日々雑感っ(気概だけ…)

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2012-06-30

「武士の家計簿」 を観る。

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2010年・森田芳光監督。

 元となったのが、新潮新書で紹介された磯田 道史著「武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新」。実際に発見された加賀藩で代々ご算用士を勤める猪山家のプライベートな入払帳(家計簿)と江戸に単身赴任をしていた時の本宅との書簡を紹介した内容です。これ昨年11月にに読んでます。その時の感想blogは↓

http://d.hatena.ne.jp/hee/20111017 にあります。

 そもそも小説ではなく、更に「事務職」の武士の話なので、山場を作る事は難しく、映画としての面白さは、武士らしい斬る斬られるという話ではないところにしかない。何しろ、1度も剣を抜く事が無いどころか、家計の為に脇差を故買商に売るシーンまで出てくる。もっとも、武士といっても藩の会計課勤務なわけで、裃を付けた武士が学校形式に文机を並べた広間に揃ってそろばんをはじく姿は、これまで映像化された事はないと思うので、みどころではあります(「たそがれ清兵衛」も城勤めの武士の話でしたが、算用方ではありませんでした)。また、困窮する武士がプライドを捨てて嫡子のお祝いの席に鯛の尾頭付きを用意できず”絵”で代用するあたり、大変ほほえましくて、優しい気持ちになります。

 猪山家7代目の信之(中村雅俊)、8代直之(堺雅人)、9代目成之(伊藤祐輝)の3世代に渡る物語を129分で描く事にも無理があって、結局、直之の時代に猪山家の家系が大逼迫し、家計を立て直すシーンが中心にせざるを得ないのも仕方がない。

 武士とはいっても、いつも刃傷をしているわけではなく、実際は地味な宮仕えで、様々なしきたりを疎かに出来ない為生活は大変厳しかったというのが良く描かれていて、こういう作品も私的にはありかと。

 この映画をみて、このお話に興味を持ったら、7代目、9代目についても詳しく触れられている新潮新書版を読まれるのが良いと思います。

 

武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [DVD]

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武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

heehee 2013/02/21 21:57 >zhpqwbrさん
よくわからないので削除しますm(__)m

heehee 2013/02/22 11:29 すげー外国からコメントだ〜と思って、翻訳ソフトで訳したら、エロ広告だった(ーー;)。
スパム報告をし、2件削除しました。

heehee 2013/02/23 09:06 60件ものコメントが!と思ったら全部スパムじゃんorz。削除するだけでも一苦労。。。

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2012-06-29

地井武男・小野ヤスシ・伊藤エミ

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 相次いで昭和の名優、名歌手が鬼籍に。

 地井武男さんは、最近はバラエティに良く出ていましたが、70年代はプログラムピクチャと呼ばれる映画にたくさん出ていて、まさに名バイプレイヤーでした。少ない出演シーンでもアクの強い演技は存在感があって、映画をピリッっと締める稀有な俳優さんでした。後年バラエティで再ブレイク。特に冠番組「ちい散歩」は、たまに休みの時位しか見ていませんでしたが、人柄のしのばれる良番組でしたね。

 小野ヤスシさんが、ドリフターズの一員だったという事を今回の悲報で知った人は多いんじゃないでしょうか。私もコミックバンドのドリフしか知らない世代ですから、詳しい事は後で知ったクチ。元々、ザ・ドリフターズは、ウェスタンバンドとして産声を上げた時は、現在のメンバーは誰もおらず、その後リーダの変更、メンバーの脱退・新規加入を繰り返し、最終的な形になったといいます。小野さんはコミックバンドになったばかりの頃に、ドリフターズ最後のリーダーいかりや長助との確執で、「8時だヨ!全員集合」前夜には既に脱退していたという経歴。その後「スタードッキリ○秘報告」などの司会や80年代のバラエティに良く出ていました。

 伊藤エミさんは、「ザ・ピーナッツ」の姉の方。右目尻にほくろのある方と言った方がよいかな。沢田研二と結婚していた事もありましたね。妹が主旋律、姉が和声で、双子の声帯だからか本当にきれいにハモっていました。「ふりむかないで」「恋のバカンス」は生まれる前、「恋のフーガ」は、私2歳の時の大ヒット曲ですが、いまだにフルで覚えてますね。昔の曲はなんて寿命が長かったんだろう…。主に活躍していたのは、60年代で、私が物ごころついた60年代後半頃は既に晩年。1975年には引退をしていました。だから、私にとってのザ・ピーナッツは、モスラの小美人、これが一番印象深いのです。あの意味不明なモスラの歌、高校生の頃必死で耳コピして覚えたものです(^-^;)。


 平成24年も残すところあと半年。新入社員も平成生まれが入ってきました。こうして昭和に活躍された方が、一人、また一人といなくなっていくのは、歴史の順序とはいえ寂しいものです。

 いっぱい楽しませてくれてありがとうございました。

 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 

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2012-06-28

「ビブリア古書堂の事件手帖3〜栞子さんと消えない絆〜」を読む。

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 三上延 著・メディアワークス文庫

 ビブリア古書堂シリーズの最新刊。第3巻目。

 北鎌倉にある「ビブリア古書堂」の美しき女主人栞子(しおりこ)さんは、通常会話に難をきたすほど極度の人見知り。でも本の話になると饒舌になるばかりか、その知識は博覧強記。店員の五浦くんは、本は好きなのに、ある事がトラウマで読む事が出来ない体質。そんな凸凹コンビの2人を中心に、古本にまつわる事件(と言っても殺人とかは起きない)を次々と解決する。

 まるでホームズとワトソンのようなコンビ。毎回栞子さんのプロファイリング能力に完全に頼り切っている物語は、安心感はあるもののワンパターンに陥りやすい。それをそこそこ読みごたえのあるものにしているのは、栞子さんを取り巻く謎の部分が少しづつ解けている事だと思う。連作長編なのですが、どこから読んでも大丈夫。

 本好きな人にはお勧めです。古書の奥深い世界が垣間見える良作。お勧め。

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2012-06-27

hee2012-06-27

 魔法使い+仮面ライダー!?

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 9月からスタートする仮面ライダーの新作が発表されました。「仮面ライダーウィザード」、魔法使いらしいです。最近のライダーは改造人間ですらありません…。

 平成ライダーって、悪の秘密組織に改造されたって設定はあったかなぁ。どうも私が、完全に平成ライダーに乗り切れないのは、原点である「仮面ライダー」にある”改造人間の悲哀”が描かれていないからなんだよね。一部の協力者には知られているがその他の人には隠しているという設定も好き。平成ライダーでも響鬼はそうでしたね。改造人間じゃないけど。

 番組はスポンサーがいなければ作れない。そのスポンサーがおもちゃ会社だとキャラクター商品が売れないと困る。必然、変身グッズやフィギュアなどが”売れる”事を基準にデザインされる。その結果、ストーリーの情緒的部分は、ある程度犠牲にされてしまう。新たなヒーローを創造しても当たるかどうか分からない。とりあえず「仮面ライダー」というネームそのものに価値がある為、結構な投資をしている以上、安全策としてはこの看板を下ろす事が出来ないけど、とはいえ、物語の基本コンセプトそのものが変わっているのにいつまでも「仮面ライダー」ブランドを使い続けるのはいかがなものかと思う。仮面を被った奴が誰かと戦うっていだけじゃ、「仮面ライダー」じゃないと思うんですよね。と、これは平成ライダーしか知らない人にとっては、年寄りの繰言ですね・・・。

 とはいえ、そんな"しばり"(逆にいえば、矛盾するけど"なんでもあり")な状況の中で、スタッフが良い作品を創ろうとする意気込みはひしひしと感じる。特にヒーローとは思えない、もはや仮面ライダーですらないようなデザインで、毎回々々「なんじゃこりゃorz」と思う事が多い。。電王も今のフォーゼもデザイン発表の時正直ドン引きでしたわ…。でも、動くとかっこよく見えてしまうから不思議。追加で出てくる仲間ライダーの方が、ライダーらしい外観だったりするのもよい。

 色々文句はありつつも、なんだかんだ言って楽しみで、ついつい観ちゃうんだから、取り込み成功してるんでしょうね。イケメン俳優を使って、おかーさんの支持も集めているようだし、コンセプト無視であろうとマーケティング的には成功なんだろーなぁ。スタッフは、スポンサーの意向を汲みつつ客の嗜好を貪欲に取り入れる。これから仮面ライダーはどんな風に変わっていくのか、興味深くはあります。。

 

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2012-06-26

「カオス」を読む

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梁石日著・幻冬舎文庫

梁石日は結構映画化されていてデビュー作「タクシー狂躁曲」の映画化「月はどっちにでている」('93)や自分の父親をモデルに戦中戦後のギラギラした情景を活写した名作「血と骨」('04)は大ヒットしました。

