチーズタルトのケーキの組み合わせがいい。モリ子さんやマル子さんなどは、千倉の畑で採れた食材でもてなしたいらしいが、そうすると、料理などに時間がかかってしまい、モリ子さんたちの作業時間がなくなってしまうので、外食もいいのではないかと、私が考えたのだ。もちろん、私がオルネカフェのファンだということもあるのだが。
 モリ子さんが「田んぼに稲の花が咲くと、それ以後、田んぼの中に入ってはいけないの」と言うと、ヒロ子さんが以前茂原の田んぼを借りていたときに、自宅のプランターに稲の種を植えたところ、白くて小さな花が咲いたのを見たことがある」と言うので、「そう、それ。その花が咲いたら田んぼの中に草取りに入っちゃあいけないんだ。去年は、ボクの田んぼの場合は7/18に稲の花が咲いているから、あと3週間くらいで田んぼに入れなくなるので、それまでにできるだけ草取りをしたいんだ」と言う。モリ子さんとヒロ子さんは初対面に近いのだが*1、田んぼという共通の話題があるので、自然に話は盛り上がる。
 12時45分頃には食事を終え、千倉の家に戻り、田んぼ仕事用の作業着に着替えて出かけることにした。地下足袋を履くのに手間取っているモリ子さんを置いて、私が、千倉が初めてのヒロ子さんと、千倉が二度目のりつ子さんを誘って、マル子さんやモリ子さんたちのやっている畑や私の畑などを案内していく。牧歌的な千倉の風景を見て、ヒロ子さんも気に入ってくれたようだ。私は胸をなで下ろす。
 私がモリ子さんの田んぼにやって来て、「天神さまがこのあたりの守り神なんだ」と話していると、モリ子さんが苗箱や取った草を入れる網袋を手に持ってやって来た。私は、草取りのやり方などはモリ子さんなりのやり方があるのだろうと思い、あとはモリ子さんに2人を任せて自分の田んぼに戻った。

f:id:hedate:20180630195624j:image:w280
天神さまの田んぼの草取りを始めたモリ子さんたち

 モリ子さんたちの田んぼに比べれば、私の田んぼの草の数は圧倒的に少ないのだが、それでもあちこちにちらほらとコナギなどの草の葉が見える。このまま放っておけば、あっという間に田んぼ全体に草が広がってしまうだろう。そうならない前に草をとらないといけない。
 まずは、西側の1畝の田んぼの草取りから始める。ここは田んぼを囲う土手に近いので、取った草は土手や畦に放り投げられる。私は、ガーデンレーキは使わず、手で草を取って行く。1畝の田んぼは南北に6条くらいしか稲が植えられていないので、北の端から3条ずつ草を取って行き、南の端まで辿り着くと、今度は南から北に向かって草を取って行く。場所的に狭いこともあって草取りは簡単だ。3時過ぎには1畝の田んぼの草取りは終わってしまった。

f:id:hedate:20180630205951j:image:w240 f:id:hedate:20180630205948j:image:w240
草取りの終わった1畝の田んぼ