在日2世の梁石日は、その出自に関わる私小説や、自分の経験に基づく作品を多く書いています。

 新宿・歌舞伎町を根城に闇の世界に顔が利く在日朝鮮人、ガクとテツ、それとタマゴという名のテツの彼女(ニューハーフ)が、主人公。ガクとテツが中国から密輸された漢方薬を捌く手伝いをして欲しい、と知り合いの台湾人から依頼された事から、麻薬絡みの事件に巻き込まれる事になる。ガクとテツは、ヤクザやマフィアではない、いわば独立系。頼るすべなく2人でなんでも乗り切ってきた。

 ある日歌舞伎町の有名中華料理店を破格の値段で手に入れた2人。ガクは、中華料理店を共同出資する条件として、いれあげたジャズシンガー沙織を自分のものにする為、タマゴをママに大久保でクラブを開く。タマゴはテツにぞっこんでテツの子供が産みたいという一念から、あらゆる宗教施設に立ち入り祈りを繰り返す。その甲斐あって妊娠の兆候が。

 外見は粗暴な主人公たちの周りの裏社会を切り取っただけのような感じですが、これもまた無器用な男と女の愛の物語でした。いじらしいのは、ニューハーフのタマゴ。私的には、ニューハーフって生理的に×なんですけど、元々男性が、女性になるという事の努力は並大抵のことでない事は想像に難くない。まして好きな男がいたのならその思いは強烈だ。しかし、外見はお金をかければ”女”になれるけどさすがに子供を授かる事はできない。いくら女よりも女らしく、女よりもきれいな女に見えても、自分は男である事を認識せざるを得ない哀しさ。

 好きで好きでたまらない女性の為なら何をしても惜しくはないというガクもまた純情な男。女には同棲をしている男がいるけど、それでも構わず猛烈にアタックする。

 テツは、タマゴがいながら、紀香という別の女とも長く付き合っている。要は今旬な二股。女はお互いにテツを自分のものにしたいと思っていて、「どっちが好きか」とテツに詰め寄るが、「両方とも好き」と嘯く。こういう気持ち判るなぁ。みんな好きなんですよ。

 梁石日の中で一番というわけにはまいりませんが、新宿歌舞伎町の街並みが分かる人には、情景が思い浮かんで良いかもしれません。

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2012-06-25

タブレット端末の趨勢やいかに。

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「Surface」第1弾はWi-Fi専用モデルに

 2人の匿名情報提供者が「Washington Post」紙に対し、Microsoftの「Surface」タブレット・コンピュータ第1弾はWi-Fi専用モデルになると語った。■Microsoftは6月18日にSurfaceを発表したが、Windows RTもしくはWindows 8 Proを搭載する同タブレットの最初の製品に携帯接続機能を持たせるかどうかは明らかにしなかった。関係者は、Surfaceタブレットの詳細の多くが空白になったままの簡単な仕様書にしか言及していない。この仕様書には、Windows RT版およびWindows 8 Pro版の両モデルに複数のポートや2×2 MIMOアンテナが実装されると記載されており、これらのアンテナはWi-Fiにも携帯通信にも使用できる。とはいえ、仕様書が未完成であることから、携帯接続が可能になるか否かは推測しようがないとアナリストらは述べていた■Surfaceタブレットにチップを提供している可能性の高いメーカーと関係のある消息筋は、同製品の初回製品には携帯無線接続用のチップが存在しないと「Computerworld」米国版に話している。もっとも、ほかのチップ・メーカーが今後どうするのかはわからない。(後略)■Computerworld 6月25日(月)14時50分配信


ipad花盛りですが、microsoftが参戦してきてこの状況がどう変わるのか。 最近の調査で、欧州、アフリカでは、タブレットを初めて購入する企業およびIT部門のバイヤーで、今後12カ月以内にAndroid OS搭載タブレットを取得する計画を立てている人の割合は44%におよび、iPadを選ぶ予定の27%をはるかに上回ったそう。一方で、2012年のタブレット市場に与える影響は小さいものになるだろうと米調査会社ABIリサーチ(ABI Research)は予測していたり、予断を許しません。

恐らく技術的にはappleの方が上だと思うけど、圧倒的な資金力と綿密なマーケティングによる商品投入はmicrosoftのお家芸。XBOXだって突然ゲーム業界に参戦して、覇権を握るまでにはいっていませんが、少なくともsegaを追い落とし3強に食い込んできた事を考えると、タブレットの世界でもかなりの脅威になるに違いない。

コンピュータの世界は、機種間での敷居が低いとはいえ、孤高を保つappleに対して、その他ソフト・ハードメーカーの連合軍が力を合わせた時にはさすがに多勢に無勢。常に革新的な商品を送り続けるappleは魅力的ですが、本当に戦国時代の様相を呈してきました。

 街の中にも無料の無線LANスポットが増え、日本航空は7月15日から、ANAも来年夏から国際線機内でwifiが使えるようになったり、ネットの世界も今後どんどん変化していきそう。そんな中、いつまでも、本体を安価にし携帯電話網を利用する事を前提とした多額の固定費を必要とする今の売り方を続けていると足元すくわれるかもしえない。

 スマートフォンといいタブレット端末といい、ガジェット好きの私とすると今後が気になります。

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2012-06-24

「月光の囁き」 を観る。

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1999年塩田明彦監督。

拓也(水橋研二)と紗月(つぐみ)は同じ高校の剣道部に所属していて、朝の自主練習をする仲。下校の途中お互いに好きだった事が分かり、付き合うようになる。拓也が風邪で休んだ時、見舞いに来る紗月。拓也の部屋で偶然見つけた自分のルーズソックスが引き金となり、拓也の引き出しを開けると、そこには自分が失くしたものやたくさんの紗月を盗撮した写真、そして隠し録りされたトイレの音があった…。拒絶する紗月。そしてどんどんエスカレートしていく、拓也と紗月のアブノーマルな関係。あくまでも純粋に紗月を想う拓也とそんな想いをどうしていいか判らない紗月。


 表面的に見れば、とても”気味の悪い”作品だし、ストーカー的な拓也も実際にいたら確かに気持ちが悪い。でも観終わった後のこの爽やかさはどうだろう。

 そもそも紗月が拓也の事が好きだったという事もあるのですが、拓也は自分の性癖が紗月にばれても言い訳をすることなく、純粋さを保ち続けている事が観ていて心を打つ。一方の紗月は、「普通の恋愛がしたかった」と言いながら、どんどんアブノーマルな世界に自分から飛び込んでいく。このツンデレ(ストーリーの流れでは、デレ→ツン)な心理描写をつぐみがしっかりと自分のものとして演じている点がまた素晴らしい。私的には、青春純愛ものって結構好きなので、そのジャンルでは邦画オールタイムベスト10には入れたい作品です。

 フルヌードが出る作品ではありませんが、リビングで家族と一緒に見るには刺激が強すぎます。一人でこっそりとぜも是非観て欲しい一作。

 お勧め。

 

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2012-06-23

カラオケとお酒。

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いつもの道玄坂でのカラオケ。今回は主催者さんの意向で、アニソン縛りではないとこの事で、1曲はアニソン以外を唄おうと思いつつ参加。

で、結局うたいましたのは、次の4曲。

・「変わらないもの」(時をかける少女/挿入歌/奥華子

・「宇宙恋愛(スペースファンタジー)」(ダーティペア/ED/中原めいこ

主催者さんが女性だったので女声曲を。で、次に非アニソン、と言っても町田義人…。

・「戦士の休息」(野性の証明/ED/町田義人)

考えていたのは、ここまででしたが、時間が余り、もう1週1番カットでまわることに。そんで選曲したのが、

・「セクシー・アドベンチャー」(ルパン三世partIII/OP/中村裕介)

 パート2のテーマ曲(♪真っ赤なバラはあいつの唇…)の方が有名ですが、こちらも同じ大野雄二作曲で乗りのいい曲です。ピンクのジャケット着たルパンのやつね。

久々に歌った曲ばかり。スペースファンタジーなんて、殆ど歌ったことなくて、聴いたのも放映時のみ…(^-^;)。こういう冒険をしてはいけませんと自戒。お聞き苦しい点多々ありオーディエンスの皆々様には大変申し訳ありませんでした。

 さて、その後河岸を新宿に変えて呑みに。学年一緒、サラリーマン妻子持ち、趣味も共通するものがある友人は得難い貴重な存在です。と、気がつけば5時間も経ってましたわ…。終電も近くなり、尽きない話題もそこそこに、今回はお開き。唄だけのお付き合いもいいですが、夫々のバックボーンが分かるとより楽しくなりますね。

というわけで、次回もまた楽しみ。今後ともよろしくお願い致しますー(^_^)/。

すずむし’64すずむし’64 2012/06/25 21:58 土曜日はお疲れ様でした!