 さて、「次は4畝の田んぼの草取りかな」と思っていると、急に畑のチンゲンサイが密植気味だったことが頭に浮かんだ。チンゲンサイを間引きするなら、今日あたりに間引くのがちょうどいいタイミングのように思えた。そう思うと、それまで田んぼ一面に広がっていた草も1週間後にとれば間に合いそうに思えた。
 私は、移植ゴテとカマ、クワを取りに千倉の家に戻った。ついでに、徳蔵院の井戸水を入れるためのペットボトルも2本ネコに積み込んだ。畑に直行する前に天神さまの田んぼに寄って、今日電車で来たヒロ子さんが何時の電車で帰るつもりなのか聞いておいたほうがいいだろうと思ったのだ。
 天神さまの田んぼに寄ると、ヒロ子さんやりつ子さんたちはちょうど休憩中だった。私がヒロ子さんに「何時に帰るつもりなの?」ときくと、ヒロ子さんは「決めていない。できれば、車で帰る途中に立ち寄れそうな駅があったら、そこで降ろしてほしい」と言う。私は、「じゃあ、木更津駅まで送りましょうか。田んぼ作業は6時までにして7時に千倉を出れば、8時半には木更津に着けるでしょうから、そこから市川までなら10時頃には家に帰れるでしょう」と言うと、モリ子さんが「作業を終えるのが6時では遅いと思うの。みんな、シャワーを浴びないといけないから時間もかかるし、5時にしない?」と言う。いつもなら千倉に来ると、遅くまで仕事をしたがるモリ子さんが早い時間での作業終了を言ってきたので、私はそれに従うことにした。
 私がヒロ子さんに、「徳蔵院に井戸水を汲みに行くけど、一緒に行く?」と言うと、ヒロ子さんが「行く、行く」と乗ってきた。りつ子さんとモリ子さんは、今日の午前中に徳蔵院に行って水を汲んで来たので、行かないと言う。私は、ネコを押しながら徳蔵院に向かった。
 A徳蔵院の境内に上がると、そこからは畑越しに遠く太平洋、海が見えるのだ。千倉のなかでもかなりいい風景を楽しめる場所だ。ヒロ子さんも気に入ってくれたらしく、「いい場所ね」と言ってくれた。2人で金杓子に井戸水を入れて飲む。空は明るく晴れて、ノドが乾いていたので、井戸水がおいしい。私が、「ここの境内で風の強い日にひとりで踊りを踊ったんだよ」と言うと、ヒロ子さんも「ここは踊るにはいい場所よね」と、受けてくれた。ここの境内で踊りの稽古をした日が懐かしい。
 2人でかえる岩のところまで来ると、ヒロ子さんは天神さまの田んぼに、私は自分の畑に向かった。
 畑に着くと、私は、まず、チンゲンサイの畝の中央付近の草をクワで刈り始めた。まだ草はあまり伸びていないので、草を刈るのはすぐに終わった。私は、草を刈ったところにジョウロで水をまいていく。そして、チンゲンサイの密植の割合のひどいところから苗を抜いて、畝の中央に移植していく。移植時に根を切らないように気をつけながら慎重に作業をしていく。密植の具合がひどいところはいっぱいあるが、すべて移し替えるほど場所はないので、作業は限られている。それでも結構きれいに移植できたような気がする。移植が終わると、もう一度、移植した苗たちに水をやっていく。無事に大きくなってくれるといいのだが。

f:id:hedate:20180630213336j:image:w240 f:id:hedate:20180630213302j:image:w240
左:移植前のチンゲンサイの畝 右:間引き・移植後のチンゲンサイ畝

 次は、キンゴマの苗の間引き・移植を行いたいところだが、もう5時が近い。時間もないし、キンゴマの苗はまだかなり小さいので、それほど間引き・移植を急ぐこともなさそうだ。キンゴマは来週に回すことにして、私は、ヒロ子さんたちが作業をしている天神さまの田んぼに向かう。「5時には作業を終えましょう」と言っていたにもかかわらず、モリ子さんたちはまだ田んぼの中で必死に草取りをしている。「やっぱり、まだ終わりそうにもないじゃないか」と、私は心の中で苦笑する。
 私が先に千倉の家に帰り、道具類を倉庫にしまっていると、りつ子さんがそばに立っていて、ビックリしてしまった。どうやら、一度にシャワーに入れないから、りつ子さんだけ先に上がってきたのだそうだ。なるほど、そういうことか。私は道具類を倉庫にしまうと、急いでシャワーを浴びに風呂場に飛び込んだ。私が風呂場から上がると、次はりつ子さんがシャワーを浴びに入った。私が台所にいると、モリ子さんとヒロ子さんも千倉の家に戻ってきた。そして、順にシャワーを浴びて、着替えをしていく。
 着替えが終わると、昼間、オルネカフェで買ったパンを食べたり、モリ子さんが夕暮さんからもらったというスモモを食べたり、りつ子さんが持って来た唐揚げやカニの甘辛煮などをつまみに話が盛り上がる。
 結局、千倉の家を出たのは夜7時だった。私は、ヒロ子さんを木更津駅でおろすために館山道をひた走る。いつもはお喋りなモリ子さんもりつ子さんも静かだ。ヒロ子さんは、暗い高速道路が闇に引き込まれるようで面白いと言う。そんなことを言う人は初めてなので、私は「そうなんだ」と黙って聞いている。
 結局、8時半前には木更津駅に着くことができた。私は初めての場所なので、うまく着けるかどうか、結構心配していたのだが、高速道路を降りたあとは、いつも走っている一般道の道をなぞるように走って行ったので、迷うこともなく、木更津駅に着くことができた。そこから、いつも高速道路に乗る木更津金田の駅までも近かったので、無駄な時間はほとんどかからなかった。これでヒロ子さんだけでなく、今後電車で千倉まで来てくれた人を木更津駅まで送ることができそうだ。もちろん、ヒロ子さんがまた千倉に電車で来てくれたら、帰りは木更津駅まで送って行くこともできる。私は、また少し自分にとっての千倉の幅が広がったような自信を感じていた。