「セクシーアドベンチャー」の映像はよかったですね〜。
ちゃんとパート?だったしww
女声曲もよかったですねー。
なかなか渋い選曲でしたわぁ。

その後も長々とありがとうございましたwww
オフ会絡みだと同世代・妻子持ちってあまり居ないから
その手の話はどうしても弾んじゃいますよね(苦笑)

最近は呑みの方がメイン・・・なのかって感じ(爆)

すずむし’64すずむし’64 2012/06/25 21:59 ありゃ・・・パート3が文字化けしちゃってる(汗)

heehee 2012/06/28 06:34 >すずむし’64 さん
お疲れさまでした。長時間お付き合いいただきありがとうございました!
「セクシーアドベンチャー」ちゃんとPartIIIの映像でしたね、DAMやるじゃん。1番縛りじゃなくて、フルで見たかったです。
確かに最近呑み会メイン…(^-^;)。いえいえ唄がメインですよあくまでも(笑)。
またよろしくお願いしまーす。
(ローマ数字の場合、環境依存文字なので、アルファベットに置き換えないと文字化けしちゃいますね。3=III(I×3)でオッケーっす。(^_^)b)

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2012-06-22

気分転換か…。

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今週のお題「オススメの気分転換法」

はてなDiaryの今週のお題、「オススメの気分転換法」ですが、気分転換法というよりもオンオフの切替ってことで。

 仕事は生活の糧と割り切ってはいますが、適当にやってるつもりはありません。しかし、1日まるっと仕事の事を考える程、仕事人間ではないし、休日を仕事に充てるのはできれば避けたい。1日でいえば、出社してから退社するまではほぼ100%仕事モードに。家を出てから会社までの出社通勤時間と帰り会社を一歩出てからの時間は、原則仕事の事は一切考えない。通勤時間に新聞を読む事すらしません。

 仕事帰りの同僚と呑む酒は、100%の気分転換にはならないですね。話題はどうしても仕事の事になっちゃうし、どちらかと言えばオンタイムでは話せない本音を話す場と言いますか。

 だから、休日は仕事から離れた事をします。休みの日に会社関係の人と遊ぶ事も基本しません。ゴルフに積極的に手を出さないのは、どうしても会社と結び付きがちだからというのも理由の一つです。休日の過ごし方としては、最近はカラオケと弓と映画あ、あと読書(ビジネス書は読みません)ですね。4つとも仕事関係は一切なし。しかも仕事は全て忘れて没頭します。

 全く仕事とはかけ離れているようなオフの過ごし方でも、結局は仕事に置き換えて考える事はあります。逆に仕事中にこういう趣味の事柄に置き換えて考える事も。だから、オンオフといっても相乗効果で仕事の充実に繋がっていたりするものです。だから純粋のオフを楽しんでいるとは言い難いかもしれませんが、同じ一人の人間がやってることだから仕方ないですね。


 あ、オススメの気分転換法というタイトルに戻すと、お風呂がいいです。

普通にはいるのではなくて、電気を消して真っ暗にして、ぬるめのお風呂に入ります。そして浴槽の中で力を抜くとまるで海に浮かんでいるような気分になります。真っ暗なのが嫌な人は、アロマキャンドルとかの明かりではいるのも良いです。アロマの香りと1/f揺らぎの蝋燭の明かりは気持ちを落ち着けてくれます。

もっとも、いつもはとにかく身体の汚れを落とすだけで、こんなにゆったりと入浴していませんけど…。

 

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2012-06-21

ガジェットを手に入れると劇的に変わるという幻想。

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 最近仕事の席でもipad(タブレット端末)が大流行り。うちの会社でも使えそうな場面があれば申請し、受理されれば導入はできるらしい。しかし、私、このブームも一時的なものになるような気がしてなりません。今や、まさに”猫も杓子も”ipad々々で、ipad持っていないと時代に取り残されてると思っちゃうかの如く、それまでパソコンもろくに触った事のないおじさんたちが嬉々としてipadを抱えています。でもこの流れ今までもあったように思うんです…。

 例えばホームページ。12年位前に「これからはホームページだ。ホームページを持っていない会社は淘汰される」とか言われ、たくさんの会社がホームページを作りました。そして今、どうなったかと言えば、月に1回も更新しないゴミの山がネット上に転がっていて、売上を伸ばすどころか、余りにも貧相なホームページを見たお客様が逃げ、逆に売り上げの妨げになっています。

 例えばblog。10年位前に流行り出して、この時もみんな「これからの情報発信はblog!」とか言われていました。しかし今、blogをちゃんと更新しているのは、”しょこたん”と私くらい(笑)。月に1回更新すればまだまし、1年1回とか、もう既に完全放置のblogも多い。特に会社のblogでこれをやるととても印象が悪い。毎日更新しないなら早々に閉鎖した方が被害は少ないと思う。

 そして数年前から始まったtwitter、昨年位からブレイクしているfacebook。最近はtwitterも下火になりつつあり、恐らく2,3年後にはfaceも誰も更新しなくなっているに違いありません。

 ソフトとハードの違いはありますが、巷で流行っているものを仕事に取り入れようとする貪欲な意欲は買います。しかし、結局は内容を十分理解してそのしくみを如何に使いこなすかが大切だと思うのです。ソフト(ハード)先行だから、一時の流行で終わってしまう。

 タブレット端末でipadが現状優勢であることは間違いないと思います。でも先の事を考えるとandroidタブレットやマイクロソフトも端末を出すようですし、amazonのkindlegoogleも端末出すようで、まだまだ予断を許さない感じがします。勿論、以前ほどハードに制約される事はないと思いますので、今のうちにタブレットに慣れるという意味では良いのかもしれませんが。

 いずれにせよ、ハード(ソフト)を手に入れただけでは、何も変わる事はなく、それを使いこなそうとする気持ちの高さとモチベーションを如何に維持するかにかかってくるのです。

 

 数年後、「ipad、あーあったねぇ。買ったけど、結局使えなかったよ〜」となっていない事を祈ります。

 遊びのシーンでは結構使い勝手あると思うんですけどね。

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2012-06-20

不幸の連鎖を生むよりもそれを止める人であらんとす。

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今日の「天声人語」。朝刊で「天声人語」は出来る限り読むようにしています。600文字(原稿用紙1枚半)で、テーマに沿った分かりやすい文章なので、試験問題とかによく採用されていますね。昔は本当にいい文章が多かったんだけど、最近は??と思ってしまう内容や、文章として変なものがあったりするのが残念です。しかし、今日の「天声人語」は朝から感動してしまいました。本当はいけないのかもしれないのですが、是非たくさんの人に読んで欲しいのと、消えてしまうのは惜しい内容なので全文転載致します。


 「ひとだすけ」の言葉を知っていたろうか。思わぬ事故で横たわる小さな体から、温かい臓器が摘出された。他の命を救う大仕事を終えたその顔に、父母は涙をためて、穏やかな笑みを投げかけたそうだ▼富山大学付属病院で6歳に満たぬ男児が脳死となり、移植のために臓器が供された。この年齢の子どもからは国内初の提供だ。心臓と肝臓はそれぞれ10歳未満の女児2人に移植された▼若い脳は回復力が強く、脳死の判定は慎重を要する。虐待の跡がないのを確かめ、最初の判定から丸一日あけて再判定する。幼児間の臓器移植が日本でも定着すれば、費用や体力面で負担が大きい「渡航移植」に頼らずにすむ。悲嘆の底で重い決断をしたご両親は「息子を誇りに思う」と記した▼男の子は、同世代の女児の体内で「生き」続ける。臓器を取り換えた彼女たちは、やがて恋をし、母にもなろう。人生の山谷(やまたに)が続く限り、坊やはその営みを、裏方で支えることになる▼「昨日と今日は、偶然並んでいただけでした。今日と明日は、突然並んでいるのでした。だから明日の無い時もあるのです」。飛行機事故で亡くなった坂本九さんに、永六輔さんが手向けた言葉だ▼偶然並んだ毎日には、不慮の悲しみも突然の幸(さち)もある。気まぐれに置かれた飛び石を曲芸のように渡り、命は明日へとつながる。わんぱく盛りの心臓と、汚れなき肝臓をもらい、少女たちは未来に歩み出した。会ったことも会うこともない恩人と、二人三脚の日々が待つ。


 6月14日、6歳未満で亡くなった男児が両親のご判断で臓器提供が行われた事に対するものです。心臓、腎臓、肝臓、角膜が既に移植され容態も安定しているといいます。


 肝臓を移植された女児両親の談話として次の内容が発表されていました。

父親からは、

 大きな悲しみの中で、臓器提供を決断されたご家族のお気持ちに大変感謝しております。娘の状態が日を追うごとに悪化して、先週からどんどん状態が悪くなって、もう娘に残された時間はないのかと思っていました。そんな中、ドナーの方が見つかるなんて、それも小さいお子さんの提供だと知り、自分の子どもが同じ状況になった時、臓器を提供しようという気持ちになれたのだろうか、と思いました。娘が入院していて、娘と同じように周りのたくさんの苦しんでいる子ども達を見て、ドナーのご家族の「臓器を提供してくださる」というお気持ちが、苦しんでいる子どもの命を救うことにつながるということがわかりました。

と。そして母親からは、更にこんな言葉がありました。

 「ありがとう」という言葉でいいのか…、と同じ親として考えてしまいます。けれど、感謝以外のなにものでもありません。


 いつもの通勤電車の中でも、やれ肩が当たった当たらないだの言って喧嘩を始めたり、入口付近を陣取って扉が開いているのに道を空けようともしない人や、周りの迷惑顧みずぺちゃくちゃしゃべりまくる人を見かけた事は一度や二度ではない。自分さえよければよい、という風潮が蔓延している世の中でも、こうして今にも命を終えようとしている人たちに一本の”蜘蛛の糸”を垂らす御釈迦様の如く手を差し伸べる事ができる人がいる。