*1:モリ子さん曰く、ヒロ子さんとは、一度、茂原で会ったことがあるらしいが、ヒロ子さんはモリ子さんのことを覚えていないようだ。

2018-06-22

*[畑]なんとか田んぼの草取りが終わったぞ!

| 17:50

 千倉に行っているモリ子さんから犬のおじさんが千倉の家に来てくれて刈払い機の刃を交換してくれたそうだ。これで刈払い機が使える! 私は、千倉の家に着くと、庭の草が伸びっぱなしだったので、早速刈払い機を使って庭の草刈りを行ったあと、田んぼに向かった。
 天神さまの田んぼに昨日から泊まりで来ているマル子さんがいるのではないかと思っていたが、姿が見えない。天神さまの田んぼはイネの根元に草がぎっしりはびこっている。これでは草を抜くのも大変だろうし、田んぼの草をすべて抜ききるのは不可能に近いのではないだろうか。実際去年も草取りが終わらないうちに稲の花が咲き、草取りは取りやめになっていた。今年も同じことの繰り返しになりそうだ。
 天神さまの田んぼを横目で見ながら通り過ぎ、私の田んぼに来るとマル子さんが隣の自然農の田んぼで草取りをしていた。畑のように草が生い茂った田んぼの中では、どれが稲で、どれが草か判断がつかないような状態だった。稲が稲とわかるようにマル子さんが草取りをしていたが、まだ3/4くらい残っていた。天神さまの田んぼといい、自然農の田んぼといい、明らかに持てあましている状態だ。マル子さんたちにはマル子さんたちならではの考えがあるのだろうが、私は半分呆れてしまった。あとでマル子さんに聞いたところでは、天神さまの田んぼの草取りをしても1日に1列くらいしか終わらないそうだ。本人たちも半分草取りを諦めているようにも思えるが、それでも泊まりがけで何度も千倉に来ている。
 マル子さんの話を聞きながら、私は自分の田んぼを振り返った。6/15に来た時には、6/12から3日しか経っていないのに、草取りをしたところに新しい草が生えていてガックリしていたので、6/15から1週間経った今日はどうなっているか心配だったが、私の心配をしていたほど草は生えていなかった。私の横で私の田んぼを見ていたマル子さんも「これだけきれいなら心配ないですよ。私たちの田んぼとは比べものにならないもの」と言う。そうかもしれない。マル子さんたちの田んぼにはイヌビエなどがびっしり生えているが、私の田んぼはイボクサやコナギが稲の根元まわりに少し生えているだけだ。この程度なら私一人でもなんとか取れそうだ。


f:id:hedate:20180623193921j:image:w240 f:id:hedate:20180623193930j:image:w240
1週間ぶりの私の田んぼ
f:id:hedate:20180623193914j:image:w240
稲の根元のまわりにはガーデンレーキで取りきれなかった草が残っているのが見える

 私は、マル子さんを田んぼに残して、畑に向かった。
 1週間ぶりの畑はそれほど大きく変わっているわけではなかった。枝豆も大豆丹波大納言アズキも葉を虫に食われてはいるが、それほどひどい状態ではない。特に目をひいたのはトウモロコシだ。高さは1mくらいになっている。それだけではなく、茎の頂上部が割れて黒く開いている。これはトウモロコシの花なのだろうか。その下には、トウモロコシの葉にくるまれるように実がなっている。まだ小さいが、しばらく待てば立派な実をつけそうだ。私の畑の一番の成長株と言えそうだ。

f:id:hedate:20180623194031j:image:w240
1mくらいの高さになったトウモロコシ
f:id:hedate:20180623194028j:image:w240 f:id:hedate:20180623194025j:image:w240
左:頂上部が黒くなり、割れて開いている 右:トウモロコシの実のヒゲが見える

 ほかの作物では、チンゲンサイとキンゴマが大きくなっている。特にチンゲンサイは葉がかなり大きくなっている。かなり密植気味に植えているので、早く間引きして、間引きしたものはほかに移植してやりたいのだが、植えるところがなくて困っている。これはキンゴマについても同じだ。

f:id:hedate:20180623200334j:image:w240 f:id:hedate:20180623200325j:image:w240
左:チンゲンサイ 右:キンゴマ