 なかなかできる事ではないという事は百も承知で、でも、そういう人に私はなりたいと思うのです。

 

 

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2012-06-19

季節外れの台風襲来

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 普通台風ってのは、9月頃来るものじゃね?異常気象ここに極まれり…。

 こんな日に飲み会で、しかもご一緒していたお客さんが同じ新百合だったもんで、その後1軒はしごしちゃって、更に雨脚が強くなったorz。小田急線も止まっているので、新宿で呑んでたら帰ってこれなかったわ。朝から台風と言っていたのに、完全に舐めていて折りたたみ傘しか持っていなかった為、帰りバス停から家まで100歩位なのに濡れ鼠。

 そういえば最近、天気予報の精度すごく上がってますね。

 明日は晴れるかな。

 晴れるといいな。

 

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2012-06-18

「夢野久作の少女地獄」 を観る。

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1977年 日活 小沼勝監督。

 DVDでは、”火星の女”というタイトルがついています。夢野久作の原作『少女地獄』は、「なんでも無い」「殺人リレー」そして「火星の女」の3編からなるオムニバス短編で、その中の「火星の女」だけを映画化したもの。映画化名の「夢野久作の少女地獄」では、この3篇を映画化したように思われるので、DVD化の際に短編名「火星の女」をメインタイトルにしたのは正解。私もビデオ化された時に一度観ていますが、『少女地獄』で一番気に入ってたのが「なんでも無い」だったのでその映画化かと思ったクチ。

 にっかつロマンポルノなので、ヌードシーンはありますが、これもまた、さほどそそられるものではありません。にっかつロマンポルノというと、AVのようなものと勘違いしている人も多いですが、元々映画産業が斜陽の時期に、会社存続の苦肉の策として、ヌードを織り込んだ映画を作ることで延命を図ったものなので、スタッフは往年の映画人や映画が撮りたくて日活に入った映画青年が多い。この頃の日活は、ヌードさえ入っていれば会社は内容にとやかく言う事が無かった為、監督の作家性を存分に画面に出す事が出来た。これはある意味では、大変有意義な時代だったに違いない。確かに低予算ではあるものの、映画に欠ける情熱と優秀なスタッフによって作られた映画は、今改めてみると映画作品としてしっかりと成立しているものが多い。

 さてこの映画。聖人君子のとして巷間で評価の高い名門女学校の校長が、裏では生徒に手を出し、業者と裏取引をして公金を横領するわ、その金で芸者遊びをするような悪い奴。昔、女生徒が校長の魔の手にかかり、更に妊娠しているのを知りながら、校長は殿宮公爵夫人として嫁がせた。その後生まれた娘・殿宮アイ子が後年この女学校に入り、「火星さん」とあだ名されるスポーツ万能の少女・甘川歌枝と友達になる。好色校長は、歌枝に手をつけまたも妊娠させる。そして少女たちは、不潔で不誠実な大人たちに復讐をする、と言った話。

 元々の「少女地獄」の中では、確かに映像化しやすい話かも知れないけど、どちらかというと、虚言癖の女、天才看護婦・姫草ユリ子が主人公の「なんでも無い」の方が私は好きなので、こちらの映像化を望みたい。

 「少女地獄」は、角川文庫が今でも店頭で手に入りますが、青空文庫でも読めます。映画よりも原作、特に「なんでも無い」お勧めです。読んだ事のない人、是非。戦前(昭和11年)の小説ですから読みにくいかもしれないけど。↓

http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/935_23282.html

この映画は、原作を読まないと意味が判らんところもそこかしこにあり、全くつまらない話。原作が原作なんで、とにかく暗い。これ、当時、裸期待で観に行った客はこんなもの魅せられて、どよ〜んとした気持ちになったに違いない。しかもどう見ても少女には見えない女学生ばかりというのは、この時代の映画にありがちだけど、さすがに黒いストッキングをはいたまま校庭で体操するのは妙だww

火星の女 (夢野久作の少女地獄) [DVD]

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2012-06-17

「晩春」 を観る。

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1949(昭和24年)松竹・小津安二郎監督。

父の日に相応しい作品ということで。

古い作品なので最近の刺激の多い作品に慣れている人には、物足りなさを感じると思いますが、娘を持つ父にとっては、堪らなく切ない作品であります。

 物語は、戦後間もない北鎌倉に住んでいる大学教授の曾宮周吉(笠智衆)は、妻を早くに亡くし27歳の一人娘・紀子(原節子)と2人で暮らしている。今であれば、27歳なんてまだ若いけど、昔の事。婚期を逃し行き遅れになってしまう事を危惧している父は、ある作戦を思いつく。それは、自分が後妻をもらう事にして肩の荷を下ろしてあげれば、娘は結婚していくに違いないと。でも、娘は今の生活に満足しており、彼女の意志で結婚したくなかった。

 おせっかいな叔母さん(杉村春子)が紀子にお見合いを勧める。そして紀子は結婚を決意して、父と娘は親子水入らずで京都に独身最後の旅行に行きます。旅行最後の夜、娘は父に本心を打ち明けます。

 

 紀子「あたし…」

 周吉「うん?」

 紀子「このままお父さんといたいの」

 紀子「どこにも行きたくないの。お父さんと こうして一緒にいるだけでいいの。それだけで私、愉しいの」

 紀子「お嫁に行ったってこれ以上の愉しさはないと思うの。このままでいいの 」

周吉「だけどお前 そんなこと言ったって」

 紀子「いいえいいの お父さん奥さんおもらいになったっていいのよ。やっぱり私 お父さんの傍にいたいの。お父さんが好きなの」

 紀子「お父さんと こうしていることがあたしには一番幸せなの。ねぇ お父さん。お願い、このままにさせといて。お嫁に行ったってこれ以上の幸せがあるとは、あたしは思えないの」

 周吉「だけど それは違う。そんなもんじゃないさ。お父さんは もう56だ。お父さんの人生は、もう終わりに近いんだよ。だけどお前たちはこれからだ。これからようやく新しい人生が始まるんだよ。つまり、佐竹君と二人で作り上げて行くんだよ。お父さんには関係のないことなんだよ。それが人間生活の歴史の順序というものなんだよ。そりゃあ 結婚したって始めから幸せじゃないかもしれないさ。結婚していきなり幸せになれると思う考えが 寧ろ間違ってるだよ。幸せは待っているもんじゃなくって やっぱり 自分たちで作り出すもんだよ。結婚することが幸せなんじゃない。新しい夫婦が新しいひとつの人生を作り上げてゆくことに幸せがあるんだよ。1年掛かるか 2年掛かるか 5年先か 10年先か。勤めて初めて幸せが生まれるんだよ。それでこそ 初めて 本当の夫婦になれるんだよ。お前のお母さんだって 初めから幸せじゃなかったんだ。長い間には色んなことがあった。台所の隅っこで泣いているのを お父さん幾度も見たことがある。でもお母さん よく辛抱してくれたんだよ。お互いに信頼するんだ。お互いに愛情を持つんだ。お前がこれまでお父さんに持っててくれていたような温ったかい心 今度は佐竹君に持つんだよ。いいね、そこに お前の本当に新しい幸せが生まれてくるんだよ、分かってくれるね

そして、娘を嫁に出した日。ひとり北鎌倉に自宅に帰る周吉。溜息をつき、淋しそうにリンゴの皮を剥く。繋がっていた皮が床に落ち、肩を落し俯いている父。ラスト。シナリオでは、父の慟哭がラストカットだったらしいけど、それまで小津監督の言う通りに演技してきた笠智衆が最初で最後、「その演技はできません」と言った為、改変されたとのこと。

 再婚するという嘘までついて娘を嫁がせた父。一人になってしまう父を最後まで心配する娘。今となってはそんな父娘関係があるとは思えませんが、どこかに父娘関係はこうあって欲しいと願う気持ちがあったりします。

 これ観てる時にちょうど娘が部活から帰ってきて「一緒に観ようよ〜」と言ったらカミさんが口を挟み「幻想よ、幻想」と言われてしまいました。もっとも娘も私の言う事なんか耳も貸しません。哀しい…。

 「ドラえもん のび太の結婚前夜」に涙した人なら、この良さを判ってもらえるかも。ただ古い映画を観慣れない人には退屈な映画かもしれません。日本人なら是非一度観て欲しい一作です。

晩春 [DVD]

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2012-06-16

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」

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2010年ですから、もう2年前に「Yahoo!知恵袋」に投稿された相談で、結構話題になりました。内容は、自分(サラリーマン/男性)が帰宅すると、専業主婦の奥さんが死んだふりをしているけど、意味が分からない。同対応すればよいかというもの。最初は、玄関前に倒れているだけだったのが、背中に包丁が刺さって、玄関が血(勿論血糊)でべったりとか、口から血を流したり、矢が頭を貫通していたり。どんどんエスカレートして、迷彩服を着て銃を持ったまま名誉の戦死をとげていたり、段ボールで作ったワニに頭をかみつかれていたり。