 ひょうたんやスイカは相変わらず大きくなっていないが、インゲン豆のツルがネットをはい上がっている。これはちょっと嬉しい。ウコンは、暴力的と言ってもいいほど大きくなっている。こちらは心配する必要はなさそうだ。

f:id:hedate:20180623200933j:image:w240 f:id:hedate:20180623200320j:image:w240
左:インゲン豆 右:ウコン

 レタスは玉にはなっていないが、きれいな葉が大きくなっている。これは今日収穫して帰れそうだ。ニンジンの葉も一回りか二回り大きくなっている。今年はそこそこの大きさのニンジンが採れるかもしれない。

f:id:hedate:20180623200930j:image:w240 f:id:hedate:20180623200927j:image:w240
左:レタス 右:ニンジン

 畑の確認が済むと、私は再び田んぼに戻る。マル子さんは、まだ隣の田んぼで草取りをしている。私が今日のお昼にオルネカフェに注文したコーヒー豆を取りに行くと言うと、「私も全種類1品ずつ注文してください」と言う。マル子さんもオルネカフェのパンが大好きなのだ。マル子さんがネコを田んぼに持って来ていたので、「この後もネコを使う?」ときくと、使わないと言う。「それなら、あとでネコを貸してくれないか。田んぼの土手の草がかなり伸びているので、それを刈ったら、畑にネコで持って行って畑の作物に草をかけてやりたいんだ」と言うと、マル子さんは快く了解してくれた。とは言っても、6/15も田んぼの草取りを始めたら草取りが終わらなかったので、今日もどうなるかはわからない。
 私は、ガーデンレーキを手に持って田んぼに入っていく。手前の1畝の田んぼには草がほとんど生えていないようなので、4畝の田んぼの北西の角から草取りを始める。稲の根元にはイボクサやコナギの葉などが見えるので、手で取って、取った草はそのまま畦にほうり上げる。このほうが苗箱にいちいち溜めてから畦まで持って行くよりは効率的なのだ。
 北西の角が済むと、6/15に取り終えることができなかった田んぼ中央の草取りを始める。ここは取った草を畦に放り投げるには遠すぎるので、苗箱に溜めて行き、ある程度溜まったところで畦まで運んで行く。根に土がついている草は溜まると、とても重い。苗箱を両手で持ち上げるのだが、あまりの重さにビックリしてしまう。持ち上げた苗箱はお腹の上に載せるようにして運んで行くのだが、ズボンやTシャツの前部分が水や泥ですぐに汚れてしまう。おまけに苗箱は重いので、よろよろと苗を踏まないように歩いていくのは大変だ。苗箱を畦の前まで持って行くと、畦の手前の溝に落ちないように気をつけながら、えいやっと苗箱をひっくり返しながら、体重をかけて草についた泥が含んでいる水を押し出す。畦の上に泥のついた草を押しつけると、小さな山のようになる。苗箱から水がしみ出ると、腰を跳ね上げるようにして立姿に戻る。それを何回繰り返したことだろう。気がつくと、隣の田んぼにいたマル子さんの姿は見えない。おそらく天神さまの田んぼの草取りに向かったのだろう。時計を見ると、11時を回っているので、オルネカフェにコーヒー豆とマル子さんの全種類1品ずつの注文をしておく。
 田んぼの中央部の草取りがほぼ終わると、今度は南側の畦から中央部までの草が気になる。ここもほぼ手つかずの状態だったので、南側の端から中央までの草を取って行く。南側の畦近くの草は手で取って畦の上にほうり上げていく。真ん中付近の草は苗箱に溜めておいて、まとまったところで畦まで運んで行くのは同じだ。
 途中、お昼の浜千鳥の音楽が流れたときは、そろそろ上がるかと思ったが、真ん中まで終わらせてからお昼にしようと決めて作業を進める。12時半過ぎに南側から真ん中まで草取りが終わったところで、畦に上がってスマホを見ると、マル子さんからのメッセージが入っていた。「私は午後1時まで田んぼで作業をしています」と書いてあったので、私は先に昼食をすますことにした。
 昼食を食べてオルネカフェでパンとコーヒー豆を受け取って千倉の家に帰ってくると、ちょうどマル子さんが田んぼから戻ってくるところだった。私が昼食をすませ、オルネカフェでパンとコーヒー豆を受け取ってきたところだと言うと、ちょっと驚いていた。マル子さんの注文のパンを渡すと、私が「今日の帰りの目標は午後6時くらいにしよう」と言うと、マル子さんは「携帯の音を鳴らすだけでわかりますから」と言う。
 私は、田んぼに向かう。午後は東側の端の草取りから始めることにした。ここも6/15に草取りをしているが、イボクサやイヌホタルイの葉が生えている。畦の近くでの草取りなので、取った草はどんどん畦の上に投げていく。北側から始めて南側の端に着くと、今度はその内側の草取りを南側から北の端に向かって行う。午後の作業はガーデンレーキを使わず、手で草を取ることが多くなっていた。右手だけで草を取っていると、疲れがからだの右側に集中してしまうので、左手も使いながら草を取って行く。北側の端まで草を取り終えたところで、田んぼ全体を見回すと、ほぼ草は取れたような感じだ。