それをもとにした唄とかできたりして、これが結構感動的。

D

奥さんのファンキーさは勿論ですが、それを受ける旦那さんがえらい。往々にしてこういう事をやられると、「莫迦な事は止めなさい」と言って諭してしまったりするけど、何故そういうことを相手がしているのかという思いをもつ事が大切。そこが優しさ。

私もどちらかというと、このご主人と同じような対応をすると思う。ただ本気で疲れている時とかは、いい加減止めたら?とかいってしまいそう…。本当の優しさは、どんな時にでも相手を思いやれるこころなんでしょうが、難しいですねぇ。人間できていませんorz。

書籍化もされていて、第2巻が出たらしい。未読ですので今度探してみよっと。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。2

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。2

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2012-06-15

美味し日本酒。

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 道玄坂で日本酒の会に参加。主催厳選の5本を今回は8人で。銘柄は次の5本

越の誉 純米大吟醸

菊姫 山廃吟醸

梅錦 純米吟醸原酒 酒一筋

出羽桜 純米

栄川 特醸酒

越の誉はさすが純米大吟醸 1本5000円の酒は美味い事この上ない。果物のような香りが鼻に抜ける。サラサラとした喉越し、後味はすっきり。いやもう宝石のようなお酒です。菊姫は加賀(石川県)の銘酒ですね。ふわっと香る甘い香りなのに切れがあって、くいくいいっちゃう。梅錦は純米吟醸原酒だけあって濃厚な旨味。前2本と比べると少し酸味があるけど、香り高いので後味はすこぶる良い。出羽桜、栄川(えいせんと読むらしい)もこれだけ出されれば十分満足なお酒なんだけど、前3本が凄過ぎて霞みました…(^-^;)。

 実は昨日も仕事帰りに会社の近くの銘酒居酒屋に同僚と行き、図らずも日本酒2連ちゃん。昨日は神亀と真澄を呑みました。この店、日本中の日本酒200銘柄以上が常にあって、そのほとんどが600〜700円位で呑める。つまみも美味しいし、先月行った時も「神亀」頼んだら、「ひこ孫」持ってきて、「神亀」純米切れちゃったんで、同じ値段でいいよ、と。本当なら倍近いんですけど(*^_^*)。8月末で、今の仕事場(新宿御苑)が引っ越しになるんで、それまでに全国制覇、は無理だけど、できる限り行くようにしよっと。

 さて、道玄坂の日本酒の会に参加するのは3回目。今回は共催の食べものオフが無かったのでこじんまりと静かに飲めてこれもまた良かった。食べ物オフは、それはそれで楽しいんだけどね。

何しろこれだけのお酒、頭割なんで、2500円+会場代1000円の計3500円で飲めるのは有難い。しかも殆ど呑み放題状態で、帰りには余ったお酒のお持ち帰りまでできる。

次回が楽しみ。日本酒好きな方、興味があったらお声掛けください。何しろ人が集まればその分安く呑めるしね。

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2012-06-14

hee2012-06-14

ドナーカードもってますか。

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6歳未満脳死判定 15日摘出手術、移植へ 「息子誇りに思う」

 日本臓器移植ネットワークは14日、富山大病院に低酸素脳症で入院していた6歳未満の男児に脳死判定が行われ、脳死と判定されたと発表した。15歳未満からの臓器提供を可能にした平成22年7月17日の改正臓器移植法の施行後、15歳未満の脳死判定は2例目。より厳格な脳死判定基準を適用する6歳未満では初めて。■臓器提供に当たり、男児の両親は「息子が誰かの身体の一部になって長く生きてくれるのではないか。このようなことを成し遂げる息子を誇りに思う」とのコメントを出した。■移植ネットは、男児が生前に臓器提供を拒否していなかったことを、家族の証言や健康保険証の記載などで確認。家族は心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓、腎臓、小腸、眼球の提供を承諾しており、15日正午から摘出手術が行われる予定。■移植ネットによると、10日正午に脳死状態と診断され、12日夕に移植ネットのコーディネーターが両親に臓器提供について説明。両親親族8人の総意で決断したという。1回目の脳死判定は13日午前9時15分〜午後0時8分、2回目は14日午後0時19分〜2時11分に実施。脳死判定は6歳以上は6時間以上の間隔で2回行うことになっているが、脳のダメージの回復力が強い6歳未満は、間隔を24時間以上空けることが定められている。■18歳未満の子供は虐待が確認された場合は臓器提供ができないが、移植ネットは「病院が警察や児童相談所に連絡、虐待がないことを確認した」としている。(産経新聞 6月14日(木)20時16分配信)


 私は、身体は魂を入れる単なる器だと思っているので、死んでから使える臓器があるのならどんどん使っちゃってほしいと思い、ドナーカード(臓器提供意思表示カード)に署名し携帯しています。

 仏教では、人生は四苦八苦と言って、

 生・老・病・死の四苦と

それに加えた、

 愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離する苦しみ

 怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会う苦しみ

 求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られない苦しみ

 五蘊盛苦(ごうんじょうく) - あらゆる精神的な苦しみ

 とまあ苦しみのロイヤルストレートフラッシュなわけで、とはいえ、私程度の苦しみは大したことなく、もっともっと苦しんでいる人は多いと思います。

 特に身体的に苦労されている方にとって、移植をすることでそれが少しでも楽になるのなら、死んでからただの抜けがらとなった身体からの臓器提供は全然オッケーというのが持論です。ただ、結構酷使しているので、まともに使える臓器があるのか判りませんが…(^-^;)特に肝臓と目玉と肺は、絶対使えないだろーなぁ。

 6歳未満の子供の新鮮な臓器が困った人に提供される。本人の意思と言っても6歳未満では表明することも難しいので、良識ある大人の判断で、困っている人の為に役立てるというのは、ドライかもしれないけどこのご両親は素晴らしい判断をしたと思うのです。

 

 

オールドレディーオールドレディー 2012/06/15 08:57 この少年のご両親の勇気ある決断に感動しています。15歳以下の子どもへの臓器提供ができるようになっても、なかなか提供者が少ないようですね。

私は20年以上前に岡山医大へ献体登録をしています。年寄りですから使える臓器も限られてくるでしょうが、健康保険証の裏側に岡大の判断で臓器提供もかまわない旨記しています。
死後に、人さまの役に立てればうれしいです。

heehee 2012/06/16 13:03 >オールドレディーさん
いくら死んだからといって、いろんな身体の部品が取られると成仏しないんじゃないかとか考える人も多いと思います。そんな中、このご両親は、ひとさまのお役に立てるならと提供を申し出られました。更にそうすることで死んだ息子の一部でも生き続けるという考えは、提供する側される側の気持ちが相殺され、単にボランティア精神のみでない事も伺えてよいと思います。
献体登録、素晴らしいですね。医療の発展の為にはどうしても必要な事ですが、これもドナー登録以上に少ないと聞いています。
私なんぞは、生きてても何の役にも立ってないので、死んだ後の使い古しでよければどんどん使っちゃってオッケーです。使ええる部品があるかどーか判りませんけど…(^-^;)

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2012-06-13

「異端の大義」 を読む。

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楡周平著・新潮文庫。

 楡周平作品は、「Cの福音」でデビュー以来、殆どの作品を読んでいます。同じ新潮文庫で出た前作「再生巨流」に引き続いて、新潮で文庫化されたのはまたもビジネス小説でした。デビューから数年は、クライムノベル、冒険小説が多かったのですが、元々楡さんは、外資系の会社に勤めていたサラリーマン。こういったビジネス小説を描く土壌はあったという事。

 

 このお話は、大手電機メーカーのエリートサラリーマン高見龍平が、会社の期待を背負って進出したシリコンバレーの半導体開発部門の撤退が無事済んで、帰国の途につくところから始まる。一時は未来永劫続くと思われていた半導体バブルがはじけ、半導体事業部そのものが”お荷物”となった会社は、半導体事業部を分離してライバル会社と合併させ半導体新会社を作ろうとする。合併は単に両者の事業部を合体させるわけではなく合理化をはからなければ合併のうまみはない。そこで次の仕事として高見に任じられたのが、岩手にある工場閉鎖。つまりはリストラの指揮を執ることになる。入社以来、研究開発に従事してきた高見が、何故人事系の仕事につかねばならないのか。それは、ひとえに同期でもある人事部長の不興をかってしまったから…。とここまでが前半。

 能力主義とか成果主義とかいってバブル崩壊以降アメリカンな経営手法を導入していますが、20年経ってその間違いに気がついた会社は少なくない。有名大学、新卒重用とか、暗黙の差別をしたりしても大多数がその枠組みに含まれればマイノリティの意見など拾われるわけがない。サラリーマンにとって、上昇志向のある上司にすり寄って覚えめでたくスイスイ出世していくのも一つの生き方ですので否定もしませんし、ある意味サラリーマンとしては正しい生き方なんだと思います。私にはできないけどね。