f:id:hedate:20180623210604j:image:w280
草取りが終わり、きれいになった田んぼ

 時計を見ると、午後4時だ。帰りの時間までには2時間くらいある。それなら田んぼの土手の草刈りができそうだ。田んぼの土手の草は高さ50cmくらいになっていて、歩きにくいくらいだ。私は、千倉の家に戻り、マル子さんから借りたネコに刈払い機と混合油の入ったポリタンクを載せて田んぼに取って返した。

f:id:hedate:20180623210554j:image:w240 f:id:hedate:20180623210601j:image:w240
草に覆われた田んぼの入口の斜面(左)と西側の土手(右)

 まずは、田んぼの入口斜面から草を刈って行く。刈った草が山のようになって次に草を刈る時に邪魔にならないように土手の上から下に向かって草を刈って行き、刈った草は左側に寄せて行くようにする。田んぼの入口斜面は傾斜が緩いので、上から下に向かって草を刈って行くのもそれほど大変ではないのだ。

f:id:hedate:20180623211503j:image:w280

 入口斜面の草刈りが終わると、次は田んぼの西側の土手の草刈りだ。ここは急傾斜なので、上から下に向かって草を刈って行くのは難しい。土手の上の農道に沿うように横に刈って行く。刈った草は、やはり左側(下側)に集めておく。斜面に足をとられないように気をつけながら草を刈って行くと、草を刈ったあとにヘビがいるのに気がついた。紺色と明るい青がチェック柄になっているヘビだ。長さは30cmくらいだろうか。私は、ヘビの胴体を刈払い機でさっと払うと、ヘビの首がなくなっていた。首はどこに消えたのだろうかと見回すが、どこに消えたのかわからない。怖さを払うかのように残ったヘビの胴体を刈払い機で切り刻む。我ながら残酷だなと思うが、やはり、ヘビは怖し。刃を替えたばかりの刈払い機はあっという間にヘビを切り刻んでしまった。切り刻んだヘビの胴体は刈った草と一緒に左に寄せてしまった。先日も畑で草取りをしていた時に30cmくらいの長さで赤くて三角形の頭のマムシを見つけた時もビックリしたが、今年はヘビが多い。ヘビの多い年は何かあるのだろうか。
 西側の土手の上部分の草刈りが終わると、次はその下、真ん中部分の草刈りを行う。土手の上を刈った草が固まっているが、それを刈払い機に載せて下におろすようにして作業をしていく。北側から南側の端まで草を刈ったら、次は土手の一番下の草刈りだ。ここは北から南に向かって草を刈るのではなく、南から北に向かって草を刈って行き、刈った草は下から上に上げるように溜めていく。土手の最下部なので、これまでと同じように上から下に草を刈って行くと、刈った草が田んぼの外周の溝に落ちてしまうので、そうならないように下から上に刈って行くのだ。刈った草が土手の中段に固まってしまうが、放っておけば枯れてしまうので、そのままにしておく。5時過ぎには土手の草刈りも終わった。これでもやもやしていた気分もすっきりした。ついでに畦の上の草も刈りたいところだが、畦の上は私が盛り上げた草が混じった土でデコボコになっているので、今日草刈りをするのは、やめにした。

f:id:hedate:20180623211500j:image:w280
土手の草刈りも終わった

 私は、田んぼの入口斜面を刈った草をネコに載せて畑に運び込む。畑の畝にはそれぞれ草がかけてあって新しく草をかける必要はないように思えたが、枯れてしまった草や草の掛かっていないところに草を掛けていく。田んぼの入口斜面を刈った草はネコ3杯分もあったが、なんとか畑に運び込むことができた。
 ネコを押して千倉の家に戻ると、6時を過ぎていた。マル子さんはすでに戻ってきており、着替え終わり、千倉の家の中に干している種採り用のソラマメの選別をしていた。私は、汚れてしまったTシャツやズボンを履き替えると、マル子さんが入れてくれたコーヒーシフォンケーキをほおばってから東京に二人で帰ることにした。