 この主人公も組織人であることを十分認識し、次の仕事としてかつての仲間だった岩手工場の800人を会社存続の為にリストラする役目を担うが、単に会社の言われたままドライに仕事を進めるのではなく、自分なりに最善のと思われるやり方を提案し実践していく。しかし上司とすると自分の思い通りに動かない高見が気にいらない。

 そこで人事は更に高見を販社部長に異動させる。研究専門の人間を営業に。明らかな私怨による人事異動。しかも着いたセクションがどうあがいても売り上げ向上の望めない部門。ここにきて高見もついに転職をする事に。

 丁度主人公の年齢と一緒位なので、特にシンパシーを感じながら読むことができました。

 腐りきった企業人は読んでも何も感じないかもしれませんが、腐りかけ位ならばこの本を読んで軌道修正してほしいですね。

 

異端の大義〈上〉 (新潮文庫)

異端の大義〈上〉 (新潮文庫)

異端の大義〈下〉 (新潮文庫)

異端の大義〈下〉 (新潮文庫)

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2012-06-12

アイドルねぇ…

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今週のお題「私のアイドル」

 

 今回は、初めて「はてな」のお題に答えます。いつもお世話になっているこのblog「はてなダイアリー」では、毎週「お題」が出されます。勿論答えても答えなくてもよいのですが、書くことが思いつかない時は重宝かも知れません。

 さて、私、有名無名に限らず惚れっぽいので、生まれてこの方好きになった女性は数知れず。ただ、アイドル全盛時代に育った割には、一般的な”アイドル”ってそんなにはまらなかったですね。

 思春期の頃、最初に好きになったのは、少年ドラマシリーズの「未来からの挑戦」に出てきた佐藤美紗子。現・紺野美紗子さん。お姉さんでしたが、いやぁ可憐だった。

 その後、かなり好きになったのが、松本伊代ちゃん。「だってラッキョウが転がるんですもの〜」というレトルトカレーのCMで、胸を射抜かれ、その後、シングル、LP、心待ちにして買いましたっけ。最近もTVに出ていますが、あの時代の伊代ちゃんのお人形さんみたいなかわいさと落ち着いた低音ボイスがたまらなく好きでしたね。アイドルのLIVEに行った最初で最後の人です。谷山浩子も深夜放送で好きになりましたが、アイドルっていうにはちょっとね…(^-^;)。

 

 2次元では、宇宙戦艦ヤマトの森雪好きでしたね。似た系列で、宇宙海賊キャプテンハーロックの有紀螢。松本零士の描く女性は皆さんタイプでした。「銀河鉄道999」のメーテルは、好みのタイプではあるんですが、自分的にちょっとハードルが高すぎでした。

 最近は、顔形、身体も大切な要素ではありますが、やっぱ性格ってすごく大切と、今更ながらに思ってます。TV画面でしか会わない女優さん、タレントならともかく、普通にお付き合いする人、一緒に仕事をする人は、どんなに好みの外見でも性格が合わないともう全然駄目。カミさんは見た目はそこそこタイプですが、それ以上に性格的によろしかったのが良かった。でもなー、無い物ねだりで「巨乳がいいなー」とか「もっとスタイルがいい方がいいなー」とか、「若いといいなー」とか思う事もあり。そういう事を面と向かって言ったりすると、「わが身を振り返ってからもの言え」と一蹴されます。仰る通りです。近くにいて頂くだけで有難いです・・・。

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2012-06-11

何故、人を殺すのか。

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 「死刑になりたいから」が、ひとを殺す理由になるのか…。なんだかそういう奴たまに出てくるけど、死刑になりたいなら、自分で死ねばいいじゃん、と思う。自分で自分を死刑。生きたくても生きられない人がいるのに、包丁振り回したり、車暴走させて人の人生を奪った挙句、「死刑になりたい」とは何事だ。

 そういう人は、逆に死刑になどさせず、死ぬまで生き続けるのが一番の罰になると思う。でも刑務所なんかで楽に生きさせない。極寒の地で生かさず殺さず狂わせず全ての自由を奪った上での終身刑。死にたいと言ってる奴を死刑にしてどーする。

 

 世の中に恨みを持つ気持ちは決して判らなくはない。自分ではどうしようもない事で、自分が不利な目にあう事なんて生きていればいくらでもある。でもそんな中でも必死にもがきながら、少しでもよくしようとする事に生きる意味がある。いろんなものに雁字搦めになって、にっちもさっちもいかない。そういうことだってある。でも、自死を選ぶ勇気すらなく、挙句の果てに「死刑になりたい」とはどういうことだろう。

 人を傷つける前に何故自分を振り返らないんだろう。なんかそういう人本当に多い気がする。

 私が最近特に思うのは、やっぱ人との出逢いは”一期一会”だという事。感情に任せて酷い事言っちゃった相手に「ごめんなさい」を言う機会が一生訪れなかったらと思うと、喧嘩なんてできないし、たとえその事が原因でなかったにせよ、言ってしまった自分はその追い目を一生背負っていかないといけない。そんな人生は出来るだけ避けたい。

 出逢った人に不快な思いをさせないように生きて行きたい。でも私も人間できていないからなかなかできない。つい人の過ちを指摘してしまったり、時には売り言葉に買い言葉で口論になることもある。毎日、「今日はあの人にあんなこと言っちゃって失敗したなぁ」とか「ちょっと言い過ぎたよな」とか反省しています。

 本当に生きていくって大変だけど、自分の事だけじゃなくて、みんな常に思いやりを持って生きていくことができれば、少しはいい世の中になるんじゃないかなぁと思うのです。

オールドレディーオールドレディー 2012/06/12 09:44 大阪ミナミの事件で、松井知事が「『死にたい』というのなら、自分で死ねよ。本当にむかむかくる。人を巻き込まず自己完結してほしい」と言ったそうですね。本当にそう思います。
でもこの発言に問題ありと批判する人がいるそうです。
いつも犯人の人権が言われますが、擁護する気持ちにはなれません。
被害者の男性には3人の幼い子どもさんがいるそうですが、「殺され損」で片付けるにはあまりにお気の毒です。
「死にたい奴は勝手に自分で死ね」、私もそういいたいです。

heehee 2012/06/12 23:33 >オールドレディーさま
コメありがとうございます。知事そんな事言ってましたか。公職にありながら、大胆。でも本音ですね。
過激と言われようがこういう奴は許せません。薬のせいで心神喪失状態とかいう莫迦な判決だけはしないで欲しいです。

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2012-06-10

「お嫁さん日和」(台本名) を観る。

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 周防正行監督の初監督作品。映画のタイトルは「変態家族 兄貴の嫁さん」。日活ロマンポルノ作品です。タイトルだけで誤解されると怖いので、あえて台本名をblogのタイトルにしました。とはいえ、まぎれもなくこれは、ポルノ映画です。

 ただ、内容的に興奮する映画かというと正直微妙。確かにリビングで家族と一緒に観れる作品ではありません。しかしながら、周防監督が「名監督小津安二郎に如何に近付けるか」をテーマに作った作品なので、そこかしこに小津風の演出がされていて、小津映画に少しでも触れた人にとっては、楽しく観れる(はず)。但し小津原理主義者ですと逆鱗に触れそう。なんつっても小津でロマンポルノですからね。

 お話は、長男・幸一(下元史朗)の嫁・百合子(風かおる)が間宮家にやってくる。父は妻を亡くしてからというもの全然元気が無く、長女は事務職をやっていたけどつまらない人生に嫌気がさしてトルコ嬢(今でいうソープ嬢)に、次男は本屋で万引きをして警察の厄介になってしまう。そんな家族を百合子は温かく見守っている。やがて幸一がバーのママ(麻生うさぎ)に恋をして家を出ていってしまう。

 お義父さんから、「もう幸一は戻ってこないから、実家に帰っていいよ」と言われますが、百合子は、「そんなことをしたらお義父さんは一人になってしまうので帰りません」という。そして、ラストシーンで、ゆり子は実父から嫁ぐ前に言われた言葉をいいます。それは、小津安二郎の『晩春』で嫁ぐ前に父と娘の交した台詞がそのまま引用されます。カット割りがあるので、台詞を全て憶えなくてもよかったのに、風かおるは、全て頭に入れてきたというから、そのプロ意識の高さには脱帽です。

 付録の周防監督のインタビューで「この映画は、『晩春』で娘が嫁いだ先が、変態家族だったという発想からスタートしてます」とのこと。ですので、まずは、『晩春』と『麦秋』、『東京物語』はこの映画を観る前に押さえておきたい作品。しかし、小津調でポルノをやるとは(苦笑)。脚本が出来上がった時、周防監督は、小津安二郎のお墓に謝りに行ったとのこと(笑)。

 『晩春』は本当にいい映画。特に娘を持つ親となると涙なくしては観れません。後先になりますが、『晩春』観たくなりました。

 この映画、既にDVDも絶版となっていますので、観るのはなかなか困難。もし観たかったらお声掛けください。『晩春』も持ってますのでカップリングで視聴可能です。

 お勧め、ですけどポルノに拒否反応ある方、小津崇拝者は観ない方が良いですね。

 

変態家族 兄貴の嫁さん [DVD]

変態家族 兄貴の嫁さん [DVD]

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2012-06-09

「愛のむきだし」を観る。

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2009年園子温監督

先日途中まで観た奴を最後まで観ました。全編で237分はさすがに長いので、今日は下巻を。

 主演はAAAの西島隆弘演じる盗撮のプロ・ユウと、父の再婚で妹となったヨーコ(満島ひかりウルトラマンマックス、エリー役)。それと新興宗教団体”ゼロ教会”のコイケ(安藤サクラ奥田瑛二安藤和津の娘)。

 園監督の知り合いで盗撮のプロが、新興宗教に入信した妹を救い出す実話を元にしています。

 大筋は確かにその話なのですが、物語では、様々な要素が付け加えられています。盗撮のプロは、敬虔なクリスチャンである父と病弱な母の間に生まれ、幼少時に母は病死。愛する母との「あなたのマリア様を探してね」という言葉がトラウマとなり、なかなか女性に対しては奥手。父に怒られる事が唯一の絆と信じて、父が最も嫌がる事、盗撮をし、懺悔を繰り返す。そんな時、新興宗教の勧誘員であるコイケが、その版図を広げるべく、この父親に接近しようとする。その方法とは、父に想いを寄せる信者の女性とその子供(ヨーコ)を糸口に神父もろとも教会の信者を新興宗教に引き入れようとする作戦。一方、ユウは、偶然ヨーコと知り合い一目惚れをするが、その時事情があって女囚サソリ(梶芽衣子主演の70年代の映画)の格好をしていた。男嫌いのヨ―コは、一緒になって不良少年たちを叩きのめすサソリにこちらも一目惚れしたものの、ユウは男。ユウのクラスに転校してきてもその素性は明かせない。

 園監督らしい、エログロな世界が展開される4時間。登場人物の愛の表現は、決して美しいものではありません。様々な過去を抱えながら無器用に表現される愛の形は、滑稽で哀しい。そして、ラスト30分は、まさに純愛。まさか最初の展開から、こんなに感動する作品だとは想像もつきませんでした。

 最近は、前後篇的な作品(ハリーポッター死の秘宝、のだめ最終章、デスノート、SP…)も多く、それを一挙上映したと思えば良いのでしょうが、4時間はいくらなんでも長い。私がこれまで観た映画の中で最長の作品。ただ、この作品は、前半後半で起承転結されているわけではないので、仕方ない。これ2本に分けたら、たぶん後篇観に行かないでしょう。

 時間の難点はありますし、エログロな描写もありますので全ての人にお勧めというわけにはまいりませんが、衝撃作であることは間違いありません。俳優陣も全てよく、特に主人公3人の若者の演技は最高によい。エンディングの後味もよいので、観て「失敗した」という作品ではないと思います。

 条件付きではありますが、お勧めの1作です。

 

愛のむきだし [DVD]

愛のむきだし [DVD]

 

 

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2012-06-08

倒産2題

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 最近見ないなーと思ってたら倒産してたって話2つ。

 ひとつは、豆腐の引き売りをしていた「築地 野口屋」。運営会社は、(株)ターベルモーノ。リヤカーに幟旗たてておにーちゃんが売ってた奴。一時は会社の近くでも見かけたほどいろんなところに出没していて、気にはなっていたけど、ついぞ買う事はなかった。あれ、湯葉820円、豆腐350円、油揚280円で、しかも、商品はすべて売り子の買い取りだったらしい。昨年末の12月19日に倒産してました。

 豆腐ラッパを吹きながらの昔ながらのスタイル。しかも売り歩いているのが、若くてたまにイケメンがいたりするから、「今の世の中でもこういう商売が成り立つんだ」と温かい目で見てたけど、実態は地獄だったらしい。売り子(社内では”引き士”と呼ばれていた)が扱う商品はすべて買い取り。引き士の家の冷蔵庫には売れ残った大豆製品でいっぱい…。いくらなんでも酷いと思うけど、豆腐なんて生ものだから普通の街の豆腐屋さんだって、売れ残ったら食べちゃうか廃棄するかしかない。雨の日は売上が落ちるだろうとか、夏の暑い日はたくさん売れるだろうとか、考えて作ってる(はず)。そういった知恵もなく、仕入れて売れ残ったとしても自己責任で、それで会社を訴えるってのも正直どうかと思う。

 もっともそういった知恵を授けずに単に売り子として雇っていたとすれば、やっぱ会社側にも責任の一端はある。初心者に対して甘い事をいって、使い捨てるような事をするからこういう事になる。昔だったら「背中で教える」とか「師匠の技術は教わるもんじゃなくて盗むもの」みたいなこともあったでしょうが、たかが売り子でそんな事もしないでしょうし、そもそもそんな気概を持って仕事をしている人なんて、皆無とは言わないまでも、昔に比べれば少なくなっているような気がします。

 豆腐売りたいなら、街の豆腐屋に就職し一から修行する方がよっぽどよいのでは?


 もうひとつ、「おたる寿司」。回転寿司屋さんですね。運営会社は(株)おたるコーポレーション。回転寿司2ヶ月に1回位はいくんだけど、最近は、くら寿司」しか行ってなかったからなぁ。「おたる寿司」って、全品105円ではないんだけど、くら寿司に比べると美味しかったのに残念。回転寿司は、「くら寿司」「スシロー」「かっぱ寿司」が3強ってところですかね。「元気寿司」ってのも結構店舗ある。しかし、105円ではなかなか利益を出すのは難しいのは確か。大きな設備投資と人件費の徹底的な削減、しかし提供するものの質を落としたらあっという間に客足は離れる。難しい業界。

 これもねぇ、本当に寿司屋になりたいならちゃんと修行して腕を磨いて上客を捕まえた頃に独立するっていうのがよい。

 

 会社を経営するのって本当に大変なことだと思う。でもね、本当にお客さんの事を思って、社員の事を思って、経営すれば少なくとも経営者の身の丈に合った優良な経営をする事はできる。結局、破産したり事件事故を起こす会社が後を絶たないのは、口先ばかりの経営理念で本当の顧客満足、従業員満足を考えていない経営者だということ。言い方は悪いかもしれないけど、淘汰されて当然かもしれません。

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2012-06-07

AKBとブラッドベリと髭の殿下と…

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 昨日は、太陽の前を金星が過ぎて行きました。曇ってて全然見れなかった。次に観れるのは105年後らしい。生きてないって…(^-^;)。

 第4回AKB総選挙も無事終了。って別に投票したわけでもないし、殆ど興味もないけどついつい見てしまった。。大島優子は、地元の子なので基本好き。壬生(みぶ)って東武日光線の栃木の先、宇都宮の手前で、結構田舎だ。神奈川から転居してきたらしい。私は栃木から東京を経由して現在神奈川だから、逆ルートだ。あとは、やっぱ麻里子様。ひとつ順位を落としたけど、最年長で頑張っていて、好感。実は、板野友美も嫌いじゃなかったりする。プロって感じで。秋元才加なんて、20位だもんなぁ。くっきりとした目鼻立ち、他のメンバーと比べて大人っぽい美人。AKBファンにはハードル高そうな感じだから、20位でも大健闘。

 CD1枚買うと投票権が一票手に入る。一人の人が何票も投票する「組織票」も公認。今回もたくさんのCDを買った人がいるらしい。こんなのは音楽業界にとって良くない、とか言われますが、「仮面ライダースナック」だって「ビックリマンチョコ」だって、カード(シール)欲しさにスナックやお菓子を捨てて社会問題になった。これと本質的には何も変わらないんじゃないかと思う。踊らされたもの負け。私は食べましたよ、ライダースナック。本当に不味かったけど。

 ☆

 レイブラッド・ベリ逝去。というかまだ存命していたことに驚き。既に過去の人だと思ってました。

 高校の頃、さほど外国もののSFを読まない私も読んだな。「華氏451度」「火星年代記」…。優しい文体が好きでした。

 ☆

 ヒゲの殿下、三笠宮寛仁親王も逝去。今の天皇のいとこ。麻生太郎元総理に義理の弟。皇室らしからぬ言動、気さくな雰囲気は、天皇の重圧のない皇室のなせる技。アルコール依存症で入退院を繰り返してたり、歯に衣着せぬ破天荒なもの言いは、決して嫌いじゃなかった。

 ☆

 ついでに(と言っては失礼だけど)新倉イワオ氏逝去。放送作家で「笑点」のスタッフでもある。でも彼の本領は、心霊番組で発揮される。お昼のワイドショー番組で夏になると必ずやっていた「あなたの知らない世界」でのコメンテーターぶりはいまだに記憶しています。

 昨日今日、世間ではいろんな事があった。

 何も残しておかないと、「あぁそんな事も有ったよね〜」とかほんと憶えていないと「そんなことあったっけ?」と、忘却の彼方に過ぎ去ってしまう。それを定着させる為に日々の雑感を綴る為、毎日更新を続けていたりするのです…。なんでも書けるわけじゃないけどね。

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2012-06-06

『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 を観る。

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6/2〜公開。若松孝二監督。

 今日は、定期検診の日だったのですが、毎度のことながら診察待ちでごった返すのを見越して、ちょっと時間をずらす。で、空いた時間で、先週末から公開されている『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 をテアトル新宿に観に行きました。

 三島由紀夫の市ヶ谷駐屯地バルコニーでの、怒号の中の演説〜割腹自殺について、昭和の記録番組で必ずと言ってよいほど流れているので、知らない人はいないと思う。この事件について、2008年『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を撮った若松孝二監督が映画化。若松監督って、完全左寄りと思ってたら、右もOKなんですね。どうやら「左撮ったんだから、次は右」と言ったらしい。右とか左ではなく、あの時代を描きたいという事らしい。

 冒頭、日比谷公会堂での浅沼稲次郎社会党委員長刺殺シーンが出てきます。犯人は山口二矢(おとや)17歳。現行犯逮捕された犯人は、東京少年鑑別所にて自殺します。国を思う気持ちが純粋であるという点においてシンパシーを感じる三島由紀夫。

 

 三島由紀夫の事件が起きたのが1970年11月25日。私5歳なんで、あんまし憶えてません。カミさんは憶えてるって言ってました。有名作家が何故こんな行動をしたのか、後年すごく気になって色々な本を読みましたので、事の顛末は知っていますが、映画として目の当たりにするとなかなか重いです。2時間では、かなり駆け足ですが。

 最後の演説シーンは、TVで何度も観ています。バルコニー下に集まった自衛隊員のヤジと報道ヘリの爆音で、あの場にいた人でも殆ど何を言っているのか聞き取れなかったらしいのですが、今回三島を演じた井浦 新(ARATAから改名)は、忠実に演説を再現しており、演説の全貌をみることができました。

 そして三島と盾の会の森田必勝の自決シーン。

 若松監督は、「実録・連合赤軍」同様、史実にできる限り忠実にこの映画を創りました。

 三島が訴えたかったのはなんだったんだろう。頭のいい人だったのだからやり方はいくらでもあったはず。それほど熱心な三島ファンではありませんので、数作しか読んだことはありませんが、改めて三島作品を読みたくなりました。

 DVD化されたらまた観てみたいです。

予告編↓

 

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えりこえりこ 2012/06/10 23:20 私も興味あります。予告で見たけど井浦新さんの演技が凄かった!ちなみに当時私の父の職場がそこだったのですが、現場にはいなかったそうです。。。

heehee 2012/06/11 00:40 >えりこさん
歴史に忠実な作りなので、「面白い映画」ではありませんでしたが、とても興味深い作品です。
お父上は市ヶ谷でしたか。その当時のお話、聞いてみたいですね。

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2012-06-05

2日連続で…。

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 アルコール漬け。

 まだ火曜日だっつーのに。しかも明日(正確には今日)は、お医者さんに行かねばならぬ日。不摂生ここに極まれり。でも、仕事みたいなものなんですよ。あぁ、酒の誘惑に負けちゃうわたくし。いろんな誘惑に弱いわたくし。

すいません、思考回路寸断。寝まする…。

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2012-06-04

ついに平成生まれが。

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 今日は新人歓迎会。

 今年平成24年だから、世間的には6年前から平成生まれが社会人になってる。今年配属された新人は平成2年生まれらしい。あぁ、ついに平成生まれと肩を並べて仕事をする日がやってきた。そりゃー歳取るはずだわ。

 支社に配属されたのは5人。それにしても就職氷河期の難関をくぐりぬけてきただけあって、優秀ですね。頭がいいとか要領がいいとかはまだ判りませんが、少なくとも、まだ名前も顔も一致していない中に飛び込んで、普通に会話ができている。この社交性の高さはなんだろう。あ、頭もよいに違いない。自己紹介で某有名国立大って言ってた。

 自分では若いつもりでも、こういう新人さんをみると嫌でも自分の歳を感じてしまいます。もう一度初心に戻って、謙虚な気持ちで仕事に臨もうと改めて思いましたとさ。

 

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2012-06-03

「冷たい熱帯魚」 を観る。

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 2011年・園子温監督

 埼玉県愛犬家殺人事件をベースとした作品。映画ではブリーダーではなく熱帯魚ショップ経営者として描かれる。

 今日は最初、2008年の園監督の作品「愛のむきだし」を観始めたもののなかなか長く、調べたら4時間(237分)もある事が分かり、仕切り直しでこちらを観た。それでも2時間半近くあった(146分)。

 

 結論からいえば、私は駄目です、こういう映画。でんでんをはじめキャストの演技は皆すばらしい。脚本もカットもよくて2時間半ぐいぐいと引き込まれてしまいます。しかし、題材を余りにもリアルに求めるとこんなにも後味の悪い作品になるのですね…。

 毎日々々どこかで殺人事件が起きている。私はそういった事件をニュースや新聞で見聞きしていながら、どこか遠いところのお話としか思えない程、平凡な日常を生きています。確かに自分の隣にはそういう人がいるかもしれないし、いつ何時そういう事が自分の近くで起きるかもしれない。でもだからこそ、映画の世界は光を求めて欲しいなと思うのです。別に能天気なハリウッド映画が良いといっているのではありません。考えさせられる作品、殺人事件を扱った作品であってもどこかに人間に対する希望のようなものが表現されていて欲しいのです。

 甘いかもしれませんが、私にはこの作品からそういうものが読みとれなかった。陽気で優しいおっさんが一皮むけば欲の為に殺人をも厭わないなんて。しかも台詞のいくつかは、実際に犯人が吐いた言葉だったりする事を知ると、もうやりきれない。

 もう1回観たら何か違うものが見えてくるのかなぁ。

 話題作ではありますが、お勧めはしません。この作品を賞賛する人が多くいる事も知っていますが、初見の今は賞賛する言葉が見つかりません…。

 

冷たい熱帯魚 [DVD]

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2012-06-02

「ミッドナイトイーグル」を観る。

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2007年/松竹 成島出監督

あの原作をよく映画化しました。まずは拍手です。特に冬山のシーンは、素晴らしい出来です。しかし、原作を先に読まなければ気がつかない粗が、読んでしまうと目立ちます。だから本当は原作を先に読んではいけません。俳優陣も大沢たかお、玉木宏、竹内結子藤竜也、いい役者を揃えているのに、言葉足らずというか、ダイジェスト感がぬぐえません。

 それと、原作では、週刊誌記者をしている大沢たかおの嫁が病死しており、その妹が週刊誌記者だという設定変更の意味が判りません。それをすることで、原作にあるすれ違った夫婦がよりを戻す(でもそれは死の間際)というサブストーリーが全然生かされなかった。なのに、義妹とのやりとりの時間はしっかりとある。別に義理の妹にする必要なかったんじゃ…。

 もし映画をみて「なんかいまいち」と思った人は、是非原作を読むと良いと思います。上記の妹の存在を嫁に置き換えるだけで、他は大きなストーリーの変更はありませんので違和感はないと思います。

 「映画がよかった」という方も是非原作を読んでください。途中出てくる佐伯三佐(吉田栄作)が、更にかっこよく描かれています。更に西嶋(大沢たかお)と落合(玉木宏)と出逢って以降のかなり端折られた部分が原作ではしっかりと整合性を持って語られています。

 そうそう、吉田栄作。80年代にトレンディ俳優としてちやほやされて、鼻につく演技が目立ちましたが、最近は抑えた演技が甘いマスクと相まってとってもいい役者さんだなぁと思います。田原俊彦といい、持ってるものはよいのだから、傲慢な態度を取らず、謙虚にいるのがやっぱ一番です。

 結論。

 原作付きの映画は、先に映画、次に映画が面白かろうとなかろうと原作を読む。これが正解です。

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2012-06-01

尾崎紀世彦 また逢う日まで…

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 1971年発売のシングル第2弾「また逢う日まで」は、いまだに送別会の定番で唄います。とはいえ他の曲を知らない人も多く、一般的には「また逢う日まで」のみの一発屋的扱いを受けている事が多いような気がします。

確かに、デビューから40年でシングルが30曲というのは少ないかもしれない。1年平均1曲無いんだもんね。ディスコグラフィを見ていたら、「エスパイ」の主題歌『愛こそすべて』 (1974)はそーだ尾崎紀世彦だわ。『ゴッドファーザー〜愛のテーマ』の日本語カバーも唄ってて、これもすっげー上手いなぁと思った憶えがある。

更に調べてたら、「ウルトラセブン」主題歌冒頭、「♪セブンー、セブンー、セブンー、セブンー、セブンセブンセブン」の3番目の「セブン」は、尾崎紀世彦なんだそうです。なんかすげえ。まずは聴いてみよう↓

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 デビュー当初は、長くて立派なもみあげが印象的でしたが、圧倒的な歌唱力は今聴いても全然古さを感じない。追悼番組で流れていた半年ほど前に唄われた「また逢う日まで」が、発表当時の攻撃的な感じから、抑えた感じの唄い方になっていて、歌詞の意味を考えるとこの方が全然良かった。あれ、男女の別れの歌だもんね。

 浮き沈みはあったにせよ、唄一筋の人生は羨ましい。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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